ペロロジラ? うるせえ、バルガでぶっ叩くぞ!   作:瑠璃唐

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祝、一万UA! 祝、十話!
ここまで続けられたのは皆さんのおかげです。
感謝する(定型文)。まだ全然終わりませんヨ。


M10 矛と盾

「パワードスケルトン、完成!」 

 

 完成したスケルトンを着て、稼働を確認する。いくら安全性は知らないとはいえ、それは殴られる側の安全性であり、殴る側の安全性はとても重要だ。欠かしてはならない。

 

「まぁ、ダッシュセルとアドブースターはまだだが……」

 

 恐らくアレを適当に作ると逝く、俺の場合は恐らく地獄に。高機動フェンサーを使った時に、上半身と下半身がサヨナラだなんて避けたい。

 スパインドライバーMAと電刃刀 極式の組み合わせはとても強いが、ソレで命を失っていいほど強くはない。失っていいレベルで強いものは……なんだ? N6とかか?

 

「よし、やることは決めた」

 

 N6ではない。

 

 

 

 

「敵襲! 敵襲っ!」

「何?」

「二方向からの奇襲です! 南側からメイド服を着た二人組が! 北側からは黒い鎧が!」

「南はC&Cか。北は一体どこの勢力だ……。一体何人だ!」

「一人、一人に蹴散らされています!」

「何ぃ! 映像を映せ!」

 

 カイザーPMCミレニアム支部。そこは二方向からの襲撃を受けていた。指揮官がモニターをつけると、確かに兵士がただ一人に蹴散らされている。

 

「ちぃっ、奴の正体に心当たりは!」

「それが、皆目見当もつかず!」

「そんなことを言うだけなら誰にでもできる! 貴様の仕事はなんだ!」

「作戦司令部です、サー!」

「そうだ、敵の目的を突き止めろ!」

「C&Cとは違うのですか⁉︎」

「見てわからんか! C&Cなら手助けなどなくとも支部一つ程度壊滅させられる、悔しいがな。あの鎧は恐らく別の勢力だ!」

 

 モニターの中の鎧が盾を構える。戦車砲はソレに防がれ、鎧の右腕についた何かが発射される。何かは戦車を貫通し、その奥の兵舎に突き刺さった。

 確認すると、槍。どこからどう見ても槍だ。

 

「何ぃっ⁉︎ キヴォトスで槍を使うだと!」

 

『はんっ! いくらお前が強くたって、トラックの衝撃に耐えられるかよ!』

 

 白い鉄箱が加速しながら鎧に突撃する。もし、生徒だったとしても失神、それまでいかなくとも充分な損害にはなるだろう。

 しかし、そうはならなかった。トラックがミシミシという音を立てながら持ち上がる。

 

「バカな、バカな、バカな。」

 

『本当に歩兵なのかよ!』

 

「こんな膂力……ありえません!」

 

 また腕から槍が発射される。トラックのフロアパネルと荷台が破壊され、槍は勢いを失わずに飛び去った。

 

『こちらアルファワン。作戦エリアに突入した』

「よろしい、歩兵はアルファワンの援護を!」

 

 AFVの小隊が突入。すると、鎧の腕部についた武装が切り替わる。

 

『マジかよ! 俺たちと戦ってた時は本気じゃなかったのか⁉︎』

 

 槍の代わりに右腕についた長筒——恐らく、火砲と思われる——が放たれる。三台中一台が大破、そして、貫通し奥の建物に着弾した。

 ガラガラという音が響き渡る。

 

「何っ! 馬鹿な、ありえん!」

 

 その建物は粉砕した。

 

「気象観測レーダー、全壊! ヘリコプターでの支援が厳しくなります!」

「ええい、そんなことはわかっている!」

 

 鎧は兵士を蹴散らすために、左腕のガトリング砲を撒き散らす。

 

「強固なアーマーと重武装。いわば、地上部隊の天敵です」

「くそっ!」

 

『バカデカい砲に気をつけろ! ビルが一発で粉々になる火力だぞ!』

『あのガトリング、やばいぞ! MG42なんか比べ物にもならない!』

 

 鎧が上に大きく跳ねる。背中から何かを吹いているのが見える。

 

「あの重量で、あの機動力か……」

「誘導に成功しました!」

「わかった。全軍、退却だ! AFVは戦車砲を撃ち込み、移動を封じながら下がれ!」

 

『サー、イエッサー!』

 

 

 

 

 

「へえ、なかなか骨のありそうなのがいるじゃねえか」

「C&Cか。雇われでもしたか?」

「それがお前になんの関係がある?」

「それもそうだな」

 

 鎧越しの声は、雄々しい戦士の雰囲気を醸し出す。

  

「こちらブルリーダー。作戦行動を開始する」

「掃除の時間だ」

 

 右腕に装着されたキャノン砲から煙が立ち上る。工廠は壊れた。

 

「あぶねえな!」

 

 C&C……美甘ネルのサブマシンガンの掃射がブルリーダーの足元目掛けて放たれる。ただし、ブルリーダーはジャンプブースターを起動して、すでに跳び上がっていた。

 

「その図体でその動きかよ……ッ!」

 

 左腕につけられた機関砲の回転が加速する。空中から、ネルを狙って弾幕が降り注ぐ。

 その足元に潜り込んで、股下からサブマシンガンを連射する。しかし、大きく横に跳び上がった姿が見えた。

 

「はぁっ⁉︎」

「パワードスケルトンは車と同じだ」

「車は跳ねたり機関砲撃ったり……はするか」

「だろう?」

 

 いつの間にか持ち替えていたのか、左手に盾、右手に槍を構えている。鎧が右腕を大きく振ると、槍が飛んでいき、ネルの頭の横の壁に刺さった。

 

「へえ? なかなかやるじゃねえか。だが、戦う相手を間違えたな!」

 

 ネルがサブマシンガンを二丁とも構え、ブルリーダーに向けてぶっ放す。ブルリーダーはそれに対抗して、タワーシールドを構える。

 

「おらおらおらおらっ!」

「シールド起動!」

 

 サブマシンガンから薬莢が次々と飛び出す。タワーシールドによって弾が何発も受け止められる。

 

「ちっ、マガジン切れか」

「耐久値が切れたか」

 

 ほぼ同時に構えを止める。ネルがマガジンを新たに入れようとしたタイミングで、前から槍が飛んでくる。

 

「どうした? 俺はここにいるぞ」

「マガジンを替えさせないつもりか……!」

 

 ネルの動く先を見計らって槍を射出する。しかし切り返しによって華麗に回避した。

 

「それにしても意外だな。カイザーがC&Cに援軍を頼むはおろか、セミナーがそれを受けるなど」

「あ゛? 何言ってる、カイザーに雇われてんのはそっちだろ?」

「いや、俺はカイザーに襲撃を仕掛けに来た愉快犯だが」

「ああ、そうか。……マジか?」

「マジだ」

「その鎧は大型サイボーグとかじゃなく」

「ただの鎧だな」

「……」

「……」

「……」

「まさかお前、俺のことをカイザーの手先だと思って攻撃を仕掛けたのか?」

「……そうだよ」

「…………そうか、まあ、気にするな。勘違いというのは誰にでもある」

「うるせえ!」

 

 

 

 

 

「まずい! 誘導に気づかれた!」

「それは本当ですか⁉︎」

「アルファワン、先制で砲撃を仕掛けろ!」

 

『了解。アルファワン、再度戦闘を開始する』

 

「随行歩兵は、AFVを援護しろ!」

 

『ブラボーワン、了解』

『ブラボーツー、了解』

 

 黒い鎧とメイドが並んで歩く。その手には矛と盾を持って、その手にはサブマシンガンを二丁持って。

 

『どっちが多く倒せるか勝負しようぜ』

『後でルールを変えるなよ』

 

 戦車砲が二人に向かう。鎧が盾を構え、その榴弾を防ぐ。

 

『それ、ついさっき耐久値が切れたとか言ってなかったか?』

『再起動した』

『それ、まさか電気使ってんのか?』

『そうだな——ブルリーダー、殲滅目標を確認した』

『掃除を始める』

 

「チャーリーを出せ! ゴリアテが四体もあれば流石の奴らといえど……!」

「わかりました。しかし、基地のほぼ対角にあるため時間はかかります」

「構わん!」

 

 

 

「キャノン砲を放つ。C&C、前線を張れ」

「了解、任せておけ」

 

 サブマシンガンで兵士を抑える。本来、二丁のサブマシンガンでこれだけの兵士を抑えることは不可能だが、それを可能としているのはヘイローだった。

 

「砲撃を放つ、気をつけろ!」

「わかったよ!」

 

 キャノン砲から弾が放たれる。AFVを一台貫通、兵士を八人撃破。

 

「やったぞーーっ!(定型文)」

「なかなかやるな……っ!」

「あのチビを狙え! その後鎧男を処理しろ!」

「あぁ⁉︎ ぶっ殺すぞ!」

 

 サブマシンガン二丁の連射が兵士に突き刺さる。24×2、総勢48もの弾丸がたった一人の兵士に浴びせられた。

 

「ハンドガトリング、掃射を開始する。C&C、気をつけろよ」

「お前には大振りな攻撃しかないのか!」

「怪物駆除が本職のものでな」

 

 機関砲から放たれた弾が兵士たちを薙ぎ倒す。

 

「……C&C、わかっているな?」

「ああ」

「「ゴリアテが——来る!」」

 

 

 

「チャーリー、ゴリアテ。作戦エリアに突入した」

 

『よろしい。ゴリアテ隊、戦闘を開始しろ!』

 

 

「おい、ブルリーダー。ゴリアテ何台まで倒せる?」

「一だな。お前は?」

「あたしもだ」

「残り二台……C&C、何人で突入した」

「二人だがアイツは建物の中にいる。援軍は期待できない」

「了解した……、こちらも援軍は期待できない。有終の美を飾るとしようか」

「ああ、暴れ尽くすぞ」

 

 ゴリアテとパワードスケルトンで力比べを始める。肩部に搭載されている武装がないため、ただの膂力比べだ。

 ゴリアテの腕に搭載されたマシンガンを避けながら、サブマシンガンを放つ。

 

「E! D! F!」

「おらおらおらおらおらぁっ!」

 

 パワードスケルトンの腕から放たれた槍がゴリアテに突き刺さるが、戦車とは勝手が違く、刺さりきらないまま、地面にポトリと落ちる。

 どれだけサブマシンガンの球を放ってもゴリアテに損害は与えられず、そのままビームを放ってくる。

 

「そうだ、俺は不死身ではない」

「くっそ……」

 

 満身創痍、という言葉がまさに似合う様子で戦い続ける。

 攻撃をスラスターで避けるも、避け切れず。サブマシンガンを放つも有効打にはならず。

 

『コンバットフレームを送ります。情報のことは気にしないでください。大事なのは生き抜くことです』

 

 空からコンテナが投下されて、それがパカリと開く。ブルリーダーはその中に入っていた二足歩行ロボットに乗り込み、操縦を始めた。

 

「C&C、あとはコンバットフレームに任せろ。安心しろ、火力と機動力はグラビス型以上だ」

 

 腕に搭載されたロケット砲がゴリアテを粉砕する。

 

「コンバットフレームの力、見せてやるぜぇ!」

 

 ミサイルポッドから射出されたミサイルが兵士にぶつかり、大きく爆ぜる。

 

「あれはゴリアテじゃないのかよ!」

「知らない! こんな兵器知らないぞ!」

 

 リボルバーカノンがゴリアテに放たれ、フレームを大きく振り歪める。

 

「もうダメだ! おしまいだぁ!」

「撃たれても向かってくるぞ!」

「来るな! 向こうへ行け!」

「止まらない! 逃げろ!」

「ゴリアテ、破損!」

 

『基地を放棄する! 直ちに撤退せよ!』

 

 

「C&C、掃討は失敗したな」

「そうだな。まあ、今回の作戦の目的は掃討じゃないからな」

「そうだったのか」

「あと、あたしの名前は美甘ネルだ、C&Cは部隊名。わかったか?」

「わかった」

「お前はブル隊に属してるんだよな?」

「いや、俺は一人だが」

「ん? ブルのリーダーじゃないのか?」

「ああ」

「……自分で自分を率いてるのか?」

「ああ」

「よっくわかんね。あたしは帰る」

「ここにもう獲物はいない。俺も帰投する」

  

 

 

 

 

「ってことがあってさー!」 

「中々に刺激的だったな?」

「ああ!」

 

 ごめんよ、美甘。ブルリーダーは俺なんだ。楽しくなってきてカイザーをボコしたくなった俺なんだ。あのコンバットフレームは黒服から輸送されたんだ。声はボイスチェンジャーなんだ……。




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ふとした興味です。みなさま、EDFとブルアカやってます?

  • どっちもやってる
  • 地球防衛軍だけ
  • ブルアカだけ
  • EDF? ブルアカ? なにそれ美味しいの?
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