どうもキラちゃんのペットです 作:九曜の翁
作者の作品の根本として幼少期から様々な映画を見続けてきた事が挙げられます。
それは洋画であったりコメディであったり、或いはホラーやパニック映画であったりしました。
その中でも直近で私の頭に焼きついて離れないものがあります。
それはデッドプールです、彼こそ私の一番落ち込んでいた時に元気をくれた最高のヒーローです。
んで、作品の悲劇部分の根本ですが、これはまぁ作者の幼少期の一番嫌な思い出話すことになるのでやめときます。
「キラちゃ〜ん!もう良いかなぁ?」
「ま〜だだよっ!」
今日はキラちゃんと一緒にお留守番の日ですね、マティアス様が何やら用事が出来たとの事で、お一人で外に出られてしまったが故にわたくしとキラちゃんだけでお留守番という事になってしまいましたね。
全く、確かにキラちゃんは幼年期と言うには些か歳を取られておりますが、それでも子供は子供なのですよ?わたくしが居なかったらキラちゃんはお一人で部屋に籠もる羽目と相成っていた事でしょうし、育児放棄は良くないと思うのです。
まぁ、今はわたくしめがおりますので?キラちゃんがお一人で過ごすような事には絶対させませんがね!!!
しかし、他の子方がたとも交流を深めて頂いた方がもしやキラちゃんにとってもよろしいのでしょうか?わたくしめとしましては、正直他の子方がたがキラちゃんに良い影響を与えるとは思えないのです。
ルチオ様は良い御仁ではありますがそもそもキラちゃんと相性が悪く、アルビナ様はこの前ちょろっと中身が出てしまって以来わたくしめを怖がって近寄りすらしなくなりましたし、ソラ様はいつも何を考えておられるのかわかりません。
レン様ですか?あの方はその...そもそういう事に付き合うお暇がなさそうというか、余裕が無さそうですのでね?ルチオ様もヴァレンチーナ様にこってりボコボコのボコにされてしまわれて、わたくし育児放棄の次くらいに虐待が嫌いですのであの人食べちゃっても良いでしょうか。
えっ駄目?そんなぁ...偶には食べちゃっても良いじゃないですか。
「キラちゃん!もう良いですか!!!」
「もう良いよっ!」
ふむ...それじゃキラちゃんを探しましょうかね?本日のモーニングメニューはホットケーキでしたから甘くて美味しそうな匂いが漂っていますね。
まぁわたくし人しか食えませんけどね!!!
何故か作り方だけは頭の片隅に残っておりましたので、おかげ様でキラちゃんにも満足して頂けましたよ。
コツは記載量より粉を少なめにする事にございますです!
「あぁ!ジャバちゃんずるい!ずるい!朝食べたホットケーキの匂い辿ったでしょ!じゃなきゃこんなに早く見つかんないもんね?」
「おやおや?バレてしまいましたか、わたくしめ鼻の良さだけは誇れるものであります故」
「ん〜?ジャバちゃんは可愛いところも誇れるとこじゃん?」
うっ!わたくしの飼い主良い子過ぎません!?やはりわたくしめが守らないと(真っ二つとか許さないのであります)
あれ、昔も似たような事があった気がするのでありますよ。
『起きたのね!私たちの可愛いジャバ■■■■■、やっと産まれて来てくれたのね!』
『製造番号X0777、只今貴方様の元へ』
これはまさか、わたくしめの母様の記憶?
『母様、貴方様はどうやって私を創り上げたのですか?』
『実はね、私は此処とは違う世界からやって来たのよ?貴方を作れたのもその世界で得た知識がこの世界では生命を創り上げるに足るものだったからなの』
嗚呼、あぁぁぁ!何故今更このような事を思い出すのです?わたくしめは...私はこのようなものは思い出したくないのでございます。
『母様、何故私のような怪物を創造なさったのです?折角の貴方だけの翼も折れてしまって、母様もこの悍ましい外郭へ放逐されてしまわれました。
完璧な生物を目指して造られた私ではありますが、些かその理由には疑問符を突きつけざるを得ません。
何故人でないのに人になろうとし、人と同じ心を持つ生き物などを作ろうと思ったのですか?』
『確かに私はC社を立ち上げたけれど、私にとって別にその事自体は重要じゃないの。
私は都市に完璧な生命を提示して、それを認めさせる事が私の持つ唯一にして最大の命題だったわ。
でもねジャバ■■■■■、貴方が産まれたところを見てからと云うもの私はそれすらもどうでも良くなって、ただ目の前の可愛い我が子を愛してみたくなったのよ』
...この記憶は、駄目でございます!これ以上は絶対に思い出してはいけないのでございます!!!
『可愛らしい私たちのジャバ■■■■■、いつか私たちと一緒に都市への凱旋を遂げましょうね。
そして貴方の素晴らしい姿を都市の人々に見せてあげるの、そうしたら...貴方も人の中で生きられるようになるかもしれないから』
...嫌でございます、これ以上は思い出したくないのでございます。
『嗚呼、私の可愛いジャバ■■■■■、ごめんなさいね...頭が私たちの都市に対する背信を察知したみたい。
やるべき事はわかっているわよね?此処にはもうすぐ外郭の怪物たちがなだれ込むでしょうから。
だからね、そうなる前に...私があの怪物たちによって死ぬ事よりも恐ろしい目に合う前に...』
...やめてください。
『貴方が私を食べるの』
嗚呼、あぁぁぁぁぁ...!何故です母様!何故私にこのような記憶をお残しになったのですか?
わたくしめは苦しゅうございます。
わたくしめにとってただ1人の母様であった貴方を私は貴方様の願いで喰らった。
それでも尚わたくしめの中で貴方様は生き続けておられたから、だからわたくしめは全てを忘れる事にしましたのに...なにゆえ今になってこんな記憶が蘇るのでありましょうか?
もしや、未だわたくしめに道を示してくださるのですか?
目の前の小さな主を守れと、そう仰るのですか?
えぇ、えぇ!ならばそうしましょうとも!!!
わたくし不肖の身なれど、このジャバウォッキーめがこの鉤爪と顎を存分に振るい我が小さき主をお守り致しましょうぞ!
【人物紹介】
『キラちゃん』
・今日も可愛い。
『マティアス』
・作者基本的に囚人には優しいけど、貴方の人格被ったウーティスには優しくなれないかもしれない。
『ヴァレンチーナ』
・貴方の人格まだなの、鏡で貴方を切る準備は出来てるんだけど?
『子方の皆様』
・可愛い子供たち、守りたいけど敵なのよね。
『母様』
・要するにジャバちゃんじゃなくてこっちが転生者で、この人を食べたので情報が全部ジャバちゃんに引き継がれた。
『ジャバちゃん』
・人間じゃないからねじねじしなかったけど、人間だったらクソリプお姉さんが語りかけてきてた可能性特大。
なんかもう吹っ切れてキラちゃん守るやる気メーター満タンになった。