”ひとつなぎの大秘宝”なんかいらないわ、それよりケーキバイキングよ! 作:mooma
ダンディ
それは、中流階級にも関わらず、一流の紳士のように振舞う者
ダンディ
それは、精練された知性を感じさせ、高雅な身形をひけらかす事無く、一流を着こなす者
ダンディ、
それは、イイ男に対する最高の褒め言葉!
「止せ、嫌がってるだろう。小さなレディだろうと、優しく出来ないやつはモテないぜ…?…フゥー…」
「きゃ~!セニョール~!!vV」
叫びたくなる気持ちも解るよ、だってこの人、無茶苦茶カッコイイもん
食材等の買い込みと賞金首の確認の為に立ち寄った島で、一人見て回ろうとしたのがいけなかったのか、来て早々他人の力量もわからないバカに絡まれていたオレを助けてくれたのは、スーツとシガーの似合うイケメンでした
「大人の遊び場に迷い込むなんて、イケナイ子猫ちゃんだな…怪我ァないか?」
オレに差し出してくれたその手をとって、エスコートされてあげる
その動きはあまりにも自然すぎて、なるほど、これはモテなきゃおかしいと思わせた
「ああ。オレ一人でもどうにかなっただろうけど、騒ぎは起こしたくなかったから助かった」
今はまだ遠い未来でシュガーが着ているような、可愛らしいワンピースドレスを着ていたから汚したくはなかったんだよね
水玉ではなくてトランプのマーク柄なんだけど、ジョーラもよくこんな服見つけてくるなぁと思う
「…だろうな。その身のこなし…お嬢ちゃん、まだ子猫のような見た目でも立派な狩人か」
黒猫風のポンチョのせいか、それとも単に気障なだけか、子猫ちゃんと呼ばれるけれど、声もステキなせいか嫌味には感じられない
オレのタイプではないから特に心動かされりはしないけどさ
「フフフッ…わかるか?アンタはあいつらと違って見る目があるみたいだな。…ここらには詳しいのか?オレは今日着いたばかりなんだが…」
暗に案内してほしいことを匂わせれば、女性には優しいだろう彼の顔が歪む
「悪い事は言わない…子猫ちゃん、なるべく早くここを去るんだな」
サングラスの奥で伏せられた目に、何かあるなと解った
「なんで?ここには海軍もいるんだろ?」
ここ“
他の海と比べて冬が長い
「…その海軍が問題なんだ、困ったことにな」
やっぱり、な…
あんまり記憶には自信がないんだけどこのぐらいの時期って元帥はコング?だっけ?もうセンゴクなんだっけ?
センゴクが元帥になったのってロジャー処刑より後だっけ?
誰だかは一先ず置いておくとして、人事の問題ってそのまま支持率に繋がることちゃんと理解してんのかねぇ?
「へぇ~?詳しく教えてよ、おニィさん」
ま、オレとしては
「場所を変えよう…オレの行き付けの酒場で良いか?」
こういった後ろ暗い話は人に聞かれると困るからね、人の多い酒場で喧騒に紛れるよう密やかにやるのも実は間違いじゃない
もっと大きな団体になってからなら信用のおけるレストランの一室を貸し切ってって手も使えるけど、うちにはまだそんな金も名声もないから…
近い将来は向こうからうちで食べてほしいと言われるようなビッグネームになるつもりだけどね!
「子供でも飲めるようなもの置いてあるなら何処でもいいよ。持病があるから、なるべく酒は控えたい」
あとでジョーラに『知らない男にふらふらとついて行くんじゃないざます!』と怒られる事を覚悟の上で、オレは彼について行くことを決めた
フフフ…蛇が出るか鬼が出るか…今から楽しみすぎるぜ!
行き付け、というのは本当らしく、入ってすぐに絶妙なポジションの席に案内され、ウェイトレスが注文を聞きに着てくれた
「料理はいつものメニューを。飲み物はウィスキーのボトルと…」
ちらりとオレに目配せをしてくれたのは、オレに自分の分の注文を選ばせてくれようとしてのことだな
こういうときに、一度やってみたことがあるんだ!
せっかくだから、やっちゃおうかな?
「カルーアミルク、カルーア抜きで」
人は、それをただの牛乳と呼ぶ…
でもバーでミルクってそのまま頼むよりは良くない?
「こっちの子猫ちゃんにはミルクだ」
セニョールのファンなのだろうウェイトレスは、最初はオレのことを睨んでいたけど、さすがにそんなことを言うお子様にはほっこりしてしまったらしく…
「むぅ!カルーアミルク、カルーア抜きだってば!」
念のため、大人ぶったお子様のフリで止めをさせば、セニョールはやれやれと苦笑し、ウェイトレスのお姉さんはあらあらと笑顔を見せるほかなかったようだ
フッ…計画通り…!
「くすくす…ウィスキーと、カルーアミルクのカルーア抜きですね?直ぐにお持ちしますわ、セニョール」
お姉さんが去っていくのを見届けて、お通しらしい固焼きのパンみたいなのに手を伸ばす…うん、悪くない
頼んだものはすぐに運ばれてきて、美味しそうにテーブルを彩っていく…
これを、“いつもの”で頼めるあたり、セニョールは懐には余裕があるのか、あるいは宵越しの金は持たないのか、後で飢える事になろうとも女性に不自由はさせたくないのか…
「以上ですが…お嬢ちゃんは大丈夫かしら?」
「うん!あとで甘いの頼むかもだけど、ありがとーね、おねえちゃん!」
オレに目線を合わせて聞いてきてくれたお姉さんには満面の笑みをサービスしてあげちゃおう☆
これ、
いや、だって、覇王色の覇気の持ち主って人タラシが多いだろ?
人タラシの成分が覇王色の覇気とは関係ないって証明されない限り、関係あるかもしれないんだぞ?
そんなオレの笑顔を真正面から見たお姉さんはほわ~っとした顔でバーの方に戻っていったのだった
…やりすぎたかな?
「…で?お話、してくれるんでしょ、おニィさん」
周りの人間がこちらに気を配っていない事を糸と見聞色で確認しつつ、挑発するように声をかければ
「ふぅ~…子猫ちゃんは本当に、どの顔が本当の顔かわかりにくいレディだな…」
呆れたようにしつつも煙草を消してくれた
「あら、知らないの?秘密は女を美しくするものよ、セニョール。それとも…美しい女はお嫌い?」
この人ならこういうジョークを言っても問題なさそうだし、とちょっと大人の女みたいに振舞ってみれば、やっぱりセニョールはうちの変態たちとは違ってこういうノリが通じる人だった
「…いいや?でも女を語るには少し早いんじゃないか?子猫ちゃん」
指の背で頬を撫で、そのまま顎をくいっとあげられキスしそうな至近距離で囁かれる…
これ、コラソンに見つかったらセニョール殺されるだろうな~
「つれないお方…まあ、確かにこんなつるんぺったんが女を語るのはおかしいですけどね~!」
ぴくり、とオレの変態レーダーに反応があったからそんな冗談は早めに切り上げて、いつものノリに戻す
…見聞色の感じだとトレーボルがニアミスしたのかな?
さすがにオレが酒場にいるとは思っていないのか、あるいはまだ担当業務の途中なのか、そのまま去っていったみたいで一安心
「今はまだ子猫でもあと五年もすれば一流の美女になりそうだがな…さて、ここの海軍の話だったか…」
そうして語られ始めたのは、いわゆるよくある話…
政府から委任された権力を自分の権力と誤解しているバカと、そんなバカの傘の下で好き勝手するバカ共と、そんなバカ共に苦しめられている人々の話
セニョール自身も流れ者とのことらしく、余所者であるからこそ遠慮なく海兵たちをぶっ飛ばしたりしているそうだが、それもあくまでやり過ぎた奴らだけで、根本的な解決には至っていないそうだ
そんな話を聞いているうちに、酒場の扉が開いて、酒場の中が一気に静まり返る…
現れた男達は海兵の格好をしているだけの賊だった
「おいおいセニョール・ピンク~!そんな乳臭ぇガキが好みとは知らなかったぜぇ?小児淫行の罪でしょっ引かねぇとなんねぇじゃねぇか!!」
「…こいつらの目的はオレか…あいつらに目を付けられない内に行くんだ、子猫ちゃん…」
オレを庇うように、その背に隠してくれるのはありがたいけど…アンタはオレのもんだって神様が、お天道様が、オレ様が決めたんだぜ?セニョール
オレは、自分のものに手を出されるのが、大ッ嫌いでね…?
「いいじゃねぇか、おれたちとも遊んでおくれよお嬢ちゃん!!楽しくてイイコトをしようじゃねぇか!」
途中、客やらテーブルやらを問答無用で薙ぎ倒しながらセニョールの方まで一直線に来る男達
その下品な声、ほんと耳障り
「そんな子供にまで…!恥を知りなさい!この、ケダモノっ!!」
オレを護ろうと、お姉さんまで立ち上がってくれる…
そんなお姉さんにまで、男達は手をあげようとして
オレのものに、オレの民に、手を出すのは許さないよ?
ピン!と張り詰めた糸が、男の腕を絡め取って動きを止める
「な、なんだぁ!?う、腕が…!!」
ポンチョをテーブルの上において、オレはセニョールの前に出た
「子猫ちゃん…駄目だ、子猫ちゃんは大人しく…!」
「おじさんたち、アタシとあそびたいの?」
わざと舌っ足らずに、おつむが足りないように聞いてやれば、男達は鼻息荒く気持ちの悪い笑顔を浮かべて
「そうだよ、お嬢ちゃん…おじさんたちと楽しい事シようじゃないか!!」
「お嬢ちゃん、ダメっ!そんな人たちについていったら…!!」
安心してよ、お姉さん…
もう、
「いいよ!じゃあ、鬼ごっこね!…オレが鬼で、あんたらが追われる側な?」
蹴り上げた足は、リーダーだと思われる男の顎を直撃して、そのまま脳を揺さぶって、男を昏倒させる…泡を吹く男に、みんなの顎が外れたみたいだ、あんぐりとしてる
「さ、可愛がられたいヤツからかかって来な、オレ、こんな見た目でも強ぇのよ」
くいくいっと指を折って挑発すれば頭を失った烏合の衆は我先にと酒場から逃げようとするけど、
そんなこと、オレが、許すと思ったのか?
此処は既にオレの
糸で強く閉じられた扉が開くわけなどなく、恐慌状態のまま扉を開けようとする男達の惨めな姿が晒されるだけで
「おいおい、オッサンたち、オレと遊んでくれるんだろ?なら最後までちゃんと付き合ってくれよ、逃げようとしてないでさァ…?」
くるっと一回転して振り下ろした脚で、邪魔なクズの意識を刈り取る
パンチラのサービスはしてないから期待すんなよ?
人数だけは多いからなぁ…あんまり動くと戻しちゃうと思ってどうしようかと考えた瞬間、
覚えのある気配が扉の前に揃っていた
まったく…なんて船長想いなんだ、うちの最高幹部は
扉の拘束を解いてやれば、男達は救いを得たようにその先へと飛び出して…
バカだなぁ…
その先こそが地獄なのに
「んねーねー、うちのドフィに手ェ出したの誰?んねー、誰?」
「最初の島からトラブルたァ幸先いいじゃねェか!おれらの分も残してあるんだろうなァ、ドフィ!?」
「おれのドフィに…品のない面を見せたこと…許しはしない」
「…ドフィ、大丈夫…?怪我とか…してないか…?」
ピーカ以外がブチギレてるか戦闘中ハイで雑魚を蹴散らしていく中、オレに近づいてきて心配そうに聞いてくるピーカだけがオレの癒しです…
「お前ら、程ほどにしておけよ~?喋れなくなる程度にブッ飛ばしちまったら情報吐かせるのに苦労するんだからさぁ~」
糸を繰ってテーブルに置いておいたポンチョを手元に取り寄せて、オレは酒場の入り口で暴れているうちの野郎どもに声をかける
加虐性全開で武装色を自重することもなく雑魚を追い立てるコラソン、楽しげに攻撃してくる奴らの攻撃を逸らしながら相対しているディアマンテ、ベタベタと色んな部分を落としては再構築しながら海兵たちを圧倒するトレーボル…
「…殺すなよ~?そいつらも、一応、オレの臣民なんだぞ~??」
そんなオレの声に、ぴたりと揃って一瞬動きを止めたのを見て、殺す気だったのかコイツら…と少し呆れてしまう
オレ、こんなやつらの船長としてやってけんのかなぁ…
まさか…ここまでだとは…
行き付けの酒場で海兵を伸した後、子猫ちゃんは酒場の店主を始めとした町の人々に頼まれ、この島で悪政を行なっている海軍を倒すべく、彼らの基地へと向かったのだが…
五人だけで、何が出来る?と侮っていた部分もあったのだろう…彼らの実力も履き違えていたのかもしれない
だが、たった五人で、彼らはこの基地を落としたのだ
向かい来る銃弾は辿り着く前に細切れとなり、
どれほど強固な扉であろうと一撃の下に開け放たれ、
剣を取って向かい来る者たちは一閃で切り伏せられ、
建物の敷地図を見ているかのように要所だけを潰しながら、
誰一人怪我を追う事無く、彼らはこの基地を落として見せたのだ
近くでありありと見せられ、煙草を落としてしまったことにも気付かないほど、オレは彼らの手際に魅入っていた
そして、こんな硝煙の舞う中でも美しく咲き誇る、まだ幼き悪の華に、オレは魅せられていた
「や、やめろ…!貴様らわかっているのか!?私は海軍の…!!海軍の大佐なんだぞ…!!?」
喚く豚が喧しい…
「大佐ねぇ…グランドライン基準に直せばたかだが大尉クラスだろ?ハッ!オレたちを倒したきゃ最低でも本部佐官クラスはつれてこないとなァ」
豚を足蹴にして、縛り上げながら、部屋を漁るトレーボルに目配せをする
イトイトも便利だけど、ベタベタも存外役に立つって言うか立たせるように出来たんだよね、こういう時用に
ドロリと溶け出したトレーボルはそのまま部屋一面を這い回って…
絶景絶景!
でもやっぱ気持ち悪いよ、ちょっと
命じた奴が言うのもなんですが
そうして粘液が通るほどの隙間を見つけて、
「…んねー、ドフィ、見つけたよ~!」
ビンゴ!
隠し金庫、あると思ってました!
「んじゃあ、交代ね!他には?」
オレのイトイトとは違ってベタベタは面で探索が出来るから効率がいいんだよね~
糸は線だからわかっているものを探したり、引っ掛けたりって言うのは得意だけど、隠された場所を探すのはちょっと苦手
だからそこはトレーボルにやってもらってオレの仕事は…
「他にはなさそうなんだよね~…部屋の配置とかにも怪しいトコはなかったしね~」
「それはオレも同感。隠し部屋はなさそうだし、こいつら縛り上げたら、撤収、だ、ねっと!よし、開いた!」
この隠し金庫の鍵を開けること!
糸が通るほどの隙間さえあれば、どんなものにでも忍び込ませることが出来るってステキ…!
目では見えていないところを操作するのは集中力が必要だけど、慣れてしまえば難しくはない
今回は何の変哲もない唯の金庫だったからわざわざオレが開ける必要もなかったんだけど、今後オレでないと開けられないような種類の金庫も出てくるだろうから、今のうちに経験値稼ぎしておかないと
…なんか…落ちるとこまで堕ちた感じがするからあんま好きじゃないけど、でも、こういうところには、大体いつも…
「トレーボル、不正の証拠もばっちりだ。
不正の証拠も隠し財産も予想通り保管されていて、どれだけの間町の人たちを苦しませながら貯め込んできたのか、かなりの金額が保管されていたことに関しては、豚にもう一発蹴りを入れておく形で気を晴らしておいた
オレたちの現時点での急務である資金調達に関してもこれなら問題ないかもしれない…
町の人たちのお金に手をつけるつもりはないが、海賊からの押収品も横領されているようだから、こっちはもらっていくとしよう
「そうだね~…カキカキ…ん~…これぐらいだと思うよ~?」
トレーボルの計算結果を確認して行きながら、赤字にはなりそうにないことを確認して、息を吐いた
うちは少数精鋭タイプの幹部陣ぐらいしか目立ってはいないとはいえ、実際には船を担当していたり、戦闘を担当していたりする人員が他にもいるから、赤字になるような事は避けなければいけない
オレたちがやったことでオレたちが飢えるのは仕方ないけど、他人まで飢えさせてしまうのは違うからな
幸い、一端復興さえなってしまえば、この島との繋がりは有益なものとなる
この島は輸出に使えそうな嗜好品が多く採れ、その品質も悪くないときた
実際酒場で食べた燻製肉の類もなかなか美味しかったから、これならリピーターもついてくれるだろう
「これで大体一年から一年半ぐらいは余裕がある感じか?」
「そうだね~、一冬は確実に越せるだけの蓄えにはなるようにしたんだけどね~」
確認の為に聞けば、大体同じようなことを考えていたようで安心した
「うん、これぐらいでいいと思う。こういうのは多すぎても少なすぎてもダメだ。多すぎると甘く見られ、少なすぎると嫌われる…何事も程々が一番だ」
金のばら撒きは人民の心を掴むのには適しているけど、所詮その場限りの効果だ
復興までに一年と見積もって、それまでの間に此処と
此処にはオレたちの目とも言えるものを置いていくつもりだし…
「で?ドンキホーテ
「べへへへへ…問題ないよ~、ドフィ~。この島で商会を置けそうな場所は下見済、近隣の海図もそこそこいいのを買っておいたよ~!
「そうか」
流通を制する者は世界を制する…
この世界においては、正しくその通りになりえる言葉だ
定期便が存在しない場所も多く、他の島との行き来に支障がある場所も多い…そんな中で、世界政府の加入国だろうと非加入国だろうとお構いなしに繋げる物流ラインができれば、どうなる?
ヒト、モノ、カネの流れを掌握できる
技術だって、船で運べる
ある場所からない場所へとモノを運びやすくなる
物流自体が安定していないこの世界で、オレが安定した物流経路を立ち上げることができれば、それが及ぶ範囲がオレの帝国だと言えるだろう?
フッフッフッ!
まずは
地盤固めを疎かにする奴は足元を掬われる…
ちょっとずつ、確実に、バレない内に…
この島は、その、第一歩だ
「もう…行くのか、子猫ちゃん」
「ああ。オレにはやりたい事があるからさ」
「そうか…オレはセニョール、セニョール・ピンク。子猫ちゃんの名は?」
「コードネーム“ジョーカー”…でも折角だから本名も教えてやるよ。オレの名はドンキホーテ・ドフラミンゴ、このドンキホーテ
「…船長、だったのか、子猫ちゃん…ふっ…それならあの強さも説明がつく」
「じゃあな、セニョール。また風が向いたら会おうぜ?」
「ああ…お互い風任せ波任せの根無し草…またいつか道が交わったなら会おうじゃないか」
「んねーねードフィ~?よかったの?んねー、よかったの?気に入ってたんでしょ~?あのセニョールって男~」
「ん~?うん、気に入ってるよ?」
「んじゃぁ、ど~して誘わなかった~?んねーど~して誘わなかったのさ~?」
「フッフッフッ…いいか、トレーボル。オレが船に乗ってくれって言って乗ったヤツ、うちにいるか?」
「…そういえば、いないよね~?」
「アイツがオレの下に付く
「そう、かもね~」
「まさか…子猫、ちゃん…?」
「あれ?セニョール、随分早い再会だったね。オレの
「…んねードフィ…もしかして、知ってた?」
「まさか!偶然だよ、偶然!でも、天はオレの味方だってことだろ?」
「ふぅ~…なあ、子猫ちゃん…こんなことを言うのはなんだが…」
「なんだ~?」
「オレも、子猫ちゃんの船に乗せてくれ。オレは再会したらそう言うと決めていた…まさかこんなに早くに言う事になるとは思ってなかったがな」
「ああ、これからよろしくな~、セニョール」
ドフィちゃんはまだ12歳、セニョールさんは17歳…17歳!?年齢詐称コンビと言っても間違いではないでしょう。
17歳のセニョールさんは、ジョジョのハム兄貴の露出をもう少し減らしたような格好をしているイメージです。
見目だけでなく態度もいいので、ドフィ子さんがパーティー行ったりするときはパートナー役任されたりするんだろうな、と思います。
胸のサイズ
これは本編とは(以下略)←
「…そうだった、ドフィ」
「ん?どうした、コラソン」
「ドフィは胸が小さい事を気にしていたようだが…」
「…なに?」
「小さいのが嫌だと言うのなら、おれが責任を持って育ててやろう」
「…」
「ドフィ?なぜおれを糸で縛る?」
「…」
「ドフィ??なぜ無言でおれを引きずる?」
「…」ニコッ!
「ドフィ???なぜそんな笑顔、なぜおれを船の手すりから…!?」
「ディアマンテ~?」
「…んぁ?どうしたァ…?」
「ちょっと吊り糸垂らしといたから三十分後ぐらいに回収しといてくんない?」
「釣り糸ォ?釣りなんかやったかァ、おまえ」
「コラソンがな?オレの胸が小さいって言ったんだ。それだけはまだ許せたけどな?揉んででかくしてやろうって言ってきたんだ。だから吊ってきた」
「…あァ、そっちのつりか…放っとけ放っとけェ、自業自得だ。その内自力で上がってくんだろォ、能力者じゃねェんだし」
「それもそうだな」
服装
「最近まとわり付く小娘共が煩くてな…こんな格好をしていれば寄ってこないだろうと言われたが…」
「おい、セニョール。その格好で居たいなら二度とオレの視界に入ってくんじゃねぇぞ、見苦しい」
「…」
「若い娘にキャーキャー言われんのが嫌だってんなら、その子達にそう言ってやればいいんだよ。オレに迷惑かけてぇなら好きにしなとか言っとけば静かにしてくれるんじゃねぇの?」
「でもな、お嬢…、」
「その格好は、うちの子供たちの、情操教育に、悪影響なので、認めません。その格好をやめるか、うちをやめるか、ふたつに一つだ…わかるな?セニョール」
「…着替えてこよう…」
「とっとと着替えて来い。それから間違ってもベビーに見つかるようなヘマはすんじゃねぇぞ!?」