麻美アンチの俺が転生したら麻美ちゃんだった件 ―原作通りに進めようとしたら世界が狂った― 作:甲楽わん
満足度8
2. 下田リターンズ
「ぐおおおおお!俺のバカ!アホ!」
やってきたことが、あまりに麻美とはかけ離れている。
好き勝手暴走し、欲望の限り下田の海を満喫した。
千鶴姫のおっぱい、ぽよん、ぽよん、とか言って喜んでた。
水着姿を追いかけ調子に乗っていた過去の俺を殺してしまいたい。
結局昨晩は眠れなかった。
寝不足のまま何とかバイトを終わらせ、いま風呂に浸かって今後の対策を考えているところだ。
顔を湯船に埋める。
墨とリアルで会う方法を考えてみたが、「桜沢墨」でネット検索をかけてもダイアモンドのプロフィールしか出てこない。どこの大学に通っているかも思い出せないのだから、奇跡でも起きなければ会うことは叶わないだろう。
となれば、間違いを正すほかない。
いったんこの世界の「あるべき姿」を整理しよう。
今は2017年の九月初頭。和也は千鶴をレンタルし「彼女」だと言い張っている。この時点では二人は本当に付き合っているわけではない。単なる和也の片思いである。
映画製作編、ハワイアンズ編、同居編と経て、この嘘は本物になっていく。
おそらく俺は、それまで二人の嘘の恋人関係が壊れないよう守り抜く必要がある。
頼りは原作のストーリー展開だ。
クッソー。昔過ぎてイマイチ思い出せねー。
振り返れば、「間違い」はたくさんあった気がする。
しかし、どれを直せば元通りになるのか。そもそも今からでも直せるのか。それさえ分からない。
世界は本来あるべき形に戻ろうとする、なんて設定は良くあるが、この世界にもそんな力が働いているのだろうか。
とにかく一番怪しそうなのは下田でのキスだ。そこで原作通りフラグを立てていくしかない。
「ぐおおおお!こねくり回すほど、もっとおかしなことになりそう!」
「姉さん、うるせー!」
麻美の弟が脱衣所から文句を言い始めた。
風呂を覗くな!このシスコンが!
翌日俺は動き出した。
名づけて「下田リターンズ作戦」!!!
作戦はこうだ。
まず、ターニングポイントを下田の海で千鶴と和也がフェリーに乗ったときのキスだと仮定する。
キスといえばやはりラブコメのビッグイベント。BTTFでもマーティが生まれるか否かの分岐点は両親のキスだった。修正点だと見るのが妥当だ。
俺は千鶴と和也の恋仲を取り持ち、二人をフェリーに乗せる。キスに向けたフラグを立てる。それしかない。
「ハロー。木部ちゃん」
「ちわっす」
手始めに大学に呼び寄せたのは木部だ。和也を下田へと連れてくる役は、コイツに手伝ってもらうのが最善だろう。
「別れる!?」
「この前たまたま聞いちゃって……」
木部に事のあらましを打ち明ける。和也と千鶴が別れ話をしていたということ、そのために下田の海にもう一度連れていきたいということ。
木部は和也のだらしなさに文句を言っていたが、親友のためだと言って首を縦に振ってくれた。
「つまるところ、二人の仲を取り持とうって話か」
「そういうこと」
「でも、なんで下田?」
っく!
確かに。下田に二度も行くなんて明らかに不自然。
かのかりの世界を元に戻すため、なんて言えるわけがない。
だけど、ここで日和ってたら話が進まねー!
「き、木部ちゃん知らないのー!?下田の海でキスをすると、恋愛が成就するんだってー」
「なるほど。麻美ちゃん詳しいね」
「でしょー!あははは」
木部がアホでよかった。
和也の方はたぶん暇だから、千鶴さんの予定に合わせた方がいい。木部の見立てはそんなところだった。
「あと、木部ちゃん、お金貸して」
「金欠なの……?」
そうだよ!金欠なんだよ、俺は!出かけるにも資金がねー。
「実はお父さんが超厳しくて。あの子と関わるなーとか、門限を守れーとか」
「やばっ。毒親みたいな感じか?」
「それそれ!で、ちょっと外で遊んでたら一か月クレカ止められちゃって。とりあえずバイト始めたけど、バイト代が入るのもっと先だから」
板についてきた麻美ムーブで懇願すると、あっさり信用してくれた。
何かあれば連絡してもらうよう伝え、別れることにした。
次は千鶴の方だ。
こちらは和也のアホとは違うから、少し大変かもしれない。すでに予定が詰まっている可能性も十分ある。急がなくては。
千鶴の連絡先は木部も俺も知らなかった。直接会うしか方法はないのだが、今は夏休み真っ只中。キャンパス内で会えるはずもない。
となれば、会う方法は一つ。
「千鶴さん、こんにちは」
「え……?」
ちょうど帰宅したばかりの千鶴を捕まえた。
練馬のアパートの前で粘ること三時間。夏の太陽の下、日傘にスポドリ、ハンディファン、日焼け止めクリームを持ち込み、粘った甲斐があった。
夏コミで暑さ対策をした経験がここで生きる。
千鶴はレンカノの仕事の後だろうか。白の薄手ブラウスに淡いブルーのロングスカート。黒髪と相まって清楚にまとめていた。
「あの、ご用件はなんでしょうか……?」
「ごめん、驚かせるつもりはなかったの。たまたまそこで見かけて、ちょうど話したいことがあったし」
本題を切り出す。
「一緒にお出かけしない?ほら、和くんも一緒に」
「和也さんも、ですか……?」
「うん、そう!」
しかし千鶴の反応が鈍い。右斜め上に視線をやり考え込んでいる様子。
「でも、どうしてまた下田へ……?」
怪しまれてるー!
「千鶴さん知らないのー!?下田の海でキスをすると、恋愛が成就するんだってー!」
「……そうなんですか?」
「そう!たぶん!ネットで見たことある気がする!恋愛スポットまとめ的なやつで!」
「へー。素敵ですね」
千鶴さんの眉が、ほんの少しだけ動く。
まずい。さすがにウソがバレてる。
「それにほら。前回フェリー乗らなかったのって、下田の海さん的にはどうなのかな?それはちょっと、観光地に無礼がすぎる、みたいな?このままじゃ、下田の神様に祟られちゃうかも!うん!うん!」
同意を求め、俺は何度も頷く。
ぐおおおお!麻美の言動がイミフすぎる。下田の神って何?姫を脅してどうする!?
「和也さんは、なんて……?」
「和くんは木部ちゃんから誘ってもらって」
「そうですか。和也さんと相談して、連絡しますね」
え……?いいの?
第一候補は来週水曜日。和也と予定を合わせて後々連絡してくれるらしい。
返事だけ聞けば前向きだが、安心などできない。「突然都合が悪くなるかも~その時はごめんなさい~」みたいな匂いがプンプンする。
千鶴と別れた後、俺は一度ドラッグストアに寄ってから帰宅した。
俺はスマホを取り、通話ボタンをタップする。
「もしもし木部ちゃん?今いい?」
「いいよ。和也の方は問題ねー。で、どう?千鶴さんの反応は?」
「まぁ、ぎりぎりってとこ?」
「そっか。順調だな」
しくじったとは、さすが言えない。
「それで、当日、いろいろお願いがあるんだけど」
「おお。いいぜ」
木部に要件を伝えた後、俺はテーブルの明かりをつけ、椅子に腰かけた。
予定の日まで時間がない。二人が来てくれる前提で、動くしかない。
俺は麻美の髪をクルクルとねじりながら、大学ノートを開く。
フェリーのチケットの手配だけじゃ足りない。二人がドキドキして、恋に落ちてしまうような強力な作戦を練らなければ!
俺はPC画面のブラウザを睨みつけ、検索画面をポチポチとクリックする。
――海で楽しめるアクティビティー
――好きな人を振り向かせる方法
――恋愛対象外からの逆転法
メモを取っては消し、また書き直すうちに、ノートの端まで文字で埋まっていた。
キター!下田だ!
結局二人はOKしてくれたのだ。下田リターンズ作戦を実行に移すときが来た!
二人分のフェリーのチケットはばっちりカバンに入っている。
九月初旬の下田の浜辺は、七月に来た時とは少し違う顔をしていた。あれほど密集していたパラソルや浮き輪はまばらで、家族連れや学生たちの騒ぎ声も少ない。恋人たちが海を満喫するにはちょうど良い雰囲気だ。
千鶴、和也、木部、そして麻美(俺)が水着に着替えて浜に飛び出した。
俺も前回とは違って、星条旗モチーフの水着姿だ。二人に海を満喫してもらうため、雰囲気を壊すわけにはいかない。
千鶴は水着の上からパーカーを羽織っているものの、滑らかなラインは隠せていない。圧巻のグラビアボディ。
うむ。さすがのおっぱいだ。お尻も良き。何より柔らかそうな太ももが……。
いかん!いかん!目的を忘れるな!
ペシ、ペシ!
俺は手のひらで自分の頬を叩く。
俺が木部に合図を送ると、奴もうんと頷いた。さぁ、作戦決行だ!
「みんなー。ビーチボールやろうよー」
作戦その1。「ビーチボールで仲良くなる作戦」だ!
この時期は海水浴に不向きなのは調査済みだ。クラゲも出没するようになるし、なにより水が冷たい。遊びの主戦場は砂浜。となれば、ビーチボールが鉄板だろう!
砂浜で四人、円になった。「いくよー」と俺が声をかけビーチボールを打ち上げる。
和也、千鶴、木部とボールが弧を描きながら渡っていき、いくよ!はいよ!と声が上がる。
「よしっ。連続50回目指そーぜ!」
打ち合わせ通り、木部が連続チャレンジを提案する。
50回は素人集団にはハードルが高い。だがその分、成功すれば絶対盛り上がる。
絶対落とすわけにはいかねーぜ!
「千鶴さん、パス」
「次、麻美さん!」
「はい、木部」
50回に向け、1回、2回、3回とパスがつながる。
千鶴はさすがだった。踏み込みも反応も速く、ボールの真下に入って正確に返す。
和也や木部もハッスルし、次々とボールを返していく。
一方、七海麻美の身体の俺は、どうもタイミングが合わない。
スタートは出遅れ、足は砂に取られ、ボールは変な方向へ飛ぶ。
これが男女の身体能力の差ってやつなのか。俺だけミスが明らかに多い。足を引っ張ってしまっている。
45、46、47、48……。
あと少しだ!
奇跡的にパスがつながっている。このチャンスを逃すわけにはいかない。
「麻美ちゃん、パス!」
和也からボールが上がったが、軌道が逸れた。
諦めるな。必ず上げてみせるぜ!
ボールを追いかけ、セオリー通り軌道の下に入る。
よしっ。間に合った。
しかしその瞬間、砂浜に足を取られ、世界がひっくり返った。
やばっ。
ボールが砂浜に向け落下していく。
落とすものか!墨ちゃんとのデートがかかってんだぞ!
右脚を目いっぱい伸ばす。
届け!
ボールは俺の足の甲に当たって、方向を変えた。
千鶴がそれを拾いあげた!
50!
おおおおおおお!奇跡だ!
和也も千鶴も大喜び。ぴょんぴょん跳ねてハイタッチを交わしている。
「千鶴さん!和くん!木部ちゃん!」
俺も輪に入りハイタッチ!
いいぞ!すごくいいぞ!めちゃめちゃ盛り上がってる。
落ち着いたところでレストランに入り、昼食をとることになった。
各々が好きなものを注文し、皆が食べ終わるころ――。
さぁ、続いては作戦その2。「恋愛心理テストでドキドキ作戦」だ!
「心理テストやってみない?」
「面白そー!」
和也が誘いに乗ってくると、千鶴もそれに応答するように、やりたーい!と口にする。
「直感で答えてください。考えすぎは禁止ね!第一問。あなたは海辺を歩いています。足元に落ちていたものは?」
「私はCのキーホルダーかな?」
「俺はBのビー玉で」
「この診断で分かるのは、あなたの恋の始まり方でーす!」
おお!と二人から声が上がる。
なかなかイイ感じじゃねーか!
「Cのキーホルダーを選んだ千鶴さんは、相手に頼られると弱いそうです!」
「えーマジ?」
「確かにそうかも」
「意外だな」
当たっていると信じるのも良し、意外だと新たな一面を見つめるも良し。心理テストは大いに盛り上がり、全10問を終えた。
ふふふ。ここからが本題だ。勝手ながらこの心理テストには「総合評価」なるものを設定させてもらった。
タイプごとに相性があるとでっち上げ、「えー!?千鶴さんと和くん、相性100%だって!さすがー」と言えば、「運命かも!」と思ってしまうのが人の心というものだ。
これこそが「恋愛心理テストでドキドキ作戦」の肝である。
「みんな、ABCDのうち、どれが多かったかな?」
「私はAですね」
「俺はDかな」
よし、今だ!
「凄ーい。Aの千鶴さんとDの和くんは、相性100%だって!慎重派の千鶴さんには情熱的にアプローチしてくれるDタイプの人とうまくいく可能性が高いです」
「すごい。運命かもー」
「なんか嬉しいなー」
千鶴は瞳を丸くし、和也も喜んでいる。
「お似合いじゃねーか!」と木部が煽ると、二人は目を合わせて照れ始めた。まんざらではない様子だ。
ナイスアシスト木部!効いてる!効いてるぞ!
「で、俺はどうなの?Cタイプと相性がいいのは」
ここでなぜか木部が食いついてきた。
お前が知ってどうする!?
「……えっと……Cタイプと相性がいいのは、Bタイプ。相性120%」
しぶしぶ答えると、「あー、Bタイプの女の子に出会えねーかなぁ」と木部が口元を緩めたアホ面で妄想を始めた。
アホ。作戦を忘れるな。
「麻美さん、どのタイプでした?」
「あ、あたしは……」
千鶴に聞かれ、俺の回答を確認すると、千鶴と同じA。
しくった!麻美も和也と相性が良いとなれば、先ほどまでイイ感じの雰囲気が台無しだ。
「あ、あたしは……Bかな」
「B!?俺と相性120%じゃん!?運命かもな!」
「木部ちゃん……」
木部は前のめり。目を見開き、真顔でその顔を俺に近づけてくる。
怖えーよ……。
「そっかー。うちら相性いいかも。あははは」
コイツに協力を求めたの、人選ミスだったかもしれん……。
レストランを出た後、俺らはビーチへと戻った。
「麻美ちゃん、作戦は予定通り?」
「もちろん」
途中、木部に尋ねられ、俺はにやりとほくそ笑んで見せた。
作戦その3。「イチャイチャ・ツインターゲーム作戦」だ!
原作でも登場するこのゲーム。
ゲームを進めるうちに二人の身体は密着!
どうしてこんなにドキドキするの!?なんてラブコメ鉄板のドキドキ演出で!身体の距離とともに、心の距離も一気に縮まるはずだ!
「みんなー。これやろー」
ビーチに出た途端、バッグの中に仕込んできたツインターゲームを取り出して、マットを広げた。
赤、青、黄、緑のカラーが砂浜の上に並ぶ。
「まさか、ツインターゲーム!」
「楽しそうー」
千鶴も和也もノリがいい。
「じゃーわたし審判ね」と言って、ルーレットを手に取った。
「最初は、右手・赤!」
三人は頷くとマットに乗り、それぞれの場所に手を置く。
「左足・青!」「右手・黄!」「左手・赤!」
ルーレットが回り、三人が身体を折りたたんで体勢を組む
ビキニ姿の千鶴は脚を開き、マットに手足を置く。お尻を突き出した姿勢は、ぶっちゃけエロい。
千鶴はその柔軟な体を器用に使い、表情には余裕がある。
和也はすでに必死。
木部は刺激の強すぎる千鶴の姿に、目が血走っている。アホ。
「ちょ、木部近い!」
「いやいや、寄ってきたのは和ちんの方だろ!」
和也と木部が身体を絡ませ、騒ぎ立てる。
おい、お前らが距離詰めてどうすんだよ!?
つーか木部、ちゃんと仕事しろ!二人の未来がかかってるんだぞ!
当初、和也は明らかに千鶴から距離を取ろうとしていたが、指示が進むにつれて逃げ場がなくなる。
「右足・黄!」「左足・赤!」「右手・緑!」「左手・赤!」
俺はどんどんルーレットを回す。
少し、また少し。
気づけば肩が千鶴に触れそうな距離だ。
いいぞ。密着チャンス!
和也が股を割いたギリギリの体勢で耐えながら左手を円へと伸ばす。その手がマットに乗った瞬間、奴の身体が徐々に千鶴に向かって傾く。
和也の肩が千鶴の太ももに触れた。
「きゃっ!」
「ご、ごめん、水原!?」
戸惑う千鶴。顔を赤らめる和也。
キター!鉄板のラブコメ展開!
見える!見えるぞ!二人の背後に大きなハートマークが!作戦大成功!!!!
ところが、急に和也がその体勢を崩した。
おい、おい!なに日和ってんだよ!イイ感じだったじゃねーか!?
「えー!和くん、まだまだいけるって!」と俺は不満を漏らすが、奴はそれを聞く間もなく立ち上がる。
「麻美ちゃん、ごめん!」
一瞬何が起こったのか分からなかった。
和也はただ直立し、口を結んで俺を見つめていた。
「俺らやっぱ別れようって話になってるんだ。全部、俺が不甲斐ないせい。今日だって千鶴に無理言って付き合ってもらってるだけなんだ。だからこの手のノリには応えられねーつーか」
和也が深々と頭を下げる。
「俺らのためを思って麻美ちゃんと木部がやってくれるのは分かってる。でも、だからこそ、これ以上二人を騙すようなことはできない。ごめん!」
「麻美さん、木部くん、なかなか言い出せなくて、ごめんなさい」
千鶴もマットから手を離し、和也と並んで頭を下げる。
握っていたルーレットが手から零れ落ちた。
なかなか言い出せなかった、って――それじゃ、二人はずっと「理想の恋人」を演じていたっていうのか。作戦が効いている、なんて、俺の思い込みだったっていうのか。
「ふ、二人とも。結論急ぎすぎだよ。じっくり考えたら……良くない……?」
しかし二人は深く頭を下げたまま、顔を上げようとしない。
これ以上言葉が出てこなかった。
本当にもう決まってしまったのか。何か二人を説得する方法はないのか。
俺は顔をしかめて俯いた。
「ここで解散にしよっ。今日はありがとう」
「今日は楽しかったです。ありがとうございました」
二人が歩き出す。
ダメだ。終わった。
作戦は全部、無駄だった。
「千鶴さん、ちょっと話をさせてもらえませんか」
その声に振り向くと、木部が仁王立ちしていた。
木部……?
そこにいつもの軽々しさはなく、ただまっすぐ千鶴を見つめていた。