「お前は、あの時の…!」
京香の前に立ちはだかったのは東京クナドを襲った襲撃犯だった。
「ここにいた黒須はどうした!?」
京香の近くにいた美羅もそう叫んだ。
「……フッ」
「何がおかしい!?」
「お前らがここに来る数分前にどこかに連れて行ったよ」
数分前
『魔防隊に場所が割れた?わかった。人質を連れてあそこに行く。気をつけておけ?私を誰だと思ってる。
『……』
義秋は睨みつけていた。
『おいおい、そんなに睨んでどうした?あ、そうか。おびき出すために
顔は見せなかったが嘲笑っているかのような顔をしているのだろう。
『とりあえず今からお前を外の世界へ連れていく』
突如空間の一部から紫黒が出てきた。
『こいつが人質?』
『はい』
紫黒はまじまじと義秋を見つめた。
『……』
『結構睨むね〜。神である僕を睨むなんていい度胸してるじゃん』
義秋の顔から驚きの表情が表れた。
『その感じ、僕のこと知ってる感じかなぁ。まぁ、君が見たあの8つの龍の頭の正体が8雷神ってこと知っているみたいだね。でも、何か変なことしたらどうなるかわかってるよね?』
紫黒は禍々しいオーラを放ちながら脅した。
『じゃ、とりあえず、こいつ連れて行こっか』
「お前を倒して、黒須さんの居場所を吐き出させてやる。行くぞ優希!」
「はい!」
京香は優希に乗り剣を構えた。
同時刻
やはりおかしい。何かがおかしい。頼人は先程からずっとモヤモヤしていた。義秋がいなくなってから時間が経った。それにも関わらず、義秋の親から何も連絡が来ない。連絡しようにも繋がらないし、警部にこのことを話しても
「一応今日の帰りに黒須の親の家まで行くか」
頼人は黒須家に向かった。
平日ではあるものの人気が全くなかった。玄関の扉は鍵が空いていた。不審に思った頼人は銃を取り出し、玄関のドアを開け、銃を構え壁に伝いながら移動した。
移動していくと異様な風景が飛び込んできた。まず、台所に行くと作りかけの料理があり、箸や包丁などが散らばっていた。
リビングに移動すると、テレビがつきっぱなしでエアコンも動いたままであった。ここも同様に少し部屋が荒れていた。まるで誰かに連れ去られたようだった。
警部や京香たちに連絡しなくては、そう思ってスマホを取り出そうとしたら…
「動くな」
突然何者かが後ろから脅してきた。
vivant来週が最後とか悲しすぎる。