モブですがオリキャラ出ます
「ここが兵員宿舎だ」
フラゴンの案内についていくと、宿舎についた。
あたりを見回すと、結構な数の2段になっているベッドが並んでおり、とても散らかっていた。
「…結構な数だな…」
「やった!!みーんな一緒の部屋ってことか!?」
「そんなわけないでしょお姉ちゃん…」
「女子は別棟だ」
「えー!俺もここがいい!!」
「無茶言うなよイザベル。それに、リリアがいるんだからいいだろ」
「む…それはそうだな!リリアが一緒ならどこでもいいや!」
お姉ちゃんはそう言いながら私に抱きついてきた。
呆れ顔になりつつも、内心嬉しい。私も、お姉ちゃんがいるならどこでもいい。
「ここがお前たちの寝床だ」
一番奥にある2段ベッドの前で止まってフラゴンが言った。汚れのついたシーツを見て、リヴァイが嫌そうな顔をしている。
リヴァイが二段目のベットの底を触ると、パラパラと木屑のようなものが待った。
「………」
黙って固まったリヴァイにフラゴンが追い討ちをかける。
「お前らずっと地下のごみ溜めで暮らしてきたんだろうが、ここは清潔に使えよ」
「あ?てめぇ…今なんて言った?」
「なに…?貴様ぁっ、上官に向かってその態度はなんだ!!」
マズい、リヴァイがプッチンしてしまった。
ファーランが間に入って止め、敬礼_手の向きが逆_をすると
、フラゴンは舌打ちしてから私とお姉ちゃんを女子の宿舎に案内すると言い、女性の兵士さんを呼びに行った。
「リヴァイ、騒動は起こすなって言っただろう!!」
「お前にはクソがクソを汚ねぇ言ってるように聞こえなかったのか?」
「ファーランの言う通りだよ、リヴァイ」
「………」
「兵隊のイビりってのは陰湿なんだぞ。こんなことで目をつけられたら__」
「フン、つまらん真似をしやがったら相応の礼をしてやるだけだ」
まだ不機嫌なリヴァイをなんとかしようとファーランに同意するとリヴァイが少し黙った。そのタイミングでドアがノックされ、扉を開けて女性の兵士が入ってきた。
「イザベル・マグノリアとリリア・マグノリアはいますか?女子宿舎に案内します」
「…イザベル」
「ん?」
「耳かせ」
ファーランがお姉ちゃんに何か耳打ちすると、お姉ちゃんは私に先に女子宿舎に行っててくれと言い出した。
__なんだか最近、三人が私に隠し事してる気がする。嫌われた…とかではないと思うし………んー、わかんない。でも無理に聞こうとも思わない。言いたくないことを言わせるのは嫌だもん。
「すみません、姉は話があるようなので後から来るとのことです」
「あら、そう。構わないわ。」
優しそうな顔をした茶髪のショートのお姉さんはノルンさんというらしい。少し離れた宿舎に行くまで、歩きながら雑談し始めた。
「ねぇ、リリアは何歳なの?」
「8歳です」
「8歳!?最年少とは聞いてたけど、そこまで幼かったなんて…」
確かに小さいけれど、と聞こえた気がしたが聞こえなかったことにしよう。ノルンさんは何故か愛しそうに私の頭を優しく撫でた。
「私は今日から貴方の世話係よ。」
「世話係?」
「調査兵団はもう少しで壁外調査に行くのだけれど、貴方はまだ幼いから連れていくのはやめましょうって話になってね、兵士全員いなくなっちゃうから私が残って世話を見ることになったの」
「えっ」
私はまさかのお留守番らしい。まぁ、私が行ったところでお荷物にしかならないかなぁ…。
つまり、お姉ちゃんたちと暫く別行動、ということ………それは、ちょっと悲しい。
「そうですか…よろしくお願いします、ノルンさん」
「ノルンでいいわ。こちらこそよろしく、リリア」
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これから地道にですが展開も進んでいくので暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。
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