……ゴツメいなくね。あれから数十分、私はゴツゴツヘルメット団の本部に辿り着き中に入った。だが、ゴツメの姿が見当たらない。
ガチャガチャ
そんな時奥の方から物音がした、多分ゴツメだ。だけど奥で一体何をしてるんだろう?……考えても特になんも分からんしとりあえず行ってみるか。
「おーいゴツメ何してるんだ?」
「ああ、アドラかい。今私は銃の手入れをしていてね、依頼の話なら後にしてくれ」
そう言いながらゴツメは銃の手入れを進める。銃の手入れ…そう言えば前に趣味って言ってたな。それにしても数が多すぎる気はするが、壁に立て掛けてある大量の銃を見ながら思う。しかもそれだけの数がありながら全ての銃がピカピカと輝いていてるし、これ本当に使うのか?前にアサルトライフルとショットガンを使っているのは見たが人一人が使う銃の量とは思えない。
「なあゴツメ、この銃って全部お前が使ってるのか?」
「全部っていうわけじゃないね、同じ銃で型が古いのなんかどうしても最新のに性能で負けちゃうからね。そういうのはここで飾っているだけだよ。けど使う事自体は出来る。全てね」
「じゃあ、ゴツメがいつも使う武器の種類はなんなんだ?」
「う〜ん、時と場合によって違うねえ、それこそロケランだったりスナイパーだったり色々だよ。お気に入りって意味ならこのピストルかな、昔からの相棒だよ」
ふむふむ、全部使えるのか。いや、普通にすごいな。いったいどれだけ頑張ったんだか。私なんてこのリボルバー一つ使うのでやっとなのに
「よし、これで終わり」
ゴツメが銃身を布で拭いた後、壁に立て掛ける。
「それで今日は依頼はいいのかい?」
「いや、頼む」
「分かったよ。今日入っている依頼は倉庫の警備だね、誰にも奪われたくないものががあるらしいよ。その分報酬も美味しい」
「それは嬉しいな。早速行くか」
「はいよ、手入れしたての銃が火を吹くね」
依頼先の倉庫に着いた。すると会社の方から人型ロボットがこちらに向かってくる。そしてこちらに着くと一礼して依頼内容を確認した。
「依頼内容の確認をする。今から午後五時までここの警備をしてもらう。侵入者、敵対者は撃退する事。以上だよろしく頼むよ。
「承ったよ。任せてくれ」
それだけ言うとロボットは丁寧にお辞儀をして去っていた。もう一度倉庫を見回す。大きさとしては私達が拠点としている所と同じくらいだ、しかしまだ新しいのかピカピカと輝いていた。そして中央には金庫が置かれている。きっとあの中に誰にも取られたくない物とやらがあるのだろう。にしても
「いつかは私達もこんな新めの拠点が欲しいな、ゴツメ」
「そうだねえ、私達に大量にお金があったらぜひ欲しい」
「所でゴツメ、いつになったら団員が増えるんだ」
何気ない会話の中でそれとなく聞いてみる。前から気になっていたのだ。なんか人数全然増えないなと。更に言えばもしかしたら裏で増えそうになって来ているのかなとかも
「え、えっと……私も日々誘っているんだけどことごとく断られたんだよ。なんでなんだろうね、ま、まあ依頼をこなしていけば知名度が高くなって人が集まってくると思うよ。なんならアドラも誘ってみてくれないかな」
「えっ、私も誘っていいのか。団長じゃないのに」
「今はとにかく数がほしいからねえ。むしろどんどん誘ってくれ」
それじゃあ私もこれからは誘って……
ドガーーン
そんな事を話しながら警備を続けていると、突然私達のいる反対方向から爆発音が響き渡った。誰だ?まず襲撃者なのは間違いない。すぐさま駆け出し爆発地点へと向かう。段々、段々と近づいていき侵入者の姿がハッキリと見えてくる、そして姿を捉えた。相手は便利屋68、今は出来れば会いたくなかったな。それぞれの立ち位置に関しては全員倉庫の中で一番手前にはハルカその少し奥にはムツキとカヨコ1番奥ではアルが倉庫内を物色している。
とりあえず依頼をしっかりこなさないとな。リボルバーを取り出しアルへ向けて放つ。
ダン、ダン、ダン、
「ああもう、まだ見つかっていないのに」
しかしアルは銃弾を遮蔽物に隠れて避けた。
「クフフ、アルちゃん思っていたより来るの速かったね」
チッやっぱり強いな。もう一度言うがまさか便利屋68が襲ってくるとは。原作では白目のイメージだけどアルって普通にめちゃ強だからな。ヒフミに続いてなんでこんなにネームドキャラとばかり会うんだ。ってそんな事を考えている場合じゃあない。もう一度攻撃を…
「死んでください、死んでください、死んでください」
ドガッ、バンバンバンバンバンバン
そう思いアルに向かって銃を向けた、瞬間ハルカに蹴り飛ばされ何発も銃弾を撃ち込まれる。くそっ分断された。ゴツメの方は…ムツキとアルと戦闘中か、位置関係上俺の方が近かったからな。少し遅れて俺が吹き飛ばされた後に来たんだろう。まあひとまずハルカを倒してあっちを援護しにいかないと。
まずは一発、すぐさまハルカに接近し、蹴りを入れ、追撃に発砲する。
ドガ、バンッッ、バンッッ、バンッッ
しかしハルカは銃弾を物ともせずそのままショットガンをこちらに向けてを撃ち込んできた。
「ききません。死ください。」 バンバンバンバンバンバン
あまりの猛攻に一度距離を取り遮蔽物に身を隠す。銃弾真正面から喰らってもそのまま攻撃してくるとかどんな体力してんだよ。いや知ってはいたけども、実際見てみると大分、いや絶対おかしいぞ。
さすがに真っ向から勝負してたら先にこっちの体力が尽きる。何か作戦を考えないと……あっ良い事思いついた。一先ず此処で身を隠し続けよう。
すると数十秒経ってこちらが休憩していると判断したのか、こちらへと走ってくる音が聞こえてきた。計画通りだ。集中しろ、足音がもっとも近づいてきたタイミング、まだ、まだ…ここだ。
バッ、ドテン
遮蔽物から低めに足を突き出す。なまじ勢いがついていただけに止められなかったのだろう。そのままハルカはすっ転んでくれた。すぐさま起き上がろうとする所に近づき頭に銃口を突きつける。流石にゼロ距離ヘッドショットなら…
「銃をハルカから離して、じゃないと撃つ」
しかし、私もカヨコから銃口を突きつけられた。その隙にハルカも抜け出し同じように銃を向けられる。……見逃してた、ゴツメと戦ってたのがアルとムツキの二人だけでカヨコの姿は無かったのを。
二対一、しかも動けば良くて重い一撃、悪ければそのまま気絶。三人しか見えなかった時点でもっと頭を働かせておくべきだった。これは負けだな、いや槍を使えば勝てるか?幸いにも槍とラッパはあのまま持って来ている。……いや、流石に無しだ。あんまり目立つ行動をするのは
ダダダダダダダダッ、ダンッダンッダンッ
そんな事を考えていると、ゴツメの方の戦闘が目に入る。かなり善戦しているが流石に押されていた。これは今回の依頼は失敗か…
「夢のためにもまだ負けるわけにはいかない」
ゴツメが声を荒げる。その声には強い信念が感じ取れ、そして
「それはこっちも同じよ、手加減はしないわ」
まだ勝利を諦めていない声だった。
ズバン
アルの銃弾が直撃しゴツメが大きくのけぞる。足もふらついているし、もうまともに戦えないだろう。そう誰もが思った。しかしゴツメはこちらを向いて駆け出した。当然カヨコとハルカの射撃に当たるがそれをものともせず疾走する。まだ目が死んじゃいなかった。そして無理やり二人を蹴り飛ばし
「アドラ、ごめ ん、後 、託すね」
そういい終えると同時に倒れた。私に託して倒れた。団長が、仲間が、数日で随分と仲良なり始めた友達が、
全力で私に託した。
決めた筈だ、ゴツメの夢に協力すると
これは出し惜しみしている場合じゃないな。
槍を使う。全力を尽くして便利屋68を倒す。
すぐさまラッパを吹き自分の身体を癒す。そしてすぐそばにいたハルカとカヨコに対して槍を思い切り振り抜いた。
ドガンッ
槍が二人に当たった瞬間、二人は大きく吹き飛びそのまま倒れた。その後すぐに、ムツキの方へと駆け出す。
「ちょっと、急に強くなりすぎじゃないかなあ」
ダダダダダダッ
ムツキが距離を取りながらマシンガンをぶっ放してくる。更にはアルの援護射撃のおまけ付きだ。慌て遮蔽物にみを隠すがあれじゃあ接近しずらい、どうするか。そうやって私が悩んでいるといきなり銃声が鳴り響いた
ダンッダンッダンッ
なんだなんだ?、急に鳴り響いた銃声に驚きながら顔を出し状況を確認するするとそこには…
「アドラ、こっちは任せて!絶対倒す」
ゴツメがムツキにショットガンを構えている姿があった………なんで?
さっきまでゴツメはボロボロになって倒れていたはずだ。考えられるのとしてはこのラッパか。範囲回復だったのか?。というかこれ以外の理由は思いつかないな。まあでも、プラスに働いたから今はいいか。
一旦疑問を終わらせてアルの方へと駆け出す。そしてその最中にリボルバーを何発か放つ。
ダンッダンッダンッ
そして、それによって生まれた隙に槍を突き出した。しかし
「そう簡単には当たらないわよ」
アルにはうまいことかわされてしまった。流石はアル、そう簡単には当たらないか。だが相手の攻撃には当たってないしこのままいけば、いつかは勝てるはずそう思っていたのだが…
あれから五分、私はアルに攻撃を当てられずにいた。勿論アルの攻撃にも当たっていないがこのままだと埒が開かない。だから少し芝居を打とうと思う。
「うわっ」
わざと少しだけ転び隙を作る。当然アルはこちらに向かって銃を撃って来た。それが狙いだとも知らずに
「しくじったわね、これでとどめよ」
「其方こそ、かかったな」
「ゑっ」
その銃弾は私に命中した。だが頭は避けた。倒れる程ではない。当たると同時に後ろ足に力を込める、そしてアル目掛け思い切り踏み出し槍を力の限りぶん投げた。槍は綺麗な軌道で飛んでいく、そして
「なっ、なんですってー」
ズバン ドサッ
槍は見事に命中しアルはドタリと倒れ込んだ。
……よしゃっあ勝った!!!今までで1番強かったぞ陸八魔アル。そう言えばゴツメの方は…大丈夫そうだな。
「アドラそっちは倒したかい」
「ああ、しっかり倒したよ。そっちも倒せたみたいだな。」
「もちろんさ、絶対倒すといったからねえ」
「やったねアドラ。私達の勝ちだよ」
「ああ、やったな」
パチンッ
お互いにハイタッチをした。
さて、後は便利屋68の処遇だがこれは一応思いついた。大分無理筋な気がするが通して見せる。というか通さないと原作が死ぬ!
数時間後
「あら、ここは何処?私は麦わら帽子の子に倒されたはずじゃ」
「クフフ、アルちゃんようやく起きた」
「ようやく起きましたか、アルさん」
「ええっ、麦わら帽子の人。は、早く逃げなきゃ」
「待って社長、この人は私達をどうこうする気はないみたいだよ。そうだよねアドラ」
「はい、その通りです。私達に任されたのはここの警備、侵入者を撃退するのは仕事の内ですが。撃退した後は私達の自由です」
さ、流石に厳しい言い訳か。でもここで逃さないと本編にも支障をきたすんだ。なんとか通ってくれ。
「な…なんてアウトローなの。自分に課された依頼だけを淡々とこなすその姿まさにアウトローだわ」
「名前を教えてくれないかしら、ぜひとも知っておきたいわ」
……この切り替えの速さ、流石はアウトローだね普通の人とは一味も二味も違うや。
「ゴツゴツヘルメット団、団員天楽アドラです」
「え、ええ??ヘルメット団、団長護頭ゴツメだよ」
「アドラにゴツメね覚えたわ、それじゃあね。今回の処遇感謝するわ。行くわよみんな」
「はいはーい。またねーゴツメちゃん達」
便利屋68は別れを告げるとすぐさま帰って行った。
「ありがとうな、便利屋68を逃すって言う私の無茶振り聞いてくれて」
「いいよ、今回の勝利はアドラの活躍が大きいし、それに何か考えもあったみたいだしさ」
その後は何事も無く警備を終え報酬を貰うことが出来た。
「よしっ、これで報酬の山分けも終わりだね」
「それじゃあまたなゴツメ」
「うん、またねアドラ」
実績「ゴツメとの絆」を入手しました
護頭ゴツメちゃん、皆さんはどう思いますか。
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もっと多く出して欲しい
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今までと同じくらいでいい
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余り出さないで欲しい