マブラヴガールズガーデン You're Under Arrest   作:マブラマ

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第19話 パフォーマンス披露

コンテストのステージに、再び熱いスポットライトが降り注いだ。

次の出場者として登場したのは、風紀委員会の三人――リリー・ラヴォア、カリナ・ジェンディーレ、大賀真桜だった。

三人がステージ中央に揃って立つと、観客席からどよめきと歓声が上がった。

リリーは鮮やかな青を基調としたアーマーに身を包み、自信たっぷりに胸を張っていた。

カリナは緑の重厚なアーマーで、いつもの明るい笑顔を浮かべている。

真桜は赤いアーマーを纏い、少し頰を赤らめながらも、しっかりと前を向いていた。

重甲ビーファイターのコスプレだった。

リリーがマイクを握り、元気いっぱいに叫んだ。

「ブルービート!」

カリナが続くように、明るく声を張り上げた。

「ジースタッグ!」

真桜は少し恥ずかしそうにしながらも、精一杯の声で叫んだ。

「れ……レッドル!」

三人が同時にポーズを決め、声を揃えた。

「重甲、ビーファイター!!!」

その瞬間、ステージ上に青・緑・赤の鮮やかな光が弾け、観客席から大きな歓声と拍手が沸き起こった。

リリーが得意げに笑いながら言った。

「ふふん! どう? この三人揃いの重甲ビーファイター! 完璧でしょ!」

カリナが隣でウィンクを飛ばした。

「ウチ、ジースタッグの角、ちゃんと再現したんだよ~! 見て見て!」

真桜は照れながらも、赤いマントを軽く翻してポーズを取った。

「……レッドル、です……」

控え室からその様子を見ていたアネットが、目を輝かせて拳を握った。

「うわぁ……! 三人ともめっちゃカッコいい! 特にあの変身ポーズ、完璧じゃん!」イングヒルトがくすっと笑った。

「風紀委員会の皆さん、意外とノリノリですね」

グレーテルは腕を組んだまま、呆れたように呟いた。

「……あいつら、事件の後処理を手伝ったばかりだというのに、よくそんな元気が出るものだ」

ステージ上では、三人が息を合わせて決めポーズを連発し、観客を大いに沸かせていた。リリーが最後に、観客に向かって大きく手を振った。

「みんな、今日は一緒に楽しもうね! 重甲ビーファイター、参上!」

その明るい声に、会場全体が再び温かい拍手に包まれた。

 

 

 

 

 

 

次に登場したのは、ハリエット・ミルズ、ミリアム・ヘイワード、ケイト・フルニエの三人だった。

三人は先日の騒動の時と同じ、『コスモファンタジア』のコスプレ衣装で挑んでいた。

ハリエットは大賢者アナーキの、露出度の高い優雅で神秘的なローブ姿。

緑髪を優しく流し、杖を手に静かに微笑んでいる。

ミリアムは大魔導士グレンツェの、黒と紫を基調とした禍々しくも華やかな魔王衣装を纏い、元気いっぱいに胸を張っていた。

ケイトは聖騎士コスモの、白と金の神聖な鎧を身に着け、少し緊張した面持ちで剣を構えていた。

月ヶ瀬ちゆるが明るく紹介した。

「次は、アークトゥルスよりハリエット・ミルズさん、ミリアム・ヘイワードさん、ケイト・フルニエさんです!『コスモファンタジア』より、大賢者アナーキ、大魔導士グレンツェ、聖騎士コスモの登場です!」

観客席から大きな拍手と歓声が沸き起こった。ハリエットが優雅に一歩前に出て、杖を軽く掲げながら穏やかな笑みを浮かべた。

「ふふ……緊張しますが、精一杯演じさせていただきます」

ミリアムが元気よくポーズを決め、大きな声で叫んだ。

「大魔導士グレンツェ、参上だよ! みんな、ボクの魔法を見ててね!」

ケイトは少し頰を赤らめながらも、剣を胸の前に掲げて真剣に言った。

「聖騎士コスモ……です。頑張ります!」

三人は息を合わせ、作品の名シーンを再現するようなパフォーマンスを始めた。

ハリエットが優雅に魔法陣を描くような仕草をし、ミリアムが派手な魔法攻撃のポーズを取り、ケイトがその前で聖なる盾のように守る――完璧なチームワークだった。

観客席では、ドロテアが優しく微笑みながら呟いた。

「立派に立っていますわね……三人とも」

リュシーが腕を組んで満足げに頷いた。

「あの事件の後でも、ちゃんと前を向いてる。……いい根性してるじゃねえか」

アネットが隣で拳を握りしめながら応援した。

「ハリエット、ミリアム、ケイト! 頑張れー!」

グレーテルも静かに、しかし力強く言った。

「……よくやっている」

ステージ上で輝く三人の姿は、先日の事件で傷ついた観客たちの心にも、温かい光を届けていた。

ちゆるがマイクを握り、明るく声を張り上げた。

「素晴らしいパフォーマンスです! アークトゥルスの皆さん、ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

次に登場したのは、クラウディア・ヴァーグナー率いるユニティ・エッジのメンバーたちだった。

しかし、彼女たちの姿を見た観客席から、どよめきと興奮の声が一気に上がった。

予定を変更し、彼女たちが選んだのは――ネネカ隊のコスプレだった。

これは、イングヒルトがリュシーに提案したものだったという。

ブルーの極めて扇情的なビキニ型の水着を、金属のリングで留めた過激なデザイン。

左脇には拳銃のホルスター、右脇にはバズーカのスペアカートリッジ。

頭部にはヘッドフォン型の通信機器を装着し、足元は青のブーツ、手首には青いリストバンド。

背中には小型バーニア「ランドムーバー」を背負い、そこにはトリモチ弾や酸素ボンベまで再現されている。

まさに、劇中通りの「近衛師団戦闘服」――通称「裸のお姉さん達」の姿だった。

 

クラウディアが先頭に立ち、少し頰を赤らめながらも、気丈にマイクを握った。

「ユ、ユニティ・エッジです……今回は、急遽変更しまして……ネネカ隊で出場します!」

その後ろに並んだメンバーたちも、それぞれ照れながらもポーズを取った。

リーダーであるクラウディアを中心に、6名の精鋭が揃う。

観客席が一瞬静まり返った後、爆発的な歓声と拍手が巻き起こった。

ちゆるが、珍しく声を上ずらせながら紹介した。

「え、えっと……! ザンスカール帝国近衛師団、ネネカ隊の登場です! これは……かなり大胆なコスプレですね!」

クラウディアが深呼吸をし、隊長ネネカ・ニブローとして毅然と叫んだ。

「ネネカ隊、参上!」

他のメンバーたちも続けて声を揃えた。

「隊長、指示を!」

「いつでも行けます!」

「V2……来い!」

ステージ上で、青い水着姿の美女たちが一糸乱れぬ連携でポーズを決める。

背中のランドムーバーや、腰の無反動砲まで忠実に再現されたその姿は、劇中の過激さと美しさを完璧に体現していた。

観客席では、アネットが目を輝かせて立ち上がっていた。

「うわぁぁっ! クラウディアたち、めっちゃ大胆! でも……すっごく似合ってる!!」

イングヒルトが隣で小さく微笑んだ。

「私の提案通り、ちゃんと決まってよかったです」

リュシーが腕を組んで満足げに頷いた。

「へへ、いいじゃねえか。ネネカ隊の再現度、高いぞ」

ドロテアが扇子で口元を隠しながら、くすくすと笑った。

「まあ……大胆ですわね。ユニティ・エッジの皆さん、覚悟が違いますこと」

ステージ上では、クラウディアが少し顔を赤らめながらも、堂々と最後までパフォーマンスを披露した。

彼女たちの勇姿は、事件の傷を乗り越えようとするフェスの象徴のように、会場全体を明るく照らしていた。

ちゆるが、興奮気味に声を張り上げた。

「素晴らしい……! ネネカ隊、完璧です! 皆さんの熱い声援、ありがとうございます!」

拍手は鳴り止まず、コンテストは最高潮の盛り上がりを見せていた。

 

 

 

 

 

コンテストも中盤に差し掛かり、観客の熱気は最高潮に達していた。

次の出場者としてアナウンスされたのは――

「次は……アークトゥルスより、ドロテア・カークランドさん&リュシー・ムーアクロフトさんのペアです!」

 

ステージの照明が一瞬落ち、スポットライトが二人の登場を待つ。

そして、軽快で疾走感あふれるイントロが流れ始めた。

松田樹利亜『Starting UP』。

アップテンポのギターサウンドが会場を駆け巡る中、二人がステージに飛び出した。

ドロテア・カークランドは小早川美幸、リュシー・ムーアクロフトは辻本夏実の完璧なコスプレで登場した。

ドロテアは白と青の制服を身に纏い、優雅でありながらも凛とした美幸の笑顔を完璧に再現。

長い黒髪で三つ編み(ウィッグ)にまとめ、タイトスカートから伸びる美しい脚線美を惜しげもなく披露している。

リュシーは夏実らしい荒々しい雰囲気で、制服の着崩し具合まで忠実に再現。

短めの髪(ウィッグ)を少し乱れさせ、腰に手を当て、挑戦的な笑みを浮かべていた。

二人が同時にポーズを決めると、観客席からどよめきと大歓声が爆発した。

ちゆるが、マイクを握ったまま目を丸くして笑い出した。

「え、えええっ!? ドロテアさんとリュシーさん、二人とも暴走婦警コスプレ!? しかもめちゃくちゃ似合ってて……びっくりしました! ふふっ、笑っちゃいます!」

ドロテアが優雅に微笑みながら、マイクに向かって言った。

「ふふ……私たちも、今日は全力で暴走させていただきますわ」

リュシーがニヤリと笑って続けた。

「逮捕しちゃうぞ! ……って感じで、楽しんでくれよな!」

『Starting UP』のサビが流れ始めると、二人は息を合わせてパフォーマンスを開始した。

ドロテアは美幸らしい優雅でキレのある動きで拳を繰り出し、リュシーは夏実らしい豪快な蹴り技や投げ技を披露。

二人の息の合った連携は、まるで本物の墨東署暴走コンビが現れたかのようだった。

観客席ではアネットが立ち上がって大興奮していた。

「うわぁぁっ! ドロテアとリュシー、めっちゃ本格的! あのミニパトの時よりカッコいいよー!」

イングヒルトがくすくす笑いながら言った。

「本当に……お二人とも、ノリノリですね」

グレーテルは腕を組んだまま、苦笑を浮かべた。

「……公爵令嬢が婦警コスプレでステージに上がるとは。ユーロ・タワーの歴史に残る一幕だな」

ステージ中央で、ドロテアとリュシーは最後にもう一度、決めポーズを決めた。

ドロテアが優しく微笑みながら、手を振る。

「皆さん、今日はありがとうございます」

リュシーが親指を立てて、豪快に笑う。

「楽しんでくれよ!」

二人のパフォーマンスが終わると、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

ちゆるが笑顔でマイクを握り直した。

「最高です! ドロテアさん、リュシーさん、ありがとうございました! 暴走婦警コンビ、最高に決まってました!」

ステージ袖では、クラウディアが少し頰を赤らめながら呟いた。

「……私たちも、負けてられないですね」

 

 

コンテストも佳境を迎え、ステージの熱気は最高潮に達していた。

次にスポットライトを浴びたのは、アネット・ホーゼンフェルトとグレーテル・イエッケルンの二人だった。

アネットは錦木千束のファーストリコリス衣装を完璧に着こなし、明るい金髪(ウィッグ)をなびかせて元気いっぱいに手を振っていた。

短めのスカートに白のトップス、特徴的な赤いジャケットを羽織り、いつもの無邪気な笑顔を全開にしている。

その隣に立っているグレーテル・イエッケルンは――半ば強制的に井ノ上たきなのコスプレをさせられていた。青を基調としたシックなリコリス制服に身を包み、長い黒髪をストレートに下ろしている。

普段かけている眼鏡は外され、鋭い瞳が露わになっていた。

ちゆるがマイクを握り、目を丸くして紹介した。

「続いては……アネット・ホーゼンフェルトさんとグレーテル・イエッケルンさんです! 『リコリス・リコイル』より、錦木千束と井ノ上たきなのペア登場!」

観客席から大きな歓声が上がる中、グレーテルはこめかみを押さえながら小さく愚痴をこぼした。

「何故こんな茶番を……」

アネットが楽しそうにグレーテルの隣にぴったりと寄り、笑顔で言った。

「セカンドリコリスの井ノ上たきなちゃんだよ♪ ほら、眼鏡外して」

「ちょ、お前……」

アネットはグレーテルの顔を覗き込み、目を輝かせた。

「あ、似合ってるじゃん! 眼鏡なしでも可愛い♪」

グレーテルはため息を深く吐き、わずかに頰を赤らめながらぼやいた。

「……はぁ、コンタクトレンズでも付けるか。目がぼやける」

アネットがグレーテルの腕を掴んでステージ中央に引っ張りながら、元気よく叫んだ。「みんな見てー! リコリス最強コンビ、登場だよ!」

二人は息を合わせてポーズを決めた。

アネットは千束らしい明るく自由奔放な笑顔とガンアクションを、グレーテルはたきならしいクールで真剣な表情と精密射撃の構えを再現する。

観客席ではイングヒルトがくすくすと笑っていた。

「グレーテルさん、意外と似合っていますよ」

シルヴィアが冷ややかに言った。

「強制的に着せられたにしては、よく我慢しているわね」

ドロテアが扇子で口元を隠し、優雅に微笑んだ。

「ふふ……グレーテルさんも、なかなか可愛らしいですわ」

リュシーが大笑いした。

「眼鏡外したグレーテル、結構イケてるじゃねえか!」

ステージ上で、アネットがグレーテルの肩を抱きながら明るく叫んだ。

「たきなちゃん、今日も一緒に頑張ろうね!」

グレーテルは観客の視線に耐えながら、ため息混じりに小さく応じた。

「……早く終わらせろ」

二人の息の合ったパフォーマンスに、会場は再び大きな拍手と歓声に包まれた。

ちゆるが笑顔でマイクを握った。

「最高のコンビです! アネットさん、グレーテルさん、ありがとうございました!」

こうして、再開されたコスプレコンテストは、笑いと感動と、少しの強引さに満ちた最高の盛り上がりを見せていた。

 

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