ゴツゴツヘルメット団の本部に着いたが、辺りにゴツメの姿はない。そのかわりに奥の方からガチャガチャと音が聞こえてきた。おそらくゴツメだろうが何をしているのだろう?とりあえず行ってみるか。
「おーいゴツメ何してるんだ?」
「ああ、アドラかい。今私は銃の手入れをしていてね依頼の話なら後にしてくれ」
そう言いながらゴツメは銃の手入れを進める。前から思っていたが本当に銃が多いな、しかもそれだけの数がありながら全ての銃がピカピカと輝いている。本当に使うのだろうか、前にアサルトライフルとショットガンを使っているのは見たが人一人が使える銃の量とは思えない。
「なあゴツメ、この銃って全部お前が使ってるのか?」
「全部っていうわけじゃないね、同じ銃で型が古いのなんかどうしても最新のに性能で負けちゃうからね。そういうのはここで飾っているだけだよ。けど使う事自体は出来る。全てね」
「じゃあ、ゴツメがいつも使う武器の種類はなんなんだ?」
「う〜ん、時と場合によって違うねえ、それこそロケランだったりスナイパーだったり色々だよ。お気に入りって意味ならこのピストルかな昔からの相棒だよ」
ふむふむ、全部使えるのかゴツメすごいな。いったいどれだけ頑張ったんだか。
「それで今日は依頼はいいのかい?」
「いや、頼む」
「今日入っている依頼は倉庫の警備だね、誰にも奪われたくないものがあるらしいよ。その分報酬も美味しい
「それは嬉しいな。早速行くか」
依頼先の倉庫着いた。すると会社の方から人型ロボットがこちらに向かってきた。
「依頼内容の確認をする。今から午後五時までここの警備をしてもらう侵入者、敵対者は撃退する事。以上だよろしく頼むよ。」
「承ったよ任せてくれ」
それだけ言うとロボットは去っていた。もう一度倉庫を見回す。大きさとしては私達が拠点としている所と同じくらいだ、しかしまだ新しいのか外見もピカピカと輝いていた。
「いつかは私達もこんな新めの拠点が欲しいな、ゴツメ」
「そうだねえ、私達に大量にお金があったらぜひ欲しい」
「所でゴツメ、いつになったら団員が増えるんだ」
「え、えっと……私も日々誘っているんだがことごとく断られたんだよ
なんでなんだろう、まあ依頼をこなしていけば知名度が高くなって人が集まってくると思うよ。なんならアドラも誘ってみてくれないかい」
「えっ、私も誘っていいのか団長じゃないのに」
「今はとにかく数がほしいからねえ。むしろどんどん誘ってくれ」
ドガーーン
そんな事を話しながら、警備を続けていると突然私達のいる反対方向から爆発音が響き渡った。その次の瞬間には駆け出し爆発地点へと近づいていく。そして私の目の前にいたのは便利屋68だった。一番手にはハルカその少し奥にはムツキとカヨコ1番奥ではアルが倉庫内を物色している。
すぐさまリボルバーを取り出しアルに向かって撃つ
ダン、ダン、ダン、
「ああもう、まだ見つかっていないのに」
そういいながらアルは銃弾を遮蔽物に隠れて避けた。
「クフフ、アルちゃん思っていたより来るの速かったね」
クソッまさか便利屋が襲ってくるとは。ヒフミに続いてなんでこんなにネームドキャラとばかり会うんだ。ってそんな事を考えている場合じゃあない。もう一度攻撃を…
「死んでください、死んでください、死んでください」
ドガッ、バンバンバンバンバンバン
アルに向かって銃を向けた瞬間ハルカに蹴り飛ばされ何発も銃弾を撃ち込まれる。ゴツメの方を見てみればムツキとアルと戦っている。ひとまずハルカを倒してあっちを援護しにいく。
すぐさまハルカに接近し蹴りを入れ、追撃に発砲する
ドガ、バンッッ、バンッッ、バンッッ
しかしハルカは銃弾を物ともせずそのままショットガンをこちらに向けてを撃ち込んできた。
「ききません。喰らってください。」 バンバンバンバンバンバン
あまりの猛攻に一度距離を取り遮蔽物に身を隠す。さすがに真っ向から勝負してたら先にこっちの体力が尽きる。一体どうすれば、そうだ!
数十秒経ってこちらが休憩していると判断したのか、こちらへと走ってくる音が聞こえてきた。集中しろ、足音がもっとも近づいてきたタイミング、ここだ。
バッ、ドテン
遮蔽物から低めに足を突き出す。するとハルカが転びうつ伏せになったすぐさま起き上がろうとする所に近づき頭に銃口を突きつける。
「銃をハルカから離して、じゃないと撃つ」
しかし、私もカヨコから銃口を突きつけられた。その隙にハルカも抜け出し同じように銃を向けられる。二対一、しかも動けば良くて重い一撃、悪ければそのまま気絶。負けだな、いや槍を使えば勝てるか?幸いにも槍とラッパはあのまま持って来ている。でも、あんまり目立つ行動をするのはな。
ダダダダダダダダッ、ダンッダンッダンッ
そんな事を考えていると、ゴツメの方の戦闘が目に入った。かなり善戦しているが流石に押されている。これは今回の依頼は失敗かな…
「夢のためにもまだ負けるわけにはいかない」
「それはこっちも同じよ、手加減はしないわ」
ズバン
アルの銃弾が直撃しアドラが大きくのけぞる。足もふらついているしもうまともに戦えないだろうと誰もが思ったその時ゴツメがこちらを向いて駆け出してきた。当然カヨコとハルカの射撃に当たるがそれをものともせず接近する。そして無理やり二人を蹴り飛ばし
「アドラ、ごめ ん、後 、託すね」
そういい終えると同時に倒れた。私に託して倒れた。団長が、友達が、全力で私に託した。
槍を使う。全力を尽くして便利屋68を倒す。
すぐさまラッパを吹き自分の身体を癒す。そしてすぐそばにいたハルカとカヨコに対して槍を思い切り振り抜いた。
ドガンッ
槍が二人に当たった瞬間、二人は大きく吹き飛びそのまま倒れた。その後すぐに、ムツキの方へと駆け出す。
「ちょっと急に強くなりすぎじゃないかなあ」
ダダダダダダッ
ムツキが距離を取りながらマシンガンをぶっ放してくる慌て遮蔽物にみを隠す。あれじゃあ接近しずらい、どうするか。
ダンッダンッダンッ
なんだなんだ、急に鳴り響いた銃声に驚きながら顔を出し状況を確認するするとそこには…
「アドラ、こっちは任せて!絶対倒す」
ゴツメがムツキにショットガンを構えている姿があった………なんで?
さっきまでゴツメはボロボロになって倒れていたはずだ。考えられるのとしてはこのラッパか。多分範囲回復じゃないだろうか。というかこれ以外の理由は思いつかない。
一旦疑問を終わらせてアルの方へと駆け出す。そしてその最中にリボルバーを何発か放つ。
ダンッダンッダンッ
そして、それによって生まれた隙に槍を突き出す。しかし
「そう簡単には当たらないはよ」
アルにはうまいことかわされてしまった。だが相手の攻撃には当たってないしこのままいけば、いつかは勝てるはずそう思っていたのだが…
あれから五分、私はアルに攻撃を当てられずにいた。勿論アルの攻撃にも当たっていないがこのままだと埒が開かない。だったら、わざと足を遅らせ大きめな隙を作る。当然アルはこちらに向かって銃を撃ってくる。
「これでとどめよ」
その銃弾は私に命中した。しかし、当たると同時にアルに目掛けて槍ををぶん投げた。そして槍は綺麗な軌道で飛んでいき、そして
「なっ、なんですってー」
ズバン ドサッ
槍は見事に命中しアルはその場に倒れ込んだ。よしゃっあ勝った、今までで1番強かったぞ便利屋68。
「アドラそっちは倒したかい」
「ああ、しっかり倒したよ。そっちも倒せたみたいだな。」
「もちろんさ、絶対倒すといったからねえ」
「やったねアドラ私達の勝ちだよ」
「ああ、やったな」
パチンッ
お互いにハイタッチをした。
「あら、ここは確か私は麦わら帽子の子に倒されたはずじゃ」
「クフフ、アルちゃんようやく起きた」
「ようやく起きましたか、アルさん」
「ええっ、麦わら帽子の人。は、早く逃げなきゃ」
「待って社長、この人は私達をどうこうする気はないみたいだよ」
「はい、その通りです。私達に任されたのはここの警備、侵入者を撃退するのは仕事の内ですがそこから先はあなた達の自由です」
さ、流石に厳しいか。でもここで逃さないと本編にも支障をきたすなんとか通ってくれ。
「な…なんてアウトローなの。自分に課された依頼だけを淡々とこなすその姿まさにアウトローだわ」
「名前を教えてくれないかしら、ぜひとも知っておきたいわ」
「ゴツゴツヘルメット団、団員天楽アドラです」
「え、ええ、ヘルメット団、団長護頭ゴツメだよ」
「アドラにゴツメね覚えたわ、それじゃあね。行くわよみんな」
「はいはーい。またねーゴツメちゃん達」
便利屋68はそう言うとすぐさま帰って行った。
「ありがとうな、私の無茶振り聞いてくれて」
「いいよ、今回の勝利はアドラの活躍が大きいし、それに何か考えもあったみたいだしさ」
その後は何事も無く警備を終え報酬を貰うことが出来た。
「よしっ、これで報酬の山分けも終わりだね」
「それじゃあまたなゴツメ」
「うん、またねアドラ」