悪魔の手も借りたい暗殺教室   作:北凍武人

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集会の時間

全校集会。E組にとっては鬱イベントである。刃覇達は山道を下っていた。

 

「昼飯抜きかよ」

 

「うん。E組は他のクラスよりも早く並ばないといけなくて」

 

「遅刻したら罰があるんだよなー」

 

「.....ダルイな」

 

 

 

 

『…えー、要するに君達は、日本全国から選りすぐられたエリートです。この校長が保証します。…が、慢心は大敵です。油断してると…どうしようもないそこの誰かさんのようになってしまいますよ』

 

「「「「あはははははははは!!!!」」」」

 

『こら君たち笑いすぎ!校長先生も言い過ぎました。』

 

 

校長が率先して陰湿なE組弄りを行っている。生徒達はそれを受けE組を嘲笑していた。

 

続いて、生徒会からの連絡があるとのことで、プリントが配布されたが何故かE組の分だけない。磯貝がそれを指摘すると壇上にいた荒木が

 

「あれー?E組の分忘れたみたい。全部記憶して帰ってくださーい」

 

と告げ、再び爆笑が巻き起こる。

 

そのとき、刃覇の中で何かが切れた。

 

列から離れ、烏間先生や磯貝の静止も無視して壇上に上がり荒木をひと睨みでマイクから離れさせる。

 

「あー、あー、本日は晴天なり。堪忍袋の緒が切れました、魏武刃覇、14歳です。

そこのプリント忘れたクズと、おまえらドブカス共に物申す。お前らE組に行きたくないって必死こいて勉強してんだよな。もし成績が落ちてE組を来たらどうなると思う?散々してきた仕打ちを自分が受けるハメになるんだ。因果応報ってやつだな。まあ、それも分からないからこうやって笑い飛ばしてんだろうな。お気楽なこった。

 

………あんま長々と話すとそこのクズが可哀想だからな。あと一言だけ言わしてくれ」

 

尊は魔王のような気を放出し、最後に一言告げた。

 

「E組を舐めるなよ」

 

ドン!と効果音がつきそうな威圧感が本校舎体育館を包み込む。

 

何人かは気を失ったらしい。

 

************

 

刃覇は本校舎職員室に連行され、説教を受けていた。教師から散々怒鳴られるが尊は意にも返していない。

 

「聞いてるのか魏武!」

 

「パスタを入れた鍋が沸騰しそうになったら箸を鍋の上に置くと抑えられるって話でしたよね」

 

「誰もライフハックの話はしとらん!もういい、行け」

 

「ありあとあざしたー」

 

「やる気のないコンビニ店員か!」

 

教師の怒鳴り声を背に尊は職員室を退室した。

 

(パスタ茹でるときに使えるな…)

 

(あのライフハックを知ってるとは…彼、出来るな)

 

(某先生、ツッコミ上手いな…)

 

同僚達はそんなことを心の中で思っていた…らしい?

 

刃覇は説教の内容にブツクサ文句を言いながら歩いていた。

 

「ったく、怒鳴るだけで中身がないんだよ中身が。おん?」

 

 

 

 

矢田、倉橋、速水の三人が本校舎の女子に絡まれていた。

 

「よう、ポテトを揚げる温度は180度がベストって話の辺りからもう一回聞かせてくれよ」

 

「刃覇くん!」

 

矢田がパッと顔を明るくする。

 

「なんでポテト!?」

 

「って!あんた集会に乱入してきた男子!」

 

「アンタのせいで友達が気を失ったんだけど?」

 

「あー、うん、所詮その程度のストレス耐性だったってことで」

 

刃覇は改めてひと睨みして女子達を震え上がらせ、その隙に3人を避難させた。

 

 

少し歩いていると…

 

「あっ!渚…」

 

速水が渚と、渚に絡むD組生徒を発見した。

 

「渚も絡まれてる…」

 

「助ける?」

 

「いや、…あいつなら大丈夫だろ」

 

「殺そうとしたことなんて、ないくせに」

 

渚は、2人に対して何かを言うと、歩いて行った。

 

三人はキョトンとしていたが、刃覇は無意識に震えていた。

 

(渚…………実はすごいやつなんじゃねえか?)

 

そして、4人で渚の後を追うのだった。

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