・ロウエン 火
・タマゾー×覚醒オーディン 木光
・イエロークルル 光
アルス
・?????? 光
覚醒オーディンのタマゾーアーマー入手の流れ
アルス「なんか変なもんみっけた」
タマゾー「たまぁ!」ピカー!
ア「ホワ?」
「本当にあった……」
エースはヴァハトンから聞いた噂話を確かめるために、キャスケッド氷河の滝壺にきた。
滝の後ろには洞窟の入り口があり、おそらく噂話にでた場所だろう。
しかし、エースが受けたクエストは存在の確認ではなく、調査である。つまり、この中に入らなければいけないのだ。
「たまぁ〜……?」
「大丈夫、少し怖いけどなんとかなるよ」
心配するタマゾーを宥め、エースは洞窟の中へと踏み出した。
ーーーーー
場所は変わって、ドラゴンに乗って移動中のアルス。
彼はヴァハトンから、エースとは別のクエストを受けていた。
それは、ドロップ・インパクトによる生態系への影響…………ではなく、“謎のチケット”の行き先と、その場所の調査であった。
この島、ドラゴーザ島では出自不明のチケットを用いることで特別なダンジョンに行くことができる。例えば、経験値を沢山くれるドラゴンがいるダンジョンに行けるのは龍喚士の中では有名な話だろう。
他にもモンスターを強化、もしくは進化させるのに必要な素材を入手出来るダンジョンなどがある。
つまり、出所は全く分からないけど自分たちにメリットしかないから使ってるヤバいものだ。文字にすると怪しすぎるだろ。
しかし、大抵のチケットの行き先は今までの龍喚士の尊き犠牲*1によって解明され、今では多くの龍喚士たちが利用している。
では、改めてアルスのクエストを確認しよう。
”謎のチケット“の行き先と、その場所の調査である。
アルスが持つチケットはどのようなチケットなのか確認できておらず、どんなモンスターが出てくるのかなどの情報もない。
それを解明するというのは、容易に出来るものではない。
ダンジョンに行くまで危険性も分からず、もしも危険なモンスターが跋扈するダンジョンであれば命の危険が出るクエストだ。
そんなものを新米である龍喚士に任せるというのは死にに行けと言っているようなもの。本来であればソニアなどのギルド上位の実力者、もしくは古老が担うものだ。
それをヴァハトンは、アルスに任せたのだ。どう考えてもイカれているとしか言えない行いでしかない。
だが、それが出来るほどの実力がアルスにはある………と言われている。断言できないのは新米に該当する龍喚士なのは勿論、多くの龍喚士はアルスの戦闘を見ていないから。噂しか聞いたことのないのだ仕方ないね。
そしてそんな噂を流した張本人であるソニアからの推薦とその理由、他にもドロップ・インパクト時における功績を踏まえての依頼だ。
もちろん、ヴァハトンも危険性は考慮した。いくらアルス本人が龍喚士として優秀であろうと、モンスターが弱ければ負けるのだ。極端に言えば、どれだけ刃物の扱いが巧くてもその刃物が刃毀れしまくっていて、相手は全身ガッチガチの重装備で銃を持っているヤツが大量に居たら負ける。断られて元々、というより無駄に危険に晒したくないから断ってほしいと思いつつ、一応聞いてみた。
結果。アルス、クエストを受諾。これには流石のヴァハトンも驚きすぎて腰を抜かしかけた。
まさか冗談混じりに言った報酬を出すという言葉に即反応するとは思わなかったのだ。
そんな狂人とも思えるアルスが着いたダンジョンの一階層。モンスターが見当たらず、一本の道が続いていた。
「……構造は金属ドラゴンと同じ感じか」
『金属ドラゴン以外の呼び方ないんですか?』
「経験値?」
『金属ドラゴンで良いです』
コイツら、いつも通り過ぎる……。危険なクエストを受けているとは思えないほどの気楽さだ。
その気楽さのまま、奥へ奥へと進んで行く。
すると、奥に光と人影が見えた。
「ゲート(ダンジョンで次の階層に進むことが出来る魔法陣みたいなもの)はあったが……鍵かかってるみたいだな」
『ゲートの前に立っている彼女以外モンスターを見掛けなかったので、鍵は彼女が保有していると思います……』
「だよねぇ……………、勝てそう?」
『無理ですね、間違いなく』
アルスと少女は岩陰に隠れて相談する。
少女の表情には少し焦りが含まれているが、アルスの表情はいつもと変わらない。果たしてコイツに恐怖などの感情はあるのか、ナレーションは訝しんだ。
「………どっかからバカにされてる気もするが、とりあえずやることは決まったな!」
『?何をするつもりですか?』
「そりゃ勿論……………あの人に話しかけてみる」
『マジでバカなんですか!!?』
アルスの気が狂っt……突飛なアイデアに少女はツッコミを入れる。大丈夫、君の思考はまともだよ。
「ダイジョーブダイジョーブ!きっと話せば分かってくれるさ!」
『無理です無茶です無謀です!今すぐ帰りましょう!?』
「ほらほらレッツゴー!」
『キャァァァァアアァァァア!!!??!?!??』
門番のモンスターの下へ2人は向かう。少女の明日はどっちだ!?
ーーーーー
「ここが、洞窟の最奥……」
「たまぁ〜!」
モンスターと戦い、時には罠に引っ掛かりながらもエースとタマゾーは洞窟の最深部に到達する。目の前には地底湖が広がっており、財宝らしきものは見当たらない。
もう少し奥に行ってみようか、そうタマゾーに声をかける前に、洞窟に声が響き渡る。
『キシャアアァア……。誰だ……、そこにいるのは……』
地底湖の中央が泡立ち始め、何かが飛び出す。
それは、白い鱗を持ち、ヒレや尾は内側から白、青、赤の順にグラデーションがかかった色をした龍であった。
『我が宝具を狙うとは……。人間風情がなんと生意気な……』
エースは、龍が放つプレッシャーにより声が出せない。
『小さき者よ、後悔するが良い……。我が怒り、己の身をもって受けてみよ!!』
龍はエースに襲いかかる。慌てて横に飛び出し攻撃を回避。龍がエースの方を見るまでの間に龍喚し、3コンボを決める。
ドロップを受け取ったモンスターたちは龍に攻撃する。それを受けた龍は少し怯んだ。
(弱い攻撃でもダメージが入った……?なら、勝てる……!)
エースは龍が怯んでいる内にドロップを寄せ集め、5コンボ。龍を背中から襲いかかるが、龍の尾で防がれ、カウンターを入れられた。
「クルル!スキルでロウエンを回復!タマゾーはオレと龍のヘイトを集める!!」
「たまぁ!」
「くるっ!」
イエロークルルがロウエンの回復に集中出来るよう、エースとタマゾーは前に出る。
龍は宙に浮いていて、エースから攻撃するのは難しい。よって、エースは後ろに攻撃が届かないように受けの姿勢に入る。エースが攻撃を受け止め隙があればカウンターを入れ、タマゾーが主体的に攻撃をしていく。
ドロップを揃えてタマゾーの援護をしつつ、攻撃を受け止め時間を稼ぐ。
言葉にするだけでも大変なのが伝わることを実際にしているのだ。負担は計り知れないだろう。
だが、この時間稼ぎの結果、ロウエンが前線へと復帰。イエロークルルがエースのカバーに入る。
タマゾーの攻撃に集中して復帰に気付くことが遅れた龍は顔に炎弾が直撃する。
龍に大きな隙が生まれた。エースは木と光のドロップを揃えてタマゾーに送る。
「タマゾー!!」
「たっまぁ!!!」
ドロップを受け取ったタマゾーはスキルを発動する。
それは、オーディンが持つ槍。投擲すれば稲妻のように空を引き裂き、狙いは決して違わない槍。
その名は。
〈グングニール〉!!!
タマゾーが投げた槍は真っ直ぐに龍へと向かう。稲妻のような速度。龍は避けられずに直撃した。
轟くような爆発音。煙が晴れれば、龍は攻撃に耐えきれず、地に伏せ……………………ることもなく、優雅に浮いていた。
然程ダメージが入っていない様子に、エースは警戒を高め、焦りをみせるがそれは杞憂に終わった。
龍の身体は輝き始め、光が収まるとそこには龍の姿はなかった。
「見事じゃエースよ。おぬしの真の力、しかとみさせてもらったぞ」
呆然としているエースに声がかかった。
エースが声がした方をみると、そこにはヴァハトンが愉快そうに笑っていた。
「ほっほっほっほー!どうじゃ!驚いたじゃろう!?」
「えっ、ヴァハトンさん!?」
「さっきのドラゴンはな……、実はわしが変身しておったんじゃ!」
「変身……?」
「わしは人間ではない、竜人なんじゃ」
「たまっ!?」
竜人。それは、人に姿を変えた“ドラゴン”や“神”といったモンスターの子孫で、力のある者なら己のルーツとなったモンスターの姿へと変身できる。そんな珍しい種族なのだ。
「いやいや、驚かして悪かったわい。どうしても確認したいことがあってのう」
「財宝ですか?」
「いや、たまドラに選ばれし龍喚士……、エースの本当の力をな」
ヴァハトン曰く、最近のドラゴーザ島では異常なことが起こり過ぎている。何か、大きな危機が迫っているような予感がするため、エースとタマゾーから感じる絆の力がどれほど周りに影響を与えられるか確認したかったようだ。
「エース、そしてタマゾーよ……。その絆に、我が力を託すとしよう。わしの心はおぬしらと共にある。いつでも2人を見守っておるからな」
「え、ヴァハトンさん死ぬの?」
「まだまだピンピンじゃわい!」
エースは、ヴァハトンから水の古老の証を貰った!決して命を代償にする物ではないぞ!
「では、そろそろ街へ帰るとしようか。アンジーヌが待ち侘びておるハズじゃ。ああ見えて心配症じゃからのう」
3人は笑いあいながら、滝壺の洞窟を後にした……。
ーーーーー
『この菓子美味いな』
『このまっちゃ?と言うお茶とよく合いますねぇ……』
「そのお菓子羊羹って言うんですよ。自作です」
『ほう、それはスゴいな……。たまに作りに来てくれたりせぬか?』
「全然良いですよ、なんなら毎日色々と持ってきましょうか?」
『……………なんでこんなに打ち解けてるんですかね!?』
ダンジョンのボスを含めたモンスターたちとアルスは談笑をしていた。
アルスが出した茶菓子と抹茶を楽しんでいるこの場は、ダンジョンとはかけ離れた空気と化している。
なんでこうなってんだよ。
アルス
なんか知らん間に噂が広まっている男。小さい頃、近所のお姉さんにドロップの操作を教えてもらっていた。
「元気かな……?」
少女(??????)
アルスに助けてもらってから共に行動している。何か目的があるようだ。
『この人悪い人じゃないけどまともではないです、マジで色々と怖いです』
エース
原作主人公。強くなるために無茶をすることもしばしば。
「そういえばアルスはドロップの操作独学だったりするのかな?」
ヴァハトン
若者の成長を嬉しく思う一方、エースの戦い方の危うさに内心ハラハラ。
「もう少しこう……なんかあるじゃろ?」
タマゾー
今日の晩ご飯を楽しみにしているらしい。
「たまぁ〜!」