”ひとつなぎの大秘宝”なんかいらないわ、それよりケーキバイキングよ! 作:mooma
迎えに来てくれたトレーボルは色んなものがベタベタを溢れていて、あんまり見ていたくないような顔になっていたけど、でも、まあ、仕方ないか
どっからどう湾曲して伝わったのかは解からないけど、オレに出て行かれたって思ったんならそりゃあコイツでもそんな顔になってしまうわな
コラソンの方はオレを見るなりいつものように抱き付いてきたけど、でもその身体が少し震えていたから殴らないであげた
「うわぁぁ…」
オレの船を見上げるチビちゃんたちは、あまりのことに感嘆しか漏れていないようだ
うん…気持ちはわかるよ…
どっからどう見ても、大きなフラミンゴにしか見えませんね
これぞ、我がドンキホーテ
…ネーミング?くじ引きで決めたよ…
ふふふ…はずかしにしそう…
「かわいいおふね~!ねぇねぇイトのおねえちゃん、あのおふねのっていいの?」
「うん、もちろん。あれね、お姉ちゃんのお船なのよ?」
「おねえちゃんのおふねなの!?すっごぉ~い!!」
でもチビちゃんたちには好評みたいだから、設計者は特別に許してやろう!
我先にときゃっきゃうふふと船に乗り込んでいくチビちゃんたち…くっそ可愛いんですけど!!!
ああ、ヤバイ…可愛いもの欠乏症だったところにこの多量摂取…!
「お姉さん、この船、ドンキホーテのマークついてるよ…?」
そんな中で一番年上の女の子だけはそう私に聞いていて
「うん、そうだね~。お姉ちゃんの名前、ドンキホーテ・ドフラミンゴって言うんだけど…もしかして乗りたくなくなった?」
いくらオレらが義賊を称し、モーガニアや悪事を働く者たちだけを狙ったピースメインとして活動していても、実態は海賊…犯罪者であることに変わりはない
そんな犯罪者の船には乗りたくないと言うのなら、どうにかして他に家に帰れるようにする道を探すけど…
「…じゃあ…お姉さんが、ドンキホーテのドンナさまなの…?」
「え~っと…オレ自身はそういう風に名乗ったことはないけど、」
じぃ…っと見てくるその子の質問に返せる答えを、オレは持っていない
オレ自身今まで名乗ってきたのは本名かコードネームでもある“ジョーカー”くらいだ
困ったオレがトレーボルに目を向ければ、奴は笑っていて…
困ってるオレを見てほっこりしてるんじゃねぇよ、変態粘着野郎!
「んねーねードフィ~、ドフィのこと、そういう風に呼んでる場所もあるんだよね~!名士あるいは首領とかの意味もあるドンと~、ドンキホーテのドンをかけて~、女性ならドンナだろ~って」
そうは思いつつもトレーボルの言葉に耳を貸せば、なるほど、と思わせる理由があった
確かにオレの姓であるドンキホーテが、正確にはドン=キホーテと二語であるということは古い文献にDon Quixoteと書いてあったことからも窺えたが…
だからと言って今更ドンナキホーテ…多分発音的にはドナキホーテに近くなるのか?…なぁんて名乗るつもりはないんだけどさぁ…
ま、女船長なり女首領なりのルビでドンナってことにしておけば良いか
「そうか。じゃあ、そうだな、オレがドンキホーテのドンナで間違いないな」
ニコッと少女に笑顔を向ければその子はおずおずとオレの袖を掴んできて…
「…お父さんが…」
「ん?お父さんが?」
俯いて、そう呟いた少女からはポタ、ポタ…と雫がこぼれていて
「お父さんが言ってたの…つらいことあっても、いつかきっとドンキホーテのドンナさまが助けてくれるから…今はがまんしようって……ほんと、だった…!ほんとに、助けてくれた…!!」
泣きながら訴えてくる少女に、胸が締め付けられ、
「…うん。助けに行くよ、そこにオレに助けを求めてくれる人がいるなら、どこへだって…遅くなって、ごめんね?でも、もう、大丈夫。あとはオレたちドンキホーテ
「うん…っ!うん…ッ!!」
抱きしめた身体は小さく、この肩でどれだけの重圧に耐えていたのかを思うと、彼女を泣かせている奴らを許せるはずもなかった
首を洗って待っているが良い…
このドンキホーテ・ドフラミンゴの道に繋がる場所で、苦しみの涙が流れる事を、オレは決して許しはしない
「ドフィ」
会議室の議長席で目を閉じ思案していたオレを、トレーボルが呼ぶ
目を開ければ、オレの幹部達が揃っていた…時間か
「もう、気付いているとは思うが…オレたちドンキホーテ
それぞれの手元に資料が行き渡るように配れば、各人がその数ページの資料に目を通し始める…
「今回のことで癒着はほぼ確定したと見て間違いない。先に保護した被害者からの情報によれば、まだそれなりの人数の子供たちが囚われている模様…最優先は被害者の保護だが、併せて不正の証拠の確保および組織の壊滅を目指したい。逃げられ、他の場所で再結成されるだけならまだしも、オレたちへの復讐のために
スッと上がった手は、ディアマンテのものだった
「チームの振り分けと突入経路はどうするつもりだァ?それに上手いことヤツらが本部に集まってるとも限らねェ…」
その疑問は尤もだ
でも、前々からコイツらを見張っていてくれたトレーボルが、何の理由もなくこのXデーを設定するはずがない
「べへへへへ…それについてはおれからだね~!調度いい感じでヤツらが本部に集まる定例会がもう直ぐあるんだよね~、その後になっちゃうと“商品”は運び出されちゃうみたいだから、チャンスは一度だけ~。四方からの
定例会…集めてもらった情報には団長による商品の検品が目的とあった…ああ、吐気がする
ヤツらが取り扱うのは何も人間だけではないようだが、だからと言ってそういうことがないとも限らない…
自分好みの子を手元に残すのは割と良くある話だし…
でも、今回は一部の隙も残さない布陣で行くつもりだからな
救いようのないヤツには罰を与えないと
「いや…今回は“五方”からの
「五方…?まさか…!」
常とは違う陣形にコラソンが声を上げる
確かに四方でも問題はないが、今回は万全を期すために五方とするべきなのだ
「オレも上空から急襲する」
オレの能力ならそれが出来る
それなら、そこを空けておくのは愚の骨頂だ
「ドフィ…!でも、それじゃドフィが孤立する…!」
「大丈夫だ、孤立はしてても無援じゃないだろ?オレはみんなが突入を開始した後に行動を開始して、頭だけを叩きに行く予定だし、いざとなったら
今なら、出来そうな気がするんだ…
握った手からは、今までになかった力が感じられて…またひとつ、壁を破った感じがした
この技が使えるようになるのは、正直、少し怖いけど…でも効果は確かなんだ
「ドフィはホント新技の研究に余念がないよね~…そういう事ならおれもダメだとは言えないよ~」
そう言ってきたトレーボルの声には呆れが含まれていたけど、それでもオレの頼みを否定はしなかった
「他に言うことがないなら…各人、戦闘開始までに体調を整えておけ。今回はいつものように捕縛だけで済むかどうかわからないからな…最悪の場合は敵の殺害も許可するが、基本的にはいつもと同じく命大事にだ。わかったな?」
犯罪者だろうと命を奪うのは間違っていると思うが…でも自分の命が掛かっている場面においては時に殺さざるをえない場合も出てくる…
オレは、家族を亡くすぐらいなら、見も知らぬ誰かに犠牲になってもらう方を選ぶ
犠牲にした誰かを、忘れる事は出来ないだろうけど…
ドンキホーテ
でも、オレたちが殺したことには変わりがないんだ
名前は知らなくとも、オレは彼らの顔を忘れはしない
それが、オレが彼らに出来る償いで、オレの義務だと思うから
突入作戦開始三分前…
オレは敵のアジトの上空に待機していた
夜の空は寒く、風も強く吹いているため、凍えるほどだ
汚してしまうかもしれないのを覚悟の上で、買ったばかりのコートを着てきたのは正解だったな…
もふもふはとても暖かくて身体が、なにより指先が冷えてしまうのを防いでくれる
オレの能力にとって指先の冷えは結構な大敵だ
指以外でも糸が繰れるとはいえ、繊細な糸繰りには指が満足に動く必要がある
そういう理由で手と指のケアにはかなり気を配っているせいか、オレの手はハンドモデル並に綺麗らしい…
洗い物当番?糸を繰ればいいじゃない!
…どうせトレーボルは洗い物当番無いんだし、オレも免除してくんないかなぁ…
ジョーラってば、花嫁修業とか言って…オレ大体のこと出来るじゃんか…
閃光弾が上がって、作戦が開始された
うちのメンバーと戦闘員達が中に入って行くのを確認して、オレは意識を集中する…
「見せてやるよ!
軽く組んだ手を天に掲げ、そのままその場で舞うように手を振り、身を翻す
オレの一挙手一投足が、頭上に指定した軸から地上の望む場所へと糸を繋がせる
天から降り注ぐ糸は地に衝き刺さり、等間隔のカーテンを作り出し、そのカーテンが閉じられてしまえば…
「誰も、逃がしはしない…これが、オレの作る“鳥かご”だ…!」
出来た…っ!
残念ながらまだ“
うえ~…しっかし、これ、疲れるよ…糸ガッツリ大量に使うし…
え?オレ、将来的にこれで島覆えるようにならなきゃいけなかったりするの?え?無理ッしょ?
もっと効率的な糸の使い方とか探さないと無理だよ、絶対
とりあえず、予定通りに上空から建物の上部へと降りて、大きな気配のあるほうへと足を進める
途中でオレに向かってくる奴らもいたけど、オレ疲れてるし、手を払って手近な糸を繰って壁に縛り付けておくだけにした
いや、だって、疲れてるのにわざわざ肉弾戦に付き合う意味ないし?
正直、見聞色と糸での探知とか併せたらオレがわざわざ出向くこともない気がするんだけど…
邪魔な扉を蹴り開けて、辿っていた気配が目的の人物かを確認する
「き、貴様、ドンキホーテ・ドフラミンゴか!?くそッ!おのれェ…!貴様のせいでおれの…!」
「うっさい、黙れ、口を利くな、その薄汚い口をもう一度開けてみろ、オレの糸で頭を跳ね飛ばすぞ、わかったか」
あまりのダルさに声も淡々としかでないけど、それが逆に恐怖を煽ったのか、糸でグルグル巻きにした男はわかったとでも言うように何度も頷いていて…
ああ、もう、なんか頭も痛くなってきた…
縛り上げた男は無視して、一番近い家族の元へと向かう
途中にあった階段で足がもつれて落ちてしまいそうに、
「ドフィッ!?」
「あれ…?…ヴぇるご…」
ぽすんと軽い音を立てて、受身も取れずに落ちそうになっていたオレを抱きとめてくれたのはヴェルゴで…
「今はコラソンだろう?ドフィ」
「あ~…うん…そー、だね」
なんか…いつもはあんなにイラつくのに…いまは、妙に安心する…
もう…このままでいいかなぁ…
そう思って擦り寄れば、ヴェルゴは面白いほどに固まってしまって…
「ど、どど、どふぃ…?」
「…ん~…なんかぁ…だるいの…ぐらぐらぁ~って…だから…はこんでぇ?」
「あ、ああ…」
変なの~…いつもなら絶対ここで暴走したりするのに…
オレに影響の少ないように気をつけて歩いてくとか、ヴェルゴも意外と紳士だなぁ…
「トレーボル…!大変だ、ドフィがおかしい…!」
ん~?なんか気がつかない間にトレーボルのトコまで来てたみたい…
ヴェルゴ、足速いなぁ…やっぱり男の子だからかなぁ…?
「んねーねー、ドフィ、どうしたの?ねー、なにかあったの?」
「ん~?“鳥かご”…使ったら…凄く疲れた…くらい?」
このまま…ここで寝ちゃって、いいかな…?
オレ…疲れちゃった…
コラソンがぐったりとしたドフィを抱えてきた時には、血の気が引いた思いがした
「トレーボル…!大変だ、ドフィがおかしい…!」
だらりと垂れ下がった腕
力なくコラソンに寄りかかる頭
ゾワリと背を伝った悪い予感に、溶けてしまいそうになるのを堪えられたのは、ドフィが確かにこちらに顔を向けてきてくれたから
よかった…まだ、ドフィがいなくなったわけじゃない…
「んねーねー、ドフィ、どうしたの?ねー、なにかあったの?」
コラソンに抱えられたドフィに顔を寄せてそう聞けば、サングラスの奥のドフィの目はどこか虚ろで
「ん~?“鳥かご”…使ったら…凄く疲れた…くらい?」
鳥かご…窓の外に見える、この建物を覆う糸の檻の事かな~?
そっとドフィの額に手をやれば、少し汗ばんできていた…熱もあるみたいだ
その直ぐ後に寝息をたてはじめたドフィを見て、思い当たったことがある
「トレーボル…ドフィは…?」
「能力の使用限界を超えて使ったせいで疲れちゃったんだろうね~。この技は多分初期に使う分に加えて、維持するのにも継続して力を使うんじゃないかな~?その事を知らないで使って~、知らないうちに限界を超えちゃったんだよ~。大丈夫、今は寝てるだけだからね~」
「そうか…良かった…」
ほっと息を吐いたコラソンには同意する…こんなに心臓に悪い思いをしたのはあの日以来だ
また毒でも喰わされたのかと…
「ん~…やっぱり医者がほしいね~、腕のいい医者~…いっその事能力者もいいな~…」
確か、医者向けの悪魔の実がいくつかあったはず…
そう思いながら、ドフィに代わって部下達に指示を出す
医者については船に帰ってから考えるとして、まずは此処を潰さないと
幸いにも、ドフィの鳥かごのお陰で敵の構成員を逃がしてしまう心配はない
起きた時に全部終わってたら、ドフィもきっと安心して休めるだろうから
全ては、我が最愛なる
目を覚ませば、そこは相変わらずコラソンの腕の中だった…
「ドフィ、起きたのか?具合はどうだ」
「ああ…うん、さっきよりはだいぶいい…まだ本調子じゃないけど」
「そうか…それなら良かった」
下手に動いて悪化させるのもあれだし、コラソンが運んでくれると言うのならその厚意に甘えておこう…
まあ、コイツの場合、オレが自分から離れない限りは引っ付いていようとするから、厚意と言うよりは好意なんだろうけど
「トレーボルが言うには、能力の使用限界を超えていた可能性があるそうだ」
「え?でも、鳥かご作った直後はそんなでも無かったぞ?」
うちで一番悪魔の実の能力者について理解があるのはトレーボルだ
だから、アイツがそう言ってたならきっとそうなんだろうけど…
でも、悪魔の実の能力、についてだったらオレの方に分があるみたいなんだけどね
普通だったら思いつきもしないような使い方を提案できるのは単に前世の記憶のお陰かな?
「作成とは別に維持にもリソースが必要なのでは?とも言っていた」
「ああ…なるほど…ランニングコストか、それは考えてなかった」
維持にもコストが掛かるなら、今のオレじゃ使い物には出来ないから、しばらくは封印ってことか…
扱い的にはマップ兵器とか大魔術とかそういった感じだからそんなにしょっちゅうは使わないし、封印するのは別にいいんだけど…
さらに使えるようになる自信がなくなったよ…ムズいって、鳥かご
ハァ…まずは
あれがあると何か違うのかもしれないし…
今後、要改善だよ…
コラソンの腕の中で色々と調整できる箇所を考えていれば、突然オレを抱き締めるコラソンの力が強くなって
「コラソン…?」
「…こわかった…」
ぽつりと溢された言葉に、震え出した腕に、オレは彼を見上げ…
「…おれの腕の中で、ドフィが弱っていくんだ…おれには何もできなくて…このまま、ドフィが消えてしまうんじゃないか、って…!…こわかった…!…こわかったんだ…!!」
いままで、感情らしい感情と言えばオレに対する好意くらいだったのに…なんだ…ちゃんと、泣けるんじゃないか
すっと腕を伸ばして、彼の首に腕を回す…オレを抱えているコラソンに負担をかけないよう気をつけながら身を起こして、彼の頭を抱え込む…
「聞こえる?…だいじょうぶ、ほら、オレはまだ生きてる……ごめんね…こわい思いさせて…もう、だいじょうぶだから…」
そのまま膝をついてわぁわぁ泣き出したヴェルゴを慰めながら、時折その額にキスを落とす
心臓の音には安心させる作用があるはずなのに、それを持ってしてもヴェルゴが落ち着くまでには時間を要した
よしよしと頭を撫でれば意外にもその髪は滑らかな指通りで…芯のある硬さではあったけど決して固いわけではなくて
「ドフィ…おれはもう、あんな思いはしたくない…っ…だから…!」
「うん…うん…これからは気をつけるね…みんなのためにも、ちゃんと気をつける」
今回の事は、オレの不注意だから、それ以外には何も言えなくて…でも、気持ちは痛いほどわかった
そうだよなぁ…オレはもう、自分ひとりの命じゃないんだよなぁ…と今更ながらに実感が湧いてきて、少しおかしかった
覚悟してたはずなのに…上に立つものとして
なのに多分オレは本当の意味では解かってなかったのだろう…上に立つということを
これからはちゃんとみんなの為に無茶をしないようにしないと…
そう思って一瞬意識がそれたとき、
ちゅっ
頬に生暖かい感触
「ふぁぇ?」
思わず頬を押さえてコラソンを見ればさっきまで泣いてたカラスがなんとやらで、ふんす!っと鼻息を荒くしたヤツがいて
「ドフィがちゃんと気をつけてくれないなら…次は唇を奪うからな…!?」
おうふ…まさかコイツが可愛いと思う日が来るとか…!
「うん、わかった」
それと、サングラスを直そうと顔を手で隠しても赤くなった頬は隠しきれてませんよ?ヴェルゴさん
「……でもドフィがオレの口にしてくれると言うなら…」
「調子に乗らない」
いつもの調子に戻ったコラソンを見て、小突いた後、ぽすんとまたその腕に収まって
「だいぶ調子は戻ってきたみたいだけどまだ心配だからね、今日はコラソンに運ばれてあげる」
そんなオレのツンデレ臭い台詞にコラソンはフッと笑うと
「了解だ、ドフィ。今日だけとは言わず、いつでもおれに任せるといい」
どこか嬉しそうなところがイラッとしたけど、でも叱る気にはなれなくて
「オレだって自分の足で歩けるから…でも…具合の悪い時は頼むかもね」
ああ、そういえば……前世も含めて、初めて姫抱きにされてるや…とオレが気付いたのは、その五秒後だった
バトルプティート‐青春の甘酸っぱいヴェルドフ風味を添えて はいかがだったでしょうか?
たまには彼にもいい思いをさせてあげようと頑張りました!
あと念のために言っておきますが、今回のキスシーンはドフィ→ヴェルゴは母が子にするようなもの、ヴェルゴ→ドフィが親愛からきたものであって、断じて、断!じて!恋愛色は含んでおりません!
こちらのヴェルゴは成長の過程で大事なものは傷つけるものではなく護るものだと言うことを覚えたような気がします…でもだからってドSなのにドフィ相手限定ドMでヤンデレなストーカーの部分は変わらないと思いますが。
また、今回、作中で能力の使用限界を超えたドフィがぶっ倒れましたが、これは私が能力の使いすぎにはリバウンドがあると思っているからです。
体力を消費するローのオペオペや、初期はギア3後に縮んでいたルフィのように、ドフィも能力を使いすぎると体調不良に陥ります。
一応今回は、貧血に、頭痛と発熱ですね。貧血は糸の多量作成、頭痛と発熱は糸の制御不良からだと設定しています。
また意識を失ったわけではなく、手放した=自分から眠ったため、鳥かごは解除されませんでした。意識を失っていた場合は鳥かごが解除されていたと思います。
娘と…男友達?
この話は(以下略)←
「うぐぐぐぬ…!」
「変な顔になってますわよ、あなた?」
「娘に近づく害虫として駆除すべきか、娘に怪我を負わせなかったことを褒めるべきか…!それが問題なのだ!」
「そうですわね…ドフィも満更ではなさそうですが…そういった目では見ていないようですし、褒めて差し上げてもよろしいのでは?」
「…本当にドフィは奴をそういう目で見ていないのだな…?」
「はい。母親の勘ではありますが…あの子はどちらかと言うと、手のかかる悪戯っ子を見ているような目で見ている感じがします」
「…はぁ…ならばいいのだが…」
「それに彼はドフィに近づこうとはしても手を出してはいないでしょう?どちらかと言うと…自分の大事なものを誰かに持っていかれるのを恐れている幼子のようで…」
「…それも母親の勘か?」
「ええ。第一、本当に色のついた目で見ていたなら、こう…」
「いい身分の淑女がはしたないぞ、ドゥルシネーア!何処で覚えたのだそんな仕種!?」
「てへっ☆…でも解かるあなたもあなたなのでは?」
「ひゅ、ひゅう~…」
「吹けてませんわよ、口笛」
「ごほごほん!…まあ、とにかく、大事に育てた娘が変な輩に手折られては困るのだ」
「そうですわね。せめてわたくしたちほどまでとは言わないものの、それに近い大恋愛をしてもらいたいものです」
「…ハーレクインか」
「ええ、ハーレクインです」
「なんとなく、見えてきたぞ…娘に近づく害虫の顔が…!」
「そうですわね!でも、天の声は一夜限りの逢瀬から時を経ての再会と、一目惚れから時を経ての再会、どちらに傾くのでしょう…?」
「それ以外にも何らかの意見を受け取るかもしれないが…ぐぬぬ…」
「はいはい、あなた、娘に害虫がつく様を妄想して血圧を上げるのはおよしなさいな。なるようにしかなりませんよ」
「…それも、そうだな…」
「あ、それから皆様のお便り、お待ちしております。わたくしたちに聞きたいこと等ございましたら遠慮なくお手紙をお送りください。こちらの、コーナー?にてお返事いたします!」
「…誰に言っているのだ?ドゥルシネーア」
「さあ?でも、ほら此処にそう言うようにと出てきましたから」
「うむ、そのようだな…天の声か」
「天の声ですわね」