どうもキラちゃんのペットです   作:九曜の翁

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 読者の皆さん評価ありがとう、何か感想欄含めてちらほら見た事ある人いるのて懐かしくなっちゃいます。


お友達は鳥とスナーク或いはスナッチ

「助けてキラちゃーん!!!」

 

「これは中々興味深い質感ですね、アルビナもご覧なさい」

 

「これは何で出来ているんでしょうか?外郭由来の品とというのは此処まで不思議なものなのですね」

 

 事が起こる数分前...

 

「うぅ、キラちゃんにあんま血塗れになっちゃ駄目って言われちゃったし食事制限も食らっちゃったから何か別の発散方法見つけないと...あぁでもやっぱり指々ビュッフェパーティーするのが一番楽なのになぁ。

 ダメダメ!キラちゃんに駄目って言われたんだからそれは駄目!キラちゃんに捨てられたらまた親方たちにボロボロにされちゃうもんね?やっぱり我慢しないと」

 

 わたくしめが親方様方からボコボコのボロボロにされなくなったのはキラちゃんがわたくしめを気に入ってペットにしたからでございまして、もしわたくしめがキラちゃんのペットでなくなれば、またボロボロのボロ雑巾状態にされてしまうのでありますよ。

 

 別に食べちゃえばどうとでもなるのですけれども、それやるとキラちゃんが悲しむかもですし、何より何故かそれはやっちゃ駄目だと勘が云っているのですよ。

 

 わたくし、この姿になる前は何が色々と知っていたのでしょうか?どうにも思い出せませんから実感が湧かないのですよね。

 

 でもなんとなく人?だったような気がするのですが今はもう人食いの化物ですし人である事を主張しても意味無いと思うのですよ。

 

「おや?貴方は確か」

 

「中指の子方、キラ様の飼っているペットですねカリスト様」

 

「えっ?あのすいません、そのわきわきした手辞めてもらってもよろしいですか!?わたくし側はただのぬいぐるみですので!!!」

 

「ぬいぐるみでありながら普通の生き物の如く動く、殊更に興味深いですね」

 

 あっ、これヤバいやつですわね?

 

「ふむふむ、少し解体して中身を見てもよろしいでしょうか!」

 

「テンション高いですねぇ!!!わたくしめの何がそんなに貴方様の琴線に触れたんです!?ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!」

 

 それで冒頭に至るわけであるのですけれども、あの...本当に助けて貰っても良いでしょうか?

 

「ちょっ!ちょっ!縫い目解くの辞めてくださーい!!!」

 

 まじでそれだけはヤバいのですよ!中身出ちゃう中身出ちゃう!

 

 中身が出たら...また食べたくなってしまうじゃないか。

 

『腹が...減った』

 

「ジャバちゃ〜ん!どこいったん?」

 

「あっキラちゃ〜ん!助けて貰ってもよろしいでしょうか?ちょっとまたボロボロにされちゃって困ってるんですよぉ」

 

「うっわほんとボロッボロじゃん受ける〜♪あれ?アルビナちゃんどしたの?ガチビビりした猫みたいになっちゃってるじゃん」

 

「キラ、貴方はあれの事を知っていて自分の手元に置いているのですか?」

 

「あれ?」

 

「やはり知らないのですね、あれを知った時貴方はきっとあの化物を手元に置いたことを後悔する事になるでしょう。

 見てくださいあそこで頭から地面にねじ込まれているカリスト様を、あれは...あの化物がやりました」

 

「うっわ凄い!本当に地面へねじ込まれてるじゃん?ジャバちゃんどうやったの?」

 

 ...嗚呼、これニコニコしてるように見えて怒ってそうだなぁ。

 

 怒られるのヤダなぁ。

 

「普通にひっくり返して足を掴んで地面にねじ込んだだけでこざいますよ。

 カリスト様が縫い目解いちゃったが故にちょろっと中身が出てしまいましたので、それで少々やり過ぎてしまいました」

 

 実際やり過ぎたとは思っているのですよ?でもひっくり返して足からバリバリ食べちゃうと思ったのを思い留まったのは褒めて欲しいかなぁって思うのですよ。

 

 だって、本当に美味しそうだったのですよ?

 

 でもね、お仲間の方を食べてしまったらキラちゃんが悲しむと思ったので、そこで何とか踏みとどまったのですよ!?

 

 いやまじで大変だったのですからね。

 

「ジャバちゃんって中身どんな感じなんよ?あたしそれ全然知らないんだけど?」

 

「あっ、それ聞いてしまわれます?わたくしなるべく中身についてはお話せぬようにしたく...あっすいませんちゃんとお話致しますからそんな責めるような目でご覧にならないでください!」

 

 やはりこういう展開は苦手でございますねぇ、わたくし子供には弱いのでありますよ。

 

「ご存知の通りわたくしめは蜘蛛の巣の外から参りましたが、その前は都市で暴れそのまた前は外郭にて色々とその...おいたをしておりまして、わたくしめは偶然出くわした親指めのカポクァルト?とやらを食べちゃったのでございますよ。

 その時はまだこのぬいぐるみボディではなかったのでございますが、その...大変サイズがね?大き過ぎて目立ってしまうので恥ずかしくてこのぬいぐるみボディを製作したのでございますよ...食べちゃった親指集団のあまりを使ってなのですがね?」

 

「それ誤魔化しばっかで中身の話してないじゃん!!!」

 

「話そうとするとこのぬいぐるみボディから出ないといけないのですよ、そうすると食欲が抑えられなくなって危ないのです!」

 

 わたくし、キラちゃんだけは絶対に食べたくないのでございますよ。

 

「むぅ!今度絶対話して貰うかんね!!!」

 

 うん、なんとか乗り越えたのでございます!!!




【人物紹介】

『カリスト&アルビナ』
・縫い目をちょろっと解いちゃったせいで酷い目にあった人たち、後一歩のところで主人公が踏みとどまらなかったら食べられてたかも?ちなみにアルビナちゃんは中身をちょろっと目撃した模様。

『キラちゃん』
・ジャバちゃんが中身の事教えてくんなくてガチ不満、でもこの後ジャバちゃんが大人しくモフられてくれたのでご機嫌になった。

『ジャバちゃん』
・中身のヤバさが更に際立ってきた。
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