ブサイク得点王だった俺、最強スペックでサッカー人生やり直し〜今度こそ美女も世界一もすべてを奪い取る〜 作:クズ吉
主審が笛を鳴らして試合が始まる。
ピーッ!
2014Nリーグ第23節
横浜M・セイラーズVS名古屋アハト
KICK OFF!
名古屋ボールで始まる。GKにボールを預け4-4-2の陣形を広げていく…
・・・・・・・・
前半5分頃
横浜の攻撃。陣形は4-2-3-1だろうか。左SBから左SH妻神にボールが入る。
妻神はサイドから中央に切り込むドリブルでスルスルっと中央ペナルティーエリア前まで抜ける。
そして裏抜けする右SHにスルーパスを出す!
相手右SHのダイレクトシュート!
ボンッ!
バシッ!
このシュートは名古屋GK長嶋が体を大きく広げセーブ!その後しっかりキャッチする!
長嶋はゆっくりと立ち上がりフィールドプレイヤーに前に上がるよう指示を出す。
名古屋は俺とケリーという長身FWがいるため、基本的にGKから短いパスでつないでいくサッカーはせず前線にロングフィードを蹴るサッカーをする。
GKからロングフィードを蹴る際の一番のターゲットは名古屋アハト最高身長、194cmのケリーだ。
俺はケリーよりもアジリティが高いので、ケリーが競った後のセカンドボールを回収する役目を担う事も多い。
ボンッ!
長嶋が前線に向けて大きくボールを蹴り出した!
ボールはケリーの下へ正確に飛んでいる!
ケリーは横浜DFとの空中戦に勝利し、縦関係で低い位置にいた俺にパスする。
俺は左CH立木、立木は右CHダミスコム、ダミスコムはポジションを右サイド寄りに移した俺にパス!
そして俺が今日の右SHスタメン背番号20八尾にパスした時!
八尾はポーンと高く右サイド端を縦に進むスルーパスを出した!
そのスルーパスの先に走るのは俺だ!
トンッ
ボールをトラップしてグンッと加速する!
そして中央を確認したら…
高いクロスをあげる!
ボンッ!
ボンッ!
クロスボールに合わせたのは…
CFケリー!
ゴール右にヘディングシュートを放つ!
パサッ!
勢いのあるそのシュートに横浜GKは触れることができなかった。
GOAL!
横浜MS0-1名古屋
アァァァ! キャァァァ!
沢山の横浜サポーターの悲鳴がMISSAMスタディオンから聞こえる!
ウオオオオオ!
一方で少数の名古屋サポーターは元気いっぱいにゴールを喜んでいる!
俺は右サイドでガッツポーズ!
それからケリーがこちらへ来てくれたので熱くハグする!
「タイガー、素晴らしいクロスだったよ。いいかい?今日も5点以上取るつもりでどんどん得点を重ねるんだ」
「オーケー。何点取っても満足しないように気をつけるよ」
フォワードの俺とケリーだけで話す秘密の話。
守備陣を信用していないわけではないが、そう捉えられてもおかしくはない。
俺達は他の選手達とゴールを喜び合いながら自陣へと戻る。
・・・・・・・・
前半15分頃
横浜MSの攻撃。
CBボンバー七川からCFへ、楔のパスが入る!
CFは10番七隈に落としのパス。
七隈は少しドリブルした後、左SH妻神にボールを渡す。
妻神はCFとワンツーパスを交わすとペナルティエリア内左に侵入する!
その勢いのままシュートを放つ!
…かと思われたが、中央マイナス方向にパスを出した!
そこには10番七隈!左足でミドルシュートを放つ!
ボンッ!
バシッ!
このシュートは名古屋の守護神、GK長嶋が弾いてコーナーキックとなる。
横浜MSのセットプレーは非常に危険だ。
10番七隈選手が正確なキックでゴールを脅かしてくるからな。
ボンッ!
今回も七隈がコーナーキックを蹴る!
狙ったのはボンバー七川だろうか。彼のいる所にボールが落ちようとしている!
ボンッ!
七川のボンバーヘッド!
しかしこのシュートは枠を捉えられず、ゴールキックとなった。
・・・・・・・・
前半35分頃
名古屋の攻撃。ボールを奪った左CH立木が右CFのケリーにパス!
ケリーはポストプレーをしてタメを作ってから右CHダミスコムに、ダミスコムは右SH八尾にパスする!
八尾は中央でDFラインの裏に抜けた左CFの俺にスルーパスを送る!
右サイドに抜けボールを受け取った俺はペナルティエリア内に侵入し、シュートを放つ!
ボンッ!
バシッ!
このシュートは相手GKに阻まれる!
しかし相手GKがボールを弾いた先には…
左SH成田がいる!
成田はシュートフェイントを入れてからゴール右にボールを強く蹴った!
ボンッ!
パサッ!
GOAL!
横浜MS0-2名古屋
ウオオオオ!
「よっしゃあ!」
ゴールを決めた成田選手は名古屋サポーターの下へ向かう!
速い!あっという間にサポーターの下へたどり着いた。
これならMISSAMスタディオンでもゴールパフォーマンスが長いとか言われずに済みそうだ。
俺も成田選手に付いて行きサポーターと一緒にゴールを祝う!
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ピッ、ピーッ!
前半終了の笛が鳴り、ロッカールームに戻る。
スコアは…
横浜MS0-2名古屋
前半2得点を取って失点0に抑えている。上出来だ。
ロッカールームで選手全員が揃うと二階堂監督が口を開いた。
「後半は新しいフォーメーションにチャレンジするぞ!」