昼休み、刃覇はクラスメイト達と話していた。話題は専ら暗殺の話題だ。
「暗殺かぁ…みんなどんなことしたん?」
「俺たちはかき氷食べてるところを一斉攻撃したな。」
「わたしは毒で暗殺を試みました。」
「俺は野球ボールに対せんせー弾を練り込んでそれを投げて暗殺しようとしたんだ」
「野球を暗殺に取り入れるのか。…バットを対せんせー仕様にして撲殺もありじゃないか?」
「あー…」
そこにカルマが割り込んでくる。
「どんな暗殺をしたか、だよね。オレは「先生として」殺すつもりで色々仕掛けたけど上手くいかなくてねー、今は作戦練ってるトコ」
「先生.....そういうことね。渚は?」
「僕は.....自爆テロっぽい暗殺を仕掛けたんだ」
「マジ!?」
「怒られたけど、体捌きとかは褒められたよ」
とその時。
「刃覇くん、どうですか?他の人の暗殺を聞いて自分も殺しにきたくなったでしょう」
と殺せんせーが割り込んできた。
「.....なかなかぶっ飛んだ会話してるっすよ俺たち。ま、その通りすね」
グラウンドに出る2人。クラスメイトたちも集まる。
「刃覇の暗殺か」
「魏武くん、どんな暗殺を仕掛けるのかな」
刃覇は突然、上着を脱ぎ捨て,上裸になった。
「「「!?!?!?」」」
女子達が声にならない悲鳴をあげる。
「にゅや!?露出趣味が!?」
「俺なりのルーティンす。殺せんせー、本気で行きますよ。」
凍りついた棍が3つ付いた武器を取り出した。そして、ヒュンヒュンと音を立てて振り回す。
「な,何その武器!?」
「ふむ、ヌンチャクですか……」
「ただのヌンチャクじゃねえぜ」
刃覇は一気に接近し、ヌンチャクを叩きつける。殺せんせーは回避したが,違和感を覚えて触手を見る。なんと、凍りついていた。
「にゅや!?」
「言ったろ?こいつはただのヌンチャクじゃない。氷の力を持った悪魔の力を宿した特別なシロモノだ」
「ヌルフフフ、もう一発当てれば触手は砕けます。ですが、当たらなければどうということはないのですよ!」
刃覇の攻撃を,後も簡単にかわしていく。
「ち………」
刃覇はケルベロスから別の武器に取り替える。
「出番だぞ。アグニ!ルドラ!」
『ようやく我らの出番だ』『この時を待っておった』
今度は鋸のような2対の武器を構える。
「鋸?」
ルドラを振るって竜巻を引き起こし、殺せんせーを包み込み、アグニを振るって竜巻に火炎を纏わせる。
「炎の竜巻!?」
「殺せんせーを丸焼きに!?」
だが、無傷で生還した殺せんせーを見て刃覇は舌打ちする。
「ちっ、これでも焼け死なないのかよ」
「ヌルフフフ。竜巻の回転に対して逆回転し、相殺しました」
ならばと、漆黒の剣を取り出す。
「魔剣バイス。オレの相棒」
刃覇は魔剣バイスを構え、殺せんせーに向けて斬撃を放つ。
「にゅや!?」
「飛ぶ斬撃ってやつだ。わざわざ近寄らなくてもせんせーの触手をぶった斬れる!」
しばらく攻撃を繰り返すが、やがて順応したのか、殺せんせーに躱されてしまう。
「お見事でした。しかし、対先生物質を使わないのに斬れてしまうとは……」
「コイツらは魔具って言ってね、ただの武器じゃない」
「ヌルフフフ、面白い武器ですね。また暗殺に来てくださいね」
「………三つも手の内見せちまったな…練り直し,か」