オラリオにゲームみたいなダンジョンがあるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
「これは…………夢か?」
とある日のオラリオ、普段は街を行く人々が行き交う通路だが人通りは無く通路に立つ人々は皆足を止めている。
オラリオを象徴するバベルの塔その隣に瓜二つの巨塔が並んでいた。
「あんなの昨日まで無かったよな?」
突如現れた謎の巨塔に人々はザワザワする。
しかしそれから特に変わった事はなく、日に日に人々は元の生活へ戻っていった。
しかし突如現れた巨塔を放っておけぬ者達もおりそんな者達は中に足を踏み入れた。
その巨塔から帰って来た者達は皆口を揃えてこういった『あそこは2つ目のダンジョンだ』と。
その言葉を皮切りに【巨塔ダンジョン】と名付けられたそこに足を踏み入れる者達は後を絶たなくなった。
そうして2つのダンジョンがオラリオの日常に溶け込んでいたそんなある日、1人の少年が【巨塔ダンジョン】に足を踏み入れる。
その少年の名はベル・クラネル、英雄を目指しやって来た少年だ。
「………………………………良し」
少年は意を決した様に【巨塔ダンジョン】に足を踏み入れる。その瞬間、視界が白に包まれる。
今まで聞こえていた喧騒も背後にある筈の街並みも消え広がるのは白い空間のみ。
| ダンジョンへようこそ |
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白い空間に突如現れたウィンドウ、突如現れたウィンドウに驚くベルを無視しウィンドウの表記が変わる。
| このダンジョンではこのダンジョン産以外の武器・道具の持ち込みは出来ません |
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| このダンジョンでは神の恩恵は作用しません |
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| 代替としてステータスを付与します |
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「神の恩恵の代替?装備も持ち込めないって鎧着てきちゃったけ…………ど」
ベルは自身の姿を確認するとそこには生まれたままの姿の自分がいた。誰も見ていないとは言え流石に恥ずかしくなり顔を赤くするがウィンドウは更に進んでいく。
| 名前:ベル・クラネル Lv1
職業:無し
HP100 MP10 攻撃力:10 防御力:10 速さ:10 賢さ:10 ステータスポイント:0 武器:無し 頭装備:無し 上半身装備:無し 下半身装備:無し 腕装備:無し 靴装備:無し アクセサリー装備:無し アクセサリー装備:無し スキル:無し 魔法:無し |
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「これが僕のステータス」
| 続いて支給品を提供します |
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ウィンドウにそう刻まれ現れたのは2つの箱、ベルが箱を空けてみると中には服とズボンが入っていた。
| 初心者の服 防御力+1 ダンジョンで手に入る最初の服、ただの服なので防御力は皆無 |
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| 初心者のズボン 防御力+1 ダンジョンで手に入る最初のズボン、ただのズボンなので防御力は皆無 |
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| 続いて装備の選択を行ってください |
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現れた服に着替えたベルはウィンドウを見る。そこには無数の武器の名前が並んでいた。
「大剣、短槍、弓、刀、大盾?凄いな、本当に何でも揃ってる、けど僕は」
ベルが選択したのは2刀1対の短剣。
| 初心者の双短剣 攻撃力+2 最初に支給される2本1対の短剣、特にこれと言った特徴も無い |
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| 以上でチュートリアルを終了します |
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そんなウィンドウと共にベルは【巨塔ダンジョン】一回層に放り込まれた。