就活を終えて研修などでドタバタしています。
後半はほぼ駆け足で書き上げました。オリ主やオリホムの心情とか難しかったです。
本格的に働きはじめたら、執筆できるかなぁ……
それと、Dies iraeとFateの方での新情報にもウハウハしてます。
イカベのop、ベイだからかっけえ。
Fate/EXTELLA、完璧にFate無双ですね!!楽しみだ!!
東部に移ってからというもの、私達の日々は多忙を極めていた。
増援として送られた私達も否応なしにテロリストとの抗戦に送られ、多くの同僚や部下達が負傷、中には命を落とすものもあった。そんな彼等に黙祷を捧げつつも、その魂をエイヴィヒカイトの糧として蒐集した。
エイヴィヒカイト本来の運用のため、一時とは言え戦友だった者達の無念を受け継ぐため、色んな理由が混ざり合う。
それでも、止めるわけにはいかないのだ。この世界の未来、この国を支えていく人達のためにも。
クリステルも私がやっていることに気付いているようだが、私の心境を察してくれているので何も言わない。彼女も八極拳の腕を更に高めるべく鍛練しているので、私もそれに付き合っている。
そんな中でも僅かながらに休みが取れるときもあり、その時は故郷の両親に顔を見せに行ったりした。また、中央に戻る時は自宅に寄り、留守を預かっているフェリスの稼働確認を行っている。フェリスは近所の住民からも普通の人間と同じ様に認識されているらしいので、ひとまず異端として扱われることはなさそうだと安心した。
ある程度の用を済ませると地下の工房に篭り、フェリスのデータを元に戦闘用ホムンクルスの鋳造を進めた。
不手ではあるが時間操作の魔術も使っているので短期間で量産はできるが、その反面、急造であるが故に短命であるという欠点もある。
使い捨て同然の
東部に戻る前に、話し合ってみた方が良いか。
SIDE:Felicity
地下の魔術工房で私は仲間達が眠る水槽を見詰めていた。自分とは異なり、戦闘技術の刷り込みや筋力の改造を施され、純粋な戦闘兵器として鋳造されているホムンクルス。それらを行ったのはこの国の軍人として戦いに従事する我が
私は鋳造され、覚醒めて初めてマスターと対面した日のことを、今でも覚えている。
東洋系の黒髪黒目の女性の友人と獣耳の
当時は覚醒めたばかりでただ聞き流すことしかできなかったが、街の人々との交流や自分なりにこの国のことを調べたりして、マスターがやろうとしていることを理解した。
その時、私の中には二つの思いがあった。
この世界では
例外の存在である自身を代償に、周りの大切なものを守るということ。一見筋が通っているようで、自身のことを考えてくれている者の意思を無視している。だが、それ程のことをしなければならないのだ。
私はホムンクルス。人間と異なる
ただ、私を形成している根底の何かがマスターを見捨てるなと訴えている。支えてやらねば、マスターは
私の、
東部へ戻る前夜、ヴァルトルートは自室にいた。
自分が今後行おうとしていることが倫理的に許されるものでないことは、彼女自身理解している。
元より、ヴァルトルートは親しい間柄の者には何事もないように振る舞うが、複雑な事情や辛いことがあると一人で溜め込む癖がある。魔術を行使することでそれらを消化しているが、根本的な解決ではない。
彼女の弟マースも、周りの人達に心配させまいと隠して振る舞う。この二人は双子ということを抜きにしても似ているのだ。大切なモノを守るためなら、血に濡れても構わないということ。ヴァルトルートがかつて誓ったあの言葉のように。
「マスター、少しよろしいでしょうか」
ヴァルトルートが机に向かって考え込んでいると、部屋のドア越しにフェリスティが呼びかけてきた。フェリスが深夜訪ねてくるなんて珍しい、と思うつつヴァルトルートは中に入るよう足した。
失礼します、と返事をしてフェリスティがドアを開けて入った。その眼差しは真っ直ぐヴァルトルートに向けている。平時とは異なる様に、ヴァルトルートも不思議に感じた。
「フェリスどうしたの?改まった格好しちゃって」
「……マスター、以前お話しされていた戦闘用ホムンクルスのことですが」
そのことが出て来て、ヴァルトルートは眉をひそめる。やはり、仲間を使い捨てにするのは反対か―――
「もし仮に彼らを使わなかった場合、貴女はどうなさるつもりだったのですか?」
「え……」
予想とは異なる問いに思わず思考が停止する。
ホムンクルスを使わなかったら?
そうなる可能性もいくつか方法は考えてあるが……
「恐らくですが、貴女一人で相手に向かっていくつもりだったのではないですか?」
「!!」
フェリスティの言葉にヴァルトルートは何も言えなかった。もしホムンクルスが使えない状況になった場合、その時はクリステルとキャスターにマース達のことを頼み、自身は大総統府の地下に乗り込み
勿論何も考えなしに挑もうとは思っていない。幾つか他の案も考えてはいた。けれども、そのどれにも共通するのは自分一人が犠牲になるということだった。この世界では本来いるはずのない自分の存在を人造人間との戦いで清算するということ、それが、ヴァルトルートが考え抜いた方法だった。
沈黙を肯定と見たのか、フェリスティは言葉を続ける。
「確かに異端を相殺させるのには効率が良いのかもしれません。ですが、その後に遺された者達はどうなるのです。貴女を気にかけていたあのご姉弟は、貴女を姉と慕う弟君は」
「…………」
そうだ。ある日突然自分にとって親しい人物が目の前からいなくなったら、不安になるし安否の心配もする。そして、後から真相を知ったとしたら?
その後を想像しようとするが、できなかった。
「…マスター、貴女は人間です。例え人を超えた力をお持ちであろうと、そのことに変わりはない」
フェリスティは椅子に腰かけたままのヴァルトルートの前に屈みこむと、膝に置かれたままになっている手を取って包み込んだ。
「貴女は決して一人ではありません。クリステル殿やキャスター、私がいます。貴女の罪や宿業、何もかも共に背負いましょう」
フェリスティの手に包まれたヴァルトルートの手が、小さく握り返された。
1908年
運命の時が訪れる。
文末の年号で察した方々、正解です。
やっと原作epが書けるよ!と思ったけど展開どうしよう。
原作主人公達の関係者は救いたいが……
アドバイスなどありましたらお願いします。