退廃的な主人公はプロジェクトセカイの夢を見るか? 作:針が11を指している
視点変更…天野川四季
放課後、文芸部にて
四季「ふっふ~~ん」
景「・・・」
四季「ねぇ~、少年」
景「・・・なんですか、四季先輩」
一冊の本を少年に見せる
四季「『自衛隊の闇組織』という書物でな」
四季「陸上幕僚監視運用支援、情報部 “別班”」
四季「それが、実在すると書いてあるものだ」
四季「・・・少年、どう思う」
景「・・・どう思う、と言うのは」
四季「“別班”が本当に実在しているのかどうか、気にならないかい」
景「・・・最近、ドラマでも見ましたか」
四季「ふふ、わかるかい」
四季「それで、どう思う」
景「・・・可能性はあると思いますが」
景「政府非公認の組織です」
景「我々の様な、一般市民に分かるような格好はしていないと思いますよ」
四季「そ~じゃあぁないんだよな~」
景「そうではない、というのは」
四季「私は、もしも“別班”が存在しているとして」
四季「どのような、ストーリーが紡がれているか、だよ」
景「・・・“別班”を主軸とした物語を書こう、と言うのですか」
四季「あぁ、その通りだよ」
景「・・・それで、何を必要としているんですか」
四季「ふふ...少年の力だよ」
そうして、数時間後
景「・・・四季先輩、満足ですか」
四季「あぁ、大満足さ!」
景「・・・そうですか、では これで」
四季「おや、もう帰ってしまうのかい」
景「・・・えぇ、やることがあるので」
四季「・・・そうかい あ、そうだ」
景「なんですか」
四季「18時過ぎに、セカイに来てくれないか」
景「分かりました」
景「・・・では、失礼します」
そうして、少年は帰っていった
視点変更…夏野二葉
18時00分、自室にて
二葉「・・・」
シュシュと、紙とペンが擦れる音が静かに鳴っていた
すると、プルルルルと、スマホがなり始めた
画面を見ると、『景さん』と出ていた
二葉「もしもし、景さん?」
景「・・・電話越しで話すのは、初めてですね 夏野二葉さん」
二葉「うん、そうだね」
景「・・・少し、付き合ってもらいませんか」
景「今週の土曜 ルネ・マグリットの絵画展示会があります」
景「チケット代、交通費代はこちらでお支払いします」
景「よろしいでしょうか」
二葉「えっと、別にいいけど...」
二葉「ていうか、お金は払うよ」
景「いえ、お気になさらず」
二葉「むぅ、頑固だね」
二葉「・・・今回は、お言葉に甘えさせてもらいます」
景「ありがとうございます」
二葉「何処に何時に居ればいい?」
景「シブヤ駅、10時に」
二葉「うん、分かった じゃあ、バイバイ」
景「失礼します」
そうして、電話が切れた
視点変更…足立小春
18時00分、深海のセカイにて
小春「よっと...」
MAYU「・・・来たの、小春」
小春「うん それで、景さんは...」
MAYU「居ないわよ」
小春「そっか...」
MAYU「・・・小春、ついてきなさい」
小春「・・・どうして」
MAYU「・・・見ればわかるわ」
小春「はぁ...?」
そうして、MAYUに連れ出させた先は
小春「・・・なに、これ...」
そこには、巨大な黒鉄色の鉄塊が鎮座していた
MAYU「・・・戦艦大和、らしいわよ」
小春「戦艦大和?」
四季「超弩級戦艦大和 大日本帝国海軍が極秘で呉海軍工廠にて、建造していた」
四季「太平洋戦争開戦直後の昭和16年(1941年) 12月16日、入水」
四季「翌年、6月上旬のミッドウェー作戦で初陣」
四季「昭和20年(1945年) 4月7日、天一号作戦(坊ノ岬沖海戦)で轟沈」
四季「戦艦大和の概要は、こんなものかな」
MAYU「・・・居たの」
四季「えぇ、いましたとも」
小春「戦艦大和の概要はいいんです」
小春「それが、どうしてセカイにあるのかっていうことで...」
四季「そう、そこなんだよねぇ~」
ミク「・・・はぁ...」
レイ「・・・景さん...」
可不「これって、そんなに凄いものなの?」
テト「ふ~む...なんも分かんない!」
小春「・・・取り敢えず、景さんに聞いてみるしかないんじゅあ...」
四季「あぁ、その通りだ そして、もうそろそろ...」
そうして、後ろから足音が聞こえてきた
視点変更…足立景
そこには、巨大な黒鉄色の鉄塊、戦艦大和が鎮座していた
景「・・・なるほど、四季先輩が気になるのも納得ですね これは」
四季「お、主役が来た来た~」
小春「景さん」
MAYU「景」
ミク「景」
レイ「景さん」
テト「マスター!」
可不「景さん」
景「はい、景です それで...」
景「戦艦大和、ですよね」
ミク「えぇ、説明して頂戴 どうして、あんなものがあるのかを」
景「・・・わかりかねます」
MAYU「・・・まぁ、そうよね」
四季「ふむ...」
小春「景さん...」
景「・・・象徴から、考えてみましょう」
テト「象徴?」
景「・・・えぇ、何かあるかもしれませんから...」
そうして、数時間後
レイ「・・・何も当てはまりませんね」
景「面目ないです...」
可不「景さんが悪いわけではないですよ」
小春「そうだよ、景さん」
景「はい...」
景「あ、そろそろミルにご飯を上げる時間なので、では」
MAYU「そうなの...じゃあ、また近々」
景「えぇ、また」
そうして、自室に戻った
今回も、ご愛読ありがとうございました
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