黒服くんに頼んで作ってもらったシミュレーターをやっている。場所はDLC1 M18 コードN。武器稼ぎの最高点だな。
『これより、目標上空に進入する』
『ターゲット確認』
「青ダンゴォ! KM6早く来て早く来てぇ!」
持ってきた物はKM6 プランZ4、プランX5、フォボスZ プラン4、パワーポストZM、セイバーエイレン……。よし、いつもの装備だな。
グラビス二機に繋がるようにパワーポストを置いたタイミングで、上から爆撃と銃撃が降り注ぐ。青ダンゴ二匹の撃破を確認。このタイミングで発煙筒を投げる。
やはりこのミッションではセイバーエイレン……というか、パワーダインMCが重要だな。いや、もちのろんだがパワーセイバーも重要だが。
『目標座標を確認。真上から投下する』
左方に土煙、そこに向けてプランZ4、ついでにフォボスを放つ。
ひと足先にフォボスが着弾、アリを一掃してから、KM6が上空を通過する。
『機銃掃射、開始ィ!』
空から大量に降ってきたフルメタルジャケット弾に青ダンゴが粉砕される。相変わらずえげつない火力だ。こと大型の敵においてはバカ火力なのだな。
『フォボスの恐ろしさが分かったか!』
『こちらボマー。エアレイダー、戻ったぞ。まだ無事か?』
右方から侵略性外来生物γ 大型種が二匹、後方からも二匹。同時に上からコンテナが投下。厨二病的なカラーのコンバットフレームが姿を表す。ダンゴムシにKM6。なんか視界の左端からなんか飛んできた。
「何だこれは⁉︎ 蟻の体液か……⁉︎ うわっ! 酸……! サンダーーー!」
流石に酸一発で死ぬような体力はしていないので、ただ騒いだだけだ。俺に酸を飛ばした侵略性外来生物プライマルαはグラビスのリボルバーカノンに吹っ飛ばされる。
『確認した。突入開始』
『全機、突入!』
「KM6、命中、二匹撃破。残り二匹。そちらにもKM6」
『目標地点への攻撃を完了。地上部隊の健闘を祈る』
大量にやってくる青アリはモブ隊員とグラビスとフォボスが処理をする。やっぱりNPCグラビスの連射速度やばいよな。俺にも使わせて欲しい。
そして、このタイミングで赤ダンゴが召喚される。
「待てよ……もしあの巨大な青ダンゴでさえ成長しきってなかったとしたら……」
赤ダンゴが土煙を巻き上げながら登場する。赤いやつは強いに決まってる! KM6、あと近くにフォボス置こ。
『発射!』
まあ、KM6にかかればゴミも同然だが。
『アタック!』
あと近くの青アリもフォボスにかかればゴミ同然だが。このタイミングであれが来る。
『敵船が接近!』
テレポーションシップがやってきたぞっ。後ろに来る方を先に処理だ。青ハチはゴミ。接近してきたテレポーションシップが口を開く。青ハチが出てくる前にパワーダインとグラビスの集中砲火で処した。
『敵船、さらに来ます!』
蜘蛛の糸から流された電流に、セイバーエイレンが破壊される。
「——、——ふっー。ヒャハハハハ! 死ぬ! 糸に巻かれて死ぬんだよぉ‼︎ アハハハハハ!」
「ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ……」
「一さん、頭を押し付けないでください」
「蜘蛛の糸に絡め取られて死んだんだよ!」
「よかったじゃないですか、極楽に行けましたね」
「俺はカンダタじゃないよ! 蜘蛛は片っ端から殺すようにしてるよ!」
「だったら恨みを買って殺されたんですよ」
「なんでだー!」
やはり、コードNはクソ。ああ、いや。劫火と合わせると悲壮感相まって楽しいのだが……。
「こりゃ、DLC2分は随分後だな。今の練度でサイレンコールとかできる気がしない」
「サイレンコール……? どんなミッションでしたっけ」
「怪生物大量ミッション、本当に怪生物しかいないぞ」
「ん? 巨神激突の方が難しい気がしますが、キングとかいるでしょう? あれ」
「黒服君はバカだなぁ。味方が少ないんだよ」
「なるほど」
「あと、巨神激突だと本部からカッパー砲無限アーマメントバルガだって渡されるし」
「貴方はどうやって?」
「戦列カプセルとKM6をビークルに籠ってぶっ放しまくった。しばらくキヴォトスじゃできないな」
「ええ、サイレンの火炎放射に耐えれるビークルは未だ作れていませんし、KM6はともかく戦列カプセルZ4はまだ全然作れそうにもありません」
「あ、EMCはどうなってる?」
「まだ全然です」
やはりシミュレーションでできることと、現実でできることには大いな差異がある。つまり、頑張れ黒服、ということだ。黒服くんには期待をしている、ということだ。
「ところで、一年ってこんなに短かったか?」
「その台詞は六月で言う台詞じゃありませんよ」
「けど六月後半だから」
「年末か学年末に言えって言ってんです」
「悪いけど、年越しは神社にいるから……」
「殴っていいですか?」
「パワハラだぞ」
「貴方がパワハラしてるんですよ」
「うひゃ〜、言い逃れができん」
「自覚あったんですね」
「あるぞ、そりゃ。なかったらただのカスだろ」
「あってもカスに変わりはない気がしますが……」
カスカスうるさいな。オードリーか?
「私は漫才師じゃありませんよ」
「あれ、声に出てた?」
「いえ、流石に貴方のボケナス言動に慣れてきたので」
「うわっ、教育委員会が黙ってないぞ!」
「私は教師じゃありませんよ」
「じゃあ児相」
「的確ですね。ですがここはキヴォトスですよ?」
「え、児相ないの?」
「児相自体はありますけどもっと幼い人達用です」
「俺はヴァルキューレ?」
「貴方はEDFです」
「そうじゃなくてだな」
「冗談です。まあ、貴方が連絡するとしたらヴァルキューレでしょうね」
「まあ、お前を通報するならEMC……いや、ブレイザー……いや、プラネット・ブレイザーを作ってからなんだが」
「どんどん難しくなっていきますね?」
「ああ、アーマメントバルガが良かったか?」
「もっと難しくしろとは一言も言ってませんが。一ミリもわかりませんよ。あれ」
「ギガンティックアンローダー・バルガを戦闘用に急遽改修した機体、ウォーバルガをじっくり時間をかけて、戦闘用の武装を乗せたモノ、アーマメントバルガがわからないだって?」
「E1合金もあれの稼働プログラムも動力炉もカッパー砲もわからないんですよ。開発経緯じゃなくって」
困っている黒服、私がどうこうできることではないが。
「まあ、なんだ。技術は全くもってわからんが、料理くらいなら作ってやる。美少女の手料理なんて男なら誰でも嬉しいモノだろ」
「見た目がソレでも中身がソレではねぇ」
「ええい。ほら、もう夜だしせっかくだ。なんか作ってやる」
「牛丼、ですね」
「ああ、ただの牛丼だが」
「自炊できたんですね」
「一人暮らししてたっつったろ、たいていの物なら作れる。ま、流石に粉からパスタとかは無理だがな」
「意外ですね。適当な料理ばっか作ってる物だと」
「周回プレイだとか、放置プレイ中には美味い飯が食いたくなんだよ。有給の日、適当に作ったツマミ食いながらゲームすんのも楽しいしな」
「うわ、本質が変わってない」
「ん、いい缶ビールあるじゃん。飲む?」
「私のものなんですが……飲みます。ツマミも作ってください」
「いいぜー。鶏皮使うぞ」
「はい、鶏皮を焼いた何かだ」
「焼き鳥じゃないんですか?」
「ま、何か違うかなって。あ、俺も貰うぞ」
冷蔵庫から黒服のビールを取り出す。銀色の缶、黒色の文字、誰がどう見てもア◯ヒスーパ◯ドライ、キヴォトスにもあるのか。
「振ってないからな、いくら俺と言えど」
「ありがとうございます。流石にそこは信用してますよ」
「よかった。いただきます。あ゛〜! 美゛味゛い゛ぃ゛〜! 久゛し゛ぶ゛り゛の゛酒゛が゛体゛に゛沁゛み゛る゛ぅ!」
「うわっ」
「キンッキンに冷えてて美味いぃ!」
「アル中だったんですか?」
「違うがぁ」
イヒヒ(定型文)。
「黒服ぅ、聞いてくれよ。白石がなぁ、白石がなぁ、変なモン作ってよぉ。うちのグラビスに追加パッチを作って、そこにBluetoothを作ってぇ……いや、約束通りではあるんだがぁ……」
「絡み酒でしたか……」
「あ、そう! 美甘が、美甘がよぉ!」
「ネルさんが?」
「ただ少し童女って言っただけなのにバカキレてきてぇ!」
「妥当でしょう。小さい女の子を指す言葉を言うのなど、特に気にしている人ならダメでしょう」
「サブマシンガンを連射してきてさ! なんとかスローターで追い払ったんだが……!」
「バカですよね」
「バカってなんだ! バカって! お前はバカにパワードスケルトンを作らせるのか!」
「そういう意味じゃないです」
「納得できないな(定型文)。黒服黒服黒服〜、好きだぞ〜お前の作る武器」
「それただ地球防衛軍が好きなだけじゃありません?」
「まあ、そうともいう。あ、いつか作って欲しいものの話していい?」
「なんですか? 聞くだけ聞いてみましょう」
「ジェノサイドガン、アルマゲドンクラスター、ルールオブゴッド……」
「できそうもありません(定型文)」
「なぬ、お前も定型文に目覚めたか」
追加で缶ビールを一本キメる。
「うまぁい」
「飲み過ぎないでくださいね。明日は……休みですが」
「しっかたないなぁ……んー、おいしいなぁ。テレビつけていい?」
「いいですよ」
リモコンをとって、ポチッと適当なチャンネルを開く、映画だな。まあ、日本で言う金曜〇〇ドショーだな。いいなぁ。
「あ、見た事ある! これター〇〇ーター2だろ! 面白いぞ!」
「洋画ですよね? 見てるんですか」
「大御所は抑えてる。タ〇ミネ〇〇ー1.2は見たし、ジ〇〇ズも見た。ワ〇〇ドスピードもいいぞ」
「ス〇ンド〇〇ミーは?」
「見てない」
「貴方、多分大御所抑えてるというよりアクション映画好きなだけでしょう」
「バレた。取り敢えず車は爆破したいよな」
「まあ、アクション映画ならわからないでもありませんが」
「いやー、T-8〇〇が親指を立てながら沈んでいくシーンは涙無しでは見れなかったな」
「意外ですね。貴方に人の心とかあったんですか」
「あるに決まってるだろ! ああ、いや。あるとも!」
「意外ですね……」
「そんなに?」
「はい、とても」
「マジか……」
「あのさ、黒服〜」
「なんですか?」
「お酒美味しいね」
「酔いすぎですよ」
「ビールがうまい。久しぶりに飲んでるからな〜」
「どれくらいの間ですか?」
「ちょうどキヴォトスに来る前だから……うーん、七ヶ月くらい?」
「ああ、納得ですね」
「いずれ、先生が来た時には飲酒ができなくなっちゃうから」
「はあ」
「あー、あれだなー。先生が来た時軍曹のモノマネしよっかなー。よくない? いいよね」
「取り敢えずは禁酒ですね」
「————なんでぇ!」
当作品は未成年飲酒を肯定する作品ではありません。
感想ください♡ あと筆者はお酒を普段飲まないし、人付き合いもそこから離れているので間違っていたらすみません。