俺、最強のバフ要員。パーティからのクビを宣告されたんだが……   作:あじさいファン

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23.戦士の話・その1

 モトネタノアルヤツ。

 別世界に似たような存在がいる。

 

 何を言われているのか、全然わからなかった。

 いや、別世界、という言葉の意味がわからないわけじゃない。かつて俺を救ってくれた神の花や女神アルカンシエルなんかも『別世界から来た存在』なんて言われてたしな。

 

 よくある話だよ、俺らの世界とはまた別の高次元な存在があるんじゃないかっていう論。

 小さい頃は真面目に信じたりもしたが、大人になった今じゃ今あるものをあるがままに受け入れちまうようになったもんで、そんな次元の違う代物というのは全部、それを信じた昔のお偉いさんによる与太話なんだと思ってた。

 海底の国や火山の国、天空の世界なんかにも足を運んだけど、次元が違うって感じじゃなかったからね。まさか、そういうのとは違う、世界が本当に存在するとは思ってなかったんだ。

 

「私の見立てでは、貴方がたは違うようですね。……モトネタというのがない」

 

 集落長はお茶を(すす)りながら穏やかな声でそう言った。

 その四文字が意味するところが俺らにはわからなかったんだが。

 

 ただ一人、理解出来ちまう奴がパーティ内に居た。

 

「……早い話が、パクリなんですよね? 創世神が、この世界に配置する人物の造形を思いつかなかったので、目についた人気作品の人気キャラクターをもじったような人物を配置したんです。パロディ、と言えば聞こえはいいんですけど」

 

 ブラウだった。黒装束で唯一隠れていない彼女の目は、真剣な眼差しだった。

 そう、彼女には俺の異常バフによって、偶発的に得てしまったものがある。

 

 世界に対する知識のパラメータだ。

 あのとき、激しい性欲に苛まれながらも、彼女は必要そうな情報を頭の中にインプットしていたらしい。

 

「な、何を(おっしゃ)っているんですの? ブラウ、意味がわかりませんわよ」

 ジョーヌのお嬢様バフはまだ続いている。

 

 もうギャップで面白いとかはどうでも良かった。

 それよりも、俺らが辿り着こうとしている真実の方が気になる。

 

「えっと……どう(たと)えればいいんですかね。小説がありますよね、旅の最中でドレさんが読んでいる」

「ええ、ありますけれど……」

「一冊の小説があたし達の世界だとします。その小説の中に、別の小説の登場人物を、小説家が無断で出している状態と言えばわかりますか?」

 

 本の虫である俺にはピンと来る例え話だった。

 違うのは、名前をそのまま出していないことと、背景やキャラ造形が酷く似通っているだけで『別人』だと主張されているような感じなのだと、ブラウは続けて説明をした。

 

 俺以外の三人は、その説明を噛み砕くのに苦労していたようだが。

 少ししてからジョーヌが、合点がいったと言わんばかりに頷いたんだ。

 

「……アジュールが言っていたことは、そういうことだったんですの?」

 

 かつて俺らは、暗殺されかけていた海底の女王アジュールを助けたことがある。

 別れ際に言っていたことは確かに今話題となっているバグに関する情報と結び付けられそうなものがあった気がするが……。

 

 どうにも思い出せない。なにせ一年半くらい前のことだからなあ。

 

「いい機会ですわね。私たちの奮戦を振り返ってみるのも悪いのではなくて?」

 

 俺の記憶が曖昧であることをジョーヌに伝えると、そう提案された。

 確かに、言葉だけピンポイントに思い出しても、その発言に至った経緯を忘れているなら、アジュールの真意を紐解くには程遠い。

 

 俺らが辿った過程に、集落長さんは強く興味を示してくれた。

 

「私も聞きたいですね。そうだ、今日はここで泊まっていかれてはどうですか。お食事も出しますが、お金は不要です。対価はその話を聞かせてくれること、ということでいかがでしょう」

「いいのか? 俺らにはありがたい話だが……」

「こんな辺境では、娯楽も乏しくてですね。それに、アジュールさんがどうされているか、気になっておりましたので」

 

 集落長さんは、背後で控えているお付きの二名に、食事の準備をするようにと命令した。

 彼らもこっちの話を聞きたがっていたが、「料理中に聞き耳を立てていて構いませんよ」と言われ、喜んで調理場へと向かっていった。耳がいいとのことだ。

 

 まずは、ジョーヌはざっくりと、魔王との初邂逅の話をした。

 俺が呪いをかけられたこと。女神の森に向かったこと。アン・コロールと戦ったこと。そして、花は無事に手に入れて俺を救助出来たことだ。

 

 魔王と戦い無事だった、という件に、集落長は驚いた様子を見せていた。

 

「……今世代の魔王様は非常に強いお方なのですが。戦って無事だったとは、凄まじい戦闘能力のパーティなのですね」

 

 そして、ここからが、海底の国の話となる。

 なんとなく察しているかもしれないが、件のアジュール女王と似ていた戦士ジョーヌが中心だったんだ。

 

 これをまだ聞いてくれている優しい人がいるのなら、付き合ってくれるかな。

 今回、題するとすれば……戦士の話、ってところだろうか。

 

 

*****

 

 

 新年祭からしばらくして、魔王に悪戦苦闘を強いられた俺らはある決意をした。

 このままでは再び相対しても負けるだけだろうから、もっと経験を積み重ねて強くなる必要がある、と。

 

 そのためにアルジャンが提唱した方法は、実にシンプルな方法だった。

 

――片っ端からギルドの依頼を受けまくる。

 

 ギルドにやってくる依頼なんだけど。

 依頼主は報酬を提示する義務があるんだが、切羽詰まっている人たちがまともな報酬を提示できるばかりではないんだよな。

 そのせいで、冒険者たちが解決しようとしない依頼も数多くある。命を懸けて手に入るのが二束三文じゃ、割に合わないからね。

 

 それは、冒険者の在り方としてはともかくとして、平時においちゃあ正しい判断だと俺は思ってる。

 安請け合いする強力なパーティがいるんじゃ、まともな報酬を用意する必要がなくなっちまうからな。

 そうなりゃ多くの冒険者パーティは食いっぱぐれちまう。依頼による報酬ってのは、魔物の素材の売却より直接的な金になりやすいんだよね。

 

 だが、他の冒険者に恨まれてもいいから、勇者様は依頼の質に関係なくこなしていこうと言ったんだ。

 報酬を多く出されない依頼にこそ、魔王を討伐するヒントがあるんじゃないかってな。

 

 その考え自体は間違っちゃいなかった。

 

 薄給の依頼の多くは、依頼主が出し渋っているわけじゃない。本当に対価を払えないんだ。

 それくらい奪われ、明日すらわからない人たちの心からの叫びを、俺らは受け止め続けたってわけだ。

 

 特に、俺が好きな戦士様は、依頼の山をこなしていくうちに、魔王に対する、ひいては魔族に対する強い怒りを覚えていった。

 いつかの三銃士のように話のわかるやつばかりじゃないんだよ。

 マスティック教授のように、愉悦で人をいたぶるのが好きな魔族ってのがホントに多すぎた。

 

 そういう被害者がいる依頼ばっかを受け続けてきたんじゃ、そういう魔族だけを相手にするのは当然だよな。

 

『魔族というのは、ノワールのように、良い悪いの二元論で語れぬ存在だと思った時期もあったが。こうあっては女神が忌み嫌い、排除を望むのもわかる気がするな』

 

 ジョーヌは魔族と相対する度に率先して斬りかかり、それで戦闘が終わることもあった。

 たくさんの依頼を短期間でこなしていると、自然と俺らのパーティレベルも高まっていってね、一部の強大な敵以外には苦戦することも少なくなっていった。

 

 んで新年祭から四ヵ月くらい経って。

 俺らに頼みたいと言って、直接依頼をしに来てくれた人物がいた。

 

 それは、国王直属の宮廷魔道士団のトップを務める、目を黒い布で覆っている白髪の筆頭魔道士だった。

 

 彼から持ち掛けられた依頼の内容は、ここまでストレートじゃなかったものの、端的に言うとこんな感じだった。

 

『親友を殺すのを手伝ってほしい』

 

 士官学校時代からの竹馬の友であり、同じく魔道士の叡智を究めようとしていた人物が、何か重大な世界の真実を知ってしまったらしく、その絶望から一般人を多く襲い、女神の森を拠点として城攻めを画策しているという。

 森に住まう呪霊を操る術を身につけた彼は城下町にそれを放とうとしているらしかったのだ。

 

 直接その親友と相対したいそうで、俺らに与えられたのは呪霊の対処だった。城下町が襲われる前に決着をつけたいと。

 時間もなかったし、断る理由もなかった。報酬は豪華じゃないけど、と言われたが、俺らには関係なかったね。

 

 筆頭魔道士の男と、彼が信頼するという一部の魔道士を引き連れて、少数精鋭で森に向かった。

 正確に言えば森の中に入ることはなかった。入口前で大量の呪霊を引き連れながら堂々と立っていたからだ。白髪の筆頭魔道士が来るのがわかっていたとでも言うように。

 

『世界を知らないサルどもを引き連れて来たのか。ガッカリだよ』

 

 顔を合わせるなり、滅茶苦茶な暴言を吐かれた。

 だが、魔法を使えない俺でもわかったよ。目の前にいる黒髪の魔道士は、ブラウに匹敵、いや、ブラウでも足元に及ばないくらいの強大な力を持っているってね。

 

 当時の俺らが相手をしていたら間違いなく一瞬で全滅してただろうけど、ここは宮廷魔道士団の方々が相手をする運びだ。

 

『本当に大丈夫なんですか? 相手は相当な能力を持ってるみたいですが』

『知ってるよ。大丈夫、僕、最強だから』

 

 そうは言っても、化け物だけを相手にするならまだしも、今から親友を直接的に手をかけるわけで、大丈夫なはずがない。

 戦闘能力への不安はまったくなかったけど、その心痛を慮って、俺らは筆頭魔道士の彼を向かわせることを少し躊躇したんだ。

 

 でも、余計な心配と言わんばかりにニヤリとしてみせた。

 相当な辛さがあるだろうに、目を隠しているから、読み取れなかった。

 だが、引き留めても無駄だと悟って、俺らは与えられた仕事を全うすることにしたんだ。

 

 呪霊なんだが、黒髪の魔道士の術式で操られているせいなのかな、前来たときより連中が強い気がすると、アルジャンが言っていた。

 俺のパッシブ能力がなければ防戦一方を強いられてたかもしれないってさ。

 

 白髪の筆頭魔道士率いる宮廷魔導士団はパーティシステムの恩恵を得ているらしく、寄ってくる呪霊をあっさり吹き飛ばしながら黒髪の彼に近づいていった。

 その折に、筆頭魔道士は親友の彼にこんなことを言っていた。

 

『作り物かどうかなんて、どーでもよくない? 別んトコに元ネタが居たところで俺は俺、君は君だろ』

 

 当時の俺らには、意味がわからなかった。

 だが、今となってはわかる。白髪の筆頭魔道士は俺らよりもだいぶ早く、世界の真実に辿り着いていたのだろう。

 そして黒髪の魔道士も。ただし、この人物は、それを知り発狂してしまったということなんだろうな。

 

 さて、敵である彼が親友の切実な言葉に対してどう反応したのかは、俺らにはわからなかった。

 最終的にその人物の死亡によってこの戦いは幕を閉じたから、恐らくは相容れないと判断して激昂したに違いない。

 

 致命傷を負わせたのは筆頭魔道士とは別の魔道士だった。かなり優秀な人物らしい。強い召喚獣みたいなものを操るという。

 だが介錯をしたのは筆頭魔道士本人だったのだそうだ。あっけらかんとした態度を取ってみせていたが、それがかえって痛々しかったね。

 

 黒髪の彼だが、一般人も魔王軍も全て滅ぼすつもりでいたんだそうだ。

 呪霊を操り強化する力をもってすれば、一歩間違えていればそれも叶っていたんじゃないかって思うくらいだったね。

 

 

 

 王国の未曽有(みぞう)の危機を救ってくれた立役者だと言って、俺らに飯を奢ってくれた。

 何かあるたびに来る寿司の店らしい。俺らはあんまり食わないから、新鮮だったけど美味しかったね。

 

『君たちがいなければ、溢れる呪霊たちを抑えられなかっただろうね。本当にありがとう』

『いやあ……俺らは大したことは……』

『謙遜は不要だよ。貶すつもりはないけど、王国の騎士団じゃ手に余る相手だったからね。真の勇者パーティじゃなければあの数は無理だったよ』

 

 数えるのも億劫になるくらい、圧倒的な物量だったからなあ。

 俺らがどう苦戦したかを述べるだけで滅茶苦茶時間がかかりそうだから割愛させてもらうね。

 突っ立ってるだけの俺が居ちゃいけないんじゃないかって思うくらい、死にかけたってことだけ。

 

『約束だからね。報酬を与えよう。何が欲しい? 僕が出来る範囲でなら、何でもあげよう』

 

 筆頭魔道士である彼は、目玉が飛び出るくらいの給金を毎月貰っているのだという。

 頼み込めば豪邸のひとつでもポンと出してくれそうな勢いを感じたね。報酬が豪華じゃないと言ってたのは、それ目当てにして欲しくなかったが故の方便だったんだろうさ。

 

 でも、俺らはお金に困ってるわけじゃなかった。

 新年祭でルージュが稼いだ分がまだまだ余っている。俺のせいで中断されたのもあって、一生食うに困らないだけの金ってワケじゃないけどね。でも、数年は遊んで暮らしても持ちそうな額だ。

 

 だから、欲しいのは金目の物でも強力な武具でもない。

 そう、情報だった。

 

『貴方の親友は、何を知って狂ったの? 魔王の所業と関係があるのかしら?』

 

 先んじて聞いたのはルージュだった。

 出来る範囲で何でもあげると言った手前、答えないのは良くないと思ってくれてたんだろうけど、それでも彼は答えにくそうに唸っていた。

 

 まあ、概ねの内容を知った今となっちゃ、答えにくかった理由はわかるような気がする。

 集落長やブラウからちょっとだけ聞かされている俺も、全部納得して理解しているとは言い難いもんな。

 

『申し訳ないけど……僕の口からは具体的な内容はとても言えないな。アイツみたいになって欲しくないからね』

 

 もっともな心配だったな。

 黒髪の魔道士はかつて高潔な人物だったそうで、その高潔さ故に真実を目の当たりにして豹変してしまったらしいから。

 アルジャンも、負けず劣らず高潔な男だから同じようになる懸念があると言われちゃ、否定できない。

 

『魔王と関係あるかと言われれば、そうだなあ。あるとも言えるような、ないとも言えるような』

『ずいぶんあやふやなのだな』

『意地悪でこんなこと言ってるんじゃないんだよ、ジョーヌ。魔王との関係はね、僕にもわからないんだ。ただ――』

 

 一呼吸置いて。筆頭魔道士は真面目な空気を纏って、続けた。

 

『それを含めて、どうしても知りたい、と言うのなら。魔族と直接コンタクトを取ってみるといいかもしれないね』

『魔族……? 魔族と会話すれば、親友さんがあのような暴走をした理由がわかるんですか?』

 

 俺の質問に、彼は少し考え込むような素振りを見せた。

 少しだけ間を置いてから、言葉を紡ぐ。

 

『君たちに必要なのは、答えそのものじゃない。そこに辿り着くまでの過程だ。答えだけを真っ先に知れば、同じようにトチ狂う可能性がある。そうなったら僕がまた殺すわけだけど、君たちは良い子だからねえ、手にかけたくはないんだよ』

 

 万が一そうなっても五人まとめて相手にした上で絶対に勝てるけどね、と豪語する彼。

 戦いぶりは少しだけ見たわけだけど、それが単なるハッタリじゃないってことは俺ら全員が理解したね。

 

『というわけで。海底の国に行ってみるといい。アイツが知った、魔族に関する真相の一端を掴めるだろう』

 

 筆頭魔道士の彼は説明してくれた。

 海底の国はそのほぼ全てが魔族で構成されているが、つい数年前に若き女王が王位についたばかり。

 人間と争い合うつもりはなく、魔王軍からは離反していて、ここの王様とも繋がりがあるとのことだ。

 

 そこへ行くためには、特定の海域から飛び込んだ上で特殊な術式を展開し、海中でも呼吸できるようになる必要がある。

 その術式は筆頭魔道士の彼が覚えていて、ブラウがそれを伝授される運びとなった。

 

 ブラウは呑み込みが早くて、一日足らずでそれをマスターしてみせた。

 彼女の才能に感心した筆頭魔道士が宮廷魔道士団への勧誘を行っていたが、旅が終わってもそこに入るつもりはないと突っぱねていた。

 筆頭魔道士の彼は残念そうにしてたけど、たぶん本心じゃないね、アレ。

 

 

 ってワケで。

 彼から教えてもらった区域に辿り着いた。王国の西側にある海岸から、見渡す限りのすげー綺麗な海。

 少しだけ離れた先に、渦潮が出来ていてね。それが海底の国への道となっているらしい。その術式に心得がない者は入ることすら許されないというわけだ。

 

『ほほほほ、本当にあれに飛び込むんですかあ!?』

『安心してくれ、ブラウ。私が絶対に手を離さないから』

 

 怯える我らが魔道士様を安心させる、どっしりとした戦士様。

 このやり取りを見ているだけでも、俺は勇気をもらえてしまうような感覚があったね。

 

『行こう』

 

 勇者様の短い号令と共に、俺らは海の中に突っ込み、渦潮へと突入する。

 渦に囚われる奇妙な感覚。ブラウが先んじて術式を展開し、海の中に潜り込んでも息が出来るようにしてくれていた。

 

 でも、結構な圧力みたいなのが身体にかかってさ。

 初めての体験だったというのもあって、俺らは海の中でしばらく気を失ってたっぽい。

 

 

 

 ほどなくして目を覚ました俺らは驚いた。

 海の中に貝殻で出来た町が広がっていたからだ。美しい、なんて単純な言葉で済まされるような美麗さじゃなかったね。

 

 術式のおかげか、息が出来るだけじゃなく、陸地にいるように歩くことも出来た。

 身体も重たくないし、言葉も普通に話せる。武器も普通に振れるだろうと、アルジャンは言っていた。

 

――ここが魔族の国なのか。

 

 現実離れした壮観に、心を奪われていると。

 

『みんな! ジョーヌがいないわ!』

 

 僧侶様が顔を真っ青にして叫んだ。

 そう、ブラウを離さないと言っていたはずの彼女だけが、この場から忽然(こつぜん)と姿を消していたんだ。




女神「そう……この世界の真相を知り、正気を保っていられる者は僅かです。王国の筆頭魔道士は自他共に認める最強のお方ですので、精神も強靭さを維持できたのでしょう。ですが多くは黒髪の魔道士のようになる。魔王がそうなったように……」
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