魔王の裁刃と呼ばれた魔人の正体は堕天総督の息子で、制服フェチの厨二病持ちです。 作:戦魔王ゼロ
朱乃の試練もとい、魁人の眷属候補である巴柄と憐耶ーーー彼女達が抱く魁人の思いを掛けて、幼い頃に家族同然で過ごしてきた朱乃にぶつけていきます。その為、朱乃が試練の挑戦者というよりかは、巴柄と憐耶が挑戦者として、朱乃に挑んでいきます。
アーシアは、教会に所属していたことから、その方面での技術、そして、彼女に相性の良い力を与える予定です。詳しくは、話の最後の辺りになりますので、お楽しみに!!
???視点START
・・・私は、後悔していたーーー
『こ、来ないで!!』
『ーーー怖がらせて、ごめんねーーーもう、君の前に現れる事はないと思うからーーー』
私達を護るために、禁忌とされる力を纏い、傷つきながらも、私達を襲ってきた襲撃者達を殺し尽くしたーーー
義兄様をーーー
私は、姫島朱乃は恐怖し、拒絶したーーー
その日を境に、義兄様は、私達、姫島家から去っていった。
そしてーーー数年後、自身の父アザゼルの手によって、
その事を知り、私は自身の弱さを、ひどく憎んだ。
私達、家族同然の義兄様の力に恐怖し、拒絶した。
そのせいで、義兄様は私達から、離れ、そして、愛する父が率いる
全て、あの時、義兄様を拒絶せずに、家族として向き合っていれば、義兄様は、今でも私の側に居続けたのではないか?
私がーーー母様の命を救ってくれた恩人なのにーーーその禁忌の力を振るう姿に恐怖して拒絶した事で、義兄様は孤立し、やがて、その隙を突かれて、利用され、その責を背負わさせたのではないかーーー
故に、私は、会いたいーーー義兄様に会って、あの時のことを謝りたいーーー
その為には、義兄様を超える強力な力を身に着けなければ、その背すらも追えないーーー
だからこそ、私は、強くなるーーーどんな力を使ってでも、必ず、義兄様を超える
???→朱乃視点END
リアス、イッセー、祐斗等が試練を受け始めた頃ーーーグレモリー眷属の
「ーーーふぅ、まさか、あの時の夢を見るなんてーーーーーここは、村でしょうか?ーーーよく聞く因習村のような趣を感じますねーーーそれと、私の格好は白装束ーーーある意味で、囚人服ではありますねーーー」
そう言って、朱乃は自身の身に起きたことを把握、分析を始めた。
現在、朱乃がいる空間は、因習村の呪われた風習や伝説を持つ、よくある神社の境内の中で、その境内の中心に設置されている禍々しい祭壇に、白装束の衣装を着せられ、そして、首や四肢に鎖のついた枷を付けさせられた状態で寝かされていたーーー
「ーーーまるで、生贄みたいですわね。魁人義兄様も相変わらず、こういう所に拘る変態さんみたいですわねーーーそれと、いつまで隠れているのかしら?」
神社の鳥居の方から視線を感じた朱乃はーーー自身の父であるバラキエルから受け継いだ力ーーー雷光を自身の身体に纏わせるような形で発動する。
朱乃の身体守るように雷光が全身に行き渡ると、そのまんま彼女の拘束していた鎖や枷全てを破壊するーーー
自身を拘束していた鎖や枷が破壊されたのを確認した朱乃は、そのまま、自身の大きな胸の谷間に指を入れ、そこから、陰陽師や呪術師が使いそうな呪符を取り出しーーー
「ーーー警告ですわ。早く姿を見せなければ、この符に仕込んだ呪詛を解放します。ーーー少なくとも、ここにいる貴女達では対応できないレベルの呪詛と自負していますわ!!!」
そう言って、呪符に魔力ではなく呪力を流し込もうとする朱乃ーーー流し込まれた呪力に呪符も反応し、禍々しいオーラが発生する。
それを感じ取ったのかーーー
「朱乃先輩、ストップ!!ストップです!!!」
「ーーー出てきましたので、その呪符の力を抑えてください!!!」
そう言って、2人の黒い天狗の面をした白い看守服を着た少女達が鳥居から現れたーーー
2人の白い看守服を着た少女達を見て、朱乃は微笑み掛けながらーーー
「あら!まさか、ソーナの眷属の子達が来るとは思いませんでしたわーーー確か、
その少女達の正体、天狗の面をしているが、見覚えのある髪の色や形、そして、体型から、彼女達が朱乃自身と
それに対して、看守の2人は顔を見合わせたあと、顔を隠していた天狗の面を取るーーー
ちょっとした赤っぽいような桃髪をツインテールにした少女の名は巡巴柄ーーーソーナ・シトリーの眷属で、木場祐斗と同じ
そして、もう一人の茶髪でツインテールかつ、一部を三つ編みにしている少女の名は草下憐耶ーーー同じくソーナ・シトリーの眷属で、アーシアと同じく
本来ならば、この2人はソーナの眷属かつ、生徒会のメンバーでもある為、グレモリー眷属の試練には関係の無い者達なのだがーーー
「ゼローーー魁人義兄様の差し金ですわねーーー」
そう言って、朱乃は2人がここにいる理由がゼロこと魁人が関わっていることを推察するーーー
「ーーーまさか、姫島先輩にゼローーー魁人義兄様の正体がバレてたなんてーーーこのこと知ったら、魁人義兄様、悶絶するだろうねーーー」
「そうですねーーー魁人さん自身、バレてないと思ってますから、顔赤面になって暴走するのは確実ですねーーー」
巴柄と憐耶は、それぞれ、魁人が、バレている事実を知ったら、どう恥ずかしがってしまうかを想像するとーーー
「こほんーーー貴女達が私の試練相手という事で良いのかしら?」
「あっ、はいーーー次期ゼロ様の眷属候補の私達が、姫島先輩の試練相手ですーーー」
「私達が試練相手で申し訳ありませんが、お相手願いますーーーあと、ゲストの方々もいますよーーー」
そう言って、手元に小さな魔方陣を展開する憐耶ーーー
その魔方陣を皮切りに、彼女達の周りに幾つもの魔方陣が展開されるーーー
朱乃は、この魔方陣が何なのか、即座に察したーーー
「転移魔方陣ですか!?」
そう言って、即座に自身の翼を展開し、上に飛ぶ。
境内よりも少し高い位置まで飛び、下の様子を伺うとーーー
転移魔方陣から、黒いフード付きの厚手のジャケットに顔面を覆うような黒いカラスのようなマスクをした戦闘員みたいなものが複数現れた。男女で少し、その衣装が違うらしく男の戦闘員には、大柄で鬼のような角が生え、なおかつ黒い長ズボンを履いていて、全体的に角張った厳つい印象を与えている。
逆に女の戦闘員には、角は無く、運動の時に履くような黒い短パンに、黒くて長いストッキングと、全体的に丸みを帯びたような印象がある。
朱乃は、その正体を即座に察したーーー
「仮面ライダーガブに登場する敵組織ーーーストマック家の者達が使役する戦闘員、通称、エージェントですかーーー」
「ーーーまさか、姫島先輩が特撮に詳しいとは思いませんでしたーーー」
「義兄様を追いかけるには、彼の好きなアニメ・漫画、そして特撮を全て、網羅しなくてはついていけないでしょうから、暇がある時は、鑑賞していますのよーーーそれに、後輩の小猫ちゃんもアニメ・漫画、そして、特撮が好きですから、一緒に見てますのーーー」
「ーーーそれにしても、即座に自身の周囲に飛んできた事にも動揺しないのですねーーー」
そう言って、朱乃が飛んだ後に、自分たちも翼を展開し飛び、朱乃の元にすぐに飛んできた事に対して、驚かなかった事に憐耶は少し、冷や汗をかき、警戒する。
その様子を見て、朱乃は少し口角を上げてーーー
「次期ゼロ様の眷属候補なのでしょう?ならば、魁人義兄様から、それなりの力を与えられている筈・・・私の予想を超える力を発揮していても可笑しくはないでしょうからーーーそれくらいのことは計算に入れて、対応できますよーーー我は、雷光の娘なりーーー」
突然、朱乃が詠唱を始めたーーー
それを聞いた巴柄がーーー
「させるか!!」
いつの間にか、手に持っていた太刀を振り下ろし、黒い斬撃を飛ばす。
その斬撃は、朱乃を即座に飲み込んだ瞬間、途轍もない衝撃音が、この空間内で響き渡った。
「ーーー巴柄、まだ姫島先輩の詠唱がーーー」
「分かってる。援護して、憐耶!!」
衝撃音が走ったという事は、何かに斬撃が阻まれて衝突したと言うことーーー故に、朱乃自体は、その斬撃を喰らっていない事を察した2人は、そのまま、朱乃に攻撃を仕掛けようとする。
だがーーー
『ふふ、少し遅かったですわねーーー雷光よ、全てを包み、破壊せよ!!』
その声と共に、辺り一帯に、光を帯びた雷撃が何度も発生し、上空は勿論ーーー境内にいたエージェントともとい
破壊によって生じた黒煙が、空間の全てを包み込む。
その黒煙が晴れるとーーー
『あら、流石は、候補生と言ったところですかーーー全くの無傷とはーーー面白いですわねーーー巴柄さんの、武器の意匠は確か、アザゼル総督の黒歴史のものと同じですわねーーーそして、憐耶さんは、確実に魁人義兄様の趣味に染められてますのねーーー』
そう言って、いつの間にか巫女服に着替えていた朱乃は、ふふふと含み笑いをしながら、発見した二人のもとに近づく。
「ーーー確かに、この刀は、魁人義兄様の父の黒歴史ですが、魁人義兄様にとっては、幼い頃から憧れて、ようやく造る事ができた最強の剣ですーーー
そう言って、黒いセーラー服を身に着けて、口だけを覆う鬼のような面に、左腕がまるで鬼または悪魔を彷彿とさせる赤黒い異形の手ーーーまるで『魔法少女リリカルなのはEXCEEDガンブレイズヴェンジェンス』に登場する魔人狩りの少女、夜海トワの魔人狩りとして戦う装束に似た巴柄が、魔力の黒と光力の金のオーラがぶつかりあって激しく振動する黒い刀身の太刀を構えて、朱乃を睨みつけていた。
それに対して、憐耶はーーー逆に恥ずかしそうな笑みで、朱乃の問に同意していた。
「確かに、この格好は魁人さんの趣味ですが、私も、ようやく落ち着いて展開できるようになりました。それに、この格好をすると何だか、魁人様と同じになれた気がして、とても気持ちが良いと言いますかーーー」
『完全に魁人義兄様に洗脳されてますわねーーー』
「それは同意ですね。ただ、この時の憐耶は、とても強いですよーーー憐耶、そろそろ、その格好の説明をして、試練に入ろう!!」
「えぇ。私の格好は『にほ◯ごであ◯ぼ』に登場する某狂言師と、某少年が着た衣装ーーー
『昔から『にほ◯ごであ◯ぼ』を何度も何度も熱中して見てましたっけ・・・特に某狂言師のコーナーでは、その衣装が登場した作品を含めて、録画を何度も何度も見て、楽しんでいましたね』
そう言って、憐耶の白に青の線が入ったタキシードかつ、幾つかの横線が入った透明なジャンパースカートみたいなものを被った格好を興奮しながら紹介する憐耶。
その様子に巴柄、朱乃は若干引いていたーーー
だが、次の瞬間ーーー
「よそ見みしていいんですか?既に、私達が、貴女の周囲を包囲してますよ?」
『!?』
朱乃は咄嗟に周囲を見渡す。すると、彼女の周囲には、先程、消滅させた筈の
憐耶と同じく透明なジャンパースカート、つまり
それを確認した憐耶は突然ーーー
「ジャーモ〜〜〜〜!!!」
と叫び、ジャンパースカートの部分を叩いた。
それと同時に、
朱乃の全方位から、突然、放たれた衝撃波ーーー
回避する暇もなく直撃する。
直撃すると同時に発生した灰色の煙が、辺り一帯を覆い隠す。
その時ーーー
『
突如、赤いオーラの柱が空中に立ち上がる。
そのオーラの中心には、堕天使の力を完全に解放した
彼女の詠唱を受け、鬼の面から緑色の蔦が出てきて、彼女の肉体を包み込むーーー
『うっ、そこはーーーダメェ〜!!』
朱乃の扇情的な声を聞いて、思わず2人は顔を赤面させて、動きを止める。
やがて、蔦が、朱乃の全てを包むとーーー中から青白い雷光を迸らせながら爆散する。
爆散に生じて、起きた煙が晴れるとーーー
そこには、先程の堕天使の戦装束に加え、彼女の額から赤黒い鬼の大きな角が2本生え、彼女を守るように大きな鬼の面、2つが滞空している。また、いつの間にか、腰には巴柄と同じように太刀を拵えている。
『これが、私の本気の戦闘形態ーーーその名は
だが、暴走の危険を孕んだ形態で、かつて、神話上においてのネフィリム達は、その制御ができずに、破壊衝動に飲まれた巨人となり、神の軍勢達に討ち取られた。
故に、堕天使の長であったアザゼルが、ある時までを境に禁じていた力ーーー
それを初めて解放し、完全とは行かなくても制御できた者が、その息子の魁人であった。
だが、その解放は、幼き朱乃にとっては恐怖そのもので、まるで本能のままに破壊し尽くす化け物ように見えてしまった。
だからこそ、朱乃は、その時のトラウマを克服する為に、ある時は、女堕天使最強の所で、この力を学び、また、ある歴史上有名な鴉天狗の大元に弟子入り、その力の制御の為に、様々な呪術を勉強し、そして、自身の従姉妹である従姉を頼り、鬼の力の制御も習得していた。
無論、大好きな父の元で、その力ーーー雷光の力を磨き上げていった。
その末の
姫島朱乃が出せる本気の真の姿だったーーー
『さて、始めましょうかーーーどちらが義兄様を支えられるのに相応しいかーーー』
『負けません。義兄様がくれた愛刀と、この血を分けた実兄、
『いきましょう、巴柄。私達の可愛いお人形さんたちも一緒に!!』
こうして、義兄もとい魁人を支える者達の戦いが激化していったーーーー
一方、グレモリー眷属の
「信仰と祈りは悪魔になっても絶えはしない。その痛みも試練の一つであると言うことですね!」
「そうね。例え、異端の存在でも優しく手を差し伸べられる貴女は、他の誰が悪く言おうが立派なものよーーー私達は、その者の手によって、快楽を覚えてしまったから、悪魔になっても致し方なかったけどーーー」
「そんなーーー私は、貴女達も立派な聖女であると思ってますよ!!」
「ありがとうーーーさぁ、話はこれくらいにして、魔法修行頑張りましょ!!貴女には、身につけなればならないものがたくさんあるから!!」
「はい、お願いします!!」
アーシアは飛ばされたのは、なんと駒王町の廃教会に似た空間だった。教会内で気を失っていたアーシアが気がつくと制服からシースター服に変わっていた。一つ違うとすれば、首輪と四肢に枷がついていることーーー
自身はどうすれば、良いのか教会内を彷徨っているとーーー
ガスマスクをした青白く武装したシスター集団が現れた。そのシスター達が、アーシアの周りを囲むとーーー
『お初にお目にかかります、シスター・アーシアーーー』
とても落ち着いた綺麗な女性の声がした。その声を聞いて、色々と不安になっていたアーシアも落ち着き、話を聞くことした。
先程、声を掛けてきたのは、元ディオドラ・アスタロトの
なお、ユスティナ聖徒会は
「貴女の試練相手として、貴女に酷かもしれませんが、戦う術を、仲間を守る為の力を教えていきますーーー覚悟はよろしいですね?」
「はい。ちなみに、どちらの名で呼べば良いのですか?」
「ミーアで良いですよ。悪魔に墜ちた私か聖バルバラの名を冠するのは正直、胃が痛く、今でも緊張してしまうのですーーー」
「分かりました、よろしくお願いしますーーーミーアさん」
「はい、よろしくお願いしますーーーアーシアさん」
こうして、アーシアの試練が穏やかに始まったーーー
ようやく投稿できました。
朱乃のパートの所があまりにも長くなりそうなので、どうしようかと四苦八苦していましたが、何とか収めることができました。
次回は、アーシアの試練の様子を書いて、いよいよ、小猫の試練も書く予定です。お楽しみに!!
P.S.8/18で私は誕生日兼ハーメルンの初投稿から10周年を迎えました。投稿の頻度が少なくなってますが、これからもゆっくりと自分の納得する形で投稿を進めていきますので、皆様も楽しみにしていてください!!