退廃的な主人公はプロジェクトセカイの夢を見るか?   作:針が11を指している

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ゴールデンウイーク六日目

 

17時00分、絵画教室にて

 

景「・・・」

 

二葉「・・・」

 

課題に出された物を各々描いていた

 

実篤「・・・はい、そこまで」

 

実篤「終わっていない人は各自描いて、次回に持ってきてください」

 

実篤「それでは、終わります」

 

そうして、今日の絵画教室を終えた

 

二葉「ふぅ...終わったね 足立さん」

 

景「えぇ、そうですね 夏野二葉さん」

 

描きかけの絵をトートバッグにしまいながら、そう応対する

 

二葉「あ、そうだ 足立さん、これ」

 

夏野二葉から差し出された手の中には、貸していた『蒲生邸事件』があった

 

景「・・・ありがとうございます、どうでしたか」

 

二葉「うん、凄く面白かったよ」

 

景「そうですか、それはよかったです」

 

二葉「また、足立さんのお勧め、読みたいな」

 

景「えぇ、機会があれば、また」

 

二葉「あ、そうそう 足立さん、明日は何か予定ある?」

 

景「特にはないですが、何かあるんですか?」

 

二葉「あれ?もしかして、知らない 明日は...」

 

二葉「東京美術大学のオープンキャンパスだよ」

 

景「そうだったんですね」

 

景「それで、一緒に行って欲しいと」

 

二葉「うん...」

 

景「分かりました 一緒に行きましょう」

 

二葉「ありがとう、足立さん」

 

景「いえ...そろそろ帰りましょうか」

 

二葉「うん、そうだね」

 

そうして、帰路についた

数十分後、自室にて

 

景「・・・」

 

ミル「グルグルグルグルグルグル」

 

ミルが喉を鳴らしながら、膝の上でくねくねと動いていた

 

景「・・・ミル どうかしたの」

 

ミル「みゆぅ」

 

景「・・・そっか 良かったね」

 

ミルの頭を撫でる

 

ミル「ん~~~♡」

 

パソコンに映っている『Untitled』の文字が目に入る

 

景「・・・ミル セカイに行く?」

 

ミル「みぃー」

 

景「うん、ありがとう」

 

『Untitled』にカーソルを合わせて、クリックする

 

そして、パソコンから、円状に光で出てくる

そのまま、光に飲まれていき...

気づけば、深海のセカイにいた

 

ミク「来たわね、景」

 

レイ「来てくれたんですね、景さん」

 

MAYU「・・・やっと来た」

 

ミル「みー」

 

ミク「・・・猫?また来たの」

 

レイ「久しぶりですね 猫ちゃん」

 

MAYU「・・・動物ってセカイに入れたっけ?」

 

景「どうかしたんですか MAYU」

 

MAYU「・・・まぁ、いいわ」

 

MAYU「その...猫、撫でさせて」

 

景「ミルのことですか」

 

景「・・・いい?ミル」

 

ミル「みぃー」

 

景「いいらしいです」

 

ミク「・・・ミルっていうのね」

 

レイ「可愛らしい名前ですね」

 

ミル「クルル~」

 

ミルはミク達によしよしヾ(・ω・`)される

 

景「・・・」

 

そんな光景を横目に

持ってきておいたトートバッグから、ノートパソコンを取り出す

そして、編集を始める

 

景「・・・」

 

カタカタとタイピング音を鳴らす

 

景「・・・」

 

ミル「ん~~?」

 

ミク「ん?どうかしたのかしら」

 

ミルはテクテクと寄ってきて

手の甲に頭を押し付けてきた

 

景「・・・うん」

 

片手でミルを撫でまわす

 

レイ「フフ♪どうやら、ミルちゃんは景さんのところが安心できるようですね」

 

MAYU「・・・」

 

そうしていると、MAYUがのそのそと近づいてきて

 

MAYU「・・・」

 

チョコンと隣に座った

 

景「・・・どうかしましたか、MAYU」

 

MAYU「・・・」

 

肩に寄っかかる

 

景「MAYU?」

 

MAYU「このままで、いさせて」

 

景「・・・分かりました」

 

そう言って、編集を続ける

 

ミク「・・・」

 

レイ「あらあら...」

 

MAYU「・・・」

 

景「・・・」

 

ミル「zzz...」

 

そうしていると

 

小春「よっ...と」

 

杉原小春がセカイにきた

 

小春「あ、景さん ここにいたんだね」

 

景「あ、小春 来たんですね」

 

ミク「・・・あなた、来たの」

 

レイ「わぁ、来てくれたんですね」

 

MAYU「・・・女が来た」

 

景「女?」

 

MAYU「あ、うんん 何でもないよ、景」

 

景「そうですか それで、小春は何をしにセカイに」

 

小春「昨日は、色々と混乱してすぐに現実に戻ったけど」

 

小春「そういえば、ここってなんだろうなって思って...」

 

小春「・・・ねぇ、MAYUちゃん なんで景さんにくっついているの」

 

MAYU「・・・そんなの、私の勝手でしょ」

 

小春「・・・」

 

MAYU「・・・」

 

そう二人がピリピリしていると

 

テト「およよ!なんか、面白いことになっているぞ~」

 

ミク「テト!?」

 

レイ「テトちゃん!?」

 

MAYU「テト!?」

 

景「重音テトさんですか...」

 

小春「テト、いたの!?」

 

テト「みんな、驚き過ぎてない?」

 

景「・・・」

 

大して気にせずに、編集を続けていると

 

テト「ねぇねぇ、マスター」

 

景「・・・」

 

テト「ねぇってば、マスター」

 

景「・・・」

 

テト「もう~、聞いてる?マスター」

 

どし...っと、重音テトは背中にダイレクトアタックをかましてきた

 

景「・・・なんですか」

 

テト「あ、やっと反応したよ」

 

MAYU「・・・随分と馴れ馴れしいですね、テト」

 

小春「そうだね、近いね」

 

ミク「・・・仲いいわね あなた達...」

 

テト「ふっふん そうでしょ、そうでしょ あたしとマスターは仲がいいんだよ!」

 

レイ「微笑ましいですね!」

 

ミル「zzz...」

 

景「・・・」

 

MAYU「・・・とりあえず、景から離れて テト」

 

小春「えぇ、離れて MAYUちゃん、テトちゃん」

 

テト「え、なんで?」

 

MAYU「なんでって...」

 

小春「それは...」

 

そう二人が言いよどんでいると

 

ミル「ん~...みにゃ...」

 

ミルが目を覚ました

 

景「・・・どうしたの、ミル」

 

ミル「みぃー、みぃー」

 

景「・・・そっか、お腹が空いたんだね」

 

ノートパソコンを閉じる

 

景「・・・ミルのお腹が空いたらしいので、帰らせてもらいますね」

 

レイ「そっか、それなら仕方ないですね また、来て下さいね」

 

景「えぇ、また...」

 

そうして、円状に光に包まれ

 

気が付いたら、自室にいた

 

 

 

視点変更…杉原小春

 

小春「・・・帰っちゃった」

 

MAYU「・・・いなくなっちゃった」

 

テト「マスターがいなくなった」

 

ミク「・・・えぇ、そうね」

 

レイ「帰っちゃいましたね」

 

小春「・・・」

 

MAYU「・・・」

 

テト「・・・」

 

ミク「・・・」

 

レイ「・・・」

 

小春「私、帰りますね」

 

MAYU「好きにすれば」

 

テト「え~、帰っちゃうの~」

 

ミク「そう」

 

レイ「そうなんですか では、また」

 

そうして、円状に光に包まれ

気が付いたら、自室にいた

 




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