「それじゃあまたね、アドラ」
「ああ、またなゴツメ」
ゴツメにお別れを言い、お互いの帰路に着く。今の時刻は午後三時三十分、寝るにはまだまだ早い時間だ。なので早速このパイルバンカーを使ってアリスのいる所の扉をこじ開けれるか試しに行こう。
到着ーー、辺りにはもう見慣れた沢山のボロボロの廃墟、いつもと何も変わらない。慣れた足取りでアリスの所へと向かっていった。しかし
「扉が開いている。しかも中にアリスがいない」
しかし、そこにはアリスは居らず中はもぬけの殻になっていた。なんでどうして?また私はやってしまったのか?
……落ち着け、まずは急いでアリスが何処にいったのか探すんだ。まずは扉。こじ開けられたような形跡はない。ゲーム開発部がなんらかのの方法で無理矢理こじ開けた訳ではなさそうだ。次にアリスが座っていた椅子
を触ってみるとほんのり、ほんのわずかにだが暖かく感じた。となると、ここをアリスが離れてからまだそんなに時間は経っていないはず。まだ近くに居る可能性が高い。
シュバッッ
急いでアリスのいた部屋を出てアリスを探し始める。乱暴に周りの廃墟を壊しながら障害物を気にせず探していく。すると
ババババババババッ
大きな音を立てながら、大きな範囲を探していたからだろう。何十体というロボットがこちらに銃を向けていた。まだアリスは見つかっていないのに……
「邪魔するな、今忙しんだ」
ドガッドガッドガッドガッ
今こいつらに構っている暇はない。進行方向に居るやつだけ倒して進む
痛っ。当然残ったロボットからは攻撃を受けてしまう。だが今は本当に時間がなかった。
あれから三十分程経っただろうか。少し息を整えるためにも立ち止まり私が進んできた方向を振り返った。酷い有様だな。本当にこれを私がやったのか?瓦礫が高く高く積み上がりそうではない所ではロボットの山が出来ている。その中に一際目立つピンク色を含んだ物体を見つけた。
うんっ?あれは……もしかして、予想が当たらないように願いながらロボットの山へと近づいて行った。しかしその願いが叶う事はなかった。それを山から引き摺り出す。その時私の目に映ったのは触手のようなものが付いたピンクと白色の物体だった。
私がこれを倒したんだよな、これが私に襲いかかってたんだよな。てことはコイツが動いてたんだろ?たしか原作ではコイツが動いていたのはケイがアリスを乗取っていた時のはずだ。それまでは動いてなかった。ならアリスが名もなき神々の王女として目覚めた?今はアリスにゲーム開発部との思い出はない、だからケイと合流すれば名もなき神々の王女として目的のために行動はするはず。じゃあ今アリスが居るのは要塞都市エリドゥ
急げ急げ急げ急げ急げ、早くしないと世界が滅ぶ。ブルアカ世界が終わる
到着っ。そしてあれは……
バットエンドスチルの一つ、名もなき神々の王女の目覚め。今の私の目の先に居るのは黒いドレスを着たアリスだ。後ろには巨大な機械?と自分を空中に浮かせながらこちらに向かってきている。それに加えて地面には先ほどのピンクロボットが何百体何千体と蠢いている。
辺りには先程までいた生徒達はおらず代わりにC&Cとネルそれにリオのアヴァンギャルド、トキが戦っていた。何度も何度も敵を蹴散らして居るがまるで数が減っていない。あれじゃあジリ貧だろうな。早く加勢に
「貴方早く逃げた方がいいわよ。あの人達が時間を稼いでいる間に、あの人達はとんでもなく強いけれどいつまで持つかわからないから」
と、そんな所にユウカが声を掛けに来た。だが私の目標のためにも逃げるわけには行かない。だから振り返りこう告げた。
「大丈夫ですよ。私もかなり強いですし、それに目的のためにもアレをそのままにしておくわけにもいかないので」
「って、貴方アドラじゃない。確かに貴方ならあの厄災の狐を退けてだしどうにかなると思ってるのかもしれないけど、あいつに挑むのだけはやめておきなさい。あのネル達でも足止めが手一杯なんだから」
「それでも、私の目標のためには絶対にやらなければいけない事なので逃げる訳にはいかないんです。それじゃあ行って来ます」
そう言い残すと、私はアリスに向かって走って行った。今現在アリスの場所はかなり遠くにある。なのにアレだけ大きく見えるって事は実際のアレはどれだけ巨大なんだか。地を蹴り壁を蹴りぐんぐんアリスとの距離を近づけていく。それでもネル達の戦闘の様子がしっかりと目視出来るようになるには二十分程かかった。今は、下のロボットの数は想像以上に減っていた。もう殆ど残っておらずもう少しでアリスに攻撃出来るのではないかと思ったその時
アリスが動いた。静かに手を上げていく。その瞬間後ろの巨大な機械が幾つもの大砲の形に切り替わりエネルギーを集めていく。そして手を下ろすと同時に幾つものレーサーがネルをアカネをカリンをアスナをトキをリオを撃ち貫いた。バタバタとネル達が倒れていく。リオの制御を失ったアヴァンギャルドがアリスに操られこちらに進んでくる。
残りのアリスの戦力は…アヴァンギャルドくん、アリス、残すところこれだけだ。ネル達がかなり奮闘したのだろう、あのピンクロボットはもう残っていなかった。数だけで見れば数百体が二体になったと見ればさっきよりかは幾分か勝機がありそうだが、実際はさっき見た通り勝機はかなり薄いだろう。
「本当にどうして、先生が居ないだけでこんなに詰むポイントが沢山あるのかねぇ……やってやる、やってやるよ」
護頭ゴツメちゃん、皆さんはどう思いますか。
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もっと多く出して欲しい
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今までと同じくらいでいい
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余り出さないで欲しい