”ひとつなぎの大秘宝”なんかいらないわ、それよりケーキバイキングよ!   作:mooma

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りょこうはほごしゃどうはんがげんそく


しじゅうふわく

この度なし崩し的にドンキホーテ海賊団(ファミリー)の船長に就任したわけだけど、現時点での人員といえば、オレに最高幹部の四人…トレーボル、ディアマンテ、コラソン、ピーカ、それから組織(ギャング)から引き続き残ってくれている構成員くらいだ

 

ジョーラさんも、野郎どもの中に一人女の子を放り込むなんて!ア~ンド若い子達だけでは食生活が心配だからと付いてきてくれるらしい…ありがたいことだ

 

このジョーラさん、こんな治安の悪い島でレストランを経営しているだけあってかなりの肝っ玉女将だから、好き嫌いをするヤツは誰だろうとと吹っ飛ばされる…武装色を使って防御しても、ただのトレイが無傷で、吹っ飛ばされたヤツがボロボロって、一体どういうことだってばよ?

 

…今度聞いてみようかな、何かの足しになるかもしれないし…

 

少なくとも船の中ではジョーラさんと同室になりそうだから、あの変態もそうそう潜り込むわけにも行くまい…!

 

毎日貞操の危機的な状況よりは着せ替え人形の方がマシだし!

 

ほんと、殴っても蹴っても何しても五分後くらいには復活してるってギャグ補正でもついてるの?あの変態

 

…その内トラップでも仕掛けておく必要が出てきそうだなぁ…

 

ゲリラ戦のいい資料集を探しておこう

 

で、だ

 

その事はとりあえず置いといて

 

トレーボルが出港の最終準備をしている間に、オレはもう一人、先代のボス絡みの人間に挨拶をしに行く事になった

 

そしてその道すがら思う…これは確かにオレでないと出来ない仕事だ

 

急勾配も多い山を…普通の人ならロッククライミングしないといけないんじゃないか?って角度の場所もいくつかある山を糸を繰って登っていく

 

こんなところでも、人間って生活できるんだなぁ…と、なんか感激

 

改めて考えてみるとイトイトって便利だよね、やっぱり

 

さすがにまだ空の道ができるほどの高さの雲には届かないんだけど、こんなトコでも簡単に進めちゃうモン

 

攻防補助と隙の無い能力ってマジチートだわ~

 

こんな所に住んでいるというその人は武道家で、いわゆる修行僧(モンク)のような人らしい

 

先代の折にヴェルゴ…コラソンのような処刑人のポジションにいただけあって実力は高い…ってここについてから確認するように言われた報告書に書いて、あって…

 

トレーボルぅ~?アイツ、引き抜きさせるつもりでオレをここに寄越したな?

 

最初に説明してくれればよかったのに…ったく

 

…アイツの策略に乗せられた感じがして、疲れたわ…

 

帰ったらお説教かな~…

 

うん、それと夕飯に嫌いなものを出してもらおう、それなら嫌がらせになるはず!

 

そう決意して、手作りっぽい小屋をノックする

 

中に人がいるのは見聞色で確認したから、すぐに対応してもらえると思うんだけど…

 

「む…子供、か…?」

 

「お初にお目にかかります、ラオGさん。オレはドンキホーテ・ドフラミンゴ、“組織(ギャング)”からの連絡をお伝えしに参りました。詳しくは、こちらに…」

 

そうして差し出したトレーボルの書いた手紙…

 

後は、なるようになれ、だ

 

 

 

 

 

 

 

渡された手紙に目を通し、改めて少女を見遣る…

 

アレも組織を継いだ際にはまだ若いと思ったが、この娘はそれよりさらに若い

 

だと言うのに、既に上に立つ者としての才気を感じられるとは…余程の大器と見える

 

年の頃に似合わぬ落ち着きも、小生意気には感じられず、むしろ違和感などなく

 

ふむ、成る程…確かに此奴は波乱に満ちた運命(さだめ)の持ち主のようだな

 

けれどそれを持ってしても折れそうにない心根…

 

弱くもあり、されど強くもある、摩訶不思議な輝きを持った存在感(オーラ)

 

…認めざるを得まい

 

これは確かに()を見たいと思わせる逸材だ

 

惜しむべきは此処でその眼を見る事の出来ぬことか…

 

否、頼めば見せるだろうが、苦痛を強いてまで其れを望む心算(つもり)はない

 

「ドフラミンゴと言ったか」

 

「はい」

 

礼儀を知っているのも好印象だな

 

「しばらくは付き合おう…その間に、わしを跪かせるほどの女となれ」

 

既に跪いても構わないと思う程の才気は感じているが、其れを口にしないのも大人のズルさだ

 

若くして成った者は直ぐに朽ちて行くのが世の理…ならば意地であろうともその間は成らせぬのが大人の役割

 

わしを超え、成ってみせろ、ドフラミンゴ

 

お主が成ったその時、世界は主に跪くだろう

 

 

 

 

 

 

 

ん~っと、これは、どういうことなの?

 

跪かせるような女になれって言われたんだけど、どういうタイプの人…?

 

なんか武人っぽい人だし、あれかねぇ?

 

わしより強くなって主になってよ☆みたいな感じ?

 

これ以上ストーカー的な変態が増えたら困るんだけどなぁ…

 

ヴェル、コラソンだけで十分だよね?

 

オレ、アイツに狙われているだけで十分苦労してるよね?

 

これ以上の変態はいらねェっつってんの

 

ディアマンテも戦闘狂っぽいって意味では変態だけどオレには実害ないし

 

トレーボルも、まあ、Mペド粘着野郎だから変態っちゃ変態なんだけど実害無いし

 

ピーカも…なんか…まだ目覚めて無いだけで素質ありそうだしなぁ…

 

お願い、神様!

 

仮にこの人が変態だったとしても、オレに害が無いような変態でありますように!

 

このままじゃオレの精神衛生的に大問題なんです!

 

いずれ増える予定のチビちゃんたちの教育的にも、大変よろしくないんです!!

 

ですので神様、なにとぞ、なにとぞ~!!

 

「む…荷物は纏め終わったが…」

 

オレが現実逃避しているうちに荷物の準備が終わっていたらしい…早いな

 

それともオレ、現実逃避にそんなに時間がかかってたの?

 

「あ、はい、では行きましょうか」

 

そう言って小屋を出て、山を下っていくうちに悟った…

 

ああ、この人、変態的なまでに修行が好きなタイプか…

 

山篭りしてる時点で気付こうぜ、オレ~

 

なんでそこでうさぎ跳びとかするの~?も~…

 

でもオレには実害ないからいいや

 

諦めて受け入れることにするよ…これも運命(さだめ)だってことさ

 

ハァ…

 

癒し…癒しがほしいなぁ、なるべく早く

 

ピーカもオレと体格あんま変わんないし…っていうかそろそろ負けそうだし

 

ホント、急募!膝に乗せられるくらいちぃちゃい子!!なんだけど

 

探しに行きたいよ~…オレを癒してくれそうなチビちゃん…

 

そのためにはどうしても空の道が必須なわけですが…

 

ああ…でもファミリーになるだろうチビちゃんたちはまだ産まれたばっかりだったりまだ生まれてなかったりするのかぁ…

 

…今の時点で五歳から七歳くらいのキャラって誰が居るんだろう…

 

ぎりぎりグラディウスがそろそろそれくらいの年かねぇ?

 

だってオレ12歳でしょ?オレが25だかの時にグラディウスが17だかだったはずだから~…4歳くらい?

 

…アウト、だよね

 

ああ、アウトだろ

 

よっぽどの毒親でも無い限りこの年で親と引き離すとかダメ絶対!だろ

 

どうせ待ってたら会えるわけだし…

 

そうだ…!

 

トレーボルってばぬいぐるみばっか寄越してくるんだから、調度良い大きさの奴を準備させればいいのか!

 

フッ、フッフッフッフッフッ…!

 

 

 

 

 

 

 

「おい、見ろよ」

 

「うおッ!?ど、ドフラミンゴ様からすげぇオーラが迸ってやがる…!?」

 

「一体なにがあのお方のお怒りを買ったのか…!ゾクゾク…おれたちの起こした行動でないことを祈っておこう…」

 

「うわッ、いって~、絶対痛いってあれ…」

 

「トレーボス様、何したんだよ…あんな怒らせて…」

 

「マーク、またトレーボスって言ってる。違うから、トレーボルだから」

 

「あ、まじで?注意してくれてサンキューな、ジャン。さすがに本人の前でも言っちゃいそうで怖いんだよ…」

 

「あれじゃないか?ラオG様のとこに向かわせたって言う…」

 

「…ああ、なるほど…あそこ登らされたのか…ドフラミンゴ様のお怒りもごもっともだ」

 

「いや、でもドフラミンゴ様にはイトイトがあるから登るの別に手間じゃなくね?」

 

「そういう問題じゃねぇだろ。まあ、なんか謀られたとか、そんなんじゃないか?」

 

「たらば?カニがどうかしたのか?」

 

「マーク…カニじゃない。謀るって言うのは、騙すってことだ」

 

「え!?トレーボ、ル!様、ドフラミンゴ様だましたの!?」

 

「シッ!静かに!聞こえちまうだろ!?」

 

「あ…ご、ごめん…」

 

「あの人のことだからそういう意味での騙すではなく、そうだな、大事な情報をあえて伝えなかったとかそういうことだろう…」

 

「あ、そっか~、よくあるもんね、現場着いてから詳細知らされたりってコト」

 

「これで懲りたなら我々ももう少し扱いが良くなるのだろうがな…」

 

「…使い捨ての鉄砲玉からせめて代えの利く兵士レベルになりたい…」

 

「ひっく!え、なにそれ、ひっく!」

 

「お~ま~え~の~、せいだろうがぁ!!」

 

「うぎゃ!?ジャンが怒った~!」

 

「いいかげんにしろ、ジャン。怒ったところでマークにはそれを理解できるほどの頭はない」

 

「…それもそうか」

 

「あれ?おれもしかしてバカにされてる?」

 

「お前達!何をくっちゃべっている!!とっとと働かんかぁ!!?」

 

「ふわ~い」「了解で~す」「…」

 






ぬいぐるみっ☆

本編とはあまり関係はありません()←


「トレーボル~!ああいう事するならちゃんと先に説明しといてくんねぇ?」

「べへへへへ…悪ぃ悪ぃ。ん~でもね~ドフィの役に立ったでしょ~?んね~?」

「そういう問題じゃねぇんだよ~?オレの心労が溜まって胃に穴が開いたらお前責任取れんのか?え?」

「…無理だろんね~…」

「わかったならでけぇウサギ買って来い。六歳ぐらいのチビちゃんとおんなじくらいの大きさのウサたんだからな?」

「…(ど、ドフィがウサたんって~…!!)…んね~ね~、色は?」

「色~?んなの白か黒に決まってんだろ!?常考常考!」

「そぉ~?おれはピンクも可愛いと思うけどね~」

「オレの服装考えて口開けよ、ド阿呆」

「は~いはい…じゃあ~ドフィにウサたんを~買いに行こうかね~!」

「無駄に語尾伸ばすんじゃねぇ!ハキハキ喋れっての!」



「ドフィ~!んねーねー、ドフィ~!!」

「ん~?ど~した~?」

「ウサたん、買ってきたんだよね~!ほら、開けて開けて~!」

「!おう!……なぁ、トレーボル…」

「ん~?」

「これ、オレの目がおかしいんだよな?これ、ピンクに見えるんだけど?ショッキングピンクに見えるんだけど!?」

「んね~!ショッキングピンクだよね~!!」

「おい!おい!?」

「べへへへへ…下にもう一個包みあるだろ~?」

「あ、ほんとだ………お前さぁ、オレをどうしたいわけ?」

「べへへ~!絶対似合うってドフィ~!んねーねー着てみてよ、んねー!」

「ゴスパンとか…orz」



「んねーねードフィ、似合ってるよ~!!ノシ」

「うっせェぞ変態粘着野郎!!ジョーラさんに言われなきゃこんな服着ねェっつうの!!!」

「ドフィちゃ~ん!!こっち向くざます~!!」







「なあコラさん、こんなの見つけたんだけど…」

「これ…ドフィ、だよな…?」

「なんかコラさんの服にイメージ似てねぇか?」

「…ずるい…おれは姉上のこんな格好見てないのに…!」

「コラさん……ここに、ジュエリー・ボニーの電話番号があるんだが…」ニヤッ

「…じゃあ、おれはちょっと行って姉上捕獲してくるな!」ニッ!

グッ!

グッ!!

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