ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜 作:クズ吉
2014年 8月
ピエルナ大阪戦から2週間が経った。
今日はNリーグ2014第22節川崎バストーレ戦だ。ホーム名古屋瑞穂アスレチックパークで戦う。
先週の第21節柏サンシャイン戦はホーム豊田スポーツアレナで戦ったが、2-2の引き分けだった。
これで名古屋アハトは鳥栖戦、鹿島戦、ピエルナ大阪戦、柏戦と4戦勝ちなし。8月は一度も勝利を手にしていない。
第21節終了時点での名古屋アハトの勝ち点は12勝6分3敗で42。未だ1位をキープしてはいるが…
2位以下の勝ち点はこんな感じ
2位:勝ち点39の川崎
3位:勝ち点38の浦和
4位:勝ち点37の鹿島
5位:勝ち点36の鳥栖
2位以下に大分差を縮められてしまった。
特に2位の川崎バストーレは今日俺達に勝てば、勝ち点が首位の俺達と並ぶことになる。
得失点差次第では川崎に首位を明け渡す事もあり得るだろう。
ところでこの試合を終えると日本代表戦があるのでNリーグは中断する。
俺も日本代表に招集されたので代表の活動に専念することとなる。
しかし代表期間中にはNリーグカップの準々決勝と全日本サッカー選手権のラウンド16があるのだ。
名古屋アハトは俺が不在での戦いとなる。
だからこそせめて今日の試合は勝ってチームがいい雰囲気で2つのカップ戦に臨めるようにしたい。
ちなみにプロ契約締結記者会見の時に俺が掲げた「Nリーグとカップ戦2つの得点王を取る」という目標はチームが決勝まで勝ち残ってくれないと達成できない見込みだ。
正直9月も10月も代表とカップ戦で日程が被る事を俺は想定していなかった。
今年は2014W杯があったのと来年1月にアジアカップがあるので日程がギュウギュウなのだそうだ。
記者会見で大口叩く前に確認しておけばよかったな。
まぁ幸いまだ2つのカップ戦の得点王の可能性は残されている。チームが勝ち残ってくれる事を祈ろう。
さて話はNリーグ川崎戦に戻って、川崎バストーレといえば前世で俺がアカデミーからお世話になったクラブだ。
2017年にNリーグを初優勝してから怒涛の優勝ラッシュで一時代を築いた川崎バストーレであるが、俺は前世でこの優勝ラッシュには殆ど関わっていない。
その頃の俺は新人で他のチームへのレンタル移籍を繰り返していた。
レンタル移籍から戻った後もチームに上手く定着できず、ベンチだったりベンチ外だったり。
結局出場機会を求めて他のチームに移籍した。
だから俺にはプロとして川崎バストーレで活躍できなかった苦い思い出がある。
選手引退後は地元である川崎市に住んでいたし、川崎バストーレの応援にも行ったことがあるので別に拒否反応があるわけではないが。
それでもアカデミー時代一緒にサッカーをした選手達が川崎バストーレでレギュラーとしてNリーグ優勝を経験し、海外へ旅立ち、日本代表へと上り詰める様を見るのはとても苦しかった。
どうして俺が彼らの立場に立っていないのだろう。同い年だったのに、一個上の年齢だっただけなのに。俺だって同じ環境で育ったはずなのに!
そんな事を考えて虚しくなってサッカーの練習ばかりしていたら、俺はNリーグで得点王になっていた。
人生とは分からないものだ。
得点王を取ったあと川崎バストーレから戻らないかとオファーをもらった。
だけど俺はそのオファーを断った。
逃した魚は大きかった。そう思われる方が俺好みだったからだ。
でも得点王になったのはその1年だけで、それ以降はそこそこの成績を残しただけだったので、あまり大きな顔はできなかった。
とまぁ俺と川崎バストーレの関係性はこんなところだろうか。
Nリーグ2014の前半戦アウェイで戦った川崎戦は2-3で名古屋が敗れている。
今度こそは川崎バストーレを負かしてギャフンと言わせたい。
前世の俺が川崎バストーレでプロとして活躍できなかったのは川崎バストーレのせいではない。
それは分かっているのに川崎バストーレに対して何か鬱憤のようなものが溜まっているのだ。
それをぶつけるのは八つ当たりというのかもしれない。
だけどチームとしても本当にそろそろ勝たなければチームの雰囲気が最悪だし、前世云々抜きで2位の川崎はここで叩き落としておきたい。
川崎バストーレの今日の予想フォーメーションは3-4-2-1だ。
注目選手は…
CB背番号15の
CH背番号16の
CH背番号14の
FW背番号11の
FW背番号10のレカロ選手。小柄だが卓越したドリブル能力を持ち、強力なFKを蹴るブラジル人プレイヤー。
最後にFW背番号13の
気になるのはこの6人だろうか。
さぁ俺の前世での古巣との対決。
8月最後の週に8月最初の勝利をかけた首位攻防戦だ。
ホームサポーターのためにも絶対に負けられない!
勝利を呼び込むぞ!名古屋アハト!