オラリオにゲームみたいなダンジョンがあるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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ベル・クラネルの罠仕事 その3

街に入ったベルは住民に道を尋ねながら武具等が売っている店に向かう。

 

辿り着いたそこは宝石の割合が減り代わりに鉄類の割合が増えた通りをしていた、その中の一件に武器のマークの描かれた吊るしがある建物がありベルはその中に入る。

 

「いらっしゃい……ってあんた人間か?人間が良くこの街に入ってこれたな」

 

NPC:武器屋の主人アイオネ

 

表記と共に皮肉で迎えた主人に礼をしながらベルは屋内を見回す。

 

「商品を見せてもらいますね」

 

「勝手にしろ」

 

無愛想な接客にベルは若干気分を悪くしながらも並べられている商品を見る。

 

ルビーの短剣

ルビーの塊を特殊な製法で短剣に仕上げたもの、その特性により斬り付ける度に火が吹き出す。

攻撃力+20

炎属性ダメージ+5

 

「属性ダメージ?」

 

属性ダメージ

武器に付いている属性が与えるダメージ、魔法ではない為魔法耐性や魔法無効化を受けない特徴を持つが全体的に与えるダメージが少ない事も多い

 

「つまり壊れない魔剣に近いのかな?」

 

『そちらの世界の魔剣がどうかは知らないが1本は持っておいて良い物だな、上に上がれば魔法に耐性を持つ敵も出て来るからな』

 

「じゃあ1本買ってみようかな、値段は……」

 

ベルはルビー短剣の値札を見る、そこには無数の0が並んでおりベルはソっとナイフを置いた。

 

『賢い判断だ、ここにあるものは実戦に向かん、それに必要になるのは50階層辺りからだろう、無理に買う必要は無い』

 

「50って、このダンジョン何階まであるの?」

 

「それは儂にも分からん、だが儂が支配していたのは40階層辺りだ、上の情報は噂程度しか知らん、それより必要な物は無かったのか?」

 

スカーフェイスの言葉にベルは頷き結局何も買わず今度は隣の道具屋に入る。

 

「いらっしゃい、おや?人間のお客さんとは珍しい、ゆっくり見て行ってくれ」

 

NPC:道具屋の主人ミリスル

 

「商品を見せて下さい」

 

「ええ、構いませんよ」

 

武器屋の主人とは異なり物腰柔らかい対応に嬉しく思いつつ商品を見る。

 

ルビーの原石

鉱山で採れたルビーの原石、磨いてアイテムの素材に使うと火に関係する能力が付与される

 

サファイアの原石

鉱山で採れたサファイアの原石、磨いてアイテムの素材に使うと水に関係する能力が付与される

 

ロープ

糸を編んで作られたロープ、丁寧に編まれたロープは容易く切れる事は無い

 

他にも色々あったが特にベルの目を引いたのはこの3つだった。

 

「これは買っても良いかも」

 

『そうだな、しかし手持ちが無いだろう?』

 

「あの、ここって買取とかしてもらえますか?」

 

スカーフェイスの言葉に手持ちが無い事に気付きベルは店主に買取をしているか尋ねる。

 

「ええ、武具の類いはウチより隣で売った方が良いでしょうがそれ以外ならウチの方が高値で買い取りますよ」

 

そう言われベルは罠の素材に使わなかったアイテムを店主に売りその金で売っていた素材を3つずつ購入し街を出た。

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