ローブとマスクをアリスに買った後、私は……アビドス砂漠に来てた。辺りに一面に広がる砂、砂、砂、後たまに建物。目的地までの途方の無さに私は途方に暮れていた。やっぱりここは何度来ても地獄だな。
「質、門。今、何処に、向かっているのですか」
真昼の砂漠の暑さにやられたのか、アリスが言葉を途切れ途切れにしながら問いかけてくる。そう今私たちが向かっているのは
「柴崎ラーメンだよ」
「疑問、柴崎ラーメン、とは何ですか?」
「ここら辺でやってるラーメンの屋台で、すごく美味しいんだ」
「理解。なるほど、それは、楽しみです」
さて、そろそろ着くはずだ。アビドス編で爆破されたのは確認しているから屋台形式にはなっているだろうが、場所はそんなに大きく変わっていないはずだからな。元々、お店があった場所まで着いたので辺りを見渡す。すると、屋台を引く一匹の獣人の姿が目に入った。離れて行ってしまう前に声をかける。
「すいません、ラーメンを食べたいのですが」
「はいよ、ありがとうね」
声をかけた瞬間屋台は動きを止めた。
「アリス着いたぞ」
「理解、早く、座りたいです」
本当に暑そうにするアリスの速度に合わせながら、屋台へと歩いて行く。だんだんと近づくにつれて美味しそうなラーメンの匂いがより強く感じるようになっていく。その匂いにワクワクしながら席に座った。
「本当にありがとうねぇ、こんなに暑い中来てくれて」
「本当に暑いですよね。何回また別の日に切り替えようと思ったことか」
「そんなに頑張って来てくれたんだな。その苦労に見合うくらいには美味しいラーメン作らなきゃね。注文が決まったら声をかけてくれ。それとこれお冷ね」
なんのメニューにするかを考える前にお冷を一気に飲み干す。今まで歩いて来た疲れと暑さがほんの少しだけ抜けていくのを感じた、隣を見るとアリスが何杯もお冷を飲み干している。流石のアリスでもアビドス砂漠はこたえたようだ。
「ふぅー、生き返りました」
「アリス、何にする?私は柴崎ラーメンにするけど」
「解答、私も同じ柴崎ラーメンにします」
「大将、柴崎ラーメン二つね」
「はいよ、ちょと待ってな」
いやぁ、楽しみだな。もう一度食べているから美味しい事は分かりきっているが、だからこそ楽しみだ。
「お待ちどう、柴崎ラーメン名物柴崎ラーメンだ」
「「いただきます」」
うん、うん、このあっさりとした醤油の味にジューシーなチャーシューやっぱり美味しいなぁ。近くにあったら入り浸るのに。アリスの方はどうかな?
「アリス、どうだ美味しいか?」
「解答、とても美味しいです。私の中の1番美味しい料理が変わりました」
「おっ、嬉しい事言ってくれるねぇ嬢ちゃん。こいつはサービスだもらってくれ」
柴大将がチャーシューを一枚アリスのどんぶりに乗せる。
「ありがとうございます」
それをアリスは嬉しそうに受け取り、食べ始めた……まあ、やっぱり家のトーストとブルアカの名物料理を比べるのは無理があるか。
「「ごちそうさま」でした」
「いやぁ、良い食いっぷりだったねえ。会計は1160円な」
「はい、これで」
「毎度あり、良かったらまた来てくれな」
さて、これからは修行だ。私が相手にする予定なのは無限の戦力、更にはパルボラやアンブロジウス、それに加えて異業ベアトリーチェだ。とてもじゃ無いが今の私で勝てるとは思えない。早速私達はあの巨大な倉庫へと歩いて行った。
「到着だ。アリス」
「疑問、何故このような倉庫に来たのですか?」
「それは、此処で刀や銃の使い方を学ぶためだ」
アリスはその言葉を聞くと少し考えるような顔をした後、思い出したかのように尋ねてきた。
「理解、しかしそれとは別にもう一つ疑問があります。その刀は私の多次元バリアを貫き私を一撃で倒しましたが一体どのような能力があるのですか?」
この刀の能力か、確かに一度考えた事はあったがよく分からなかったから放置していたな。なんなら私より実際に喰らったアリスの方がまだどんな能力なのかが分かるんじゃないか。
「詳しくい事は私も分かってない、逆にアリスはこの能力を喰らってどんな能力があるように感じた?」
「……解答、バリアを歪ませられるような不思議な感覚がありました」
「分かった、ありがとう。それじゃあ私は修行してるから本でも読んで待っていてくれ」
「分かりました」
対象を歪ませる能力?やっぱりよく分からないな、今度黒服に解析を頼んでみるのもアリか?とりあえずこの事に関しては考えて分かる事じゃないんだ。修行に集中しよう。
私がこれからの修行で手に入れたい能力は二つ、一つは刀とリボルバーの同時使用。これが出来れば中距離、近距離、両方対応できる筈だ。二つ目は、出来るかどうかも分からないが背中の翼で空を飛びたい。実際に天使の翼で生徒が飛んでいたシーンは見た事が無いが、こんなに大きな翼が着いているんだ。出来る可能性は十分ある筈だ。
まずは刀の方の練習だ。まずは適当な大きさの木材の塊を持ち上に放り投げる。そしてその木材が落ちて来た所で刀で二十個くらいに切り分ける。そうして私に向かって落ちてくる細かくなった木片を…
ガギン、ガギン、ガギン
刀で弾く、これで銃弾を弾いたり、逸らしたりする練習になる筈だ。きっと、おそらく、多分、前世で戦闘の知識なんて全く無かったから分からないが。ちなみに今回の練習では最大三つの木片を弾くことが出来た。まだまだ道は長そうだな。
次は片手で銃を持ちもう片方で刀を持つ。その状態でカンを正確に撃ち抜いたり、ドラム缶を切り裂く練習だ。カンを並べて引き金を引く。
ダン、ダン、ダン、ダン、ダン、スカ、スカ、ダン、スカ、スカ
十発中六発か、まずまずだな。お次は刀だな。しっかりと刀を握りドラム缶へと走っていく。そうして思いきり刀をドラム缶に振るった。
ザンッ
刀が綺麗にドラム缶を切り裂き、真っ二つにする。これに関してはもう実戦で使えるレベルだと言っていいだろう。
さて、最後の練習は壁を蹴って高く飛び滑空する練習。これで段々慣らして行けばゆくゆくは空を飛べるようになる筈。そんな期待を込めて勢いよく壁へと走り壁キックをして力いっぱい翼を動かす。すると…
ドスンッ
体感0.1秒くらいだろうか、それくらいの上昇している感覚の後、私は地面に着地した………紙一重か(そんなことはありません)
とまあ、そんなこんなであれから三時間くらい練習を続けた私は木片は最大で四つ弾けるようになり。刀と銃の両方使用は実践レベル、翼での飛行は体感が0.2秒にまで出来るようになった。一つ目と三つ目に関してはまだまだこれからと言った所だろう。アリスに声をかけて帰るか
「アリス、終わったぞ」
「ようやくかい、私はかなり待ったんだ。早く帰ろうじゃないか。」
えっ?、はっ?、えっ???????
「どうしたんだい?早く帰ろう」
シャベッタァァァァァァーーーー
え、なんで?どうして?こんなに急に?
「なぁ、アリスその口調どうしたんだ?」
「アドラにしたい事をやってみたらと言われたからさ。この小説の主人公の真似をしてみたんだけど、変じゃないかい?」
あぁ、あの推理小説か。話し方を聞いている感じ主人公は探偵かな、多分。
「あぁ、変じゃないよ」
「それは良かった」
いやぁ、正直言ってアリスがカタコトじゃない状態で私って言ってるの違和感しか無いが、まぁ本編とは全く違うルートだからな、こんな事もあるか
書いた後から気づいたんですけど、ゴツメとアリスの喋り方がかなり似てしまいした。実際は自信満々な若い人のイメージがアリス、威厳のある老人のイメージがアドラなんですが。出来るだけ区別出来るように努力しますがどうしても読みづらく感じてしまうかもしれません。
後もしよろしければ大変励みになりますので感想の方を書いてくれると嬉しいです。
護頭ゴツメちゃん、皆さんはどう思いますか。
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もっと多く出して欲しい
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今までと同じくらいでいい
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余り出さないで欲しい