すぐに、倒した相手を事前に用意しておいた縄で縛り、依頼人のもとに運で報酬を貰う。これだけあれば安心して3日は生活出来るだろう。いやぁー、前世のバイトの給料日を思い出すな。初めての依頼成功の喜びとお金を得た事への嬉しさでホクホクになりながら帰路に着く。その道中、ゴツメが話しかけてきた。
「想像以上に仲間がいるってのは戦いやすいもんだねえ」
「それならば、よかったですよ」
「…その敬語ってもしかして癖?」
「いや、そうではないです。単にあまり関わったことがない人にはこうしてるだけですよ。それがどうかしました?」
「癖じゃないならもう少しラフな感じで話してくれたら嬉しいなって」
ほうほう、そういうの気にするタイプなのな。んで、ラフな感じって言うとちょっと口調を変えて
「…こんな感じでいいかゴツメ?」
「ああ大丈夫、ありがとう。やっぱりアドラを仲間に入れて正解だったね。なんというかこう、とてもいい。」
「すっごいアバウトだな。なんかもっとこうないのか?」
「まあまあいいじゃないか。これからもよろしくねアドラ。」
「ああ、これからもよろしくゴツメ」
ゴツメに別れを告げ、それぞれの帰路に着く。その後は、特に何もなくホテルに帰って寝た。
あれから三日後、依頼にもだいぶ慣れてきた私はDU自治区に来ていた。その理由は「最近治安が悪いから周りで騒ぎが起きたら鎮圧してくれ」とDU自治区のある店の店長から依頼されたからだ。そして今は絶賛戦闘中である。
ドガッ ダンッダンッ
暴れていた不良生徒を殴り飛ばし、追撃を打ち込み気絶させる。これで六十人目だったか。いくらなんでも多すぎる、それに周囲から聞こえる爆発音もだんだん増えてきてるし本当に何が起きてるんだ?
「なあ、ゴツメいくらなんでも敵が多すぎないか」
「まあ、最近は連邦生徒会長が顔を出してない事もあって治安がかなり悪いからねえ。こんなもんじゃない?」
「にしてもだ、今までも暴動の鎮圧依頼をしたことがあったがここまでじゃなかったぞ。」
「そういえば今日からシャーレ?の先生が赴任するらしいしそれも原因かもね」
「………へえ、そうだったのか。ソウダッタノカ」
え、てことはこれってワカモの騒動ってこと?じゃあもうすぐで先生来るんじゃ。やばいどうし…
バンッ
「貴方ですね、私が差し向けた軍勢を何十人と倒したのは」
くそ、原作にはあまり関わらないつもりだったのにいきなりこれか。孤坂ワカモ、今私を撃った相手であり本来なら先生たちが相手にして撤退させる敵。先生たちが来る前に逃げるか?いや、依頼もあるし、何よりあのワカモから逃げ切る自信がないから無しだ。なら、幸いさっきの不意打ちは避けたし状態は万全
速攻で撃退する‼︎
「ゴツメ援護を頼む」
言い放つと同時にリボルバーで銃撃しながら、ワカモに接近し思いきり殴りかかる。
「あらあら、見え見えですよ」 ドガッ
しかし、攻撃を躱され逆にこっちが蹴り飛ばされてしまった。でもまだまだだ!立ち上がりワカモに撃たれながら何度も何度もワカモに殴りかかる。すると七発目くらいからだろうか、ワカモの動きに余裕が無くなっていくのが見えた。
「しつこいですね、いつまで続けるつもりですか?」
「大丈夫ですよ、もう終わります」
何故ならこの一発の拳がお前には避けれないからな。
「しまっ」
ドガッ ダンッダンッ
ワカモが体勢を崩す、その隙に私はすぐさまリボルバーを撃ち体勢を立て直せなくした。そしてだ、ワカモがよろけた先にはスナイパーを構えたゴツメがいる。
「これでもくらいなよ」 ズバンッ
ゴツメがヘッドショットを決めワカモがまた大きくのけぞる。それによって大きな隙が生まれた。今がチャンスだ、二人でワカモに接近しどんどん攻撃を加える。私が何発も銃弾を打ち込みその後大きく蹴り飛ばす。そこにゴツメが手榴弾を投げ込みまたスナイパーを撃ちこむ。この調子なら後もう少しで撃退出来そうだ、とそんな時
ズバン
私の右肩に銃弾を撃ち込まれた。何処から!?いやそれよりさっきよろけた隙にワカモが。
「想像以上の強さでしたね。私はここら辺で撤退させていただきます」
……逃したか、だけどある意味原作通り。まだ大きな問題じゃない。となると問題は私を撃った相手だが、
……まあそこまで天に見放されてはいないだろう。きっと多分絶対そうに違いないかもしれない。チンピラでありますように、そう願いながら私はそっと後ろを振り返る
……そこには先生、ハスミ、ユウカ、スズミ、チナツ、ブルアカをやっている人なら誰もが知っているであろうメンツがいた。スゥーーー落ち着けまだ原作は壊れていない。このまま順当にいけばワカモは先生とサンクトゥムタワーで会うし先生はシッテムの箱を手に入れる。このまま何事もなく私達が去ればどうにかなる…はずだ。そうと決まれば
銃を地面に置き、手を大きく上げながら相手の方を見ながら告げる
「私達は敵じゃありません攻撃をやめてください。」
「ちょっとアドラ、どうしたんだい」
「悪いゴツメ、ちょっと説明は難しいんだけど一緒に武器を下ろしてくれないか。頼む」
ゴツメの顔を見つめながら言う
「そうね、攻撃をやめてほしいってんなら最低でももう一人も武器をおろして貰わないと信用出来ないわ」
するとゴツメは不思議そうな顔でこちらを見た。そして
「まあ大事な団員がそう言うなら協力しようかな」
諦めたように武器を下ろした。
「どうしますか先生一度気絶させることもできますか」
'“嘘をついているようには見えないし事情を聞いてみようか”
「わかりました。他の皆さんは待っていてください」
簡単な会話を終えて他の四人を残してユウカがこちらに近づいてくる。
「貴方達持っている武器はそれで全てね」
「そうだよ。これで全部だ」
「はい。これ以外何も持っていません」
(武器を隠し持っていそうな場所もない、これなら大丈夫そうね)
「皆さん、大丈夫そうです。こっちに来てください」
その言葉を聞いた四人と先生ははこちらへ歩いてきた。無論、先生を真ん中に置きしっかりと守れるようにしてはいるが。
「先ほどは申し訳ありません。暴動を起こしている生徒と間違えてしまいました。私は正義実現委員会副委員長羽川ハスミです」
「セミナーの会計早瀬ユウカよ」
「ゲヘナ風気委員火宮チナツです」
「トリニティ自警団守月スズミです」
"私は先生。新しく出来るシャーレっていう部活の顧問をする事になったんだ。よろしくね。えっと君たちの名前は…''
「私はゴツゴツヘルメット団、団長護頭ゴツメだよ。初めまして先生」
「同じくゴツゴツヘルメット団、団員天楽アドラです。初めまして先生それとハスミさん私なら大丈夫です。これでも結構頑丈ですから」
「それならいいのですが」
"ゴツメにアドラだね、よろしく。私はもう行かなくちゃいけないけど、何か困ったことがあったら相談してね。必ず力になるから"
「それは頼もしいねえ、また困ったことがあったら頼らせてもらうよ。それじゃあ急いでいるんだろう。またね」
話したいことを話し終えたのか、先生はその後、私達にお別れを言ってすぐにサンクトゥムタワーに向かっていった。…フゥー、ギリギリセーフかなぁ
原作通りならこの後先生はいろんな救援依頼に囲まれるから私達にかまっている余裕はそこまでないはずだし、まだ原作とそこまで変わらない……きっとそう。多分そう。
その後はワカモが撤退したからなのか暴動の数が劇的に減り特に何事もなく依頼を終えることが出来た。
「いやぁ、今回の依頼は大変だったねえ。まさかあのワカモが来るとは。そういえばアドラは先生についてどう思った。私はしっかりしてるしこれは頼れる協力先ができたなあって感じなんだけど」
「私も同意見かな、頼りになりそうだし困ったら助けを求めるのもいいかも。あっ私のホテルこっちだからそれじゃあな」
「うん、ばいばい」
さてと、先生も来たわけだしこれからは定期的に先生がフラグを踏んでないかチェックしないとな。それに今回の戦闘でわかったが私はバットエンドを防ぐには弱すぎる。まだ能力不明の刀にラッパ、確実に強い槍があるとはいえ基礎的な身体能力がないと話にならないだろう。最低でも学園最強格くらいは欲しい。また今度ちょっと訓練でもしてみるか。
でも今日はワカモに大量に撃たれたしハスミにも狙撃されて疲れた。本人にはああ言ったけどだいぶ効いたからなあれ、さっさと寝よう。それじゃあ、おやすみ。
実績「不運な出会い」を入手しました
護頭ゴツメちゃん、皆さんはどう思いますか。
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もっと多く出して欲しい
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今までと同じくらいでいい
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余り出さないで欲しい