プレナパテスにハッピーエンドを‼︎   作:夕亀

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名も無き神々の王女の目覚め

 「それじゃあまたね、アドラ」

 

 「ああ、またなゴツメ」

 

 ゴツメにお別れを言い、お互いの帰路に着く。今の時刻は午後三時三十分、寝るにはまだまだ早い時間だな。なら早速このパイルバンカーを使ってアリスのいる所の扉をこじ開けれるか試してみるか。

 到着ーー、辺りにはもう見慣れた沢山のボロボロの廃墟、いつもと何も変わらない。ここからアリスの所まで約十分、早く行こう。慣れた足取りで廃墟を安全に進んでいく。流石に三日もいればロボット達の索敵から逃れる事くらい訳ないのだ。よしっ着いたな、あれっ?

 

 「扉が開いている。しかも中にアリスがいない」

 

 しかし、そこにはアリスは居らず中はもぬけの殻になっていた。なんで?どうして?また私はやってしまったのか?

 ……落ち着け、まずは急いでアリスが何処にいったのか探すんだ。まずは扉。こじ開けられたような形跡はない。ゲーム開発部がなんらかのの方法で無理矢理こじ開けた訳ではなさそうだ。次にアリスが座っていた椅子

を触ってみるとほんのり、ほんのわずかにだが暖かく感じた。となると、ここをアリスが離れてからまだそんなに時間は経っていないはず。まだ近くに居る可能性が高い。まだ間に合う。

 

 シュバッッ

 

 急いでアリスのいた部屋を出てアリスを探し始める。乱暴に周りの廃墟を壊しながら障害物を気にせず探していく。すると

 

 ババババババババッ

 

 大きな音を立てながら、広い範囲を探していたからだろう。何十体というロボットがこちらに銃を向けていた。まだアリスは見つかっていないのに……

 

 「邪魔するな、今忙しんだ」

 

 ドガッドガッドガッドガッ

 

 今こいつらに構っている暇はない。進行方向に居るやつだけ倒して進む

痛っ。当然残ったロボットからは攻撃を受けてしまう。だが今は本当に時間がない、こんな攻撃を気にしている場合じゃ無いんだ。

 

 あれから三十分程経っただろうか。少し息を整えるためにも立ち止まり何気無く私が進んできた方向を振り返った。酷い有様だな。本当にこれを私がやったのか?私の視線の先には瓦礫が高く高く積み上がり、そうではない所ではロボットの山が出来ている。その中に一際目立つピンク色を含んだ物体を見つけた。

 うんっ?あれは……もしかして、まさかな、有りえない。有りえちゃいけない。そんな事を考えながらも体はロボットの山へと近づいて行った。恐る恐るそれを山から引き摺り出す。その時私の目に映ったのは触手のようなものが付いたピンクと白色の物体だった。

 

 

 

 私がこれを倒したんだよな、これが私に襲いかかってたんだよな。てことはコイツが動いてたんだろ?たしか原作ではコイツが動いていたのはケイがアリスを乗取っていた時のはずだ。それまでは動いてなかった。  

 

 ならアリスが名もなき神々の王女として目覚めた?今はアリスにゲーム開発部との思い出はない、だからケイと合流すれば名もなき神々の王女として目的のために行動はするはず。じゃあ今アリスが居るのは要塞都市エリドゥ。プロトコルには巨大な演算能力が必要だもんな。やばい!急げ急げ急げ急げ急げ、早くしないと世界が滅ぶ。ブルアカ世界が終わる。全力で身体を動かしてミレニアムへ戻っていく。すると私の目の先にあったのは

 

 

 

 

 

 

 空を飛ぶアリス、その後ろを飛んでいる機械だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バットエンドスチルの一つ、名もなき神々の王女の目覚め。まだ私からの距離はかなりあるがそれがしっかりと確認出来た。

 今アリスは自分と機械を空中に浮かせながらこちらに向かってきていた。それに加えて地面には先ほどのピンクロボットが何百体何千体と蠢いている。

 

 ああ、またやってしまった。

 

 辺りには先程までいた生徒達はおらず、代わりにC&Cとネル。それにリオのアヴァンギャルド、トキが戦っていた。その場所にはさっきまであったビル群は無く瓦礫の山だけが残っている。だが強い、あれだけの敵を前にしながら善戦を続けている。だが敵を蹴散らしては居るがまるで数が減っていない。あれじゃあジリ貧だろうな。早く加勢に

 

 「貴方もさっきの警報が聞こえてなかったの!早く逃げなさい。あの人達が時間を稼いでいる間に、あの人達はとんでもなく強いけれどいつまで持つかわからないから」

 

 と、そんな所にユウカが声を掛けに来た。だが私の目標のためにも逃げるわけには行かない。だから振り返りこう告げた。

 

 「大丈夫ですよ。私もかなり強いですし、それに目的のためにもアレをそのままにしておくわけにもいかないので」

 

 「って、貴方アドラじゃない。確かに貴方はあの厄災の狐を退けてたしどうにかなると思ってるのかもしれないけど、あいつに挑むのだけはやめておきなさい。あのネル達でも足止めが手一杯なんだから」

 

 「それでも、私の目標のためには絶対にやらなければいけない事なので逃げる訳にはいかないんです。それじゃあ行って来ます」

 

 そう言い残すと、私はアリスに向かって走って行った。今現在アリスの場所はかなり遠くにある。なのにアレだけ大きく見えるって事は実際のアレはどれだけ巨大なんだか。地を蹴り壁を蹴りぐんぐんアリスとの距離を近づけていく。それでもネル達の戦闘の様子がしっかりと目視出来るようになるには二十分程かかった。改めて見ると本当に巨大だな。でも今は、下のロボットの数は想像以上に減っておりもう殆ど残っていない。これなら私も加わればもしかしたらと思ったその時

 

 アリスが静かに手を上げた。その瞬間後ろの巨大な機械が幾つもの大砲の形に切り替わりエネルギーを集めていく。そしてゆっくりと手を下ろした。同時に幾つものレーサーがネルをアカネをカリンをアスナをトキをリオを撃ち貫いた。バタバタとネル達が倒れていく。リオの制御を失ったアヴァンギャルドがアリスに操られこちらに進んでくる。

 

 

 残りのアリスの戦力は…アヴァンギャルドくん、アリス、残すところこれだけだ。ネル達がかなり奮闘したのだ、あのピンクロボットはもう残っていなかった。数百体が二体になったと思えばさっきよりかは幾分か勝機がありそうだが、実際はさっき見た通り勝機はかなり薄いだろう。だがやらない訳にはいかない。

 「本当にどうして、先生が居ないだけでこんなに詰むポイントが沢山あるのかねぇ……やってやる、やってやるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 




 実績「王女の目覚め」を入手しました

護頭ゴツメちゃん、皆さんはどう思いますか。

  • もっと多く出して欲しい
  • 今までと同じくらいでいい
  • 余り出さないで欲しい
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