女性上位だけど刑事やってます   作:atacs

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第7話

「黒須さんは内通者じゃないかもしれない?」

 

「ええ。さっき、黒須の彼女さんが下に来て、今朝から電話が繋がらないと言っていて」

 

「ということは黒須さんは彼女さんと電話していたということですか?」

 

「はい。記録も取れています」

 

頼人は記録を見せた。

 

「黒須さんは、彼女さんのことがばれるのが恥ずかしいからあんな怪しいことをしていたんですね」

 

「そういうことになりますね。そして、さっき、サイバー課から報告があって黒須を最後に捉えた場所がわかりました」

 

 

頼人はその時の映像を見せた。

 

義秋は誰かと話した後に謎の空間が出てきてど(・)こ(・)か(・)に(・)連れ去られた。たまたまなのか狙(・)っ(・)て(・)な(・)の(・)か(・)わからないが、犯人は監視カメラからは死角となっており見えなかった。

 

「犯人はまだ分かりませんが…」

 

「この前の襲撃犯に関係してますよね。でも、何で黒須さんが狙われたんだろう」

 

「誰かに嵌められた?」

 

「内通者とか?」

 

天花と京香は考えを整理するかのように言葉を発した。

 

「内通者...黒須...まさか…!」

 

何(・)か(・)に(・)気づいた頼人は大きな声を出した。

 

「どうしたんですか?急に大きな声を出して」

 

「天花さん、京香さん、多分警察の内通者は捜査一課にいます」

 

「「え!?」

 

「まず、黒須はここ最近、彼女さんと連絡を取っていた。それが内通者にとって都合がよかった。俺たちが内通者探しをしていることに気づいた内通者は外部に連絡を取った。そして、何かしらの手段を使って黒須をおびきだして、さらった。どうでしょう?」

 

「筋は通っているな」

 

「だね。それでは私たちは魔都に戻って怪しいところを探してきます」

 

「わかりました」

 

2人は部屋を出ていった。

 

「俺も怪しい人探さないとな…あぁ仕事が増えていく」

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅん、今のところ黒須さんらしき人はいませんね」

 

「まぁ奴は簡単には姿を見せないだろうな」

 

京香は7番組に戻って優希たちにことの経緯を伝え、大川村寧の能力である「きっと見つける(プロミス)」で7番組の周りを千里眼を使って怪しいところがないか探していた。しかし、怪しいところは見当たらなかった。

 

「もしかして、別の組の管轄にいるとか?」

 

一緒にいた7番組副組長の東日万凛が聞いてきた。

 

「かもしれんな」

 

その後も、他の組の管轄で怪しい動きがないか他の組長に聞いて行った。すると、3番組の管轄でここ数日醜鬼が大量に、しかも1つの場所に集中していることがわかった。さらに、寧が探知したところ、そこだけ結界が張られているのか上手く探知出来なかった。

 

「こんなにいたとは…」

 

「そうなんです...。ベルたちだけじゃ対処できなくて…」

 

「この数は厳しいな」

 

3番組組長の月夜野ベルと京香は話していた。

 

「いちおう明日、2番組と5番組に助っ人として来てもらう予定ですね」

 

奥のほうから賢そうな人が出てきた。

 

「あなたは…」

 

優希は初めて見る人だったからか少し戸惑ってしまった。

 

「初めましてですね。和倉優希さん。私は3番組副組長の間下志乃と申します。以後、お見知りおきを」

 

「よ、よろしくお願いします」

 

「相変わらず、堅苦しいな。間下」

 

「お久しぶりです。羽前組長」

 

「お前が元気そうで良かった」

 

「あの時はありがとうございました」

 

「...そうだな」

 

「…」

 

少し2人の間に沈黙が流れた。

 

「それは置いといて、今回、羽前さんたちが来てくれたのは、警視庁捜査一課の黒須義秋さんが魔都に連れ去られた可能性があり、その調査を行っていたところ、3番組のある地点が怪しいと踏んだわけですね?」

 

「さすが間下だな。そうだ。その通りだ。ただあの数だと私たちでもきつい」

 

「そうだろうと思い、2番組にも応援を要請しました」

 

「誰が応援に来るんですか?」

 

日万凛が疑問に思ったのか質問した。

 

「俺だよ」

 

そこにやってきたのは2番組組長の上運天美羅だった。

 

「美羅?お前だったのか」

 

京香は美羅が来るとは思っていなかったようで少々驚いていた。

 

「そりゃ人質がいるかもなんて言われりゃ来るしかねえよ」

 

「ふっ、それもそうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京香たちは例の地点に到着した。そこは洞窟となっており先が見えないほどに大きかった。

 

「ぐおおおおお!!」

 

「やはり、たくさんいたか。みんな気を引き締めろよ!」

 

「「はい!」」 「おう!」

 

 

大量の醜鬼が京香たちに襲い掛かる。

 

京香はスレイブ状態となっていた優希の上に乗り醜鬼を倒していた。

 

 

                      グオオオオオ!

 

「優希、下からだ!」

 

「はい!」

 

下から這い出てきた醜鬼を2人は避けた。京香は避けた直後にジャンプして上から醜鬼を切りつけた。

 

美羅も緋色の連隊(オールキリング)で分身して醜鬼たちを倒していた。

 

「オラァ!」

 

                ドゴッ!

 

                グゴオオオオオ!

 

美羅に殴られた醜鬼は断末魔を発しながら消えていった。

 

その他の隊員たちも各々の能力を使いながら醜鬼を倒していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あらかた片付いたな。それにしても、間下、今回あんまり活躍していなかったがどうした?」

 

今回、志乃はあまり活躍していなかった。

 

「じ、実はこの前、志乃は体調を崩してしまってまだ本調子じゃないんです」

 

「え?そんな状態で戦って大丈夫なんですか?」

 

優希は心配そうに志乃に聞いた。

 

「まあ、このくらいは問題ないですし、人質がいるかもしれない状態で私だけゆっくりするのは釈然としません」

 

「相変わらず間下はまじめだな」

 

美羅は志乃の真面目さにほんの少しだけ呆れながら話した。

 

 

 

                 ガタッ!

 

一同は静まり返った。どうやら奥に何かがいるようだ。

 

「...行くぞ」

 

京香の合図と共に一同は洞窟の奥へと歩みを進めた。

 

 

 

 

「一体何だこの空間は…」

 

一同が向かっ先は檻があり、中には椅子がポツンとあるだけだった。

 

「よく見ると、少し前まで人がいたような跡があるぜ。しかも椅子もまだ暖けぇ」

 

「ということは黒須さんはさっきまでここにいたってことですか!?」

 

「かもしれないな…。だがどこにいったんだ?」

 

 

 

 

「京香さん!!!」

 

声の聞こえる方向に体を向けると例(・)の(・)襲(・)撃(・)犯(・)が攻撃を仕掛けてきた。




何とオリキャラの間下志乃の能力が決まってません!
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