ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜   作:クズ吉

18 / 21
第18話 幼なじみの妹

 2011年8月 

 

 夏休みも残りわずか。宿題も早めに終わらせているし、クラブの練習が休みの日は暇だ。

 

 というわけで紗那か望結の家に行こうと思うのだが、どちらに行こうか。

 

 紗那とは既に仲直りしているが、望結と親交を深めるのも欠かせない。

 

 よしっ、とりあえず今日は紗那の家に行って紗那がいなかったら望結の家に行こう。

 

 紗那の家の前で、インターホンを押す。

 

 ピンポーン

 

 「はーい」

 

 「大雅だけど今日暇?」

 

 「お姉ちゃん今日いないよー?」

 

 「あっ茉那ちゃんか。じゃあいいやありがとう」

 

 紗那の家の前を去ろうとすると…

 

 ガチャ…

 

 「大雅お兄ちゃん!私と家で遊ばない?」

 

 紗那の妹、茉那ちゃんが家を飛び出してきてそう言った。

 

 茉那ちゃんは紗那にそっくりの小5の美少女だ。

 

 身長は俺より30cmは低そうだから145cmくらいか。

 

 昔から紗那と一緒に面倒を見たりしてる妹のような存在だ。

 

 「何して遊ぶの?」

 

 「うーん、考えてなかった。ゲームは私あんまりだしなぁ。大雅お兄ちゃんが決めていいよ!」

 

 ふむ…これは…

 

 「えー俺が決めるの?じゃあさとりあえずお家上がらせて」

 

 「はーい、どうぞー」

 

 

 ・・・・・ 

 

 

 俺は茉那ちゃんのお部屋に通してもらった。

 

 紗那と違い本棚には少女漫画が並んでいる。

 

 ベッドに二人並んで座ろうと言うと茉那ちゃんはすんなりと受け入れた。

 

 「それで何するの?」

 

 「まずはお話でもしようか。えーと質問したいんだけど茉那ちゃんは俺の事どう思ってる?」

 

 「どうって?」

 

 「んー好きとか嫌いとかカッコイイとかかっこ悪いとか?」

 

 まずは俺に対しての印象を聞く。

 

 まぁ印象が悪かったら自室なんかに招かないから答えは分かりきっているのだが。

 

 「え、好きだしカッコイイと思ってるよ」

 

 「どんくらい?」

 

 「お姉ちゃんに負けないくらい」

 

 「お姉ちゃん俺の彼女だけどそれよりも?」

 

 茉那ちゃんはびっくりした顔をする。

 

 紗那はちゃんと家族にも言ってなかったか。

 

 「え、大雅お兄ちゃんとお姉ちゃん付き合い始めたの?」

 

 「うん、4月から」

 

 「そんなに前から?そっか…そうだよね」

 

 「ねぇ、さっき紗那より俺の事好きって言ったの本当?」

 

 茉那ちゃんはショックを受けている様子だが、俺は構わず質問を続ける。

 

 「え?うん。私も出来れば大雅お兄ちゃんみたいな人と付き合いたいなって思ってたから…でももう…」

 

 「付き合ってみる?」

 

 「え?」

 

 「俺も茉那ちゃんの事好きだからさ、付き合おうよ」

 

 俺はそう言って茉那ちゃんに告白する。彼女の反応は…

 

 「な、何言ってるの?大雅お兄ちゃん、お姉ちゃんと付き合ってるんでしょ?」

 

 「うん。だけど俺、紗那以外の女の子とも付き合ってるんだ」

 

 「ま、待って。それって二股でしょ?お姉ちゃんは…」

 

 「知ってる。一応その子と紗那を会わせたから」

 

 俺は茉那ちゃんに包み隠さず俺と紗那と望結の関係を話した。

 

 「俺が何人もの女の子を好きになってしまう頭がおかしい人間だって事は分かってる。でも気持ちが抑えられないんだ」

 

 「それで私も好きなの?ほんと?」

 

 「ほんとだ茉那ちゃんのことが大好きだ。こんな駄目なお兄ちゃんを受け入れてくれないか」

 

 「んー私は大雅お兄ちゃんが頭おかしいとか駄目だなんて思わないよ?それに大雅お兄ちゃんが私のこと好きなら嬉しいし」

 

 なんて良い子だろうか。 

 

 お兄ちゃん茉那ちゃんが純粋に育ってくれて嬉しい。

 

 「ありがとう。茉那ちゃん、手繋いでいい?」

 

 「え、いきなりそんな…でもいいよ大雅お兄ちゃんだもん前はよく繋いでたしね、はい」

 

 ぎゅっ…

 

 俺達は手を繋ぐ。

 

 「好きだ茉那ちゃん」

 

 「はい。私も好きです。ふふっ…なんか恥ずかしい」

 

 「茉那ちゃんとキスしたい」

 

 「でも…それはお姉ちゃんが絶対怒るよ?」

 

 確かに望結ですらあんなにキレていたのだから、妹に手を出したと知ったら烈火の如く怒り出すだろう。 

 

 それでもっ!

 

 「俺が全部受け止めるよ。茉那ちゃんには怒らせない」

 

 「そんなこと言ったって私達姉妹だし、家にいるときは大雅お兄ちゃんはどうしようもないでしょ?」

 

 「うっ…じゃ、じゃあ頑張って二人だけの秘密にしよう」

 

 「うん。それがいいよ。でも二人だけの秘密かぁ、なんか少女漫画みたいだね!」

 

 茉那ちゃんは目をキラキラさせてこちらを見ている。お気に召したようで何よりだ。

 

 「じゃあ今からすることは全部二人だけの秘密。家族にも友達にも話しちゃいけない。いいね?」

 

 「うんっ、わかった。じゃ、じゃあ…」

 

 「キス、しよっか」

 

 「んっ」

 

 ベッドの上、隣り合って手を繋いでいる距離、顔を近づければ目を閉じる茉那ちゃん。

  

 

 

 ちゅっ…

 

 

 

 「あぁー!ほんとにしちゃったー!」

 

 「どうですか?初めてのキスは」

 

 「もう頭パンクしちゃって分かんない!」

 

 「じゃあもう一回してあげるね」

 

 

 

 ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…

 

 

 

 「いっ、一回どころじゃないじゃん…」

 

 「だって茉那ちゃんが可愛すぎるんだもん」 

 

 「ええ?あ、ありがとう。大雅お兄ちゃんもかっこよすぎだよ」

 

 「ありがとう。ね、もっとキスしよ」

 

 俺達はその後もしばらくキスを続けた。

 

 

 ・・・・・・・

 

 

 「よしっ茉那はもう俺の彼女だから二人の時は茉那って呼ぶね」

 

 「うん!」

 

 「俺の事は二人の時はお兄ちゃんって呼んで」

 

 「いいよー。でもお兄ちゃんってさ…ヘンタイだよね」

 

 こうして俺に3人目の新しい彼女が出来た。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。