アン・シャーリーという名の、ちょっと様子がいい男子 作:るきのるき
おれ(アン・シャーリー)と仲間たちは、キザメガネのシンキバ(ギルバート)と、リアルを賭けて野球の試合をすることになった。
試合の展開は、今作者が書いてるとこ、というのは嘘です。ちゃんとテキストのあるフォルダは見つかったんだけど、そのままじゃ使えないので、朝までかかってリライトしていたらしい。
シンキバも、なんかものすごく練習してきた形跡がある。全員体重が5キロぐらい減ってるぐらい引き締まっている。
なんだ、ひょっとしておれたちの練習時間が足りなかったのか。日の出から日の入りまでやってたけど、暑いさなかは動画再生で投球フォーム確認しながらネコ動画見てたのかいけなかったのか。夜のバッティング練習は、ひょっとしたら営業時間終了までやらないといけなかったとか。うちのチームは小中学生がメインなので、そんなに長い間はできないんだけど。
なにしろシンキバ(ギルバート)やミノワ(名前が未設定の侍従)は歴戦の勉強の戦士。1日16時間勉強しないと肩がこるとか、試験勉強は基本100点満点のものは200点取るつもりで勉強して、90点台だと、ちっ、と舌打ちするような奴らだ。そんなのが本気で野球の練習をしたら勝てる気がしない。
勉強しないで野球ばかりしてて大丈夫だったのか、と、通常より目の下のクマが濃くなってるミノワに聞いたら、いくら勉強してもリアルでなければ意味がない、と言われた。物語でミノワみたいな設定のキャラいたら、その非リアルさは疑われると思うけど。
そんな、シンキバ(ギルバート)メンバーは以下の通り。
1番ピッチャー・シンキバ(ギルバート)
2番キャッチャー・レイチェル(リンド夫人)
3番ファースト・カイト(ハモンドさんの長男で第三段階レンズマン)
4番セカンド・ミノワ(名前が未設定の侍従)
5番サード・マイルス(アボンリー周辺を回っている夜鳴きそば屋の親父)
6番ショート・ジョセフィン(ダイアナの大おばさんであるジョセフィン。ニンジャ学校をリアル・非リアルともにやっている)
7番レフト・女子ソフトボール部員その1
8番センター・女子ソフトボール部員その2
9番ライト・女子ソフトボール部員その3
外野はレイチェル(リンド夫人)が隣人部、リンド部のコネを使って集めた助っ人である。やはり手ごわそうなのはジョセフィンで、加速装置がついてるのかと思うくらい俊足。幸いなのは、グラウンドに天井がないことと、みんなスパイクつきの靴で走るからマキビシが効かないことぐらいだ。
試合開始は、例によってマイルスのトランペット、じゃなくてチャルメラが合図だった。
ちゃらりーらら ちゃらりららりー
ところでおれは、リアルに夜鳴きそばとか、屋台のラーメン屋って見たことないんだけど、首都圏で実在するんですかね。明星チャルメラという袋麺のイラストでは見たことあるんだけど。
先攻はおれたちのチーム。
トップバッターは白猫(カフェ白黒亭のアイドルメイド)で、シンキバ(ギルバート)は、ふっ、と鼻で笑ったように見えた。なんだ、ネコかよ、と言われたように見えた。見えただけで本当はどうなのかはわからない。
フォアボール。
なんで、とシンキバは怒った。
いくら練習しても、ネコのストライクゾーンに球を投げられる素人は、いない。