空の上から見たら、一体何が見えるのだろう 作:ユミルの民
できてるか不安なのでできてたら教えてくれると助かります。ではドゾ~
空の無い街
_"空を見てみたい"
地下街生まれの私が、そんなことを望んでも無理なことなんてわかってる。見上げると、そこにあるのは灰色。空は青いんだって、近所のおじちゃんに教えてもらったことがある。それでも、一度でいいから、この
私の名前は「リリア・マグノリア」
姉が1人。地下街暮らしの6歳だ。
「リリア、体調大丈夫か?」
そう言って横にいる私の顔を覗き込んできたのは、姉の『イザベル・マグノリア』。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん」
「ならよかった。ごめんな、今日も食べ物こんなけで…」
「ううん、食べれてるだけありがたいよ。いつもありがとう、お姉ちゃん」
「リリア………」
お姉ちゃんが私を抱き締める。
私はお姉ちゃんが大好き。6歳上のお姉ちゃんは、元気いっぱいで落ち着きがなくて、天真爛漫で、やさしい。
今だって、先日私が熱を出したからと一時間ごとぐらいの頻度で心配して体調を聞いてくれる。
過保護にも程があるけれど、そこも含めて大好き。
地獄のような生活でも、お姉ちゃんが笑ってくれているのが私にとって唯一の救いだった。
ある日のこと、見知らぬ男達に襲われた。
少なかった食料も奪われ、私を庇ってお姉ちゃんが殴られた。無力な私は泣いてばかりでなにもできなかった。
そんな時に、ある人が現れた。
私とお姉ちゃんの腕を強引に掴み、連れていこうとする男達を一瞬で倒してくれた。
その人は『リヴァイ』と言うらしい。
リヴァイさんは、何故か私をじぃーーーーっと見て固まっていた。なぜだろうか。
真っ黒な髪と目付きの悪さが特徴的で、たまたま通りすぎたたけだと言ってけどリヴァイさんの側にいた男の人は「こんなこと言ってるけど、ほっとけなかったんだろうよ」と言っていた。
「俺はファーラン・チャーチ。お前らは?」
「俺はイザベル!」
「リ、リリア…」
ボロボロになってもなお元気なお姉ちゃんは凄いと思う。
「あ、あの…助けてくれてありがとう!」
「なんだ、ちびっ子の方が礼儀正しいな」
ファーランさんはそう言って笑い、頭を撫でてくれた。いい人そう。というか、リヴァイさんの視線が怖い。なにも言わずにこっちを見てる。お願い、なにか言って…
「オイ」
突然の低い声にお姉ちゃんと私の肩がビクッと揺れる。
「………家は?」
「…え?」
「だから、家は何処だと聞いている」
「こらリヴァイ、もっと優しく………」
「家はねぇよ!」
お姉ちゃんがそう言うと、ファーランさんは同情のような顔をした。リヴァイさんは考える素振りをしてみせて「そうか…」と言った。そこから、少しの沈黙。
「…なぁファーラン、掃除するやつが2人ぐらい増えてもいいとは思わないか?」
「なんだよ突然__あぁ、まぁいいと思うぞ」
「そうか、なら…」
リヴァイさんとファーランさんは私達の方を向き、目線を合わせるようにしゃがんだ。そして__
「お前ら、俺達の仲間にならないか?」
「「え!?」」
「家、ないんだろ?ならうちにこいよ!」
「い、いいのか!?」
「あぁ………だが、条件がある」
「条件…?」
この人達に私達を助けて利益なんて無いはず。
よっぽどひどい条件を言われるのかと、私とお姉ちゃんは喉をゴクリとならす。
「部屋を綺麗に使うことだ」
「はぁ!?」
「そ、そんなことでいいの?」
私がおずおずと聞くと、ファーランさんが答えた。
「いいんだよ。だが、リヴァイの潔癖性は重傷だから、厳しいぞ?」
私とお姉ちゃんは相談し、このチャンスを逃すわけにはいかないと、リヴァイさんの誘いを受けることにした。
そうして、私達4人の共同生活が始まった。
漫画版だともう少し幼くしてイザベルがリヴァイに助けてもらうのですが、アニメ版では15歳ほど(憶測)なので、間を取ってイザベルが12歳のとき、ということにしました。
漫画とアニメで結構違うとこあるのでオリジナル多めです。
現在は
リヴァイとファーランが20歳前後
イザベル12歳
リリア6歳
です。