3.エイヴィヒカイトの位階について
蓮「今回はエイヴィヒカイトの位階について解説していくぞ」
蓮「エイヴィヒカイトには四つの位階があり、活動、形成、創造、流出の順に別れている」
・活動
蓮「まず|活動≪Assiah≫。エイヴィヒカイトの使い手がまず位置付けられる位階で、聖遺物の能力を限定的に扱うことが可能だ。
初動が早く、不可視であるという利点があるが、魂を燃料とする点に変わりはないから慢性な殺人衝動に駆られる」
士郎「ダインスレイフと同じだな……」
蓮「血を吸わない限り収まらないという点においてはな。
ヴァルトルートは魔力でもある程度は使用可能という特典で殺人衝動は起こさなかったし、軍人になってからも戦争で魂の収集やっていたから現状は問題ないってところだ」
エドワード「限定的に能力を扱えるってというと、具体的には?」
蓮「俺の場合だと、ギロチンの『切断』の機能として、“触れることなく物を切る”異能になるな。
本編だとヴァルトルートが活動として静電気を起こしたり雷を落としたりしているが、これは雷を操る力を持つ聖遺物の影響だな」
エドワード「あれってそういうことだったんだ……錬金術かじっているから多少のことならって言っていたけど」
士郎「魔術を秘匿しなくちゃいけなかったんだろうな。バレたら身内にも被害が出かねないし」
蓮「そういうことだ。さて次に行こう」
・形成
蓮「活動の上位が|Yetzirah≪形成≫。術者の魂と融合した聖遺物の武器具現化だ。人と魔術武装の霊的融合が成されることで、この位階に入った者は人の範疇から外れた超人となる。
具体的には大きく分けて以下の三つ、怪力と肉体的頑強さ、第六感の鋭さが上げられることだ」
エドワード「下から2番目ので既に人間止めているような気がするんだけど……」
蓮「それは誰もが考えることだが、上には上があるんだ。諦めろ」
士郎「ヴァルトルートが使っていた憑依形成っていうのは……」
蓮「それは聖遺物の力を代用品に憑依させることで聖遺物を具現化しなくても運用可能する方法だ。
使い終わった代用品は大体破棄されるんだが、ある程度余裕が出来たら専用の礼装作るらしい」
・創造
蓮「そして、エイヴィヒカイトの代名詞ともいうべき|創造≪Briah≫。聖遺物を用いた戦闘における必殺技を習得する位階だ。
この位階に達した術者は、既存の常識を己が理想で粉砕することができるようになり、心の底から願う渇望をルールとする“異界”を創造することができる。心の底から願うといっても、それは常識などを度外視した「狂信」領域であることを要し、この領域に達したものは一見理知的でも、根本的に常識とかけ離れた思想・価値観を持つ者が多い。
十四歳神曰く創造位階に達した時点で重度の厨二病だということだ」
士郎「あーなるほど。一種の世界の塗替えだな」
エドワード「」
蓮「やっぱりエドワードには規模がデカ過ぎたか。
因みにこの位階に到達していないということは、常識的な思考が残っていることの表れともいえて、常識的な思考・発想ができる人物として評価・重宝されることの方が多い」
蓮「創造のタイプには求道と覇道の二つがあって、渇望によってタイプが別れるんだ。
求道型は内に向かう渇望で、「~~になりたい」といった渇望が該当する。自分自身を創り出した法則で満たし、一個の異界となる。
自分という一点のみに絞って発動するため理として非常に強固で、自身の強化を特徴とするため一対一の決闘に向いている。
覇道型は外に向かう渇望であり、言葉にすると「~~したい」といった渇望が該当する。自分の周囲を創り出した法則で染め上げ、異界とするものだ。
他者を自分の理に巻き込む以上、他者からは抵抗されるのが常で、求道型のような強さは得られないが、一方では、無条件で大勢を巻き込めるため一対多の集団戦向きだ。
ただし周囲の者ら全てを自分の世界に取り込んでしまうという性質上、味方がいる場合は味方も巻き込むことが多い」
士郎「切嗣の固有時制御と俺の固有結界みたいなものだな」
蓮「そういうことだ。因みに覇道型同士が戦うと二つの異界がぶつかり合うことになって、単純に両者の力と力の比べ合いになるぞ」
・流出
蓮「最後に|流出≪Atziluth≫。創造位階の能力によって作り上げられた“異界”と法則を永続的に流れ出させ、世界を塗り替える異能だ」
士郎「世界を、塗り替える…」
蓮「そう、流れ出した法則は最終的に全世界を覆いつくし、既存の世界法則を一掃して新たな世界法則と化す。
世界法則を定めるものを神と呼ぶのであれば、流出とは新たな神の誕生であり、また新たな神が旧神を打ち倒してその座を奪うこと、即ち神の交代劇でもあるわけだ。
一旦始まってしまった流出は、術者が死ぬまで永久に続き、術者自身でさえも途中で止めたり消したりすることはできない。
これは全能とされる神でさえどうしようもなく、もし流出から解放されたければ、別の流出で塗り替えるしかない」
蓮「真に自分の“異界”を流出させて世界を変えることができるのは、覇道の渇望をもつ者に限られるんだ。
求道の渇望を持つ者は、自らの内に展開した“異界”が永劫閉じないようになり、術者自身が世界の理から外れた完全存在となるんだ」
蓮「って、エドワードまだ戻ってきていないのか」
士郎「まぁ俺達と常識が違うからな。こっちの世界の錬金術師はまだ常識の範疇だし」
蓮「ああ、うん……。それ考えたら俺もお前と同類か」
士郎「はは…」
蓮「ともかく、これでエイヴィヒカイトについては解説は終了だ。現在アニメDiesがやっているが、原作ゲームで規格外っぷりを目にすることをお勧めする」
私はマリィルートまで行きました。
あとはテレジアだけだ…