調査兵団に入る変わりに、最低限の衣食住が保証される権利を得た。私達は地下街を出て初めて地上に来た。馬車の中で、町を見た。楽しそうに走り回る子どもたち。それを微笑ましそうに眺める大人。新鮮な果物が並ぶ屋台に____綺麗な、空。
「空だ…」
「本当に青だ!!綺麗だな、リリア!!」
「リリアの瞳の色だな」
リヴァイがさらっと言った。私は顔がだんだんと熱くなっていくのを感じ、顔を隠す。それをファーランが面白そうに見てくる。やめて。
エルヴィンから調査兵団についての説明を受けた。
まずは地下街にいたころから知っていた、壁の外に出て巨人と戦うことについて。これに関してはまた授業を受けさせてくれるとのこと。
本来ならば調査兵団や憲兵団、駐屯兵団に入る前に訓練兵として座学を学び、体力訓練を3年間するらしいが、それはパスしていいらしい。
あと、私はまさかの最年少で入団だと言われた。
簡易的な自己紹介をしたときに8歳だと言うと驚かれた。
「全員注目!!」
兵士たちの視線が一気にこちらへ向く。特に私に。身長で人を判断するのは良くないよ先輩方。こいつなんでこんな豆粒みたいにチビなのに制服着てんだ?みたいな感じで見ないで。
私はお姉ちゃんとリヴァイの間に立ち、姿勢を正した。
「今日から我々と共に戦う4人を紹介する。お前たち、
「…リヴァイだ」
兵士たちの表情がコイツまじか…みたいな顔になる。無愛想だよね。でも優しいんだよ。
「イザベル・マグノリア。よろしく頼むぜ!!」
「ファーラン・チャーチ。…です」
ビシッとお姉ちゃんとファーランがポーズを決めた。またまた兵士の表情が曇る。3人の挨拶が終わり、次は私だ。
「リリア・マグノリアです。途中からの入団、お騒がせして申し訳ありません。先輩方、よろしくお願いいたします」
できる限りのにっこりスマイルと丁寧に敬礼をする。人間の印象は初めましての時が一番印象に残るってリヴァイが言ってた。当の本人は気にしてなさそうだけど。
またまた私に視線が集まり、先ほどまでピリピリしていたが少しほんわりとした雰囲気になった。これが人間の第一印象の効果。大切だ。
「4人はフラゴンの分隊へ入る。フラゴン、面倒を見てやれ」
「じ、自分の隊でありますか!?」
「なんだ、不満か?」
「い、いえ…てっきりエルヴィンの隊に____」
フラゴンという人の分隊に入ることになるらしい。私もエルヴィンの隊に入れられるのかと思っていたのだが彼には他にやるべきことがあるから余裕はないとのこと。
私達はフラゴンの案内についていった。
にょ
どちらが良いでしょうか?
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