New World offline   作:紲結、

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2日目にして

次の日ギルドに行き冒険者登録を済ませた⋯受け付けで球体の何かに手を乗せその後に冒険者だと証明するプレートを貰い説明を受けた程度で特に語る事は起きなかった⋯⋯よくあるギルドで絡まれるなんて事さえ起こらなかったんだ、そしてボクが今やっている事はと言うと常駐依頼の1つ薬草採取なのだ

 

「はぁ~何でこんなに薬草の種類があるのさ、しかも値段もバラバラ見た目もほぼ同じだし」

 

ボクはギルドから手渡された薬草図鑑と目の前の草を見比べながら種類事に摘んでいく、ポーションや解毒、解麻痺等によって必要な薬草の種類が違うし雑草もある為正直面倒くさい、がボクは魔物や魔獣等と戦える程強くないのだ、ちなみにレックスは近くのレッサーウルフ討伐の依頼を受けたらしいので今はボク1人だ

 

「そう今はボク1人だけ、つまりスキルを確かめる絶好の機会でもある!」

 

ボクの固有スキル《聖域》ははっきり言って万能とは行かないまでも結構いろんな事が出来る、例えば薬草を種類事に光らせることさえ可能な筈、いきなり実戦で使うよりここで試すべきだ⋯決して薬草採取で楽をしたいわけではないのだ

 

「さてとっと先ずは距離はボクを中心に100メートルでいいかな、《聖域》展開」

 

その言葉と共にボクを中心に煌めく青色の円が展開された、この状態だと何の意味もないただの魔力の陣だがここから《聖域》に法則を加える事で効果を発揮する

 

「第一の法則、薬草発光」

 

草が光った為確認するときちんと薬草が光っていた⋯これで雑草と薬草を間違える事は無い、だけどせっかくだからもう少し法則を付け加えたい

 

「何にしようかな〜悩むな〜、そうだ第二の法則、薬草成長」

 

さっきの薬草を確認すると薬草が大きくなっていた、小さいより大きい方がいいだろう更に続けて

 

「第三の法則、土壌回復」

 

正直意味があるのかは分からないが薬草も草だしきっと土が良い方が良いはずだ

 

「名付けるなら《薬草聖域(メディシナルサンクチュアリ)》かな」

 

1人満足気に頷きながら薬草を摘んでいく⋯薬草を摘む⋯場所を移動する⋯薬草を摘む⋯場所を移動する

 

「ボク何やってるんだろ、まあ結構な量持ったからギルドに帰ろう⋯ん?」

 

何か村から煙が出ているのが見える空を飛んでいるのはレッサーワイバーンだろうか⋯この大陸にはレッサーと名のつくモンスターが多い、他の大陸よりそれこそ始まりの《降臨大陸》より推奨レベルが低い理由だがボクには強敵だ

 

「もしかして、今までの薬草採取の時間が全て無に帰すって事?ふざけんなせめてこの大量の薬草をお金に変えるまで持ち堪えろよ!」

 

 

村に飛び込むとそこら中からむせ返るような血の匂いが漂う、頭のない死体に親子連れの死体⋯⋯初めて見る大量の遺体に目を向けた後に空を見上げる

 

「さて、さてさてさてこれからどうするかな?空にはまだレッサーワイバーンが飛んでいる地上にはレッサーワイバーンにとっての大量のご飯、戦力となる冒険者は存在せずボク1人」

 

レッサーワイバーン共は勝ったつもりなんだろう、まあここに残っているのはさっきまで外にいたボクだけだ

レックスはまだ村に戻ってきていないのか見当たらず、正直ボクとしてはもうこの村にようはなくなった、これじゃお金も食べ物も全て駄目になってるだろうし、お金は無事かも知れないがボクとしては遺体やお店から物取りする趣味もない

 

「そうボクとしてはもうこの村に用はないけどさ、こんな遺体だらけの村から1人旅立つとかないよね?つまらないよね?笑えないよね?そうしたのはお前たちだよね」

 

ボクは弱いし戦えない、だけど守ったり時間を稼ぐのは得意だこの近くに他の村や町があるのかは知らないがまぁ何とでもなる、ようはレッサーワイバーンを消耗し続ける事が重要なのだ

 

「《聖域》展開第一の法則、《聖域》内の戦闘行動の禁止、第二の法則《聖域》からの離脱の禁止、第三の法則、第一第二の法則を破ろうとしたものへの弱体化付与⋯これぞ《聖域》の真骨頂《戦闘禁止聖域(セーフゾーンサンクチュアリ)》」

 

今更ボクが何かをやった事に気がついたのだろう余りにも遅い遅すぎる、ボクに向かって飛んできた個体はボクの目の前で見えない何かに弾かれた、そしてその個体は見るからに動きが緩慢になっている

 

「さてボクのほぼ無尽蔵のmpが切れるのが先か君達が全部堕ちるのが先か楽しもうか!アハハハハハハハハ!」

 

笑う何故ならボクは笑い猫だからどんな時だって笑うのさ

 

「ハハハハは?」

 

空から光が飛んできたと思ったらボクの《聖域》をぶち破って1人の青年が乱入してきた、いやまぁこの《聖域》には外部からの侵入不可の法則は付け加えて無いから入れるけどだからと言ってレッサーワイバーンが大量にいる《聖域》内に入ろうとする馬鹿は普通いないだろう

 

「この結界は君の魔法かな?今までよく無事に持ちこたえたね、後は任せてくれ」

「何を言ってるの?目の前が見えない馬鹿なのかな?」

「さて蛮勇かそうでないかは君の目で確かめて欲しいな」

 

次の瞬間目の前が弾けた、正確にはボクの《聖域》事レッサーワイバーンが目の前の青年に斬られた、《聖域》は一応固有スキルとはいえ魔法に属するから対魔の装備なら無力化する事も一応は可能だろうがたった一刀の下に斬り伏せる何て最高位プレイヤーや廃人共でも難しいのだ、だがそれが何だと目の前の青年は当たり前の用に斬り裂いた

 

「ははは何だよそれ、化物じゃないか」

「ああ、ごめんね君の結界も斬ってしまったか少し力を入れ過ぎたみたいだね」

「ってちょっとレッサーワイバーン共逃げようとしてるけど」

「大丈夫だよ俺の相棒が何とかするから空を飛んでいる相手なら彼女の出番さ」

「彼女?」

「グワアアアアァァァァ」

 

巨大な鳴き声?が聞こえワイバーン共の方に目をやるとそこにいた存在に思わず目が奪われる、それは何処までも透き通った白色のドラゴンだった

 

「エンシェントドラゴン、何でこの大陸に?《樹海大陸》には居ないはずじゃ、もしかして別種のドラゴン?」

「彼女は確かにエンシェントドラゴンだよ、そして俺の相棒でもある」

「はぁ~、疲れましたまさかこんな辺境に来て直ぐ様戦いになるなど」

 

余りに一方的な蹂躙撃の後にエンシェントドラゴンがこちらに来たと思ったら人型に変身した、透き通った白色の髪に空色の瞳、そして均整の取れたバランスの良い体の少女の姿だった

 

「それでそちらの子供は?獣人みたいだけど」

「この村の生き残りみたいだね、あの結界もこの子の力みたいだよ」

「そうなんだ、どうするつもり?連れて行くの?」

「そうだね、君はどうしたいかな?王都や他の町何かに送り届けることも出来るけど」

 

さてこの村は完全に駄目になってしまった、他の場所に移るのも手だろう、そもそもたった一日しか滞在してない村に感じる事も殆ど無いし⋯⋯そう言えばレックスはどうしたんだろう、まぁ生きてたら何処かでもしかしたら会えるかもしれないしいいか

 

「じゃあ2人に付いていきたいんだけど」

「そうか、分かったよ取り敢えず安全な場所まで君を連れて行くよ、いいかな?ティナ」

「私としてもいいと思う、獣人でここまで可愛らしい子だと奴隷商に狙われる可能性もあるしね」

「ありがと!ボクの名前はリエル少しの間お願いしますね」

「俺はアインこんなんでも一応邪竜討伐を命じられた勇者だ」

「よろしくね、私はティナ知っての通りエンシェントドラゴンだよ、アインと一緒に邪竜討伐をする事になってるの」

 

ワァーオ、勇者にエンシェントドラゴンのコンビしかもイケメンと美少女のコンビってラノベかな?異世界生活2日目にして村が滅び第一村人と離れ勇者と一時的に行動をともにすることになった、ただ邪竜を討伐出来れば《降臨大陸》に行ける可能性が高まるので是非ともこの2人には一刻も早く邪竜討伐して欲しい、それはそうとこの薬草どうしよう

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