以下感想です。
・初っ端いろろかまみの通話の質感えぐ
・壁ドンの圧ヤバ
・星降る海ライブサウンドっぽくなってる!?
・コラボライブも質感やば
・花火の音圧えぐ
・卒業ライブもやば
・(号泣)
以上です。
あ、弟も無事深いところに刺さったようです。
弟妹共に推しはヤッチョとのこと。
「よー、ジュンヨウだ。今日は特にテーマない雑談枠。マロとか拾いながらだらだらやる」
配信タイトルは【雑談】マロ消化しながらだらだら【JunY0u】
「まずマロから拾ってくか」
一件目のマロを開く。
「ハマってることか……。んー、強いて言うなら、新しい料理レシピの開拓とか」
「この間、麻婆豆腐のスパイスにちょっと工夫加えてみたんだよ」
「自家製のラー油と挽きたての花椒使って本格的なやつ作ったんだが、家族の評判がめちゃくちゃ良かった」
「かぐやが辛い辛い言いながらおかわりしてたわ。花椒自分で足してた」
二件目のマロ。
「絶好調。最近、少し遠出したくなってきてる。まあ、忙しくてなかなか時間取れねえけどな」
「時間も全員分のバイク置き場もねえな~」
「確かに。法制度確認しとくか」
三件目のマロ。
「本だと小説読んだわ。あれ、昔ドラマにもなってた競馬のヤツ。今度ドラマも見てえな」
「さすがに馬主はいねえな」
一度そこで言葉を切る。
「……いねえよな?」
「……あれ?もしかして中央の資格取れんのか……?」
画面に映るアバターが、不自然に視線を動かした。
「……え~っと……」
「あっ、そっち?」
アバターがようやく正面を向く。
「近場に場外あるし府中も行けっけど……行ったことねえな」
「やってみないと分かんねえな。需要あるなら同時視聴するけどさ」
少し考えてから、隼斗は次の話題へ移る。
「映画だとあれ見たわ、なんかちいさくてかわいいの」
「いやほんとにな」
しばらく、マロを拾いながらのんびりとした雑談が続いていた。
そんな中、コメント欄にスーパーチャットが流れた。
色は赤。
「……いや俺もう」
隼斗が苦笑しながら口を開きかけた、その瞬間。
バタン
配信部屋のドアが勢いよく開く音が、マイクにそのまま乗った。
隼斗が振り向くと、そこには仁王立ちの三人。
彩葉。
かぐや。
ヤチヨ。
ドアを開けた彩葉の顔は、前に垂れた前髪が覆い隠していて表情をうかがい知れない。
「配信中だぞ、お前らなにしに」
つかつかと、無言のまま彩葉が近づいてくる。
「えっなになにこわいこわい」
隼斗が椅子ごと後ずさろうとした瞬間、彩葉の手が襟元を掴んだ。
そのまま、唇が重なる。
「えっムグッ」
音声だけが、配信にそのまま流れていく。
たっぷりと時間をかけて、彩葉が満足そうに離れた。
そのまま、何も言わずに配信部屋を出ていく。
「……」
隼斗はしばらく、何が起きたのか処理できず、口元を押さえたままポカンとしていた。
配信画面では、JunY0uのアバターが不自然に固まったまま動かない。
音声だけが状況を物語っていた。
なお、配信部屋の入り口には、まだ二つの人影が残っていた。
「……」
「……」
かぐやとヤチヨが、じっと隼斗を見つめている。
「……お前ら、まだいたのか」
隼斗が我に返って言った。
「彩葉だけずるい」
かぐやがぽつりと言った。
「うん、ずるいよね」
ヤチヨも同意する。
「いや、待て」
隼斗が慌てて言う。
「今のは彩葉が勝手に」
「勝手にでも、順番があるでしょ」
かぐやがつかつかと近づいてくる。
「え、待て、マジで配信中だぞ」
「知ってる」
かぐやが襟元を掴んだ。
「えっ、おい」
「かぐや、お前まで――」
言い終わる前に、唇が塞がれた。
たっぷりと時間をかけた後、かぐやも満足そうに離れる。
「……えへへ」
そのまま、配信部屋の外へ向かって歩いていった。
残された隼斗が、呆然としたまま座り込んでいる。
「……」
そこに、最後の一人。
ヤチヨが、ゆっくりと近づいてきた。
「……お前もか」
「うん」
「配信中だぞ、本当に」
「知ってる」
ヤチヨが微笑みながら、隼斗の頬に手を添えた。
「順番、守っただけだから」
「順番てなんだ、順番て」
そのまま、静かに唇が重なった。
先の二人より少しだけ長く、ゆっくりと。
ヤチヨも満足そうに微笑んで、配信部屋を後にした。
配信部屋には、隼斗一人だけが残された。
「……」
しばらく、無言のまま画面を見つめる。
コメント欄が、恐ろしい速度で流れ続けていた。
「……」
隼斗が、真っ赤な顔のまま、居住まいを正した。
「……んっん!」
咳払いを一つ。
「さっきの赤スパ、ありがとな。……もう結婚――っていうか、もう家族としてやってるから、勘弁してくれ。これ以上言及するとまた通り魔がくる」
「……今日はここまでにするわ。色々あって、これ以上続けられそうにない」
隼斗が、恐る恐る名前を確認する。
「……いや、まさかとは思うが」
「……とりあえず、ありがとよ。良かったのか悪かったのか、俺には判断つかねえけど」
コメント欄が、また一気に流れた。
「おつかれ……」
隼斗が疲れた声で言って、配信を終了した。
配信終了後。
リビングで三人が待ち構えていた。
「……お前ら、なんだったんだよ、今の」
「順番、守ったでしょ」
彩葉が澄まし顔で言った。
「順番てなんの順番だよ」
「付き合いの長さ順」
かぐやが言った。
「私が一番最初だったから」
「ヤッチョは最後だったけどね」
ヤチヨが微笑む。
「まあ、それも味があって良いかなって」
「お前ら三人で示し合わせてたのかよ」
「あの赤スパ見た瞬間、目配せしただけ」
彩葉が言った。
「阿吽の呼吸ってや~つ~♪」
「怖いわ、その連携」
隼斗が頭を抱えた。
「でも」
かぐやがにっこり笑う。
「ちゃんと答えてくれたじゃん、配信で」
「……まあ、な」
隼斗が少し照れくさそうに視線を逸らした。
「家族として、って言ってくれたの、嬉しかった」
ヤチヨが静かに言った。
「……本当のことだからな」
「それにしても」
彩葉がふと思い出したように言った。
「最後のスパチャ、すごかったね」
「……あれ、絶対最初の赤スパ主だよなぁ」
隼斗が苦笑した。
「なんか、満足してくれたなら、それはそれで良いんだけどよ」
「良いことなのかなぁそれ」
かぐやが首を傾げる。
「複雑な気持ちにはなるけどな」
「まあ、今日は色んな意味で記念日になったね」
ヤチヨが穏やかに言った。
「記念日って言うな。事件だろ、あれは」
「事件でもあり、記念日でもあるってことで」
彩葉が笑いながらまとめた。
「……もう、次からはこういうサプライズ無しにしてくれ」
「善処する」
「善処って言葉、信用できないんだが」
「……まあ、その時の気分次第かな」
「それ善処って言わないだろ」
リビングに、静かな笑い声が響いた。
ただの青い山羊さん、感想いただきありがとうございます。
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活動報告の方でネタの募集、こちらも活動報告でマシュマロ雑談の質問募集も始めておりますので、ご一読いただければと思います。
マシュマロ雑談の質問募集については期限を10/11(日)とさせていただいております。