転生者はとあるキャラの姉   作:白燕狭由那

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第弐話 錬金術

それからというもの、親やマースの目を盗んで魔術と、エイヴィヒカイトの訓練をしていた。魔術だけなら自宅の部屋(マースとは別室)で大体は出来るものの、エイヴィヒカイトのAssiah(活動)は部屋でやるには危険過ぎるからだ。

 

あの後改めて確認してみると活動位階も使えるようになっていた。恐らくあのトラウマがきっかけで魔術回路と共に開放されたのだろう。

早速活動を使ってみようと、外の街路樹の枝に向かって指を振ってみたら雷が凄い勢いで枝どころか本体に落ちてしまった。勿論、数秒後には轟音がした。思わず耳を塞いでしまったが、やったのが夜だったものだからマースが私の部屋に転がり込んで来た。

「おねえちゃん、だいじょうぶ!?」と言っていたが、むしろ逆にそっちの方が大丈夫かと聞きたかった。

何せマースの顔は泣きそうな顔をして身体はぷるぷる震えていたのだから。

まあその後は一緒に寝たが。

 

確か永遠の刹那の活動は聖遺物の特性から“物に触れずに切る”というものだった。詳しくは不明だったが、螢の活動も視線で発火させるとか海面で水蒸気爆発起こしてた気がする。聖遺物が刀剣だから刹那と同じ効果だったりもするのだろうか。

 

 

閑話休題(それはさておき)

 

 

最近はこの世界の錬金術にも挑戦してみている。魔術の方でも錬金術はあるものの、勝手が違う気がするからだ。

家の中で発見した錬金術に関する本(多分両親か祖父母がやっていたのだろう)を見ながら、庭に簡易的な錬成陣を描いてやってみる。

この世界の錬金術の課程は大まかに「理解」「分解」「再構築」の三つ。魔術回路に魔力は通さずに錬成………

 

 

「…なんでさ」

 

土を材料に錬成したら土偶的な物が錬成された。いや確かに人形(ヒトガタ)的なのをイメージしながら錬成したけどさ、なんで遮光器土偶のリアルな模様とか再現しているんだ、コレ!

庭にあっても困らないが、怪しいのでとりあえず土に還して錬成陣も消しておいた。

張っていた結界(簡易的なもので認識阻害するもの)を解除して家の中に戻る。

手を洗いリビングへ行くと、母親がお昼ご飯の支度をしていた。

 

「あ、ルート。お昼にするからマースを呼んで来てくれる?」

「はーい」

 

そろそろ時間的に予想はついていたので言われた通りマースを呼びに行く。

 

お昼食べたら鍛練、夕ご飯食べたら鍛練………暫くはこの繰り返しだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて時は経ち、私達ヒューズ姉弟は七歳になりました。

 

 

原作やアニメでは主人公達(エルリック兄弟)の幼少期がかなり描かれていたが、その他のキャラクターについては青年期しか知らないのだよね。

無論、今生の我が弟マースについてもしかり。二期の方のDVDの特典映像のストーリーが確認出来た若かりし姿(十八歳)だ。

因みに今のマースは眼鏡を掛けていない。もう少し経ってから掛けるのだろうか?

私の現在の視力は左右共に1.5であるから現状眼鏡を掛けることはないだろう。

目に良いということで、アントシアニンが含まれているブルーベリーを意識して取っていたのだが、何故かマースも一緒に取るようになっていた。……視力どうなるんだろう?

 

魔術は、基礎はマスターしたし、この世界の錬金術も最初はあんな感じだったが、安定して錬成出来るようになった。……無駄にリアルになることを除けば。

この世界の錬金術が使えることは別にバレてても大丈夫なので家族に話した。両親は“凄いな”と褒めてくれたし、マースは“おねえちゃんすごい!”と目をキラキラさせていた。

エイヴィヒカイトもAssiah(活動)が安定して扱えるようになったので、もう少しすればYetzilah(形成)を展開出来るようになるだろう。でも剣術必要だから筋力を鍛える必要もあるよね。

 

こうしている間にも“お父様”達の企みは進んでいるのだから……

 

 

 

 

 

 




連続投稿しますので、あとがきは後程。
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