ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜   作:クズ吉

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第34話 Nリーグ再び

 2014年 3月

 

 プレシーズンを終え今日は2014シーズンNリーグ第1節名古屋アハトのホーム開幕戦。

 

 愛知県豊田市にある名古屋アハトのホームスタジアム、『豊田スポーツアレナ』に俺は来ている。

 

 スタジアムにはホーム開幕戦ということもありそこそこのファンが来場している。

 

 今はスタジアムDJがスタメン紹介をしているところだ。

 

 「フォワード、背番号39…クラウチ大雅!」

 

 「「エエェイ!」」

 

 そう、スタメンだ。スタメン。

 

 プレシーズンの監督への猛アピールが通じたのか、なんと第一節からスタメン起用された。

 

 正直俺もびっくりだ。だって俺は卒業が間近に迫っているものの一応まだ中学生なのだから。

 

 新しく率いるチームとはいえ大事な開幕戦に中学生をスタメン起用するのは勇気がいる事だろう。

 

 俺は二階堂監督の胆力に驚くとともに、起用してくれた事に感謝の念を抱いている。

 

 感謝といえば・・・

 

 俺の背番号は39番に決まった。

 

 ストライカーとして9の数字は入れたいなと思ってたが、背番号9番、19番、29番が埋まっていたので39番にした。

 

 安直に「サンキュー」と読めるのでクラブへの感謝の気持ちも背番号に込められている。

 

 まぁ感謝の気持ちは背番号に関係なく、試合のプレーで見せられればそれが一番いいのだけど。

 

 さあ、そろそろ試合が始まる。

 

 「落ち着いてな」

 

 選手入場を待っていると監督が声をかけてくれた。それをきっかけにキャプテン高尾選手や他の選手が俺の下へ集まってくる。

 

 「プレシーズンの動きをしてくれれば何も問題ないからな」

 

 「チーム皆がお前の実力を認めてる。今度はサポーターにお前の実力を見せつけるんだ」

 

 「今日は楽しもう!」

 

 各々自分の言葉で俺に励ましの言葉をかけてくれた。

 

 チーム最年少ということもあり、皆俺のことをよく気にかけてくれている。

 

 よし!皆の期待に応えるために、久しぶりのNリーグいっちょやったりますか!

 

 そう、俺は本当はチーム最年少でもなければNリーグ初出場でもない。

 

 我ながらずるいと思うが、2度目の人生を貰ったんだ。

 

 前世の後悔を晴らすため、今世でできた夢を叶えるため、そのためならズルだろうが手を抜くつもりはない。

 

 サッカー日本代表になって、海外サッカー選手になって、世界一の男になって、数多の美女を手に入れる。

 

 これから始まる試合はそんな夢に近づく第一歩でしかない。

 

 「2014Nリーグ第一節、名古屋アハトVS清水ランゲルス…選手入場〜!」

 

 それでも俺は大きくとても大きくその一歩を踏み出したのだった。

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