空の上から見たら、一体何が見えるのだろう   作:ユミルの民

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薄明の住処

「リヴァイの兄貴!それって………!」

 

 

盗み_否、仕事を終えたリヴァイとファーランが帰ってきた。お姉ちゃんはリヴァイの腰についている物を見つけ、目をキラキラさせた。

 

 

「あぁ、立体起動装置だ」

 

「ファーラン、憲兵から奪ってきたの?」

 

「まぁな、なかなか手強かったぞ」

 

「すげえぇ!!なぁ、オレも欲しい!!」

 

「まだお前には早ぇよ」

 

「はぁー!?」

 

 

立体起動装置。

"憲兵団"という政府組織などが扱う、ワイヤーを使って空を飛び回る道具だ。(地上)の、また(壁外)にいる巨人と戦うために作られたらしい。

 

 

「リヴァイ達はそれ、使えるの?」

 

「いや、まだ使えないが、必ず使いこなして見せる」

 

 

リヴァイとファーランとの生活も慣れて、すっかり心を開いている。今だってそうだが、呼び捨てになったし。

リヴァイはファーランが言ってた通り潔癖性なので、リヴァイ達が仕事をしている間に掃除をしておくと「お前には才能がある」と褒められた。お姉ちゃんは「お前はやり直しだ」と言われていた。

 

 

「兄貴のケチケチケチケチケチケチケチ!!!!!」

 

「暴れるな。ほこりが舞う」

 

「だってー!!」

 

 

もう13歳だというのに、床で手足をじたばたさせて我が儘を言うお姉ちゃん。そういうところも好き。(シスコン)

 

 

「………はぁ、しょうがねぇな」

 

「!!」

 

「次に憲兵から奪えたら、な」

 

「ヤッター!!絶対盗ってきてくれよな!!!」

 

 

まさかのリヴァイが折れた。そんなにほこりが舞うのが嫌なのか。リヴァイがこちらに近づいてきて、目線を合わせるようしゃがむ。

 

 

「リリア、お前も立体起動装置が欲しいか?」

 

「ちょ、リヴァイ!リリアはまだ6歳だぞ!?」

 

「…ほしい」

 

「そうか。なら、お前の分も盗れたらやろう」

 

 

私は自分の欲を伝えるのが苦手だ。

聞いてもらえないと言えない。

お姉ちゃんみたいに、思ったことすぐ言えたらよかったんだけど、どうも私は考えすぎてしまう。

だからこそ、リヴァイもファーランもお姉ちゃんにも気を遣わせてしまう。変わりたいな。

 

後ろで反対するファーランを無視しながら、リヴァイは私の頭を撫でる。無愛想な顔とは反対に、手からは優しい温もりが伝わる。

 

 

「はぁ…リヴァイは本当にリリアに甘いな」

 

「兄貴にもリリアの良さがわかったんだな!!オレの妹は世界一かわいいだろ~!頭もいいし、優しいし、」

 

「ちょっと、お姉ちゃん!恥ずかしいってば…」

 

 

こうなったらお姉ちゃんは止まらない。

リヴァイとファーランからの生暖かい目線が………本当に羞恥心で死にそう。タスケテ




あ、リリアはイザベルのことが大好きです。シスコンです。ので、後からの絶望が…ね!(悪魔)
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