双極の銀盤   作:神尋

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 *初心者です


双極の銀盤

 

 

 

夜のスケートリンクにポツリと誰かが呟いた。

 

 

「はァ~…いのりちゃんはよく頑張るねぇ」

 

 

その一言は100倍近くの大声の火種となった。

 

 

いのり「くずちゃんはがんばらなさすぎだよ!!!!!!!!」

 

「わぁぁぁ、急に大きな声出さんとってよ!!!」

 

「びっくりするけん!」

 

司「ま、まぁまぁ…、!落ち着いて!」

 

「あ、せやせや、私、移籍する事になったんで、よろしくっす」

 

司「え!?!?!?急だね!?!!」

 

「ははは、すまんね」

 

司「どこに行くの?」

 

「ん~蓮華茶?やったかな?おおかた合ってると思う」

 

司「蓮華茶って京都の…?」

 

「蓮華茶ってそこしか無かろ?」

 

いのり「怠け者が居なくなるね!司先生!」

 

司「ちょっ!いのりさんっ!」

 

「んはは、こっちもうるさいンがおらんくなって清々するばい」

 

「京都の大会出るっちゃろ?ほなそこで戦おうや」

 

いのり「望む所…!!!」

 

「わは、メラメラしと~」

 

「蓮華茶の次は愛西行くつもりなんでよろしゅうばい」

 

 

 

 

 

 

 

 

           次の日

 

「んじゃ、またな」

 

いのり「絶対勝つ!!!!」

 

「そん意気込みで頼むばい」

 

司「なんかあったらすぐに言うんだよ!!!」

 

「えぇ、わかっとーばい」

 

いのり「じゃあね、くずちゃん!」

 

「ん、またな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          京都にて

 

蛇崩「お、君が鬼熾屑《きさきくず》ちゃんで間違いあらへんか?」

 

「あぁ、はい、そです」

 

蛇崩「俺は蛇崩遊大、ジャッキー先生とか呼んでくれてもええで~」

 

「蛇崩先生…ですね、1ヶ月間お願いします」

 

蛇崩「あぁ、宜しく頼むで」

 

 

 

 

 

           大会当日

 

蛇崩「準備は出来たか?」

 

「えぇ、できとーと」

 

蛇崩「よし、行くで」

 

「はい」

 

いのり「くずちゃん!」

 

「んぉ、いのりちゃんやん!」

 

いのり「一位は貰うよ!」

 

「どげんね、ここには強い奴らが沢山居る」

 

「ま、1位は私だけンね」

 

いのり「がんばろうね」

 

「いやいや、笑 私は頑張らンよ、笑」

 

いのり「もぉ~!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

           大会始まって_______

 

『13番、蓮華茶FSC 鬼熾屑』

 

蛇崩「気張りや~!」

 

「いやいや、気張っても何もなりませんって」

 

       ♪〜〜〜

 

今日の曲は『ボレロ』フィギュアスケートではよく使われる曲だ。

ステップシークエンスが映える曲。

だから今日はスケーティングを意識して演技をする。

今日の演技は熱を帯びて元気よく。いつもの私を塗りつぶせ。

そろそろみんなステップシークエンス来ると思ってるはず。

だけど私の演技では普通は通用しない。

私はここでッ

 

      4回転アクセル+オイラー+4回転サルコウ

 

 

みんなを絶望に堕とす。

 

 

 

 

 

              鬼熾 屑

            《きさき くず》

         色んなクラブを転々としている。

         本所属はスター・フォックスFSC

            結束いのりと同い年。

               博多弁

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