黒服があそこまでテンションが高いのは珍しかったな。原作でもあそこまでのはなかった気がする。まぁ崇高に付いて知れそうともなればああもなるか。神秘と恐怖を両立する、確かに気になるが後回しだな。今はそれよりもしなくてはならない事が沢山ある。
それから一週間、依頼を受けたりアリスと遊んだりしながらずっとあることについて悩み続けていた。どうやって人数を集めよう?そう、私の作戦では大量の戦力が必要不可欠なのだが肝心な人を集める方法がわからないのだ。一応私も考え無しでこの作戦わ考えた訳ではない。刀とかの情報を使って黒服からお金を貰い、傭兵を大量に雇う。これでいけると思っていたのだが、思っていたより大量に人を集める事が難しく何より日によって雇える人数が変わるので安定しない。
かと言って私じゃエデン条約編には介入出来ない。エデン条約での巡航ミサイルを止められない。もっと確実に大量の戦力を集める方法、カイザーにでも依頼するか?いやそれでも数には限度がある。ミメシスは質も高いし数に関してはほぼ無限、それこそ星の数ほど戦力がいないと…
うん?星の数ほど…。そうか、灯台下暗し。意外と近くにある物だな必要な物は、でもゴツメが納得してくれるかな。ゴツメが憧れてるのって側から見たらthe 正義の味方みたいな人だしな。う〜ん、まぁ一回試しに話してみるか。
「アリス、ゴツメの所に行くぞ」
「分かりました」
さてさて、納得してくれるとありがたいが
ガチャリ
「どうしたんだいアドラ、今日も依頼かい?」
「いや今日は違う。ちょっとゴツメに相談があって来たんだ」
「相談?一体なんのだい?」
「ゴツメの夢に対しての相談だ。ゴツメの夢はヒナみたいに強くてカリスマのある人になる事だろ」
「そうだね、だからゴツゴツヘルメット団を立ち上げたんだ」
「でも、団員は私以降一人も増えていない。だからさ思い切って本部を襲って私達がトップにならないか、そうすれば団員ももっと増えやすくなると思う」
よし、これで違和感なく提案が出来たはずだ。
「そうだねアドラ、確かにそろそろもっと大胆に動いてみるべきかもしれない。でもね、本部を襲った所で本部の団員が着いてくると思うかい?その他の団の団員についても同じだ。やるにしてももっと別の事をやった方が効果があるはず、本部は他の団にそんなに深く肩入れはしてないからね。」
「アドラ、なんだい?本当の目的は」
まじか、これがバレるとは思っては無かったな。……ここは正直に話してみるか。ゴツメなら信じてくれるかもしれない。
「私の夢の為だよ。夢の為に本部の襲撃が必要なんだ。」
「夢の為か。そう言えば聞いた事が無かったね、アドラの夢って一体なんなんだい?」
「簡単に言えばこのキヴォトスにハッピーエンドをもたらす事だ」
「なんだいそれ、可笑しな事を言うね。信じられないよ、アドラ以外ならね。分かった必要なんだろう、やろうじゃないか本部の襲撃」
「いいのか、本当にありがとう」
「いいってことさ、私の一番の親友の頼みだからね。でもそのためには準備が必要だ。ヘルメット団本部の人員は約三百人、ヘルメット団最大の規模だ。作戦決行は明日の朝、しっかりと準備していくよ」
「ああ、分かったそれじゃあまた明日」
「ああ、またねアドラ」
ふぅー、何とか上手くいったな。にしてもゴツメがあそこまで協力してくれるとは、やっぱり無事に原作が終わったらたっぷりと恩返しをしないとな。さて、このこの作戦が成功すれば大量の戦力を手に入れられる。何故なら本部は様々な所から依頼をもらって他の団へ依頼を送っている都合上全ての団の連絡先を持っている。だからこそその連絡網を使って、エデン条約の日に今日集まれば一人十万クレジット与えるとか情報を流せば星の数ほどいるヘルメット団の大半を集める事ができる。金なら黒服との取り引きで大量にある。問題はない。
だからこそハッピーエンドの為にもこの作戦は絶対に成功させなきゃな。ああそうそうこれも聞いておかないと
「アリスは今回どうする?戦うか?」
「解答、私も戦います」
「分かった」
リボルバーの手入れもよし、槍とラッパも持った。後は作戦を実行するだけだな。今日は早く寝よう。
翌日の朝
ガチャリ
ゴツゴツヘルメット団の倉庫の扉を開ける。するとそこにはロケットランチャーを担いだゴツメとケイがいた。今までに見たことがないな
「なんかやけにでかいな、そのロケットランチャー」
「ああ、重量三十キロの化け物銃さ。今回の戦いの最初にこれを撃って出来る限り人数を減らす。そこからはこいつを捨てて別の銃で真っ向勝負だね」
「真っ向勝負なら任せろ、そこらの奴には負けない地震がある」
「それは頼もしいねぇ、それじゃあいくよ」
ガチャリ
扉を開けゴツメ先頭に歩き始める。今回の戦闘メンバーはアリス、ゴツメ、ケイ、私の四人だ。そして、私は今回の戦闘でアリスとケイにも警戒しないといけない。かつ戦力差は七十五対一、一人で七十五人倒してようやくトントンって事だな。分かってはいたがとんでもない状況での戦闘だ。おっでかい建物が見えて来た。その建物は周りには小さなビルが多く立ち並ぶ中で一際異彩を放っている。
「ついたよアレがヘルメット団本部の倉庫だ」
本部まで倉庫なのか…ヘルメット団は拠点を倉庫にしないと行けないルールでもあるのか?っと、気持ちを切り替えないと。さっきも言ったが圧倒的に不利だからな。
パチン
頬を叩き気を入れ直す。
「それじゃあいくよ、発射ッッッ」
ヒューーーン
ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ゴツメのロケットランチャーが着弾すると同時に走り出す。ぱっと見五十人ほどは持っていけたんじゃ無いだろうか。凄まじい威力だ。
「敵影、敵影、襲撃です」
倉庫から大きな警告音が響き渡る。しかしその頃には私達はもう既に倉庫の入り口のすぐ側まで来ていた。だがそこに倉庫内から戦車が一台出て来る。その戦車からヘルメットを被った生徒が顏をだした。
「なんだ、たった四人か。戦力を見誤ったんじゃないか」
その言葉を無視して右手に槍を左手にリボルバーを構えて戦車へと走り出す。たった戦車一台くらいなら
「無視してんじゃねえよ」
その生徒は苛立った様子で私に向けて砲弾を発射する。だが……
ガギンッッ
「戦力を見誤ってるのはそっちだ」
槍で砲弾を逸らしそのまま槍を戦車に振り下ろす。
グシャッッ
一撃で戦車がペシャンコになった。その後戦車から出て来た生徒をリボルバーで撃ち抜く。
「ば、化け……」
ズドン
おそらくは化け物と言おうとしたのだろうが、そう言いきるまでにソイツの意識は途絶えた。それを確認した後倉庫内へと入っていく。そこで私達を待っていたのは大量のヘルメットを被った生徒だった。
「よくもやってくれたな、お前達はどこの誰で目的は何だ?」
「私達二人はゴツゴツヘルメット団だよ、残りの髪の長い子達は違うがね。目的は…ヘルメット団トップの座だよ」
「そうか…総員、撃て」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
一気にマシンガンが連射される。その瞬間ゴツメのが手榴弾を投げた。
ドカン
爆発によって銃弾が四方八方に飛んでいく。
「今だよ散らばりな」
その声を合図に四人とも別々の方向に分かれる。その先では私の目の前には五十人ほどの団員がいた。最初のロケットランチャーで五十人、入り口付近にいたのを五十人とすると、残りは二百人、一箇所につき五十人かな?これくらいならどうにかなる。早く倒して援護に行こう。
「総員、警戒。相手は一人だがここにいると言うことは入り口の包囲網を突破したはずだ心してかかれ」
バンバンバン、ドガッ
隙ありだな。目の前の団員が話し終わった直後、私は銃撃をしながら接近して蹴り飛ばす。確認するが反応がない、気絶したらしい。
ヒューーーン、ドカーーーン
ちっ、ロケットランチャーか。持っている奴は三人。右から三人目、二十人目、四十六人目。あいつらから先に倒す。
ダダダダダダダダダダダダ
前から大量の銃弾が飛んでくる。だが関係ない、そのまま槍を構えて
バゴッッ
周りの奴諸共吹き飛ばした。しかしまだロケットランチャー持ちは二人も残っている上、ロケットランチャーが二つも私に向けて撃ち込まれた。一つは弾けるでももう一つは……
ドカーーーン
ッッッ痛、急いでラッパを吹き体力を回復させる。これで問題ない。リボルバーをリロード、これでも喰らえ
ダンッダンッダンッダンッダンッダンッ
リボルバーの弾六発全てが命中し、また一人ロケットランチャー持ちが倒れた。後一人、相手は私の意図に気付いたのかロケットランチャー持ちを囲む様に陣形を組んでいる。だが甘い。
ダダダダダダダダダダダダ
相手が撃ってくる銃弾を躱しながら接近していく。
「へっこれでも喰らいな」
そう言ってロケットランチャーを撃ってくる。だが一発だけなら普通に躱せるのだ。ヒョイッと軽々しくロケット弾を躱す。
「なっ……」
そうして相手が何かする前に槍を振り抜いた。たくさんの団員が吹き飛び一気に辺りが静まり返る。よしこれで全部だな、いや私が進んできた方向から足音が聞こえるな
「けっ、やられちまってるか。強えなああんた」
「お前は入り口で喋ってた奴」
「奴とはひでぇなあ、私はここの団長だぜ」
バンッ
危なっ、管一発で避けれたから良かったがいきなり撃ってくるのか。しかし相手の武装はショットガン一つ。問題はない。
「しかし、ショットガンとは運がないな。私に近接戦とは」
「心配には及ばねえよ。このショットガンを使った近接戦で……負けた事はねえからなぁ!」
バンバンバンバンバンッ
速い!ジグザグに動きながらこっちを撃ってくるから中々攻撃が当たらない。
「はっはあ、さっきまでの威勢はどうしたぁ」
バンッ
銃弾がモロに直撃し身体が大きくよろける。本当に強いな、私はこいつには勝てないだろう……
この槍とラッパが無ければな!ラッパを吹き身体を癒す。そうしてもう一度本団長に向かっていく。
「まだ動くかタフだねえ」
「そんな事を言ってる余裕があるのか?」
さっきまでと同じように本団長が槍を避ける。その直後…
ダンッダンッ
リボルバーを撃ち込む。本団長の身体が少しよろめく、だがまだ足りない。これだとまだ避けられる。だから
ザッ
槍で地面を抉り細かい破片にして本団長に飛ばす。慌て本団長は目を瞑った。これで避ける事は出来ない。
「チェックメイトだ」
その隙に槍で思い切り吹き飛ばす。近づいて確認すると気絶している事が分かる。よし、勝った。急いでゴツメ達の援護に回ろう。そう思いきた道を逆走していく。その途中でゴツメと出会った。
「ゴツメ!そっちは終わったのか?」
「ああ、こっちは終わったよ今からケイの援護に行くんだ。アドラはアリスの方を頼むよ」
「分かった気をつけろよ」
短く会話を終えてまた別々の方向へと急いで走る。勝ってるといいが、見えて来たアリスの姿が。しかも立っているのはアリスだけで団員は全員倒している。周りを見ると目立った戦力としてはロケットランチャー持ちが二人に戦車が一台。よく勝ったな。アリスは疲れたのか座り込んでいる。もう周りに敵はいない為安全だと思ったのだろう。しかし
私はその光景に何とも言えない不安感を覚えた。もう一度辺りを見渡す。すると、さっきと比べてほんの少しだけだが戦車の砲台が上がっていた。ロケットランチャー持ちの手がかすかに動いていた。その両方ともがアリスに向いている。そして攻撃が放たれた。
ヒューーーン
「危ないッッッ、アリス」
アリスを突き飛ばす。アリスは地面を転がっていき攻撃を躱した。しかし私は当然
ドカーーーーーーーン
攻撃が直撃した。しかも運悪く頭に攻撃が当たった。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い、あまりの痛みに頭を抑える。
ベチャッ
ベチャッ?頭を触った手を見る。するとそこには真っ赤に染まった手があった。やばい視界がボヤける。このまま気絶したら名もなき神々の王女が……
「アドラっ、アドラっ、アドラっ」
そこで私は意識を手放した。
護頭ゴツメちゃん、皆さんはどう思いますか。
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もっと多く出して欲しい
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今までと同じくらいでいい
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余り出さないで欲しい