おはよう世界。朝の日差しに目をやられながら、朝食を買いに近くのコンビニに寄る。今まで転生した事に驚いたりお金を稼がなくちゃいけなかったりで忘れていたが、せっかくブルアカ世界に来たのだブルアカっぽい食べ物を食べてみたい。そう思ってさっきから探しているのだが…
「全く見つからないな、いや一個は見つかっているんだけど」
私の視界の先にあるのはどこにでもありそうな菓子パンコーナー…の中にある一際異質な気配を漂わせるぺろろの形をしたエクレアだった。そしてそれは仰向けになっており上からチョコミントがかかっていた。いやこれ、どう見てもゲ◯吐いてるようにしか見えないんだけど。なんでペロロはこうも少し外すのか、舌出して無ければ可愛いと思うし、今回だってせめてうつ伏せならもう少しマシな見た目になったはずだ。正直、食べたくないでもこれ以外でブルアカっぽい食べ物はないしな、食べてみたら案外美味しいかもしれない…ソウニチガイナイきっと美味しいはずだと願いながらレジに商品を持っていく。
「はい、ペロロエクレアが二つですね。合計千クレジットになります。それからガラガラはあちらになります。一回引いてください。」
「はい、これでお願いします。それとくじ引きってなんですか?」
「当店エンジェル24は現在モモフレンズとコラボしておりまして対象商品を千クレジット分買うと景品が貰えるガラガラを回せるんです。」
へえ、そんなのがあったのか何が出るかなっと。
ガラガラ、ガラガラ、コロン カラン、カラン
「特賞です、おめでとうございます。少しお待ちください。」
そう言うと、ソラ(皆さんご存知の中学生店員)は店の奥へ走って行った
まさか特商が当たるとはな。景品一覧によるとエクレアペロロのぬいぐるみらしいが、サイズが書いてないなその変わりに当たってからのお楽しみと書いてあるが、どのくらいなんだろうか?
「お待たせしました。こちら景品の120cmの特大ぬいぐるみです」
………えっ、デカすぎんだろ、えっ、いや、えっ………うん本当にどうしよう。持ち帰るのが大変そうだな。まあ飾っておけばいいだろ
「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております」
ペロロ人形をおんぶしながら、店の出口の方にゆっくりと歩いて行く、そして後もう少しというところで店の自動ドアが開いた。
「店員さん、モモフレンズとのコラボ商品ってまだありますか。って貴方それはもしかして特賞の…」
「はい、ペロロの超巨大ぬいぐるみです。」
あ〜〜なんでこんなに原作の重要キャラとばっかり会うんだ。そう目の前には、ファウスト様ことヒフミがいた。そこまでバチの当たるようなことはしてないはずなんだが。そして次のヒフミの台詞も代々予想できる多分
「お願いします、そのペロロ様人形を私に売って下さい。」
だろうな、ここは下手に長引かせせずにあまり印象に残らないようにするのが得策か
「貴方もペロロ様ファンなのはわかっていますが、どうかお願いしますその人形を私に」
「いいですよ一万クレジットで貴方に売ります」
「い、いいんですかしかも一万クレジットで」
「はい、私はただパンを買いに来ただけなので大丈夫です」
「やったぁ‼︎ありがとうございます。これ一万クレジットです」
「はい、確かにそれじゃあ私はこれで」
「ありがとうございましたーー」
よし、予想外の出来事だったがなんとか切り抜けられたな。それじゃあご飯を食べたら早速訓練に行くか。すぐさまホテルに着き封を開ける。
「というわけで、いっただきまーす」 サクッ
‼︎‼︎思っていたより美味しい。食感はサクサクしていて食べごごちがいいし、中の甘ーいクリームをチョコミントが程よい爽やかさに変えている
夢中になって食べ進めすぐに二つとも食べ切ってしまった。
「いやあ、美味しかったこれで訓練も頑張れそうだな」
あの後私は三十分ほど移動しは人が寄りつかないほど古い大きめの工場に来ていた。早速訓練開始というわけである。まず帽子と腹巻きを外し身体を最大限動きやすくする。その後事前に用意しておいた空き缶を計五つ5m程離れた場所に置いた。リボルバートを構え連続で弾丸を放つ。
スカッ、カンッ、カンッ、スカッ、スカッ
五発中二発…最初にしては上出来だと思いたいな。その後も
ドドドドドドッバン
移動しながら的を撃ったり
シュッシュシュシュシュ
何度も一人で殴りや蹴りを繰り返して
だいぶ成長することが出来たと思う。持久力が上がった気がするしパンチの威力も上がった気がする。何より最後の方には連続で3つ間に弾丸を当てらるようになった。それにここには単純な訓練をしに来ただけじゃない。
壁に移動し立て掛けて置いた槍とラッパ、刀を持ってくる。学生証も金も持っていない状況でも持ってたんだ。普通の物ではないはず、まず手始めに槍を持ち構えさっきまで的にしていたカンに狙いを定める。そして、
思い切り横方向に振り抜いた。その瞬間
ドガッ
鈍い音が響き渡りカンが木っ端微塵に砕け散った…最初に使った時は、様子見のひとつき、それに加えて相手はスケバンだったからわかりづらかったが本気で振り抜いたらこんなに威力が出るのか。少し扱うのが怖い気がするが、あれはあくまでただの空き缶、生徒相手だともっと違う結果になるだろう。それにただでさえ頭のおかしな厄ネタなキヴォトスだ力はあるに越したことはないだろう。
次ラッパ、こいつは本当にどんな能力なのか皆目検討もつかん。ラッパなんだから吹けばいいのかな。とりあえず予想できる範囲で準備してから吹いてみるか。というわけで、私は音を使った範囲攻撃なんじゃないかと考えカンを円状に並べてその真ん中でラッパを吹いてみた。
パーパッパパー
…特に何も起きてないように見えるな。周りを見渡して見ても何も変化は起きておらずカンも立ったままである。う〜ん特に特殊な能力を持っていないのか?でもあの超破壊力の槍と一緒に持ってたんだ絶対なにかあるず、そう思いもう一度周りを見てみる。しかし相変わらず周りには変化がなかった。しかしその中である事に気づいた。
「あれ傷が治ってる」
そう、訓練のあいだで少し擦りむいた所などが完全に治っていたのだ。なるほどね、どの程度かは分からんがダメージの回復か。こっちもだいぶ強いな。後はどれくらい回復するのか検証したいがそれはまた今度かな。流石に自傷行はしたくないし。
さあ、最後は刀なのだがこいつは何も分からなかった。鞘から出してみると禍々しさに磨きがかかり、物凄い切れ味でカンを切ることは出来た、しかしそれだけだ、切れた事以外は特に何もなかったのだ。確かに槍は木っ端微塵にしただけだったが、こんなに禍々しいオーラを纏っていてそれだけは絶対にあり得ない。私の直感がそう告げている。まあ、今は槍とラッパだけでも十分な収穫だしこいつはまた今度調べよう。
と、そうこうしていると時刻は十二時になっていたそろそろ依頼を受けに行かないと。