クリティホロウ 古い地下分岐駅某所
「プロキシ…?なんだそりゃ。」
「知らないの?」
「俺将棋には疎くて。」
「プロ棋士じゃねぇよ!プロキシってのはホロウを探索をサポートしてくれるナビゲーター的な奴の事だ。」
「ふーん、初めて聞いたな。」
「竜吾、ホロウに入ったのは今日が初めてなの?」
「いや?前にも何回かは行ってたよ、今まではホロウが消えるか兎に角突っ走って脱出してた。」
俺以外の三人がなぜか引いている。
「お前、よく無事に帰ってきてたな…」
『本当、竜吾には常識が通じないね。』
「てかパエトーンて何さ。」
「店長達はプロキシとして凄腕だから通り名が出来た、それがパエトーンってわけだ。」
「知らなかった…これでも中学からの付き合いなのに…」
「アキラ達の家に遊びに行った時目茶苦茶モニター沢山あるなぁ〜とは思っていたがプロキシ業の為だったとは…」
沢山のビデオと秘密基地感溢れる家に夢中で気付かなかった…
『ニコから依頼聞いた時は驚いたよ、竜吾が邪兎屋の一員になってたなん「体験入部です。」…頑なだね。』
「ニコの事だから、節約のために自力で対処するよう言ってくると思ってた。それがまさか、あの[パエトーン]を探してくるなんて。」
「プロキシ先生が駆けつけてくれなかったら、私たちはエーテリアスの領地から脱出できなかったはず、ありがとう。」
エーテリアスの声が響く…
「エーテリアスの声…」
「はやくね?横になろうとしてた所だってのに!」
「元々そんな暇ねぇだろ。」
「すぐに撤退しないと、でもまあ、ビリーが望むなら永遠にここで眠るのもいいかもね。来年のスターライトナイトの新作ベルトは貴方の墓前に供えてあげる。」
何この子怖い…超怖い、言ってる事も怖いけどめっちゃ真顔で言ってるのがさらに怖いよ!
「そういう事真顔で言うなよ、本気か冗談か分からなくなるだろ!」
『移動しよう、ちゃんと付いてきてね。』
リンってこう言う時ツッコミしそうだけどしないんだ…
「道中での戦闘は任せて。」
「俺も一応、生身でも戦えるからな。」
──────────────────────
俺達は道中でエーテリアスと戦いながら出口を目指して走って行くが…
「なんか…敵多くなってねぇか…?」
「確かに。」
俺達の進行経路をエーテリアスの大群が塞ぐ。
「まだこんなに居るのかよ!ざっと50は居るぞ!」
「この数は流石に対処しきれない。」
「そろそろ充電出来てるよな…よし、変身!」
竜吾がスマホを天に掲げると空からアーマーが降りてきて装着される。
「ちょっぴり本気だすぜ。」
腰の側面に付いているダイアルを後ろに回した。
Spinning Form
両足と背中のパーツが丸い回転ノコギリ付きの物に換装される。
ダイアルを何度も回すとノコギリが回転を始める。
エーテリアスの大群に突撃し足技でエーテリアスを蹴散らしていく。
「すげぇな!竜吾の奴!…でもなんか動きが変な気が…」
『確かに…』
「竜吾、さっきから腕を動かしてない。」
ビリー達が感じていた違和感は竜吾が手を全く動かしてないからだ。
「教えてやろう!この形態になると装甲同士が干渉するから腕が動かせないのだ!」
「「『設計ミスだろそれ…』」」
「しっかーし!腕が動かせないなどハンデにすらならん!」
エーテリアス達は竜吾から距離を取った。
「距離取れば当たらないと思ったろ〜?残念w、俺の斬撃は飛べるんだ。」
エーテリアス達の方に向かって蹴り上げると足から回転ノコギリが大量に飛び出してエーテリアス達を切り裂いた。
「終わった〜。」
この後ホロウを脱出して邪兎屋組と別れて秘密基地に向かった。
──────────────────────
「ンナ!ンナナ?(竜吾!どうしたの?)」
「ダイノのメンテナンスとお前が寂しそうだと思って、少し遊んでやろう〜。」
「ンナ!ワタンナ?(やったー!何して遊ぶの?)」
「友達が言ってたんだ、月が綺麗な夜にはやっぱり、夜のターン制バトルだって。」
「ワタ…("夜の"っているのかな…)」
結局、●ケモンでオールしてしまったのはまた別のお話。
続く!
隠語にしか聞こえない単語、夜のターン制バトル
お気に入り登録と感想お願いします!