ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜   作:クズ吉

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第36話 ホーム開幕戦part2

 ハーフタイム

 

 「ホーム初戦で負けるわけにはいかない!絶対勝つぞ!」

 

 「オウ!!」

 

 監督、コーチ陣の指示が終わり、最後に高尾キャプテンがチームに気合を入れる。

 

 さあ、俺も1点だけじゃ満足できない。勝利に貢献出来るようにもっと点を取ろう。

 

 

 ・・・・・

 

 

 後半25分頃

 

 名古屋ボールのゴールキック、GK長嶋がFWケリー目掛けて大きくボールを蹴り出す。

 

 ボンッ!…

 

 ケリーと相手DFがボールを競る!

 

 今回はケリーが空中戦に勝利し俺にボールを落とした。

 

 俺は右SHにパスを出すと同時に右サイドに向かって斜め前方に走り出す!

 

 右SHは少しドリブルをすることで相手DFを躱し、俺にスルーパスを送る。  

 

 俺はそのスルーパスを受け取って縦に突破する!…

 

 と見せかけてペナルティエリア前で左に切り返し、ドリブルで運んでからカットインシュートを放つ!

 

 ボンッ!

 

 

 シュートは勢いよくゴール内右側に向かっている。

 

 

 バシッ!

 

 

 カンッ…

 

 

 相手GKが横っ飛びをしてシュートを防いでみせる。しかし、ボールはポストに当たってフィールド内に残っている!

 

 

 俺は右サイドですぐさまボールを回収するが、相手も距離を詰めてきている。

 

 (ここだっ!)

 

 俺はオランダの名選手の名がついたあのターンをする!

 

 相手を躱しゴールライン際ギリギリまでボールを運んだら中央に高いクロスを上げる!

 

 ボンッ!

 

 

 中央で待っていたのは名古屋アハトで最高身長のケリーだ!

 

 ヘディングでゴール右上を狙う!

 

 ボンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 パサッ…

 

 

 

 

 

 GOAL!

 

 

 

 

 名古屋2-2清水

  

 ケリーのヘディングシュートは、相手GKの取れないゴール右上空中に吸い込まれていった。

 

 ウオオオオ! ワアアアア!

 

 ホームスタジアムの名古屋サポーターが、一斉に大きな声を出してゴールを喜ぶ!

 

 そして俺とケリー選手も相手のゴール前で抱き合って喜び合う!

 

 「タイガーよくやった!いいクロスだったよ」

 

 ゴールを決めたケリーがアシストをした俺を褒めてくれる。

 

 「ありがとう!ケリーも良いゴールだった!もう一点取って勝って終わろう!」

 

 俺達はチームメイトの祝福を受けながら自陣に戻っていく。

 

 

 ・・・・・

 

 

 後半45分頃 

 

 試合は同点のままアディショナルタイムを迎えている。名古屋ボールのコーナーキック。

 

 おそらくこれがラストチャンスだ。

 

 ピーッ!

 

 主審の笛が鳴る。

 

 ボンッ!… 

 

 かなり選手が密集しているペナルティエリア内にボールが供給される!  

 

 俺のマークには相手の長身FWがついている。

 

 だが、それよりも高く飛ぶ!!

 

 シュートコースは選手が密集しているせいでゴール右上か左上しかない。

 

 

 

 それでもっ!!俺がこの試合を決めてやるっ!!

 

 

 ボンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パサッ…

 

 

 

 

 

 俺の放ったヘディングシュートはゴール右上へと飛んでいき、ゴールネットを揺らした。

 

 

 

 GOAL!

 

 

 

 名古屋3-2清水

 

 

 ウオオオオ! ワアアアア! キャアアアア!

 

 スタジアムに今日一番の名古屋サポーターの叫び声が響き渡る。

 

 

 「よっしゃあ!」

 

 「マジか!マジか!マジかぁ!」

 

 「イエス!タイガー!」

 

 

 俺はそんなチームメイトの喜ぶ声を背にダッシュでコーナーエリアに向かう。

 

 そして膝スライディング!

 

 ずざぁー!

 

 

 さらに…

 

 

 ガオー!

 

 カメラに向かってタイガーポーズだ!

 

 今度は口に出して「ガオー」と言ってからのスマイル!

 

 これは決まっただろ!

 

 このポーズは絶対に流行らせる!

 

 決めポーズが終わったら素早く立ち上がり、笑顔で俺に向かってくるチームメイトを迎える。

 

 その後試合は再開後間もなく終了し、名古屋アハトが勝利した。

 

 

 ・・・・・

 

 

 「選手インタビュー、劇的決勝ゴールを決めたクラウチ大雅選手です。勝利おめでとうございます!」

 

 「ありがとうございます!」

 

 「Nリーグ史上最年少でのスタメン出場、ゴール、アシスト!今日は凄い1日でしたね!」

 

 「そうですね、監督から今日スタメンで出るって聞かされた時はビックリしました」

 

 今日は2014Nリーグの第一節ということもあり、Nリーグの通常放映、配信に加えて、公共放送の名古屋支部もこの試合を東海地域に向けて放送してくれている。

 

 今は選手インタビューの途中だ。

 

 「それでも監督の期待に応える2ゴール1アシスト。クラウチ選手の手応えはどうですか?」

 

 「はい、一応は満足しています。ですが次は後半のアディショナルタイムまでもつれ込む前に試合を決定づけたいですね」

 

 「お父様が同じチームでコーチをされてますが、お父様からは何か声をかけられましたか?」

 

 「試合中とかハーフタイムに色々と指示をされたんですが、んー僕が必死だったので正直よく覚えていません」

 

 俺が冗談っぽくそう言うと、周りに小さく笑いが起きる。

 

 「最後にクラウチ選手の今後の目標を教えてください」

 

 「僕の今後の目標は個人ではNリーグ得点王、チームではNリーグ優勝、勿論それを目指します」

 

 「ありがとうございました。クラウチ大雅選手でした!」

 

 「ありがとうございました」

 

 俺はその後サポーターに挨拶をしてロッカールームへと戻った。

 

 サポーター達は俺のチャント、応援歌がまだないから絶対にすぐ作ると言ってくれた。

 

 楽しみだな。

 

 

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