オラリオにゲームみたいなダンジョンがあるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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ベル・クラネルの冒険 その1

ベルは気が付くと辺り一面に広がる草原に立っていた。周りには見たこともない動物が駆け回っておりそれらが【巨塔ダンジョン】のモンスターである事を本能で理解した。

 

百獣草原

ここは無数の獣が跋扈する草原です。その獣の多さから開拓者達はここを百獣草原と名付けました。

噂によるとこのエリアの何処かに嘗て無敗を誇った百獣の王が居るらしい

 

「百獣草原…………」

 

ベルは初めて来るダンジョンに喉を鳴らし剣を抜き草原を歩く。

 

すると100メートル程で最初のモンスターが現れ足をとめる。

 

現れたのは二足歩行の猫

 

「フシャー!!」

 

全身の毛を逆立て唸り声を上げベルを威嚇する、二足歩行である事以外普通の猫の様だったが大きさは人間サイズ、その爪も鋭くベルは息を呑む。

 

キャットマン

百獣草原で最も多いモンスター、生態系ピラミットの下層に位置する。一匹ずつは弱いが群れで行動する習性を持ち初心者は注意が必要

 

「群れ?」

 

現れたウィンドウに首を傾げる。周りを見回せばいつの間にか無数のキャットマンに囲まれておりベルは双剣を構える。

 

「フー!!シャー!!」

 

敵と判断したのか囲んでいた一匹のキャットマンがベルに飛びかかりベルはその爪を回避する。去り際に右手の短剣をキャットマンの喉に滑り込ませると飛び掛ってきたキャットマンはビクビクと震えた後動かなくなった。

 

「「「「「フシャー!!」」」」」

 

仲間をやられた事に怒ったのか今度は一斉に飛び掛ってきた。しかしそれらは連携も何も無くベルは攻撃を掻い潜るとキャットマン達を倒していった。

 

キャットマンを倒しました

 

レベルアップしました

 

新機能:インベントリを解放します

 

「ハァ……ハァ……ハァ、レベルアップ?インベントリ?」

 

インベントリ

レベル2で解放される新機能、インベントリ内にはドロップアイテム・装備・道具・食料等を際限無く入れておける。

また、内部の時間は停止している為生物や死体等を入れても腐る事が無い

 

「し、死体……………………兎に角無限に物を入れられる鞄って事か。それとレベルアップ…………」

 

レベルアップ

モンスター討伐やクエストクリア等で手に入る経験値により出来る。

レベルアップ時はステータスポイントが1貰える。

 

「ステータスポイント?」

 

名前:ベル・クラネル Lv2

 

職業:無し

HP100  MP10

攻撃力:10  防御力:10

速さ:10   賢さ:10


ステータスポイント:1


武器:初心者の双短剣

頭装備:無し

上半身装備:初心者の服

下半身装備:初心者のズボン

腕装備:無し

靴装備:無し

アクセサリー装備:無し

アクセサリー装備:無し


スキル:無し

魔法:無し

 

「本当だ、確かに増えてる。自分で能力値を割り振れるって事か…………それじゃあ」

 

ベルはステータスポイントを速さに振り分け続いてドロップアイテムを見る。

 

アイテム:生肉✕3を手に入れました

 

アイテム:獣の毛✕7手に入れました

 

アイテム:キャットマンの耳を手に入れました

 

生肉

生の肉、獣系のモンスターから容易に取れるドロップアイテムそのまま食べる事はオススメしない

 

獣の毛

獣系のモンスターから容易に取れるドロップアイテム

然るべき者に渡せば何かに使えるかもしれない

 

キャットマンの耳

キャットマンが稀に落とすドロップアイテム

然るべき者に渡せば女性人気の高い装備にしてくれると言う噂がある

 

「キャットマンの耳、然るべき者って…………取り敢えずもう少し頑張ってみよう」

 

ベルは再び百獣草原を歩き始めた。

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