魔王の裁刃と呼ばれた魔人の正体は堕天総督の息子で、制服フェチの厨二病持ちです。 作:戦魔王ゼロ
P.S.だいぶ、間が空いてしまい申し訳ありません。最近、仕事が忙しかったり、他に優先しなければならない事が山積みとなっていたこともあり、久しぶりの投稿となりました。
また、しばらく投稿が空く可能性もありますが、気長に待っていただければと思います。
イッセーと祐斗の試練が本格的に進み始めている頃ーーー
「ーーーここは、書斎? (私達は、ゼロの手によって拘束されて謎の穴に吸い込まれたーーー私の周りに、みんなが居ないことから、どうやら各自、別々の場所に隔離されているみたいねーーー)」
ゼロによって、囚われ、意識を失っていたイッセー達の主、リアス・グレモリーの意識が覚醒した。
意識を完全に覚醒し意識をハッキリとさせたリアスは、自身の身に何が起きたのか、周りの様子を見ながら、頭の中で整理している。
「私が居るところは、誰かの書斎ーーーそして、ご丁寧に、私は囚人のような格好の上に拘束されている状態で椅子に座らされているーーー」
そう言って、彼女は自身の姿を見て、ため息を吐く。彼女が纏っているのは、袖がないノースリブ型の囚人服で、胸を挟む形でベルトが2つあるのが特徴だ。ちなみに、胸から上の部分のベルトは、両腕を拘束できるように長いベルトが通されている。なお、囚人の格好には、少し不自然の長いストキッングとブーツが履かされている。
そして、自身の首には青白く光る首輪ーーー両手首には、枷がつけられている。
「ゼローーーあの男は、どうして、このような真似をーーーまさか、私達を騙してーーー」
自身が囚人のように拘束されている事に、怒りを覚えたリアスは急いで、この空間から脱出する為の行動を起こそうとしたーーー
その時だったーーー
『あのお方は、貴方を騙しては居ませんわよーーー』
コツコツとリアスに近づく足音。その足音と共に聞こえた女性の声に、リアスは冷や汗が出るーーー
「な、何者だ!?」
声の主に、何故か途轍もない恐怖を覚えたリアスは、その正体を知る為に、声の聞こえた方向に大声を上げるーーー
するとーーー
『ーーーはしたない。これが次期名門貴族の当主候補ですかーーーこのような者の為に、貴方様が骨を折るような真似をーーー』
白い狐の面をした長い黒髪。その髪と同じような黒い和の要素を取り入れたセーラー服を着用している。
そして、自身の眷属である塔城小猫が本来の姿である猫又の姿と同じように、その女性には、狐を彷彿とさせる黒く長い獣耳ともふもふとした黒い尻尾がついている。
『ーーー本名を明かすことは、あのお方ーーーゼロ様に禁じられています。故に、私の事はキツネと呼びなさい。そして、私は、ゼロ様のーーー眷属の一人であり、
そうリアスに告げた女性、キツネは、自身の所属を明かした瞬間、黒い悪魔の羽を展開する。
「ゼロのーーー眷属?それに、
『えぇ。ちなみに、私達の存在は、公式では明かされていませんので、その存在を明かしたのは、四大魔王以外なら、貴様が初めてですわねーーーなお、私や、あのイカれ女以外の眷属は、駒王学園に、あのお方の補助の為に生徒として所属していますわよーーー』
「何ですって!?その様子だと、ゼロもーーー」
そう言って、ゼロの正体が誰なのかを自身の記憶にある学園関係者達のリストから、探ろとするーーー
その時だったーーー自身の頬、何かがかすめた。
そして、リアスの頬から血が流れてきた。囚人服を赤く染めてしまう程、出血してきた傷に、リアスは思わず動揺する。
それを見たキツネはーーー
『今回、貴様の試練の相手として、このキツネが全力で、貴様を殺しに掛かります。その恐怖に打ち勝ち、生き延びる事ができれば合格としましょうーーー拘束は魔力を解放すれば、簡単に外れまし、あの方が授けてくれた
「ちょっと待って!?期間は、どのくらいなのよ!?」
『私が満足するまでーーー』
「巫山戯るのもいい加減にしなさい!!私達には時間が無いのよ!!!」
彼女からすれば、理不尽な試練内容にリアスは激昂する。
だが、キツネは、そんなことはお構いなく、リアスに近づく。
『別にリタイヤしても構いませんわよーーー先に、リタイヤした彼女みたいになりたければーーー』
そう言って、通信用の小型の魔方陣を展開し、リアスに見せる。
そこに、写っていたのはーーー
「こ、小猫!?貴方達、あの子に何をした!?」
ジャンパースカート型の制服を着て、光るケーブルのようなものを持った少女達に紛れて、自身の眷属の一人である塔城小猫がゴスロリ加工された黒い囚人服を着用して、少女達と同様にケーブルを持って、石像のように動かなくなっていた。
ちなみに、少女達が円のように周りを取り囲んでいる所には、塔のように大きな水晶が生えている。
『あの少女は、私の同僚と言いたくは無いのですが、あの方の眷属であるイカれ女の試練に敗れ、その
「動力源?まるで、あの少女達も含めて、物のように!?」
『ーーー言っておきますが、あの子達を含めて、我々は、あの方の
「どういう事よ?さっきの発言から、貴女や、あの子達がドMで、その主であるゼロも、またドMにしか聞こえないわよ?」
『そうですが、何か?ちなみに、あのお方は、貴方の眷属である女の敵とも言えるおっぱい大好き変態ドラゴンと同じように、制服好き、特に囚人服や奴隷服すらも自分で着用し、このような監獄に囚われて様々な罰を受けて自身の快楽に変えてしまうド変態さんなのですーーー』
「ーーー貴方の主人より、まだイッセーの方が健全じゃない!?」
『ですが、普通に覗きとか犯罪行為に手を染めてますよね。悪魔に転生した為、人間界の司法で取り締まることが難しく成りましたが、普通に逮捕されて、そのまま少年院送りもあり得る変態に比べれば、身内の中でしか変態性を発揮しない、あのお方の方が世間の方にご迷惑を掛けていませんが?』
「くっ、どうやら貴女とは相容れないようねーーー」
『えぇ、そうですわねーーーですが、貴女は私に勝てまして?』
そう言って、キツネは、先程、リアスの頬を切った銃剣が付けられている、自身の愛銃の銃口をリアスに向ける。
リアスの血が付着した銃剣を見て、リアスはーーー
「正直、実力は天と地の間があり、勝てるとは思わないわ。けど、あの子達に誓ったのーーーその誓った王が折れる訳には、行かないわーーーどんなに生き恥を晒しても、貴女から逃げてみせるわーーー」
『その意気だけは褒めて上げましょうーーーそれに、あの方が、貴女に力を授けてくれるみたいですしねーーー』
そう言って、キツネは、リアスの血で赤く染まった囚人服、
「これは、この囚人服は何なの?」
『我が主の神器による奇跡の創造物ですわ。その服に刻み込まれた者達の力を再現してくれる創造系
そう言って、キツネは自身の愛銃を構え、そのまま引き金を引く。
発射される禍々しき殺意を秘めた黒き弾丸ーーーあらゆる物を貫き、リアスの命を、そのまま刈り取るであろう必殺の弾丸ーーー
それを垣間見たリアスは、念じた。
ーーーこの場から生き延び、未来へ繋ぐ力を、私に寄越しなさい!!
その瞬間、彼女が纏っている
書斎全てが光に覆われたあと、まるで、花火のように消えていった。弾丸も、周りにあったものも含めてーーーちなみに、キツネは、その光に対抗するため、防御魔方陣を展開して、その光の干渉を防いでいた。
光が消えた後、その場には、キツネと一つの影があった。
『ーーーふぅ。これが私が望んだ力かーーーまるで、死神ね。大きい鎌を持ってるわけだしーーー』
そう言って、影から声がする。声は、リアスの声だーーーそれと同時に、影がだんだん消えていくとーーー
『ーーーなるほど、大きな鎌に顔を覆い隠すようなフードに女神を彷彿とさせる扇情的な戦装束ーーーモデルは、ガンダムグレモリーですかーーー名付けを正確にするなら、
大きな鎌に、顔を覆い隠せる黒いフード付きのローブ、そして、そのローブの下には、リアスのプロポーションが生える赤いビキニアーマーのような戦装束が着用されている。
『ーーー仰々しいけど、良い名付けね。そのまま頂いても?』
『えぇ。けど、我が主の力を纏った以上、手加減は不要ですねーーー』
そう言って、銃を構えるキツネ。それに対して、リアスは鎌を構えて、その刃に自身の滅びの魔力を纏わせる。
小猫ーーー何があったか知らないけど、ここを切り抜けたら、みんなを集めて、すぐに向かうわ。だから、今は、待っててねーーー
そう決意したあと、そのまま、キツネの試練に立ち向かうのだった。
一方、その頃ーーー
「あらあら、私の試練相手は、貴女方、2人が相手ですか?ソーナの許可は取っているのですか?」
「ーーー仮面を付けているのに、すぐバレちゃった」
「流石は、朱乃先輩ですねーーーもしかして、ゼロの正体には?」
「無論、魁人義兄様ですわねーーーここだと私が先輩ですから、イッセー君と同じように魁人君と呼ぶべきかしら?」
グレモリー眷属の
そして、その試練相手はーーー
「ソーナ・シトリー眷属の
「同じく、シトリー眷属の
ソーナ・シトリーこと駒王学園の生徒会長、支取蒼那の眷属であり、後輩の巡巴柄と草下憐耶が朱乃の前に立ち塞がったのだった。
「ーーー私達は、ソーナ会長の眷属であると同時に魁人義兄様の婚約者兼眷属候補でもありますーーー」
「なるほど、どちらかという試練相手という意味では、私が貴女たちを試す側と言うことですかーーー魁人義兄様も昔と同様に面倒くさい性格ですわねーーー」
「けど、私達は、その面倒くさい性格に助けられて、それすらも好きなんですーーーお相手願いますか、姫島先輩?」
「えぇ。私と魁人義兄様は、家族同様に育てられました。その義妹として、貴女達、2人を見極める事にしましょうーーー」
そう言って、自身の父から受け継いだ雷光の力を迸らせて、対面した2人に微笑み掛ける朱乃。
物凄い圧を感じながらもーーー2人は、魁人の側に立つ資格を示す為に、立ち向かっていくのだった。
今回は、ここまでーーー小猫の詳細も書きたかったのですが、長くなりそうだったので、あとで回すことにしました。次回は朱乃、アーシアのところを書いた後に小猫の回に移りたいと思います。
前書きでも書きましたが、また間が空くこともあると思いますがーーー気長に待っていただけたら幸いです。
次回もお楽しみに!!
P.S.キツネの正体は後々、明かす予定です。お楽しみに!!