ここに乗っけるかは知らんけど、擬人化絵描きたい。
あと黒と幻でくっついてます。注意。
黒幻流行れ〜
どっかで擬人化モンスターの情報出したいね。
「すまない、来ていただけぬか」
『なぜ?』
ここはとある砦。
そのど真ん中に、1人の女性が立っていた。
まず目立つ点として、全身に朱い、見るからに重そうな東洋の甲冑を着込んでいる。
そして背中には無骨な外見の巨大な大太刀を背負っている。
しかもそれらが違和感がないほどに、彼女自身も大きかった。
身長は軽く見積もっても2mはあるだろう。
そんな彼女、名を老山龍ラオシャンロンという。
「幻獣殿が塞ぎ込んでしまわれたのだ」
『理由によっては雷電ゴリラを消さなきゃいけなくなる』
「一応、違うとだけ伝えておこう」
老山龍は、こめかみ辺りを手で押さえていた。
誰かと会話しているようだが、それらしき道具は見えない。
恐らくは、「古龍」としての特別な繋がりか何かだろうか。
「単純に限界なのだ、其方に会えない期間が今回は長かったからな」
『……つまり、寂しいのか』
「そういうことだ」
老山龍は肯定した。
「彼女は繊細だ。他の者より傷つきやすい。故に来ていただきたいのだ」
『それもそうか。それに、私も顔を見せたいと思っていた頃だしな』
「それは良かった。では、いつ頃来れるだろうか?」
「もう来ている」
突如背後から聞こえた声に、老山龍は振り向いた。
そこには、少女が立っていた。
老山龍より少しだけ、背は低い。
全身には黒く薄汚れた、老山龍とは打って変わり西洋風の甲冑を身につけている。
そして背には紫とも、茶とも、灰ともとれない色をしたボロ布をマントの様にしていた。
「…相変わらず、この髪といい肌といい、衛生感が足りぬな」
「うるさいな、別に誰に文句言われる訳でも無いんだ、構わないだろ」
その美しさからは想像できないほど低い声と悪い言葉遣いを発する少女。
老山龍は苦笑しつつ、言葉を返す。
「やはり変わらんな、黒龍殿は」
そう、黒龍。
かつて、世界で最も進んだ国を、一夜にして消し去った存在。
世界を焦土へと変え、生きとし生ける全てを滅ぼし尽くす怪物。
"運命の戦争"の名を冠し、存在しないと結論づけられた伝説。
黒龍、ミラボレアス。
「堅いな、ミラでいいと言っているだろう」
「どうも愛称というのは馴れぬのだ、すまない」
「まぁいいか。で、寂しがり屋の幻獣はどこだ?」
黒龍は欠伸をしながら老山龍に問うた。
慰めようという想いが微塵も感じられないが、当の幻獣を慰められるのが彼女だけというのも事実だ。
「陸珊瑚の台地だ、その頂に籠っている」
「いつも通りか、じゃあ行ってくる」
そう言って、黒龍の姿は老山龍の前から消えた。
足跡と、なんとも言えぬ気配だけを残して。
「……やはり、慣れぬな」
老山龍は自身の微かに震える手を見つめて言った。
「恐ろしい訳では無い。嫌いな訳でも無い。大切な友人だ。だが……」
はぁと溜息を吐き、ゆっくりと彼女は歩き出した。
「本能が、原始の記憶が、恐れを抱かせるのか」
◇ ◇ ◇ ◇
「久しぶりだな、来てやったぞ」
「……ミラさん」
黒龍が呼びかけた先には、座り込んだ少女がいた。
青い宝石の様な角が一本、おでこから生えている。
全体的に露出の目立つ外見だが、そこに感じるのは神々しさで。
しかしその紅い目は泣き腫らしていた。
幻獣キリン。
実在するかどうかさえ疑われていた程に姿現すこと稀な存在。
「随分と泣いたようだな?」
呆れたような、笑ったような、柔らかい声で黒龍は幻獣の隣に座った。
「……ずっと、寂しかったんです」
「そうか」
「ミラさんは、最近忙しそうだったから。我慢しました」
幻獣の目から、ぼろぼろと涙が溢れ始める。
「だから、私のこと慰めてください」
「たっくさん我慢したから、ご褒美、ください」
怒ったような顔をしながら涙を溢す幻獣に、黒龍は苦笑した。
「分かったよ。悪かった」
およそ伝説上の怪物とは思えないほど柔らかく、優しい笑顔を浮かべて。
黒龍は幻獣のことを真正面から抱きしめた。
後ろに回した左手を背中に添えて、右手で頭を優しく撫でる。
最初は泣いていた幻獣も、やがて黒龍を強く抱き締め、頭を黒龍の胸に埋めた。
「よーしよーし……これからは、なるべく時間を作るようにするよ」
「そうしてください……忙しいのは、わかります。でも…」
「安心しろ。なに、私を止められる奴なんて禁忌にだっていないんだ。会いたい時はいつでも言ってくれ、すぐに行く」
「ん…約束、ですよ…」
「なんだ、もう終わっていたか」
黒龍が振り向けば、そこには老山龍が立っていた。
「予想より早かったな」
「皮肉にしか聞こえぬな、確かに少し急いだが」
「それは通り道が心配だな」
「心配は無用。路の途中にあった物は残らず踏み潰したのでな」
「通り道の心配をしたんだ、そして手遅れか」
あっはっはと大笑いする黒龍。
心配など最初からしていないのは明白だ。
まぁ、自身の模造品が生まれても自身の住処から一歩も動かなかったような存在だ。
そういうのは興味が無いか、もしくは別のに任せているのだろう。
「そうだ、今度私たちはでどこか出かけるか」
黒龍がなんとなく提案すれば、
「じゃあ最近噂の竜都いってみたいです」
いつの間にやら元気になった幻獣が答える。
「確か、人間の手によって造られた竜がいるのだったか」
「あぁ、私の模造品がいるって話だ。随分楽しそうな場所じゃないか」
「じゃあいつ行きますか?私はいつでも」
「ラオは最近予定があった気がするが大丈夫そうか?」
「実際に赴くのはもっと後だ。問題は無かろう」
3人はかなり話し込んだ。
今でこそ離れていることが多い。
けれど、それでも。
何よりも強い絆で、3人は結ばれている。
◇ ◇ ◇ ◇
「今日はかなり話したな、楽しかったよ」
黒龍は大きく伸びをして、欠伸をした。
それを見て幻獣と老山龍がくすりと笑う。
「私は砦へ戻るが、黒龍殿と幻獣殿はいかにする?」
「たまには陸珊瑚にいるのも悪くない。キリンと過ごすよ」
「っ!ほ、ほんとですか?」
明らかに嬉しさを隠しきれていない笑顔で幻獣は黒龍を問い詰めた。
「そこまで問わずとも…私もお前といる時間は嫌いじゃない。一緒にいれるのなら一緒にいるさ」
「え、えへへ……今日どんなことしよう…」
もう既に夜のことを考えている幻獣は、神秘的な美顔をふにゃりと崩して、えへへと溢している。
それを見た老山龍は苦笑し、そして歩き始めた。
「ではさらばだ。約束は忘れぬ、また会おう」
「勿論だ。元気にしていろよ」
黒龍はそう言い放つと、夢見心地の幻獣の元に向かっていった。
「あぁ。願わくば、次は3人一緒で……」
そう呟き、老山龍は陸珊瑚を飛び降りて夜の闇に消えていった。
登場したモンスター
・老山龍ラオシャンロン
ご存知最も有名な超大型モンスター。
別名でも「歩く天災」やら「動く霊峰」やら、とにかくヤバいことが強調されている。
赤色の巨大な体躯が全てを物語っており、約70mという馬鹿げた全長を誇る。
歩くだけで文字通り「災害」となり、
足を踏み出せば振動で建造物が損壊し、通り道にあったものを全て破壊する。
しかも本人は温厚な性格で悪気は無いのだから余計タチが悪い。
コイツが出てくれば出現地域に砦が建設され、数多もの兵装を用いて討伐を行う。
5人以上での狩猟を禁ず、というギルドの原則も撤廃され、多くのハンターが動員される。
そんなコイツだが、アセンダンスで復活が確定。やったね。
因みに近縁種に、モンハン史上最大級の文字通り「霊峰」がいる。
擬人化するにあたって、装備をかなり参考に。
うーんと悩んでいて、何かしらアイデアの一助になればと装備を見て、閃き降臨。
武器は大剣とかハンマーも考えましたが、見た目の良さから大太刀に。というか戦う時は拳だしいいかってなりました。刀の意味。
あとは老兵とか仙人のイメージを強く意識しました。
因みに(筋肉由来強めとはいえ)胸は大きい。まぁ超大型だし…
現状カプは無しで、黒幻の後方腕組み隊です。
・幻獣キリン
どう見たって龍には見えないが、「古龍=よく分からんモノ」なので龍ったら龍である。
まぁその外見は明らかに神々しいユニコーンで、全体的に青みがかっている。
大きさも馬よろしく、老山龍とは反対に古龍では最小級。ただしそれでも最低4mはある。
雷を操る権能を持ち、古龍のよく分からなさを体現したような子。
嘶き一つで落雷が起き、現れただけで辺り一体に曇天が広がるその姿はまさに古龍。
ただ、雷電ゴリラに負けたり、専用BGMを奪われたり、挙句危険度が火竜と同等など、
いろいろ不憫が目立つ古龍でもある。
因みに女性版装備がどエロいことでも有名。
何でも「麒麟の素材自体が希少だからふんだんには使えず、せめて要所は守るため」らしいが。
参戦する度紳士淑女からの期待が高まり、結果によって興奮するか落胆するかが決まる。
擬人化は当たり前だけど装備を強く意識。
特に意識したのは4Gの発掘とアクナイコラボの時の夜刀さんのやつ、そこに+αって感じです。
角はなるべく長めにとりました。碧ってやつです。
性格は最後まで悩んだ末に、敬語清楚にゴールイン。黒龍の反対みたいな性格やな。
胸の大きさは無いわけじゃないけど大きくはない。雷属性で例えるなら美琴くらいです。
みこくろをあいs(((殴
ここだけの話ですが、私は召雷剣をずっと七支刀だと思ってました。雰囲気で間違えてた。
・黒龍ミラボレアス
御伽話や伝説の中に登場する架空の存在。
その名は運命の戦争を表し、伝承という形で各地に伝わる。
とある国を一夜で滅ぼし、全ての生きとし生ける存在を滅ぼし尽くす想像上の怪物。
黒い鱗、大きな角の生えた頭、巨大な両翼、口から吐く炎が特徴。
その知名度から、「ミラボレアスを見た」と言い張る者も少なくない。
本当かどうかを確かめたいところではあるが、何故か目撃者が直後に行方をくらますので難しい。
「黒龍の素材で装備を作った」と言い張る者もいたし、実際それっぽくはあるのだが、
本物かどうか証明する前におかしくなって結局失踪してしまった。
なんでも「何かから見られている」「舌舐めずりの音がした」らしいが、詳細は不明。
コイツが住んでいるとされるシュレイド地方に関しても、向かった人間が全員帰還していないので結局情報は何も分からない。
擬人化のコンセプトは「とにかくノーマルドラゴン」。装備は少し意識したくらいです。
騎士モチーフは「ドラゴンといえば騎士だよなぁ」という安直なイメージから。
なんなら設定にも、人間の鎧が溶けて胸の甲殻になったってあるし。
性格とかは魔王みたいな感じを意識したけど、話の内容的になんか分かりづらかったかも?
テレポート設定は例の禁忌の書に載ってた仮説からです。
ガタイは少しよくて絶壁。ラオと区別したかったのが主な理由。
外見は最近NTEをプレイしていたこともあってかなり竜騎士真紅に引っ張られています。
あと、この先出てくるかもしれないけど他のミラについて。
紅龍はそのまま単純に黒龍のブチ切れた姿。
祖龍に関しては、別人格、そもそも別人、真の姿…と、いろいろ悩んでます。
コンセプトにあった「長寿のミラボレアス」をそのまま採用するかもしれません。
あと、紅龍特殊個体に関しては登場予定無し。だってなんも分からんし…
初回なので粗が目立ちますが、読んでくれた方々はありがとうございます。