「聞いてください……私は卵を探しています……。使っている調理本にこんな記述があります、卵は完全栄養食と言われ、様々な栄養を内包していると……。完全栄養食の……卵……」
夕食には親子丼が食いたかったのだが、家には材料が無かったので買い出しだ。もちのろんだがお金は黒服持ち。
「にしても、この街にもだいぶ慣れてきたな。今なら白石と会った時みたいな間抜けな事故は起こさないだろう」
フラグじゃないぞ……本当だからな。もう事故はしない。事故はしない、事故はしない。
「あー、やっぱ私の家はスーパーが遠いことだけは難点だな……。うん、もし引っ越すことになったらスーパーが近い家を頼もう」
まあ、多分そんなことは起きないと思うが。というか起きるのは嫌だが。プライマー……来んのかなぁ。来ないで欲しいな……。
「おいおい、えーと、そこの集団? 向こうにあるスーパーに行きたいんだ。通行だけでいい、させてくれないか?」
「すみませんが、ここは通行止めです」
和服、狐面、CV斎○○和……うわぁぁあ! 災厄の狐だ! 助けてくれーーっ!
「私は卵を買って親子丼を作りたいだけなんだ。なんなら君たちにも作ってやるから……」
弾丸が頬を掠める。
「酷いじゃないか、狐坂ワカモ。今なら私は君たちに危害を加えない、それでどうだ?」
「お断りです、嵐山ハジメ。それに、何故私の名前を?」
「お前は誰にもできないことをした。わかっているな? 今やお前は有名人だ」
「……そこまでではないでしょう。それに、有名人なのは貴方もです。わざわざ別自治区の争いまで干渉するのですから」
ビルの上に立つ少女……百鬼夜行連合学院、狐坂ワカモ。武器は単発式のライフル、位置取りは不利、数も不利、奴らは戦車は持っている……。
助けてくれーーっ‼︎(定型文)。
「君たちに警告を行う。直ちに撤退しろ。君たちの行為はゲリラ行為だ。武力鎮圧を行うぞ」
「……断ります」
「そうか、残念だ」
近くにあった戦車にDNG3を投げ破壊する。すぐさま瓦礫に隠れてヘルメットをターミガンHA2で破壊する。なんと、ヘルメット団はヘルメットを破壊することで機能を停止するという生態を持つ、コスモノーツも見習って頭部装甲を破壊したら自害してほしい。
「……奴らが闊歩している、そこら中敵だらけだ」
瓦礫からビル陰に移動し、その間に複数人射撃してヘルメットを破壊する。実はこの打ち方はスナイパーライフルの打ち方ではないのだ。良い子のEDF隊員は知らないよな。何故かあいつらバイポッドがついてる銃も立って撃つから。
「こんにちは」
「ビルの間で戦闘する気か? 正気じゃないな!」
ターミガンからX-400オーキッドに持ち替えて、銃床を叩きつける。狐坂がそれを避けた隙に銃剣を取り出して、刺す。
「貴方も銃剣持ってるんですか……ッ!」
「なかなか使わないがな……持っておくと便利だぞ」
「知りませんよ」
オーキッドに銃剣を挿して、狐坂の蹴りをブーツで受ける。オーキッドをターミガンに持ち替えて、奥のヘルメット団のヘルメットを数個破壊した。
「戦闘中に他の人に狙撃しますか……普通!」
「EDF隊員はこのように戦う奴もいる!」
ターミガンは対人スナイパーライフルだ。アンチマテリアルライフルを用いるハンマーズほどの火力は出ないが、連射力はライサンダーより高い。肘鉄をかますが、避けられる。
「……君はここをどこだと思っているのかな……!」
「ミレニアムでしょう?」
「そうじゃない(定型文)」
より接近する……狐坂の銃剣を左手で受ける。
「正気ですか……?」
「もちろん、ヘイローのおかげで平気だしな」
「……狂ってますね」
「CQCは苦手でね、さっさとビル陰から退去してもらおう」
銃剣がミシミシという音を立てながら破断する。
「……はあ?」
「タフガイなのでな、そんじょそこらの野郎どもと同じにしてもらっては困る」
「おかしいでしょう……!」
「褒め言葉か? せっかくだし受け取っておこう」
ワカモが撤退するのを見て、ターミガンで追撃するが、碌に当たらず撤退を許した。腹いせにDNGをぶん投げて戦車を破壊する。
やったぞーーーっ!(定型文)
「一つ、二つ……そこは私の射程圏内だ。信長になった気分だぜ!」
実は、織田信長は12発装填できるスナイパーライフルを用いて長篠の戦いを圧勝したのだ。良い子の皆さんはご存知なかったろう?
「やばいぞ!」
「どこに隠れても無駄だ」
ターミガンHA2から放たれる大口径弾がヘルメットを次々と破壊する。今俺の手元にストリンガーJ9がなくてよかった。うっかり殺っていたかもしれん。
「私の目は、全てを見通す……」
もちろん、そのような能力などない。レーダーと勘の組み合わせだ。これがEDFスタイル。
今回の特殊装備はハイブリッドアーマー。強い。
「八割制圧した。無駄な抵抗はやめろ。弾薬の無駄だ」
「止まらねえ! あいつ、死を恐れてねえみたいだ!」
オーキッドを使えば数発でヘルメットを破壊できる。ターミガンなら一発で、DNGならまとめて破壊できる。
「やはり、貴方は脅威ですね」
「お褒めいただき光栄だな。さっさと倒れてくれ」
再びビルの上に居る狐坂にDNGを投擲する。ライフルで手榴弾が破壊され、ポロポロと破片が地面に落ちた。
「……チッ! なんで替えの銃剣なんて持ってるのかな!」
「貴方こそなんでサブハンドに小銃持ってるんですか……!」
「侵略性外来生物相手に拳銃で碌な戦果が期待できないからだよ……!」
飛び降りてきた狐坂の銃剣をサイドステップで避け、返しにオーキッドを腰撃ちする。
「ええい……私はただ、親子丼を食べたいだけだ! それをわかるんだよ! 狐坂!」
「それはわかってます」
「じゃあスーパーに行かせてくれ……!」
狐坂の単発式ライフルは脅威だ。しかし、当たらなければどうということはない。インファイトに持ち込まれると不利なので、引き撃ちをする。
「帰ってくれ! ミレニアムで習ったのはマニュピレーターの作り方とコンバットフレームの操縦方法だけなんだ!」
狐坂にターミガンを放って足を奪う……
「その程度じゃ転びませんよ」
ことに失敗する。
「EDFは敵に背中を見せない」
DNG3を近くの戦車に投擲して破壊しつつ、狐坂の攻撃を避ける。
「くそっ……! ブレイザーさえあれば……!」
「ブレイザー?」
「新型の銃だ! 個人用だが、EMCの10パーセントの出力があるらしい!」
未完成だが。ようやくEMCができたところなのにもうブレイザーができてるわけないだろう。いつかプラネット・ブレイザーを黒服に作らせたい。
「痛っ!」
余計なことを考えていたからな、当然狐坂のライフル弾に直撃する。
「倍返しだ!」
オーキッドの連射力は狐坂の奴よりあまりにも高いのでn倍返しとする。
「中々に厄介ですね……!」
「お褒めに預かり光栄だな! さっさと帰ってくれ!」
X-400オーキッドのマガジンを替えながら、ターミガンで牽制する。EDF伝統のタクティカルリロードだ。
「俺は人を撃つ訓練なんかしてない……。こんなの無理だ!」
「本当ですか?」
本当だぞ、人間は実戦でしか撃ってない。キヴォトスの治安は荒れすぎていて右に行っても左に行っても紛争が起きているのだ。ウケる(ウケない)。
「ゲリラ風情が……!」
ゲリラ相手に用意されたのがコンバットフレームなのだが、エアレイダーじゃないし肝心の発煙筒がないから要請できない。
なんで肝心な時にコンバットフレームが使えないんだよ、愚図め。
「帰れ! 百鬼夜行に帰れ!」
単発式ライフルを避けて、狐坂の頭蓋にターミガンを放つ。
「うふふふ……」
こいつ、なんでターミガンをこれだけ食らっても倒れないんだよ。プライマーのタイプ2ドローンより硬いぞ、こいつ。
「ミレニアムでやるな、ゲヘナでやれ!」
「そんな事言っていいんですか?」
「かまわん(定型文)」
この至近距離だとDNG3は使えない。別に隙とかはどうでもいいが単純に爆風に巻き込まれる。痛いから嫌だ。
「……もう保安部がやってきましたか」
「かーえーれ! かーえーれ!」
時間稼ぎにはなった。
「仕方ありません、退却しましょう」
危ない。コンバットフレームが無くてもなんとかなった。
「あいつ……あの数を一人で全滅させたのか……化け物か……」
さっさとウイングダイバーを出したい。感想ください。
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レンジャー
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フェンサー
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EDFやってないからよくわかんないよ