ちなみに作者は姉妹エアプです()
ここはとある異世界……そこには淫魔の国があった。
名をインクブス帝国…人類と魔族が和平を結んだこの世界において歓楽の都として多くの人が訪れる大国である…
これはそんな国に住まうとある淫魔たちのお話……
side:アイリス
「アイリス店長~。店長をご指名なお客様です~。」
「あら?どうしたのかしら?」
私ことアイリス・キュバリスが経営する洋服店【リリスーツ】の店内に響き渡る大きな声。どうやら私を指名するお客が現れたようだけど……どちら様かしら?
「よっす姉貴」
「あらヴァリス。あなたが私の店に来るなんて珍しいわね?」
店先に出迎えに行くと見えた顔はヴァリス……私の妹がいた。淫魔としては珍しくオシャレに興味がない子だったけど……もしかしてオシャレに興味が!?
「……そう……とうとうあなたもオシャレに興味が出たのね!?お姉ちゃんに任せなさい!!とびっきりな服を選んで「期待させて悪いが仕事だ姉貴」………そう……お仕事できたのね……」
…おしゃれじゃないのね……確かによく見たら警備服着てるわ……しかしヴァリスが仕事でくるってことは何か事件かしら?警察の中でも出世街道ってこの間噂されてるのを聞いたし……大きな事件じゃないといいのだけど……
「何か大きな事件でもあったのかしら?」
「安心してくれ、事件じゃない。イリスが姉貴の店に行きたいって言うから護衛だ」
「いや思いっきり私用じゃない!?あなたさては自分が妹と一緒に出掛けたいからって職権乱用してるわね!?」
どこがエリートなのよ!?勤務時間中に堂々とサボってるじゃない!?
「私は市民の安全のために働いてるだけだぞ失礼な。」
「よくそんな堂々と言えるわね……で?イリスはどこよ?」
「先に店の中入ったぞ。その辺で服を見てるんじゃないのか?」
「お…お姉ちゃんを差し置いて先に服を……!?」
そんな……先に私に一声かけた上で抱き着いてほっぺにチューしてからでもいいじゃない!!
「姉貴もたいがいイリスにゾッコンだよな」
「あんなに可愛いイリスが悪いわ!!!あとあなたにだけは言われたくないわよシスコン」
「うるさいぞシスコン」
「は?」 「は?」
そんな言い合いをしながら二人で店内を歩きイリスを探す…内緒だけどなんだかんだこの子とこんな会話するの楽しいのよね……っと。あそこに見える紫の髪と黒い角は……
「イリス~~!お姉ちゃんが来たわよ~~~!!!」
駆け寄ってイリスをギュムッ!!!っと抱きかかえる。あ~~たまらないわこの抱き心地~~~。相変わらずちっちゃくて可愛い~~~♡♡♡いい匂い~~~♡♡♡
「あ、アイリスねぇさまだ~。おはよ~~」
「相変わらず後ろから急に抱き着かれても当たり前のように受け入れてるなイリス……あとずるいぞ姉貴。私にもイリスを抱かせろ」
「早い者勝ちよ~~!相変わらず全身プニプニで最高の抱き心地よイリス~~~♡♡♡」
「毎日アイリスねぇさまとヴァリスねぇさまが抱き着いてくるからね~~~。アリスもよく飽きねぇなって言ってたよ~~」
「あら?そういえばアリスがあなたのそばにいないなんて珍しいわね?……まさか体調不良!?」
どどどどうしましょ!?病院にいかなきゃ!!!
「落ち着け姉貴、イリスの中で寝てるだけだ。大体肉体がないのに体調不良にならないだろ」
「その割にはよく眠いって言って寝てるけどね~~。そろそろ起きそうな気がするけど~~~。」
「ね…寝てるだけなのね……よかったぁ……」
アリス……イリスの中にいるもう一人の末っ子が無事のようでホッとしたわ……本人曰く「2重人格とはちょっとちがってぇ…まぁ魂が2つ入ってる的な?」くらいしか説明してくれなくて困るのよね……いや本人にもそれ以上よくわからないみたいだけど……おねぇちゃん不安だわ……
「あ、言ってたらアリスが起きたみたい~~~」
イリスがそう言った瞬間……イリスの頭の横あたりでポンッ!と軽い音と少量の煙が出た。アリスが気に入って使う登場の仕方ね。(本人曰く「現れ方は色々いじれるけどこれが好き!」らしい)
そして現れる半透明なイリスにそっくりな顔。
「おは&今日も皆にぎやかだね!!アイリス様にヴァリス様!!」
あら~~~♡♡♡相変わらず寝起きなのに満点笑顔でかわいいわこの子~~~♡♡♡……って!!!
「ちょっとアリス!あなたまた様呼びしたわね!!お姉ちゃんと呼びなさいっていつも言ってるでしょ!!」
「そうだぞアリス。姉妹なんだから様を付けるのはやめろ」
「言っても無駄だよ~2人とも~~。本人的にはお姉様って言ってるつもりだし~~~。」
「そうそう!だから慣れて二人とも!お願い♡」キュルルン
……これまた本人曰く「アイリスお姉様とヴァリスお姉様って長くて言うのめんどいから縮めてアイリス様とヴァリス様って呼んでる!!」らしい……昔その由来知らなくて大喧嘩したのに改善しないのよねこの子……多分様呼びしてる理由伝えてるからOK!って思ってるわね…改善したいのに……改善したいのにぃ……笑顔がまぶしい!かわいい!!!
「満点笑顔に免じて許してあげるわ」ニコニコ
「こればかりは姉貴と完全に意見が一致だな。笑顔に免じて許そう。」ニコニコ
「うわあいわからずチョッロ」(小声)
「アリス~~~。そろそろ怒られるからたまには呼んであげな~~~」(小声)
「はぁーい」(小声)
イリスとアリスが小声で話してる…可愛い!!!!!
「それでアリス?服は決まったか?」
「あ、そうそうみてヴァリスねぇさま~~~。これ欲しい~~~。」
「あらお姉ちゃんも気になるわ……って!?」
こ…この服は!?気になるあの子もこれでイチコロ♡パーカーセット!?
天の声「説明しよう!気になるあの子もこれでイチコロ♡パーカーセットとはパーカーの下は太ももどころか鼠径部が見えるレベルで短いショートパンツとブラが透けて見えるレベルでうっすいTシャツの3点で構成された衣装セットだ!ちなみに淫魔の国なのでこの服を着てても若い子がちょっとだけ派手なオシャレをしてるとしか見られないぞ!!あと衣服店【リリスーツ】は語呂がいいというただ一点で店の名前を決めてるだけだからスーツ専門店じゃないぞ!!」
「だ……ダメよそんな服!!エッチすぎるわ!!!イリスちゃんとアリスちゃんのエッチな姿が他人に見られるなんて許せないわ!!!私だけが見たい!!!」
アリスちゃんが着る服はイリスちゃんと一緒になるし(本人曰く勝手に着る服が合わさるらしい)普通に他の人にも半透明なアリスちゃんが見えるのに!何とかして止めないと!
「うわ姉貴キッモ……でもそれはそれとして確かに派手過ぎないか?あと買ってあげるから今夜その服を着て私の部屋に来てくれない?」
「ヴァリスあんたも中々キモイわよ」
「姉貴にだけは言われたくないぞシスコン」
「黙りなさいシスコン」
「は?」 「は?」
「え~~~。友達なんてもっと派手なの着てるしこれくらい普通だよ~~~。」
うっ……確かにこの店もっと派手なのあるしイリスと同年代の子ってほんとにギリギリ隠してるみたいな服の子もたまに見るのよね……でも!それでも!!
「うぅ……でもやっぱり駄目よ……妹のエッチな姿は独占したい……」
「そうだイリス。一応アリスにも聞いておいた方がいいんじゃないか?」
「確かにヴァリスねぇさまの言う通りかも~~。アリス~~。」
「ハァーイ」フヨフヨ
フヨフヨしながらその辺をきょろきょろしていたアリスが戻ってきたわね……くっ!移動するだけでかわいいなんてずるいわ!!……にしても
「アリスに聞いても無駄じゃないかしらヴァリス?」
「だから【一応】だ姉貴」
「それもそうね……なんてったって……」
「この服どう思う~アリス~~。」
「フムフム……こ、これは!!……エッチでかわいい!!!」
「流石アリス~~~。話が分かる~~~。」
キャッキャウフフ
「趣味そっくりなのよねぇあの二人……」
「まぁ実質双子で気があって仲がいいんだから喜ばしくはあるんじゃないか?」
「今回ばかりはちょっと恨めしいわね…でもまぁ2人が可愛いからヨシとするわ!」
「やはり妹は最強に可愛いな…ってまずいぞ姉貴!?」
「何よ急に慌てて…って!?」
「でもこれパーカーの中こっちにした方が可愛くない?」
「確かに~~~。アリスの言ってる方の服がエッチでかわいいかも~~~。」
そ…その服は!彼の中の獣を呼び出す♡上下セット!?
天の声「説明しよう!彼の中の獣を呼び出す♡上下セットとは鼠径部はもはや丸出しレベルで胸も頂点をかろうじて隠しているレベルの布しかない服のことだ!!淫魔の国だと「あの子ちょっとエッチな服着ててかわいいー♡」で終わりだけどパーカー+この上下セットで人間の国にいこうものなら露出狂か痴女として逮捕されそうだ!!!」
「止めるぞ姉貴!流石にあの格好を他人には見せたくない!!あと私が買うから今夜2人とも私の部屋に着て来てくれ!!!」
「キモイわよヴァリス!でも止めるのは賛成よ!!あと先に私の部屋に来てもらうわ!!!」
「黙れシスコンキモいぞ私が先だ!」
「黙りなさいシスコン!」
「あぁん!?」 「はぁ!?」
そんな言い合いをしながら2人の元に駆け寄って必死の説得……10分ほど話した結果部屋着として使うだけで外には着ていかないことを確約してもらえたわ……ただし条件として後日ファッションショーを家で開くからイリスとアリスが満足するまで私とヴァリスで褒めることを付けられたわ……役得!!役得よ!!!カメラを用意して永久保存しなきゃ!!!!あぁまた私の秘密の妹写真集が分厚くなるわ!!!!!
あとこのくだりやってる間店員が1人で接客その他諸々してたから後で文句言われたわ……ご飯おごるから許して……
ちなみにヴァリスも上司から怒られたらしい。「外回りにいつまでも時間かかりすぎ」と……あなた護衛とか言ってたけど外回り中にこっそりやってたのね…
あとイリスとアリスは大変エッチで素晴らしかったです。思わずヴァリスと二人がかりで襲って【ピー】して【規制】して【検閲】するところだったわ……
今日も明日も淫魔姉妹は笑顔で騒ぐ……これはそんな異世界の日常の一コマ……
軽くキャラ設定
アイリス
赤髪長身お姉ちゃん(190cm台)。人間で言うと25歳前後くらいのイメージ。若くして長年の夢だった衣類店【リリス―ツ】を開業し楽しくやっている。悩みは次女であるヴァリスがオシャレに無頓着なのと末っ子2人がエッチなことに興味深々なこと(なお淫魔的には割と普通なのでアイリスが過保護なだけ)。因みに衣類店が夢になった理由は「世界一可愛い妹たちを着飾りたいから」立派なシスコンだね。
あと恥ずかしくて言わないけどなんだかんだヴァリスのことは信頼してるし妹として可愛いと思ってる。
ヴァリス
青髪長身お姉ちゃん(190cm台)。人間で言うと20~23歳の間くらい。若くして淫魔の国の警察【インブクス警察】(縮めてインケイとよく呼ばれる。流石淫魔の国)でエリートとして期待されている……が本人がシスコンなのでよくパトロール中とかに末っ子と出かけたりしてた。因みになんだかんだ要領がいいので今までバレてなかった。
悩みは姉が衣服にうるさいことと末っ子2人がエッチなことに興味深々なこと(なお淫魔的には以下略)
警察になった理由は「世界一可愛い妹たちを守りたいから。」立派なシスコンだね。
あと恥ずかしくて言わないけどなんだかんだ姉貴のことは信頼してるし姉として尊敬してて好き。
イリス
のんびり屋な末っ子その1(120cmくらい)。人間で言うと10~12歳くらい。小中高一貫な学校【淫魔学園】初等部所属。
悩みは姉二人がエッチなことに厳しいこと。なお実は学園に入るまで過保護な姉二人に守られていたのでエッチな知識は皆無だった。学園でできた周りの友達にエッチなことを教えてもらって色々開花した。(別に淫魔基準なら割と普通。人間の子供がゲームの話題とかで盛り上がるのと同レベル)。
でもなんだかんだで姉二人が好き。アリスも好き。
アリス
元気いっぱいな末っ子その2(120cmくらい)。イリスと一緒で10~12歳くらいで淫魔学園初等部所属。
生まれた時からイリスの中にいたよくわからない魂…なのだがシスコン過保護な姉2人に即妹判定されたため愛されて育った。
悩みはイリスと一緒……に追加で実体がないので姉やイリスと触れ合えないこと。この悩みは家族にも言っていないが他姉妹3人が触れ合ってワイワイしてる時にたまに悲しそうな顔をしてるので家族にはバレている。
イリスと感覚を共有してるためぬくもり自体は感じ取れるが自分から触れ合えないことがコンプレックスになっている。
でも家族はそんなこと関係なしに1人の家族として扱ってくれるので皆大好き。
キュバリス家の父と母
思い付きで書いた+今回の話では出なかったので細かい設定は決まっていない。
が大きく決まっているところだけ
キュバリスパッパ
カイゼル髭の似合うダンディーなお父様。職業は研究者で主に魔術の開発などを行っている。後述するキュバリスマッマとは同じ研究者仲間で一緒に働いてるうちに恋に落ちてパッパから告白して結婚。因みに淫魔は出来婚率99%オーバーなのでかなり珍しい。
悩みは家に男が自分一人なこと。まぁ家族は大好きなので些細なことであると自分で思ってる。
最近の研究テーマは【レイスなどの霊体魔物への実体を付与する魔術】……理由は当然娘の為である。
キュバリスマッマ
ナイスバディ―なお母様。こちらも職業は研究者。主に魔族と人類の違いについて研究している。淫魔基準ではパッパからの告白にときめくくらいにはロマンチストな性格。
悩みはパッパと自分が2人とも研究者で忙しく娘たちに中々かまってやれないこと…なのだが娘たちはそんなこと関係なしに元気に育ってくれたので一安心と寂しさが混ざっている。
最近の研究テーマは【魔族の魂の構造と肉体の構成について】……当然娘に肉体をプレゼントしたいので研究している。