悪魔の手も借りたい暗殺教室   作:北凍武人

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転校生の時間

とある事務所。1人の少年とスーツを着た男性が向き合っていた。

 

「で?国がおれに依頼?」

 

「ああ。魏武刃覇くん。この怪物を殺して欲しい」

 

「見たところ、悪魔…じゃあねえようだな。…いや、タコは悪魔の魚と呼ばれるから…あながち間違いでもない、か?一応オレの専門は悪魔だ」

 

「悪魔か。本当に存在するのかは、半信半疑だが、人智を超えた化け物と渡り合って来た君ならば奴を仕留められるかもしれない」

 

「中学、か。……そーいやあそこやめちまったしなぁ…。丁度いいや。やるよ」

 

刃覇は、お気に入りの剣と刀を手に取る。

 

「さぁて。忙しくなるぞぉ」

 

******×

 

「なんで山の上なんだよ…まあ、良いトレーニングになるし良いけどな。

 

山道に向かおうとしていたのだが、山道に入る前の道路で…

 

「今から学校?サボっちまおうぜ?」

 

「どいてください…」

 

「いいじゃん。俺たちもサボりだし」

 

茶髪のポニーテールが特徴の女子生徒が不良に絡まれていた。

 

「ベタすぎでしょ…まあいいや。お待たせー」

 

「!?」

 

驚く女子生徒に刃覇は「俺に合わせて」と打ったメモの画面を見せる。女子生徒は頷き、

 

「もー,遅いよー。ごめんなさいお兄さん達、彼氏がいるので。失礼します」

 

刃覇と逃げようとするが、不機嫌になった男たちは逃がしてくれそうになかった。

 

「は?逃すわけないじゃん」

 

「コイツの目の前でヤっちはぶう!?」

 

刃覇は1人に飛び膝蹴りを叩き込んだ。

 

「やっぱこっちの方が早かった。逃げて。時間稼ぐよ」

 

「あ,ありがとう…」

 

女子生徒が山道に向かっていくのを見送った刃覇は不良達に向き合う。

 

「さぁて、肩慣らしと行きますか」

 

刃覇は不敵な笑みを浮かべ.....,

 

 

その頃、E組教室。

 

「矢田さん」

 

「桃花ちゃんおはよー!」

 

「みんなおはよう」

 

「珍しいね、遅刻ギリギリよ」

 

「ちょっと悪そうな人に絡まれちゃって.....でも、制服とはちょっと違う着こなしの子が助けてくれたの」

 

「カルマくん?」

 

渚が真っ先に思い浮かんだクラスメイト、カルマに声をかける。

 

「オレは矢田さんが来る前からいたよー」

 

皆、首を傾げていた。そのとき。

 

「おはようございます,みなさん。」

 

黄色いタコのような生物が赤髪の少年を連れて入ってきた。ちょっとボロボロになっている。

 

「おはようございます、殺せんせー。…その人は?」

 

殺せんせーと呼ばれた生物は渚の問いに答えた。

 

「今日から暗殺に加わる仲間、魏武刃覇くんです。自己紹介をお願いしますね」

 

「どーも、魏武刃覇です。便利屋えんまで見習いやってます。よろしくお願いします。殺せんせー殺せたら、皆で焼肉パーティーしましょう!」

 

拍手が起こる。

 

「刃覇くんも是非暗殺に挑戦してくださいね。まあ、暗殺に来たところで手入れしますけどね、ヌルフフフ」

 

…と、その時。

 

「あっ!!!今朝助けてくれた人!」

 

矢田が突然叫んだ。は気づいたようで朗らかな笑顔を向ける。

 

「あー,無事に登校できたんだね」

 

「ん?無事?」

 

クラスメイト達が頭にはてなマークを浮かべていると…

 

「矢田さん、登校してるときに不良に絡まれててね。助けたのオレです」

 

 

刃覇のカミングアウトに、驚くもの、納得するもの、それぞれの反応を示した。殺せんせーの方は…

 

 

「ヌルフフフ、これは創作活動が捗りますねぇ」

 

一心不乱に何かをメモしていた…

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