今回書くのが私の初の小説なので、お見苦しい点はあるでしょうが
どうか温かい目で見守ってくれるとありがたいです。
失踪はしません、多分………
それでは一話をどうぞ
目が覚めたら見知らぬ天井がひろがっていて、
そこからアニメや漫画の世界に入ったかのように新しい物語りが始まる
なんてのは誰もが一度は夢見た事だろう。
現に俺がそうだった。
だが実際にそんな事になったらどうなるか、想像してみてくれ
今の俺が正しくそれなんだろうが、全然笑えない
中学生の頃の俺が今の状況だったら「ヒャッホウ!二次元キタコレ!」
とか言って喜んでたんだろうが今の俺は不安という感情に心を支配されていた
もう立派な大人だし、自分の身の危険ぐらい察知出来る
今の俺と中学生の頃の俺とで変わってほしいものだ
にしてもどうしようかなこの状況…
俺は今布団に寝かされていて、部屋を見渡した感じだと
昔の日本みたいな和風の部屋だった。実家の雰囲気によく似ている
「勘弁してくれぇ…」
思わず情けない声が出てしまう
誰だって見知らぬ場所で目が覚めたら情けない声の一つや二つ出るよな
出なかったやつには国民栄誉賞をプレゼントしてやりたいくらいだ
はぁ…自分でも何言ってるかわかんなくなってきた
そして、さっきから気づかなかったが、なにか足音の様なものが近づいてくる
やっぱりなんかいんのかよぉ、勘弁して下さいよぉ…
そこで俺の脳内にて緊急会議が行われる
『この状況、どうしますか!私はとりあえず寝ているフリをしているのが一番生存率が上がると思います!』
『寝ているフリをしていて、もしヤマンバかなんかが包丁を研ぎながら入ってきたらどうするんだ!今夜の晩御飯のおかずになっちまうぞ!
こちとら腐ってもボクサーなんだ!ヤマンバの一人や二人殴り殺せる!
生きて明日を掴むのだ!』
あぁ、そーいや俺ってボクサーだっけ、
つかヤマンバって殴り殺せるのか!?
なんでヤマンバを例に挙げたんだ!?
『そんな事、今はどうでもいいだろうがっ!お前はプロボクサーの8回戦だ!
黙ってファイティングポーズをとれぇぇぇぇ!』
くそがぁぁぁぁ!今の俺に出来る事をするのみだ!
ヤマンバでもなんでも入ってきやがれ!
俺はファイティングポーズをとる
足音はこの襖の向こうで止まった!入ってくる!
ガラッと襖の開く音がした
「失礼しま…あ、目が覚めたんですね!」
襖を開けて入ってきたのは優しい緑色のロングヘアをした、
容姿端麗、それこそ美少女コンテストとかで優勝しそうなぐらいの顔立ちで
なぜか脇の開いた巫女服を身にまとった少女だったのだ!
俺の頭は完全にパンクした
等分まともに使えそうにない…
「どこか痛いところとかあります?」
「……あ、無いです…」
やばいなこれがパンチドランカーってやつなのかな、
実戦ではそんなにパンチもらってないと思うけど
「起きていきなりですいません、私のお話を聞いてください」
「は……はい」
やばいな、思考がまともに動かねぇ
こんな状態でお話とか聞けるのかなぁ、
「名乗るのが遅れてしまいました、私は東風谷早苗ともうします。」
「あ、と、俺は草薙武(くさなぎたけし)です、」
「武さん、ですか素敵なお名前ですね!」
「ありがとうございます」
なんかやばいな、俺まともに女の子とかと話した事ないから
無駄にテンション上がるわ
気持ち悪いな、俺
「突然ですが、武さんはどこからきたんですか?」
「それがわかんないです、気づいたらここに寝てました」
うん、どうやら悪いひととかじゃないようだから安心したよ
ヤマンバがなんとかって言ってたやつは後で表でろ
「その前の記憶はなにかありますか?」
その前………何やってたっけか
全く思い出せる気がしねぇわ
「いや、覚えてないです、」
「そうですか…」
「ちなみにここって日本のどこですか?」
一番気になってた事を聞いてみた
まさか漫画の世界みたいに全く別の世界にとんだ、みたいな事にはなっていないだろうな、なってたらこの後の人生詰むんだけど……
「場所は日本ですけど、日本には存在しません、と言っても困りますよね」
「はい、よくわかんないです」
そこで俺はこの世界についての説明を早苗さんから受けた
ここは幻想郷という世界で、俺の元いた世界で忘れさられたものが来る場所なのだと言う
きっとこのままここにいてもその妖怪に美味しく頂かれて俺の人生終わるな
そう確信した俺は早苗さんにどうやったら元の世界に帰れるかと聞いたところ
外の世界に出る方法がわからないので調べてみる、との事だ
俺としてはとてもありがたいが、俺この後どうすりゃいいんだろ
「それじゃ、ずっとここにいるわけにもいかないんで、お世話になりました」
そう言い俺は布団を出る
はぁ、この後どこ行きゃいんだろこの世界の事も全く知らないし
お先真っ暗だな
「嫌でないならここに泊まって行ってもいいですよ?何もないですけど」
「え!?いいんですか?」
俺が聞くと
「はい!」
満面の笑みで答える彼女
ありがてぇ、
とはいえ明日からは1人で頑張んなきゃいけないんだし
今日ぐらいは甘えてもいいと思う
「じゃあお世話になります」