オペレーター・スペースマリーン   作:Sanctum

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Darktideの新しいトレーラー公開されましたね
スキタリ兵ってあんなグロテスクな見た目だったんだと衝撃(笑)


滅殺者Ⅱ

 

「うわぁぁぁぁ!?」

 

「な、なんだコイツら――ぎゃぁぁぁぁ!!」

 

「や、やめ、やめろぉぉぉっ!!」

 

 一方、ヴァレリウスが包囲されていた広場。

 そこは今、阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた。

 

 黒煙の向こうから現れた異形の怪物が、レユニオン兵へ無差別に襲い掛かっていたからだ。

 

 細長い四肢。

 鋭利な鉤爪。

 剥き出しの牙。

 外骨格に覆われた肉体。

 

 レユニオンの兵士達は剣や棍棒、クロスボウを手に応戦しようとするが、その抵抗はあまりにも無力だった。

 

 一人の兵士が剣を振り上げる。

 だがホーマゴーントは低い姿勢のまま地面を蹴り、その刃を容易く潜り抜けると、振り下ろされた鉤爪が兵士の胸部を切り裂いた。血と臓物が噴き出し、倒れた兵士へさらに数体が群がる。

 

 別の兵士はクロスボウを構えていた。

 だが矢を放つより早く異形の顎が首元へ食らいつき、骨が砕ける音と共に頭部が半ば千切れた。

 

 死体の周囲では獣じみた咀嚼音が響いている。

 

「なんだ、これは……」

 

 フロストノヴァが呆然と呟く。

 彼女は幾度となく戦場を見てきた。ウルサス軍も、レユニオンも、感染者狩りも、雪原での死も知っている。

 

 だが、目の前の怪物は違った。

 どこか異質な、これまでの敵とは根本的に何かが異なっている。

 

 黒蛇でさえ、その異様な光景にわずかに眉を顰めていた。

 

 その時。

 

「氷の使い手の少女よ!」

 

 ヴァレリウスの声が轟いた。

 それまで常に静かだった彼が、初めて感情を露わにした声だった。

 

「名は何と云う!」

 

「わ、私か?」

 

 突然呼び掛けられたフロストノヴァは思わず戸惑う。

 

「フロストノヴァだ……」

 

「フロストノヴァ、タルラ。事態は変わった」

 

 彼の赤いアイレンズが怪物達を見据えていた。

 

「今直ぐにあれを滅さねば、取り返しのつかぬことになる」

 

 彼の言葉にフロストノヴァは息を呑み、黒蛇は静かに目を瞑る。

 数秒の沈黙の後、黒蛇は静かに剣先を下ろし、ヴァレリウスへ言い放つ。

 

「良いだろう。だが、これが終わったら貴様を殺す。良いな?」

 

「好きにしろ」

 

 フロストノヴァがアーツを解く。

 氷が砕け、拘束されていた脚部が解放される。損傷したサーボが軋みを上げ、パワーアーマー内部では警告音が鳴り続けていた。

 

 それでもヴァレリウスは倒れない。

 彼はゆっくりと歩き、地面へ倒れていたストームシールドを拾い上げた。

 

 ヴァレリウスは敵の戦力を分析する。

 

 敵はティラニッド個体群、ティラニッド・ウォリアーが単騎、そして十数匹のホーマゴーント。ごく一般的な小規模の戦闘集団だ。

 

「ティラニッド……異界でもなお、人に仇なすか」

 

 ヴァレリウスの声に籠っていたのは純粋な怒りと憎悪。

 故郷を壊滅させられ、多くの仲間を屠ってきた敵への敵意だった。

 

 明らかにシナプス統率を失った個体群、もはや取るに足らない。

 

 ヴァレリウスは損傷した脚部の警告を無視して前進した。

 

 今まさに倒れたレユニオン兵へ飛び掛かろうとしていたホーマゴーントの横合いからパワーソードが振るわれる。青白いエネルギーフィールドが甲殻を切断し、怪物の身体は胸部から上下へ両断された。

 

 切断面から体液が噴き出し、地面へ散る。

 

 フロストノヴァも即座に動く。

 

 冷気が地面を走り、数体のホーマゴーントをまとめて氷結させる。動きを止めた個体へ黒蛇の炎が撃ち込まれ、白熱した熱線が内部から肉体を焼き尽くした。

 

 だが。

 

「アイツ……源石塊を喰ってるのか……?」

 

 誰かが呟いた。

 建物の残骸へ突き刺さっていた源石塊の周囲に数体のホーマゴーントが群がっていた。

 

 鉤爪で表面を削り、口器で砕く。

 

 誰もそんな生物を見たことがない。

 ヴァレリウスは即座にプラズマガンを抜く。青い光が走り、数体の怪物が爆発するように焼き消えた。

 

 だが、その光景は誰の胸にも不快な予感を残した。

 

 その時。

 

「――姐さん!!」

 

「ッ!!!」

 

 スノーデビル隊員の絶叫に、フロストノヴァが振り返る。

 

 崩れた建物の陰の死角、そこから一体のホーマゴーントが飛び掛かって来ていた。アーツは間に合わない。

 

 彼女が死を覚悟したその瞬間。

 

死ね、異形のクズども!(Die, xenos scum!)

 

 怒号と共に重い爆音が響いた。

 ホーマゴーントの胴体が空中で粉砕され、肉片が雪のように降り注ぐ。

 

 煙の中から現れたのは、緑色の装甲服に身を纏った者達。

 巨大なターミネーターアーマーを装備したサラマンダー戦団の戦士達だった。

 

 ストームボルターの連射がホーマゴーントを次々と粉砕する。ボルト弾は甲殻を貫通し、体内で炸裂し、怪物の身体を内側から吹き飛ばした。

 

 さらにフレイマーが咆哮する。液状火炎が通りを埋め尽くし、ティラニッド達を焼き払っていく。

 

 そして、ヴァレリウスを見た彼等は胸に手を当て、敬意を示した。

 

「ウルトラマーの尊厳の護り手――マクラーグの誇り高き戦士よ。共に戦える事、光栄に想う」

 

 サラマンダー戦団の二人はなぜこんなところにウルトラマリーン戦団のボロボロのオナーガードがいるか疑問に思ったが、深く追求はせずに共闘の道を選んだ。

 

 ヴァレリウスは静かに頷く。

 

 その様子を、黒蛇は静かに見つめていた。

 

(新手だと……? 恐らくはこの男と同じ世界の人間。だとすればこの怪物も同等のものと見て良いか)

 

 黒蛇の胸中に初めて警戒が生まれる。

 目の前のヴァレリウスだけではなく、この緑の巨人達もまた同質の存在だった。

 

 その頃ヴァレリウス、そして二人のサラマンダー戦団の〈滅殺者〉は瓦礫の広場に肩を並べていた。青と緑、異なる戦団の装甲が炎に照らされ、その巨体はまるで崩壊した都市の中に築かれた最後の防壁のように見えた。

 

 ヴァレリウスが前へ出る。ストームシールドへ飛び掛かってきたホーマゴーントが激突し、金属を叩く鈍い音が広場へ響く。怪物はそのまま鉤爪を振るうが、分厚い盾はわずかに揺れただけだった。次の瞬間、青白いエネルギーを纏ったパワーソードが振り下ろされ、外骨格ごと頭部を両断する。

 

 その左右では二人の〈滅殺者〉が支援を続けていた。

 

 ドラクのヘヴィーボルターが低く唸る。大型ボルト弾が連続して発射され、接近するホーマゴーントの身体を次々と内側から爆砕した。肉片と甲殻が空中へ飛散し、砕けた建物の壁へ血液が叩き付けられる。

 

 その隣ではダキールのフレイマーが火炎を吐き出していた。液状燃料の炎は路面を這い、ティラニッド達を包み込む。甲殻は黒く焦げ、内部組織が焼ける臭いが熱風と共に広場を満たしていく。

 

 もはや戦力差は明白だった。

 

 シナプスを失ったホーマゴーント程度ではアスタルテス三人を止めることなどできない。

 

 そう思われた、その時だった。

 

 ヴァレリウスの赤いアイレンズが僅かに動く。

 

 瓦礫の陰、崩壊した建物の残骸。

 その奥に潜んでいた大型個体が飛び出した。

 

「……!!」

 

 ティラニッド・ウォリアー。

 三メートル近い巨体が瓦礫を踏み砕きながら突進する。その六つの眼には理性は存在しない。あるのは果てしない飢えだけだ。

 

 そしてその進路上には、負傷者を支えながら後退していたレユニオン兵達がいた。

 

 距離は十メートル、ウォリアーの機動力を考えると余りにも近い。

 レユニオン兵達は振り返り、誰かが悲鳴を上げる。逃げる時間はない。

 

 その瞬間、一切の迷いなくドラクが動いた。

 

 巨大なターミネーターアーマーが前へ踏み込み、レユニオン兵達とウォリアーの間へその身を割り込ませる。

 

 次の瞬間、ボーンソードが振り下ろされた。

 鋭利な骨の刃がターミネーターアーマーの肩部装甲を切り裂く。耐久性を誇るセラマイト装甲が悲鳴を上げ、さらに第二撃が腹部へ突き刺さった。

 

 金属が裂ける音と肉を貫く感触。

 赤い血液が装甲の隙間から溢れ出した。

 

 広場が静まり返る。

 

 庇われたレユニオン兵は理解できなかった。

 

 なぜ敵である自分達を庇ったのか。

 

 ヴァレリウスのような冷徹な戦士なら理解できる。彼は任務を優先する。必要なら敵を踏み越える。

 

 だが、この緑の巨人は違った。

 

「ブラザー!!!」

 

 ダキールが叫ぶ。

 

 ドラクはなお立っていた。

 腹部へ深々とボーンソードが突き刺さっている。生命維持警告がアーマー内部で鳴り続け、呼吸音は明らかに乱れていた。

 

 それでも彼はヘヴィーボルターを持ち上げる。

 

 ティラニッド・ウォリアーの眼前、ほぼ零距離。

 ゆっくりと銃口が上がる。

 

 そして、発砲。

 

 ボルト弾がウォリアーの腹部へ叩き込まれた。

 甲殻が砕け、肉が裂ける。内部で炸裂した爆薬が内臓を吹き飛ばし、怪物の巨体が大きく仰け反る。

 

 ティラニッド・ウォリアーは苦悶の咆哮を上げる。

 本能的な恐怖か、あるいは死の痙攣か、ボーンソードが乱暴に引き抜かれた。

 

 その刃が再びドラクの身体を引き裂く。

 腹部装甲が完全に破壊され、血液と臓器の一部が流れ落ちる。ウォリアーは数歩後退し、そのまま地面へ崩れ落ちた。

 

 そして数秒後、ドラクも膝をつく。

 重い金属音が広場へ響き渡った。

 

 庇われたレユニオン兵は動けなかった。目の前で起きた出来事が理解できなかったからだ。

 

 敵だと思っていた存在に庇われた驚き、そしてあの巨人を容易く引き裂いた化け物への恐怖と困惑。様々な感情が混ざり合い、彼は言葉を失う。

 

「……無事か?」

 

 ドラクがゆっくりと顔を向けた。

 

「え……あ……」

 

 レユニオン兵は震えていた。

 

「は、はい……」

 

 ドラクは僅かに頷く。

 そしてその兵士が握っている粗末な刀へ視線を落とした。

 

「直ぐにここを離れるんだ」

 

 荒い呼吸と装甲の隙間から滴る血。

 それでも声は穏やかだった。

 

「そんなものでは勝ち目はない」

 

 そこへダキールが駆け寄る。

 

「ブラザー、無茶を……!」

 

 彼が見る限り、もはやドラクは高度な治療を受けなければ助からない状況だった。そしてこの未知の惑星に、アスタルテスを治療できる環境は存在しない。

 

 本来ならば遺伝子種子を回収しなければならないが、ここには医務官(アポセカリー)すら居ない。となれば今ダキールにできることは、彼に戦士として名誉の最期を与えるほか選択肢はなかった。

 

 ヴァレリウスもまたゆっくりとドラクの元へ歩み寄った。

 損傷した脚部サーボが軋みを上げ、装甲の隙間からは白い蒸気が断続的に噴き出している。

 

「恐らくティラニッドは全滅した」

 

 ヴァレリウスは周囲を見回しながら低く言う。

 

「隠れ潜んでいる狡猾な個体が居なければ、の話だが……シナプス統制を失った奴等にそんな芸当は不可能だろう」

 

 その言葉にダキールとドラクも周囲を見渡す。

 生き残ったホーマゴーントの姿は既に見えない。最後のティラニッド・ウォリアーもドラクによって討ち取られていた。

 

 レユニオン兵は動揺し、もはやヴァレリウス達に敵意を向ける余裕はない。というより、命を賭けて庇われた以上、再び敵意を向けるのを躊躇している、という方が正しいか。

 

「……先ほどの手助け、感謝する」

 

 静寂の中、瓦礫を踏む音が響く。

 フロストノヴァだった。

 

 白い息を吐きながら、彼女はゆっくりとドラクの前へ立つ。

 

「だが……何故庇った? 我々は敵同士のはず、命を賭けてまで守る理由があったのか?」

 

 フロストノヴァの問いに、ドラクとダキールは困惑する。

 それもそのはず、レユニオン側はヴァレリウスと同じ存在、つまりは敵だと考えているが彼等からすれば転移直後でレユニオンの存在も、ロドスの存在も知らない。

 

 確かに獣耳や角など、身体的に変異していることについては事情を聞くつもりだったが、ドラクからすればそれよりも先に命を助ける、という判断が先に来ただけの話だ。

 

「敵に襲われている怪我人を助けない理由が、あると思っているのか」

 

 ドラクの言葉に、フロストノヴァの瞳が驚いたように僅かに見開く。

 

 彼女の人生にはそんな考え方は存在しなかった。

 ウルサスは感染者を迫害し、やがて感染者はレユニオンという組織を結成してそれに抵抗した。

 

 敵は敵だ。

 

 利用するか、利用されるか。

 

 感染者か非感染者か。

 

 それが当たり前だった。

 だが、目の前の巨人は違う。敵か味方かではなく、助けるべきかどうかで行動した。

 その事実は、フロストノヴァの胸の奥へ静かに突き刺さっていた。

 

 彼女は辺りを見回す。

 

 ティラニッドの襲撃によって部隊は壊滅状態だった。レユニオン兵達は混乱し、士気は完全に崩壊している。黒蛇との戦いも中断された。

 

 もはや誰も戦い続けられない。

 

 そう思われた、その時だった。

 

「――終わったか?」

 

 声が響く。

 次の瞬間、炎の奔流が広場を横切った。

 

「……ッ!!」

 

 ヴァレリウスが即座に前へ出る。

 

 ストームシールドが掲げられ、赤熱した炎が激突する。

 熱波が周囲を吹き飛ばし、地面が溶解し、残存していたエネルギーフィールドが激しく明滅した。

 

 そして、甲高い警告音が響き渡る。

 同時にエネルギーフィールドが完全に消失した。

 

 長時間に渡る戦闘と黒蛇の炎によって、ついにストームシールドのエネルギーは限界を迎え、オーバーヒートを起こしたのだ。

 

「――タルラ!?」

 

 フロストノヴァが叫ぶ。

 スノーデビル小隊も、周囲のレユニオン兵も凍り付いた。

 

 炎の向こうに立っていたのは黒蛇だった。

 

「彼等は私達を庇ったんだ! こんな――」

 

「だからどうした?」

 

 その一言で空気が凍る。

 黒蛇の瞳には一切の感情がなかった。

 

 フロストノヴァは息を呑む。

 

「始めに私は言ったはずだ。これが終わったら殺す、と」

 

 炎が再び周囲へ集まり始める。

 

「そして彼は答えた。好きにしろ、と。だから私は彼等を殺す」

 

 ヴァレリウスは静かに盾を構えた。

 隣では、ダキールが彼に低く問う。

 

「……尊厳の護り手よ。奴は異端者か?」

 

「否」

 

 ヴァレリウスの視線は黒蛇から離れない。

 

「サイカーでも異端者でもない。だが心に巣喰う者に精神を蝕まれている。混沌ではない何かだ」

 

 ダキールは黙って頷いた。

 そして、フレイマーを構える。

 

 その時だった。

 

『ブラザー、聞こえるか』

 

 通信が入る。

 

『サンダーホークの緊急補修が完了した。直ちに帰還せよ』

 

 ダキールの表情がわずかに変わる。

 直ぐにでもサンダーホークの元へ戻りたいところだが、黒蛇がそれを許してはくれない。

 

 もし黒蛇が再びアーツを発動させれば、エネルギーフィールドがオーバーヒートしたシールドとターミネーターアーマーだけでは、死に至らなくとも動きを封じられてしまうだろう。

 

 その時だった。

 

「ブラザー、何を……」

 

 膝をついていたドラクがゆっくり立ち上がる。

 血が流れ、生命維持装置が警告を鳴らすが、彼はヘヴィーボルターを拾い上げた。

 

「俺はもう助からん――ブラザー・ダキール、ウルトラマーの尊厳の護り手よ」

 

 ドラクがゆっくりと振り返る。

 

「行け、奴は俺が止める。此処で起きたことをサージェント(分隊長)へ報告するんだ!」

 

 ダキールとヴァレリウスは躊躇する。

 ダキールは自分の仲間を置き去りにすることに対して、ヴァレリウスは置き去りにすることに加えて、黒蛇を生かしておくことに対して。

 

 だが、確かに今の状態で戦うことが如何に無茶なことは二人とも理解していた。

 

「……すまない、ブラザー」

 

 ダキールはドラクへそう言い、一歩づつ後退していく。

 ヴァレリウスもそれに続き、やがて二人はサンダーホークのある広場の方向へ駆け出していった。

 

「逃がすものか……!」

 

 黒蛇は彼等の意図を察し、炎を集束させる。

 

 だが、集束された炎が放たれる前に、ドラクのヘヴィーボルターが咆哮した。

 七十五口径自己推進徹甲榴弾が黒蛇へ殺到する。透明の障壁が形成されるが、爆発の衝撃はそれを突き破り、黒蛇の身体を大きく吹き飛ばした。

 

 周りのレユニオン兵はまるで動けない。

 

 その隙を突き、ヴァレリウスとダキールはゆっくりとサンダーホークの方向へ後退していく。

 

 そして広場には、一人のサラマンダーだけが残された。

 燃え上がる都市の中で、傷付いた巨人は静かにヘヴィーボルターを構え続けていた。





・ティラニッドの鉤爪
ティラニッド個体の鉤爪やボーンソード(生きた骨刃)はただの武器ではない。その鋭さは分子レベルで研ぎ澄まされており、切れ味は単分子カッターに匹敵する。これはアスタルテスが身に付けているパワーアーマーや帝国防衛軍の戦車の装甲を容易く引き裂けることを意味し、対ティラニッドに於いて白兵戦が得意なはずのアスタルテスが多く犠牲になる理由の一つなのだ。実際、公式トレーラーやコデックスの描写でもターミネーターアーマーを着た〈滅殺者〉がジーンスティーラーやハイヴタイラントにより殺害される描写が多数存在する。
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